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タイヤ交換の費用はいくら?業者別の費用相場から安く交換する方法を解説

タイヤは消耗品のため、いつか必ず交換が必要になります。タイヤは高額なパーツなため、交換費用はできるだけ安く抑えたいところ。

タイヤ交換を依頼できる業者は多数あり、タイヤの価格や交換費用は場所によって違いがあります。

この記事ではタイヤ交換の時期や費用の内訳、そしてタイヤ交換を依頼できる業者の費用を比較して解説します。また、タイヤ交換の費用を安くする方法も紹介します。

目次

タイヤはいつ交換する?

タイヤは消耗品であり、いつかは交換するパーツです。いつ交換すべきかを知ることで、安全にムダなくタイヤ交換に対応できます。

タイヤのスリップサインが出たとき

タイヤは、溝の一部に盛り上がりを持たせており、側面には「スリップサイン」と呼ばれる△の印が付いています。溝の盛り上がりと同じ高さまですり減るか、△印のところまですり減ったタイヤは交換が必要です。

タイヤの寿命がきたとき

タイヤの寿命は、製造から4~5年が目安です。ただし、この寿命はあくまでも通常使用の場合で、使用状況や保管状況によって異なります。

タイヤの製造年月は側面にある凹んだ4桁の数字を確認しましょう。たとえば「2721」の場合、 前の二桁は製造週(27週目=6月20日~27日)、後の二桁は製造年の下二桁(2021年)なので、2021年6月20日~27日の間で製造されたことを示しています。

また、タイヤの弾力でも寿命を知ることができます。新品のタイヤはゴムが適度に柔らかく弾力がありますが、寿命になるとゴムが硬化して弾力が無くなり、ショルダーに割れが入ります。このようなタイヤは、速やかに交換しましょう。

タイヤがパンクやバーストしたとき

タイヤがパンクやバースト(破裂)した場合は、すぐに交換が必要です。パンクやバーストしたタイヤだけ交換しても走行は可能ですが、タイヤ全体のバランスを考える必要があります。

他のタイヤがほぼ新品なら、パンクやバーストしたタイヤだけの交換でも問題ありません。しかし、消耗・劣化している場合は前後どちらかの2本、もしくは前後の4本すべてを交換した方がよいでしょう。

自分自身で判断できない場合は、交換を依頼したプロのスタッフにアドバイスしてもらうのがおすすめです。

タイヤ交換の費用内訳

タイヤ交換をするには、タイヤ本体が必要なのはもちろん、脱着やバランス調整などの作業が発生します。そのため、タイヤの本体代以外にも、いくつかの費用がかかります。

ここでは、タイヤ交換費用の内訳を紹介します。

タイヤ本体

交換するために購入するタイヤ本体の代金です。タイヤのメーカー、種類、サイズによって価格は違います。メーカーはブリヂストンで14インチタイヤの場合の種類別価格帯は以下になります。(2022年8月調査時点)

タイヤの種類 1本あたりの価格帯
コンフォートタイヤ 3,500円~18,634円
エコタイヤ 7,400円~20,328円
スポーツ(ハイグリップ)タイヤ 9,190円~18,150円
スタッドレスタイヤ 5,700円~26,572円

タイヤの組み換え・脱着

タイヤ交換を行うには、車からホイールごとタイヤを取り外します。そして、ホイールから古いタイヤを取り外し、新しいタイヤを組み込みます。最後は、新しいタイヤを装着したホイールを車に取り付けて完了です。

「タイヤの組み換え」とはホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを装着することを指し、「タイヤの脱着」とはホイールに組み込まれた状態のタイヤを、車から取り外したり装着したりすることを指します。

このタイヤの組み換え・脱着は、交換工賃の大部分を占める費用となります。工賃は依頼先の業者によって差がありますので、後ほど紹介する「タイヤ交換の費用相場を業者別に比較」の項目をご覧ください。

