平成20年に生産が終了したコンパクトハッチバックのプジョー1007。新車での購入はできないものの、中古車市場では取引がある車です。プジョー1007を売却したいと考える人もみられ、買取相場は気になりますよね。
そこで、プジョー1007の買取価格や人気のグレード残価率などを調べてみました。この記事を読んで、売却の役に立ててください。
[myphp file=article-cta-parts-s]1007の特徴
プジョー1007の買取相場を見る前に、まずは<1007のスペック>を知っておきましょう。実際に1007のスペックを理解することで、はっきりとした買取価格がわかるようになってきます。
1007のボディサイズ
1007のボディサイズは以下になります。
全長×全幅×全高 | 3,730mm × 1,710mm × 1,630mm |
ホイールベース | 2,315mm |
車両重量 | 1,291kg |
乗車人数 | 4名 |
タイヤ | 195/50R16 |
1007のボディサイズはスモールコンパクトカーの中に入ります。乗りやすいサイズなので、中古車としても人気があります。従って買取価格にも期待できそうですね。
1007のエンジン
1007に搭載されるエンジンは、1.4Lと1.6Lの2種類。
1.4L直4SOHCユニットが、最高出力73p、最大トルク12.0kgm。一方の、DOHCの1.6Lでは、最高出力108ps、最大トルク15.0kgmの力を発揮します。
2つのエンジンに共通することは、2ペダル式の5MTである「2トロニック」が組み合わされていることです。
基本的にステアリングホイール後ろのパドルまたはシフトレバーを操って、マニュアルモードで運転することになります。しかし、シフトレバー部の「オート」ボタンを押せばオートマチックモードとしても使えるため、オートマ限定免許でも運転がすることができます。
1007の内装
1007の内装には、両側のドアがスライドドアや、着せ替え可能なインテリア「Cameleo(カメレオ)」を採用。カメレオは、インパネやシートなど18ヶ所のカラー部分が好みで着せ替えできる、ユニークなインテリアです。
スライドドアでは、ドアを開けても左右でプラス183mm、ドアミラーよりもわずかに10mmほどしか外側にはみ出さない程度のスペースで乗り降りが可能。
それに加えて、リモコンか室内のスイッチでも開閉可能な電動式ドアには、レディーファーストの国、フランスならではの女性に優しいクルマつくりが生かされています。
1007の燃費
1007の燃費性能は以下の通りです。
- JC08モード 11.5km/L
- 10・15モード 12.5km/L
JC08モードでは、約11.5km/Lの燃費性能を出していますので、<10・15モード>で考えると、約12.5km/Lの燃費性能になります。
外国車の中では比較的に燃費性能が高く、高速道路や車を良く運転する方にも嬉しい燃費です。
1007の最新買取相場
ここでは1007の最新買取相場を見ていきましょう。
1007の最新買取相場 | 5万円〜30万円 |
1007の最新買取相場は<5万円〜30万円>の間になっています。しかし、2004年式など12年以上経過した1007になると、ほとんど値がつかない可能性があります。
それでもリサイクル部品として約5万円の金額は買取査定で出ますので、査定ゼロと言われても諦めてはいけません。安く買い叩かれないためにも、買取一括査定などを利用して、複数の買取店を競合させることをオススメします。
買取価格というものは、粘れば粘るほど、買取価格はアップしていきますので、時間をかけながらうまく交渉を進めていくと査定額がアップする可能性があります。
プジョー1007の最新買取相場は次の通りです。
- <プジョー1007 1.6>
年式:平成20年(2008 年) 走行距離:11万km カラー:レッド系
新車価格: 231.0万円 買取価格:5.0万円以下 残価率:約2%
1007の人気グレードと残価率
ここでは、1007の人気グレードや残価率を紹介していきます。
1007の人気グレード
1007のグレードの中で人気のあるグレードは、<1007の1.6グレード>です。
プジョー1007には、1.4と1.6の2つのグレードがありますが、新車価格で比べてみても1.6グレードの方が価格が高くなっています。それに加えて、人気になっているポイントが<2トロニック>というクラッチ操作不要のMTを搭載していることです。
1007の1.6グレードでは「2トロニック」というクラッチ操作不要のMTを搭載。これは、通常は普通のATとして、走りを楽しみたいときにはステアリングかフロアのシフトレバーでマニュアルシフトにカスタマイズできるもの。走りにこだわった運転ができることでも人気の一つになっています。
1007の残価率
1007の残価率は以下になります。
残価率 | 35%~45% |
残価率は<35%〜45%>の間になっています。
金額で考えると、新車価格が199万円~229万円となっていますので、その半分以下の金額30万円〜40万円となります。残価率としては平均値ですが、走りを楽しめる上に、女性に優しいクルマというコンセプト的にも支持される車になっているのでしょう。
また1007は、電動スライドドアを両側に装備し、通常のスイングドアに比べて乗り降りが楽にできることもユニークなポイントです。
1007をより高額に買い取ってもらうポイント
1007の買取をより高額に買い取ってもらうポイントには、以下の2つがあります。
人気のカラー
1007のボディカラーは全部で11種類ありますが、その中でも特に人気のカラーが<タコマ・イエロー>。黄色のボディということもあり、明るい印象を与えます。
また鮮やかな色合いなのでよく目立ち、より洗練された印象も与えるでしょう。
1007の中では人気カラーということもあり、買取価格も通常より高い金額を期待できます。
人気のオプション
1007の人気オプションには<【プジョー純正】フロントオーバーライダー>があります。
フロントバンパーなしにエアロは語れません。純正バンパーをまるごと交換してしまうので1007のイメージが全く変わってきます。
1007の標準バンパーでは、少し物足りない感があり、フロントバンパーをオプションとして交換する方が多いようです。価格的にも6,000円と比較的に安い価格で交換することができます。
10年落ちの場合、値段はつくのか?
1007の10年落ち買取価格の平均は、7万〜14万円です。
やはり、新車価格が200万強という比較的安いお値段ということもあり、1007であっても、10年落ちの買取価格には期待できません。
年式 | グレード | 型式 | 買取価格 |
---|---|---|---|
2006年 | 1.6 | GH-A8NFU | 11万円~16万円 |
2007年 | 1.4 | GH-A8NFU | 10万円~15万円 |
2007年 | 1.4 | GH-A8KFV | 8万円~13万円 |
2007年 | 1.6 | GH-A8NFU | 7万円~12万円 |
少しでも高額査定するためには、以下の4つのポイントが重要です。
- 走行距離は5~6万キロ未満の低走行であること
- 機関系に異常がない
- 状態(室内+外装)が比較的、キレイであること
- 車検残が多く残っていること(1年以上は欲しい)
上記の4つのポイントの中でも特に重要なのが車検です。
低走行、状態良好、高年式。
この3つの項目を踏まえた車であっても廃車にされている車は多く、車検残が1年ほど残っていれば、少しは希望が持てるかもしれません。
まとめ
今回は1007の買取についての記事を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?1007の買取価格は、10万円〜40万円の間と、高額査定は期待できません。
また、車検の期間、車の状態、走行距離の3つのポイントをおさえていなければいけません。車検が1年以上あり、車の状態が良い車であれば、たとえ10年落ちであっても、10万円〜20万円の金額を期待することができるでしょう。
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