世界で圧倒的に支持されている「TOYOTA」ブランド。
今回はそんな圧倒的支持を受ける車を持つトヨタオーナーだけに向けたテーマではなく、これからトヨタ車を買おうか悩まれている方々にも少し前向きな検討を考えて頂けるようなテーマになります。
それは、「トヨタ車の査定」についてです。
トヨタ車自体の性能も良く、世界的でも人気があるため「トヨタ車は高く売れるだろう」と思われた方も多いと思いますが、はっきり言って一概にそうだとは言えません。今書いたことが嘘というわけではなく、正しく言うと「千差万別」ということです。
ここでは皆さまに少しでも高い査定額を業者側から提示されるよう、トヨタ車を査定に出すうえでの選択肢をはじめ、人気ある車両やどうやって店を見極める事が高額査定に繋がるかをお話させていただきます。
トヨタで査定を受けるには?
「トヨタ車を査定に出したい」と思い立ち、第一に考えるべきは売る場所です。今では売ると言ってもたくさんの選択肢の中から決めなくてはなりません。そこでここでは、皆さまにとって一番身近であるディーラーから説明させていただきます。
ディーラーへ下取りに出す
トヨタに限った話ではありませんが、一般的に車を売りたいとなると真っ先に選択肢の1つに「ディーラーでの下取り」が挙げられます。ただ皆さまご承知の通り、ディーラーでの下取りは“低い・安い“というイメージが定着しています。
先に結論を話しますが、それはトヨタも例外ではありません。やはりディーラーは、新車販売に重点を置いているので、中古車を買い取ってもノウハウがありません。そのため買い取る価格についても中古車オークションに出す上で、人気車種などあまり関係なく、当たり障りのない値段を付けるため、オーナーに提示される金額も買取業者と比較したときには低くなってしまうのが現実です。
ただもちろんディーラー査定にもメリットは存在します。それは新車との交換時に小類や手続き等の手間がかからず、新車を買う上でも買取業者並の値引き交渉が可能になることです。この詳細については後述しますのでここでは説明を省きますが、車にあまり詳しくない方でも出来ることですので、是非チャレンジしてみてはいかかでしょうか?
トヨタの中古車買取店へ持ち込み
先述しましたディーラーへ持ち込む以外にも、もちろん選択肢があります。それはトヨタの中古車買い取り店「T-UP」に査定を依頼することです。T-UPは、トヨタの中古車だけでなく、全メーカーの買い取り査定に対応している車買い取り業者になります。店舗数においても全国で1300店舗以上のネットワークを持っており、業界トップとも言われています。少し会社について紹介させていただくと、ダイレクトに買い取りを行い、販売ネットワークも構築されているため、中間手数料をカットできるため、より高額査定が見込めます。またトヨタ系の買取店のため、品質やアフターサービス(業界内でも屈指の整備士を抱えている)も充実している点もプラスと言えるでしょう。
(余談ですが、T-Valueという言葉をご存知ですか?これはT-UPの認定中古車ブランドのことを指しています。これの何が凄いかと言うと、自動車公正取引協議会や日本自動車査定協会の監修や定期検査の厳しい基準をクリアし、車のあらゆる箇所を消臭・除菌、洗浄を実施する程の徹底ぶり。これはほとんどの会社では真似が出来ません。これもトヨタ直営の中古車買い取り店ならではと言えるでしょう。)
そして査定においても資格を持ったプロの鑑定士が対応するため、公平で適正な価格が提示されることがT-UPでのメリットと言えるでしょう。T-UPというネームバリューを見ると、「トヨタの中古車を買うならT-UP」と想起されるお客さんも多く、安定的な買い取り価格を実現しています。しかしながら気になる点も見受けられます。デメリット程ではないのですが、他社で査定が高くつき交渉の場で提示しても買い取り金額が上がるということはあまり見込めません。大手であるほどマニュアルが整備されていることや、プロが査定するので厳しいチェックが入るためそのあたりは覚悟した方がよいと思われます。
トヨタの下取りの相場を知る方法
業者を決める事と並行して大切なことがあります。それは自分の愛車がどれくらいの相場なのかということです。これを知らなければ業者側の思うつぼです。
ここでは一番簡単に下取り相場を知る方法から、少し手を加えてより実際の査定価格に近い相場を知る方法をお伝えします。
下取り参考価格情報を活用する
最近では、大手であるトヨタや日産などのホームページ内にも「下取り参考価格情報」があり、簡単に自分の車の価格を調べることが可能になっています。
今回はトヨタのホームページを参考に、どのようにシュミレーション出来るか下記に詳細を書かせていただきます。使い方はとても簡単ですので、是非参考にしてみてください。
最初は、【メーカー・車名・年式】を記入します。
*メーカーについてはトヨタだけでなく、日産やホンダなど9社から選択することができます。車名についてもメーカーに応じたラインナップから選択できるようになっています。年式においては、2001年以降のものから選択可能になっています。
次は、【ボディタイプ・モデル】を選んでいきます。
