スバルを代表する軽自動車として20年近くも愛されてきたプレオ。新車の販売は終了しているものの、中古車市場では人気の高い車です。そのため、車両の状態によっては高額な買取査定も期待できるでしょう。
今回は、そんなプレオの最新の買取相場を紹介し、プラス査定になりやすいカラーやオプションなどをお伝えしていきます。
[myphp file=article-cta-parts-s]スバル プレオの特徴
<プレオ>は1998年から2018年まで販売されていた、スバルの軽トールワゴン。2010年にフルモデルチェンジされた<2代目プレオ>からは、ダイハツからOEM提供を受ける事になり、車両の原型はダイハツ<ミラ>でした。長くスバルの軽自動車の中で中核的な存在でしたが、<ミラ>の生産終了にともない2018年に販売を終了しました。
プレオのボディサイズ
<2代目プレオ>L275F・285F型(販売期間2010年~2018年)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,530~1,540mm
<2代目プレオ>は<初代プレオ>より全高が低くなり、立体駐車場に入りやすいサイズになっています。「日常生活の足」として、取り回しの良い軽トールワゴンです。
プレオの燃費
<2代目プレオ>排気量:658cc 燃費20~24.5km/L
<2代目プレオ>は駆動系にFF・4WD、ミッションにCVT、MT、ATなど様々な組み合わせが存在するために、同一モデル内でも燃費性能に微妙な幅があります。さすがに最新の低燃費車と比べると若干見劣りがしますが、<プレオ>にはほぼ全てのグレードでカタログ燃費20km/Lを超える燃費効率があり、維持費が安く済む事も<プレオ>の人気の理由の一つでした。
プレオのボディデザイン
<2代目プレオ>はトールワゴンとして登場しましたが、エクステリアにやわらかい流線を取り込んだため、やさしい印象の外観になっています。ファミリーカー、セカンドカーとして男性、女性を問わず好まれるボディデザインです。
プレオの内装・インテリア
<プレオ>の内装はどちらかというとシンプルで実用性重視の方向性ですが、インパネまわりやシートのデザインは、女性にも好まれるようにソフトな雰囲気になっています。
プレオの最新相場
<プレオ>を買取に出した場合、どれくらいの金額になるのでしょうか。最新の参考価格をご紹介します。2010年以降のモデルである<2代目プレオ>は販売停止になってまだ間もないため、買取価格も安定傾向です。
プレオの最新相場は次の通りです。
<プレオFスペシャル>
2014年(平成26年)式 カラー:ホワイト系
走行距離:4.0万km 新車価格:88.0万円 買取価格33.9万円 残価率:約38%
<プレオ RS Ltd>
2003年(平成15年)式 カラー:ブルー系
走行距離:2.0万km 新車価格:138.0万円 買取価格30.9万円 残価率:約22%
プレオの人気グレードと残価率
2010年以降に販売された<2代目プレオ>で人気のあるグレードを紹介します。
・プレオ<660 A グレードアップパッケージ>2014~2018年販売
FF駆動にCVTという運転のしやすさと、84万円(税込み)という買い求めやすい価格で人気のグレードです。中古車市場での流通台数も多く、<プレオ>の購入を視野に入れている人にはおすすめの1台です。販売停止になってしまった車種ですので、残価率は車両の状態にかなり左右されます。
・プレオ<660 F スペシャル 4WD>2014~2018年販売
4WDに5段マニュアルという、<プレオ>の中でも走行性能を高めたモデル。軽自動車は「日常の移動手段」として実用性が重視されますが、移動にも「走り」という趣味性を求める人のためのグレードども言えるでしょう。4WDですので雪国での使い勝手も十分です。新車販売価格が102.5万円(税込)と当時の最上級グレードでしたので、残価率も高くなります。
・プレオ<660 L スペシャル>2011~2014年販売
2014年以前に販売されていたグレード。FF駆動にCVTで車両価格は87.6万円(税込)と、人気の出る条件のそろっていたグレードで、実際に販売台数も伸びました。最低でも5年落ち以上になっていますので、残価率は厳しくなっています。