ホイールバランス調整

タイヤは製造物のため、見た目は同じでも、まったく同じバランス状態のものはありません。このバランスを調整しなければ、走行中に振動が発生し、快適性を損なうだけでなく、安全に運転することもできません。

走行中の振動を改善するために、ホイールの内側に重りを貼ってバランスを取るのが「ホイールバランス調整」です。費用の相場は以下になります。

タイヤ本数 費用の相場
1本 500円~1,000円
4本 2,000円~4,000円

エアバルブ交換

エアバルブは、タイヤに空気を入れるための注入口で、ホイール側に装着されています。エアバルブを交換するにはタイヤの組み換えが必要なため、タイヤ交換の時に一緒に交換するのが一般的です。

エアバルブは1本あたり300円程度と安価なパーツなので、忘れずに交換するようにしましょう。

タイヤ廃棄処分

交換前に装着していたタイヤを処分してもらうには別途費用がかかります。不用品回収などを使って自分で処分するよりも手間もなく安く対応してもらえるので、タイヤが不要な場合は処分してもらいましょう。

費用は1本あたり300円~1,000円で、4本まとめて処分してもらう場合は1,200円~4,000円ほどです。

タイヤ交換の費用相場を業者別に比較

タイヤ交換はタイヤを購入したところに依頼するのが一般的ですが、サイズが大きいなど特殊な場合を除いては、ネット通販などで購入したタイヤを持ち込んで交換作業だけ対応してくれるところもあります。

ここではタイヤ交換をしてくれる業者の費用相場を紹介します。

ディーラー

サービス工場が併設しているディーラーであればタイヤ交換を依頼できます。乗っている車を購入したディーラーに依頼するのがベストですが、中古車の場合は、そのメーカーのディーラーへ依頼するのがよいでしょう。

タイヤ本体、交換工賃ともに費用は高めですが、自社の車を知り尽くしたスタッフが対応してくれるので安心です。ただし、タイヤ持ち込みの場合は、品質保証の点から対応してもらえないケースが多くなります。

ディーラーで購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 2,000円~8,000円 3,000円~12,000円
4本交換の工賃 8,000円~32,000円 12,000円~48,000円

自動車整備工場

自動車整備工場でもタイヤ交換は依頼可能です。ただし、整備がおもな業務の自動車整備工場はタイヤを豊富に在庫していることはないため、車種によってはすぐに対応してもらえない場合もあります。

しかし、タイヤの持ち込みに対して柔軟に対応してくれるところは多く、自分でタイヤを用意できるなら問題なく利用できるでしょう。

また、あらゆる車を整備しているので、知識や経験が豊富で安心できます。またタイヤ交換時に、他の整備を一緒に依頼できるのもメリットです。

自動車整備工場で購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 2,000円~3,000円 3,000円~5,000円
4本交換の工賃 8,000円~12,000円 12,000円~20,000円

タイヤ専門店

タイヤ専門店は豊富な品揃えと在庫で、低燃費やロングライフといった経済性重視のタイヤから、乗り心地やグリップ力などを重視したタイヤまで、目的や予算に合わせてタイヤを見つけられるという特徴があります。

また、多種多様なタイヤを取り扱う専門店のため、タイヤ交換をこなすスタッフの対応力と技術力は高く、安心してタイヤ交換を任せることができるでしょう。

タイヤ持ち込みにも対応はしてもらえますが、その場で購入した場合に比べて工賃は割高になります。

タイヤ専門店で購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 1,500円~3,000円 3,000円~7,500円
4本交換の工賃 6,000円~12,000円 12,000円~30,000円

カー用品店

「イエローハット」や「オートバックス」などのカー用品店の場合、工賃は店舗によって幅がありますが比較的安くなっています。また、タイヤ以外にも車に関するあらゆるパーツを販売していますので、タイヤ交換と一緒に他のメンテナンスも依頼できます。

しかし、週末や連休などは混み合うため、作業時間や待ち時間が長引く可能性があります。また、そのまま店舗に行っても対応してくれな場合が多いので、事前予約は必ず行いましょう。