*ここでは、発売年式や発売終了年月、型式が表示され、ご自身の車に該当するものを選びます。
最後に、【グレード・仕様】の選択です。
*ここではグレードや仕様、燃料の他に、新車価格や駆動方式、排気量、主な装備などが種類別に選択できるので当てはまるものをリストから選ぶ。
以上の項目を入力し終えると、選択した車両の下取り参考価格が提示されます。これも大切な基準値になりますのでやられることをオススメします。
ただこの価格はあくまで参考価格です。実際にお店に持っていくとこの価格より低い見積もりを出されたという声も多いのが現状ですので、あくまで落とし所を見極める上で参考にさせることをオススメします。
オススメの査定シミュレーションサイト
上記で調べる以外にも、大手であるガリバーやアップルなどの買取業者による査定方法も存在しますが、ここではより簡単に、ネットで簡単に査定額が調べられるサイトをご紹介させていただきます。
○カーセンサー
○ユーカーパック
詳細につきましては、実際に上記のサイトから査定額を算出していただいた方が早いかと思います。
また先程挙げたガリバーやアップルなどの大手買取業者でも、査定はおこなっています。(様々な意見はありますが、高額査定を売りにしているだけあり、ディーラーなどよりはいい値段をつけてる傾向が見受けられます。そちらも是非参考にしてみてください。)
査定に影響?トヨタ車でリセールバリューが高い車
ここでは、そもそもリセールバリューとは何なのか、そして実際にリセールバリューの高い車種は何か、より具体的に書かせていただきたいと思います。
リセールバリューとは?
新車を購入する際や、中古車屋に訪れた際によく耳にする聞「リセールバリュー」という言葉ですが、みなさんはこの言葉の意味を知っていますか?
リセールバリューとは、<新車を購入してから3年後にどれほどの価値がその車に残っているのかを表したひとつの指標>のことを指します。ちなみに中古車販売でおなじみのガリバー(IDOM)が登録商標している言葉です。値落ち率が低い車を「リセールバリューが高い」といい、反対に値落ち率が高い車を「リセールバリューが低い」と表します。
もし購入時に2台以上の車からどれを買おうか迷ってしまったら、一度検討している車種のリセールバリューの高さを確かめ、比較することをおすすめします。
契約時に必死で値引きを頑張るよりも、リセールバリューの高い車種を優先して購入した方が、結果的に転売する際に高く売れ、次の車を購入する資金となるためお財布に優しく、メリットも大きくなるということです。転売した時の差額分次第では数十万円も得をすることがあるので、絶対に知っておいて損はありません。
ちなみにリセールバリューが高い車の特徴は・・・
・モデルチェンジしたばかり、もしくはモデルチェンジをおこなうスパンが長め、変化が少ない車
・海外で人気の車。特に最近ではSUVの人気が高く、残化率90%といった場合もあります。
・限定カラー、限定モデルなどの希少性のある車(生産台数が少ない)
リセールバリューの高いトヨタ車
実は日本の車の1/3は海外に輸出されているのですが、日本人が乗り換える目安としている“10万キロほど走った車”は、何十万キロ以上も普通に乗り続ける外国人にとっては、“まだまだこれから走る車”としてかなりの需要があります。実際に中古車オークションへ行ってみると、外国人バイヤーがかなりの割合を占めているのもその理由のひとつです。
日本の車は、とにかく性能や品質が良く、古くなっても少し修理をすれば本当に長く乗り続ける事ができるため、とても人気があります。特に人気の高い車種であれば、部品一つにしても世界では高額で取引されているのです。
そのような背景をふまえてみると、中古車屋が高く買い取ってくれる車は必ずしも「日本人に人気があるから」という理由だけではなく、「外国で需要(人気)があるかどうか」という点をおさえておくことが少しでも高く売る際のカギとなるのです。
トヨタ車の中で世界でも人気が高く、高額査定が期待できる車をいくつかピックアップしご紹介
1. ランドクルーザー
ランドクルーザーはどんな車種でも高く売れます。年式が古くても、走行距離が長とも関係なく、ボロボロになった車でも海外では需要があるため高く売れるといわれている、世界一人気の“最強カー”です。実際に中古車屋の経営者の多くはこの車種に乗っている人が多くいます。
2.ランドクルーザープラド
3. C-HR S
4.アルファード/ヴェルファイア
5.プリウスPHV
ここで、新車購入時に1円でも高く残化率を上げるためのポイントを紹介します。
中古車買い取りの際にプラス査定されるポイントは・・・
・サンルーフ付き
・両側スライドドア
・4DWよりも2DW
・ハイブリッドよりもガソリン車
・カラーは白か黒
・純正オプション付き(特に純正ナビ)
ちなみに、エアロパーツや本革仕様などの内装や外装はかなりこだわっていても意外と査定には反映しません。色も青や黄色のようなカラフルな色よりも白や黒の方が、人気が高く需要があります。いかに万人受けするかが、中古車業界では回転率を上げる重要なポイントとなっていくため、残化率を上げる際には重要となってきます。
あらかじめトヨタの査定額をしるべき理由
どうして事前に相場を知る必要があるのか?