プレオをより高額に買い取ってもらうポイント
<プレオ>で買取価格が高くなりやすいポイントを説明します。
プレオの人気のカラー
車を買うときには色にこだわる人が多いです。同じ車種でもボディカラーによって売れ行きが違うため、ボディカラーは買取価格に影響します。
パール・ホワイトIII
<パール・ホワイトIII>は<プレオ>の現行販売中には、オプションカラーとして設定されていました。白は老若男女問わず人気のカラーなので、買取査定でプラスポイントが望めるのです。特にこの<パール・ホワイトIII>はパール系の輝きのある白で、ボディを綺麗に保っておくと車の格をワンランク上に見せる効果があります。<プレオ>の新車販売でも人気上位のカラーでした。
ライトローズ・マイカメタリック
<プレオ>のカタログにも使われたイメージカラーが、この<ライトローズ・マイカメタリック>です。薔薇をイメージしたカラーですが、実際に見ると薄い桜色といった感じでしょうか。さわやかな赤系統であるこの色は、女性向けのカラーと言って良いでしょう。プレオでは1,2位を争う人気カラーで、買取価格もプラスポイントが期待できます。
ブラック・マイカメタリック
プレオの<ブラック・マイカメタリック>は光沢のあるブラックで、特に男性に好まれます。黒も車の定番人気カラーですから、買取価格も高くなります。
プレオの人気のオプション
プレオで買取価格が上がりやすいオプションを紹介します。
カーナビ
純正・社外品を問わず、インパネに埋め込んであるカーナビがあるとプラスポイントです。ダッシュボード上に設置する簡易型ナビなどがある場合も、取り外さずにそのままに買取に出しましょう。ちょっとした上乗せが期待できるかもしれません。
シートカバー
これはシートカバーそのものも価値がありますが、シートカバーを使用しているとシート本体がとても綺麗に保たれている事が大きいのでプラス要因です。
フォグランプ
フォグランプは実際にはあまり使用する機会はありません。ですが、フォグランプの有り無しはフロントフェイスの印象をだいぶ変えるものです。フォグランプの有無を気にする人もいますので、フォグランプ付きの車両はプラスポイントになるでしょう。
オートライト
オートライトは、機械が明るさを感知して自動でライトのオンオフ行う機能です。ライトの付けっぱなしによるバッテリー上がりなどの失敗が無くなります。これは査定時に見逃されてしまいがちな機能ですので、現場で査定士にきちんとアピールしてください。
リモコンエンジンスターター
寒冷地の冬では、エンジンが暖まるまで暖房が効かないので寒さが辛いものです。オプションの<リモコンエンジンスターター>があれば、車両から離れた所からでもボタン一つでエンジンをスタートさせておく事ができます。
リヤビューカメラ
車庫入れが苦手な人には必須と言っても良い機能です。これも査定時に見落とされる可能性がありますので、査定士に伝える事を忘れないでください。
プレオが10年落ちの場合値段はつくか?
<プレオ>で「10年落ち」の車両になると、必然的にその車は2010年のフルモデルチェンジ以前の<初代プレオ>です。結論から申し上げると、<10年落ちのプレオ>でもまだ値段はつきます。10年落ちになると走行距離もかなりのものになり、外観など車両の状態も個体差が激しくなってくるので、買取価格は幅が出てきます。
車両によりますが、<10年落ち初代プレオ>は10万円以上の買取価格は厳しいと考えてください。目標額10万円という事で交渉に挑んでみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は<プレオ>の買取価格と、買取でプラスになるポイントについてお伝えしました。<プレオ>は販売が終了してからまだ日が浅く、買取査定額もまだ大幅な下落はありません。
しかし、やはり<プレオ>は販売終了モデルですからユーザーのイメージも低下するため、段々と買取価格も下がってくる事が予想されます。もし<プレオ>を買取に出す事を検討しているのなら、早めに動いたほうが得をする可能性が高いでしょう。
[myphp file=article-cta-parts]