タイヤ持ち込みの交換作業も対応してもらえますが、そのお店でタイヤを購入する場合に比べて工賃は割高になりますので注意が必要です。

カー用品店で購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 1,500円~2,500円 2,000円~3,500円
4本交換の工賃 6,000円~10,000円 8,000円~14,000円

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは店舗数が多く、アクセスの良い店舗を見つけやすいという利便性の高さが魅力です。また、交換工賃も他に比べて安いため、安さ重視の人向けといえるでしょう。

しかし、定価の高い大手メーカーのタイヤしか選択できないことから、タイヤ交換の総額では高くつく場合があります。また、タイヤの品揃えは少なく、選択できるタイヤサイズが限られることもあります。

ガソリンスタンドでタイヤ交換する場合は、タイヤ本体の価格や求めるタイヤサイズを在庫しているかなど事前に確認したうえで利用しましょう。

ガソリンスタンドで購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 1,000円~5,000円 2,000円~7,500円
4本交換の工賃 4,000円~20,000円 8,000円~30,000円

持ち込みタイヤ交換専門店

持ち込みタイヤ交換専門店は、持ち込みのタイヤを交換する専門の業者です。中にはタイヤも販売しているところや、出張で対応しているところもあります。

持ち込タイヤ交換専門店でも、その店で購入したタイヤに交換する方が工賃は安くなります。また、出張対応の場合は出張費用がプラスになるので注意が必要です。しかし、持ち込みでの工賃においては、他の業者に比べ安いのが大きな特徴です。

持ち込みタイヤ交換専門店で購入 他で購入し持ち込み
1本交換の工賃 1,000円~3,000円 1,100円~4,500円
4本交換の工賃 4,000円~12,000円 6,000円~18,000円

タイヤ交換の費用を安くする方法

タイヤ交換の費用を安くするには、それぞれにかかる費用をどれだけ安くできるかがポイントになります。具体的には、タイヤ本体と工賃の両方を安くすることです。

タイヤ本体を安く購入する

タイヤを安く購入するには、店舗ではなくネット通販がおすすめです。ネット通販は店舗を持たず購入者へ直接タイヤを届けるため、中間業者へのマージンや人件費を削減することで、タイヤを安く販売できるのです。

有名ブランドのタイヤも、安く購入できるのはもちろん、安価なアジアンタイヤなども豊富に取り揃えているため、幅広い選択肢から安いタイヤを見つけられます。

タイヤ交換の工賃が安い業者に依頼する

タイヤ本体を安く手に入れたら、次は安い工賃でタイヤ交換をしてくれる業者に依頼します。この記事で比較した結果、持ち込みで安くタイヤ交換をしてくれる業者は、持ち込みタイヤ交換専門店でした。

しかし、自宅近くに持ち込みタイヤ交換専門店が見当たらないとか、住んでいるエリアが出張対応外となれば、この方法は難しくなります。

ネットでタイヤ購入と交換予約が同時にできるサービスを活用する

先述したような人におすすめなのが、「TIREHOOD」や「楽天Carタイヤ交換」といった、ネットでタイヤの購入と交換予約が同時にできるサービスの活用です。ネットでタイヤを注文した後に自宅近くの取付店を選んで、予約した日にタイヤ交換に行くだけ。

購入したタイヤは取付店に直送されるので、自宅での受け取りや持ち込みの心配をすることもありませんし、タイヤ交換してくれる店舗を探す手間も省けます。タイヤ本体と工賃のトータルで、タイヤ交換を安くできるサービスです。

まとめ

タイヤは車にとって、安全で快適な走行をするために重要なパーツです。また消耗品のため、摩耗したり、ショルダーが割れるほど劣化したりすれば、必ず交換しなければならないパーツです。

タイヤ交換は4本まとめて行うと何万円もの出費となるため、つい後回しになりがちですがそれは危険です。そうならないために、今回は業者別のタイヤ交換費用や安くする方法を紹介しました。

タイヤ交換を検討している方は、この記事を参考にしていただき、お得にタイヤ交換してください。

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