その理由は明確で、<いきなり車を査定しにいっても高いか安いかの適正価格がわからない>からです。ビジネスとして当たり前ですが、ディーラーでも買取業者でも、1円でも安く買い取りたいというのが本音です。その反対で私たちユーザー側は1円でも高く売りたい(下取りに出したい)、このような思惑が交差しています。その為事前に査定額を知っておく必要があります。
トヨタ車でより高額な査定を出してもらうには
ここでは愛車であるトヨタ車が、どうしたらより高額な査定を受けられるのかについてお話させていただきます。
トヨタ車が持つ強み
○海外での信頼
日本車は壊れにくく良く走るなど、品質がとても優れていることで有名です。そのため上記でも書いたランドクルーザーやプリウスなど日本国内でも人気の車種は海外にいっても同様人気があります。今では中古車販売業者も海外への輸出に力を入れています。なぜなら日本での中古車は、海外では新車同様の価値を発揮するからです。そのため近年の中古車オーデションも盛況で各国から業者がたくさん買い付けに来ています。
○「TOYOTA」のネームバリュー
これは国内だと当たり前過ぎて強みと言えないかもしれませんが、海外でもその評価も一変します。上記に挙げた内容と重複する部分もありますが、日本車の人気はやはり根強く、その中でも特にトヨタブランドは断トツの人気ブランドです。
○中古車市場でも安定した価格
国内でもトヨタの品質や性能は根強い固定客の心を掴んでいます。近年では、新車を買う若者も減り、より中古車市場が注目されています。先ほど挙げたT-UPで扱う車両を先日見てきましたが新車と遜色ないほど綺麗で、メンテナンスも行き届いており、納得の品質でした。リセールバリューの際にも書かせていただきましたが限定車であればより高い査定が付くことが見込めますし、長く丁寧に乗られた車でも一定額の金額が付くことが予想できる点は強みと言えると思います。
高額買取してくれるお店の特徴
様々な調査をしていくと、高額買取を実施してくれるお店には幾つか共通点が存在しています。ここでは箇条書きで書かせていただきます。
○ネットワークがしっかり構築されている
今の時代では当たり前かもしれませんが、販路をしっかり持っている会社はそれだけ中古車販売に対するニーズを持っている会社といえるでしょう。そのため多くの車を必要としていますし、ユーザーの愛車の査定額を無下に扱うことはありません。また日本車の品質も後押しして、海外の販路を開拓できている会社はより高額査定を期待できるでしょう。
○評判や口コミが総じて高評価
やはりユーザーからの声は見過ごせません。これは自分より先にその体験をしている大切な意見になります。ここにはお店の雰囲気や店員の評価、実際の買い取り額はどうかなどリアルな声が反映されています。業者もよっぽど悪徳業者で無い限りは、お店や会社のブランドイメージの棄損は避けたいのがリアルな声だからです。業者を選ぶ際はこの点も是非加味されると良いかと思います。
まとめ
いかがでしょうか?(一部トヨタ車に限らず、他社にも言える内容になってしまいました。)
トヨタだからといって高く売れるという保証はなく、ここで書き連ねた内容においては“知っていて得をする情報”を掲載しました。今回はトヨタ車に限定して書いたためより濃い内容になっていれば嬉しい限りです。
是非この記事を参考にトヨタのオーナー様は嬉しい査定額を提示されることを心より願っております。
[myphp file=article-cta-parts]