美しさの極み！スタイリッシュなアウディA5の買取評価はいかに

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2020年2月25日

全てのアウディモデルの中で最も美しいデザインであるといわれるA5。クーペらしい流線型のスタイルは息をのむようであり、富裕層を中心に高く評価されている車です。

所有しているだけで心が満たされる車ではありますが、売却時にどのくらいの価格がつくのか気になる人も多いでしょう。そこで、A5の買取事情について検証します。

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A5の特徴

大人向けの贅沢でスタイリッシュなクーペとして、A4から派生した形でA5は生まれました。歴史はまだ浅い車ですが、アウディ・クーペが絶版となった1996年以降、初めての4シータークーペとして、多くの期待を背負って市場に登場しました。

A5の開発・設計に当たってアウディが目指したのは、アウディ車の中でも最も美しくあることです。デザインに定評のあるアウディからは、数々の名車が生まれていますが、その伝統をより昇華させる形で、A5には最新のトレンドとテクノロジーが反映されています。

グラマラスなボディは見る人を魅了し、大人4人がゆったりとくつろげる室内の広さや質感、ダイナミックな走りは、ドライブをより楽しく夢中にさせてくれます。

そして、高度な運転支援機能をはじめとする先進技術も、余すことなく搭載されています。A5の販売ターゲットは、年収1,500万円以上の富裕層とされていますが、その豊かな暮らしに欠かせないパートナーとなるべく、魅力的な要素が随所に織り込まれています。

A5のデザインについて

A5のデザインには、伝統的なヨーロッパのクーペスタイルを受け継ぎ、80年代にモータースポーツ界で活躍した名車である、アウディ・クアトロのイメージが重ねられています。

エクステリアは、ワイドで立体的なシングルフレームグリルや鋭い眼差しのヘッドライトが印象的なフロントマスクで、一度見ると忘れられない強いインパクトを示します。そして逞しいふくらみの中にも美しさを併せ持つシルエットは、エレガントかつスポーティに引き締まっています。

A5は美しさと逞しさが両立し、絶妙な造形美を実現させていますが、インテリアも洗練された仕上がりで、乗る人全てを魅了します。

ダッシュボードは水平基調のニューデザインで、上質さをふんだんに味わうことができます。また、モニター・エアコン・シフトレバーなどの操作系統は、ドライバー側に重心を置くことで、タイトなコックピットに仕上がっています。スポーティな特徴も持つA5のコックピットは、運転する楽しさを十分に味わうことができます。

またA5は、エクステリアのシルエットからは想像できないほどに、広い室内空間も兼ね備えています。後部座席においても快適性を追求し、幅広いシーンで使いこなせるデザインです。

まるで鍛え上げた筋肉を思わせるA5のデザインは、そのコンセプトの通りにアウディの最高傑作と呼べる仕上がりです。

A5のボディサイズ

続いては、A5のボディサイズをご紹介します。

全長：4,69m~4,7m
全幅：1,85m
全高：1,37m

低重心化されたA5のボディは、空気抵抗を極力減らし安定した走行性能を実現しています。室内空間はボディサイズを最大限に活かした設計で、足元が広く確保されているのが特徴です。

体の大きな成人男性が後部座席に座っても、しっかりと余裕を感じられる、長時間の乗車でも疲れの出にくい空間作りができています。

A5の燃費性能

A5が搭載する2.0LのTFSIエンジンは、モデルチェンジによって211PSから252PSへとパワーアップしています。最大トルクも350Nmから370Nmに増大し、どの速度域においても余裕のある走りを楽しむことができます。

さらに、可変バルブタイミングシステムやアウディバルブリフトシステムによって、高出力と効率化も両立しています。2つのクラッチが備わることにより、素早くスムーズな変速と、ダイレクトな感覚を実現させる7速Sトロニックトランスミッションが、力強く息の長い加速を可能にしています。

そんな高い走行性能を持つA5のカタログ燃費は、16.5km/Lとなっています。

アウディ独自の4WDであるクワトロシステムがA5には標準装備され、街中・高速走行・ワインディングロードなど、多様な路面に対応できることで、スポーティな仕様でありながら高い燃費性能も実現しています。

A5の買取相場

続いては、A5の最新買取相場をご紹介します。

< A5 2.0 TFSI クワトロ 4WD>
年式：平成26年（2014年）　走行距離：5万km　カラー：ブラック系
新車価格：634.0万円買取価格：245.8万円　残価率：約38％

状態の良さは評価されていますが、新車価格と買取価格の差から残価率は低くなっています。

< A5 2.0 TFSI クワトロ Sラインパッケージ4WD>
年式：平成24年（2012年）　走行距離：5万km　カラー：ブラック系
新車価格：713.0万円買取価格：80.8万円　残価率：約11％

クーペは中古車市場全体では需要が高くないボディタイプですが、登録から5年が経過したタイミングで下落率が大きくなる傾向にあります。

< A5 3.2 FSI クワトロ4WD>
年式：平成22年（2010年）　走行距離：6万km　カラー：ホワイト系
新車価格：695.0万円買取価格：64.0万円　残価率：約9％

A5の年式が1年古くなるごとに、5%ほど残価率は下がりますが、その傾向通りの査定額となっています。比較的人気が高いボディカラーでこの査定額ですので、人気色以外のボディカラーの場合は、オプション品などをアピールする必要がありそうです。

A5の人気グレードと残価率

A5は非常にシンプルなグレード構成となっています。2017年のフルモデルチェンジによって現行モデルに移行しましたが、A5 2.0TFSIのみのグレードラインアップで販売されました。その後、2018年にマイナーチェンジで、2.0LTFSIエンジンを搭載し、252馬力、370Nmを発生する45TFSIクワトロスポーツが、販売されています。

これまでのモデルを振り返っても、3.2Lエンジンや特別仕様車なども販売されましたが、圧倒的に中古車市場に多いのは、A52.0LTFSIクワトロというグレードです。

残価率は輸入車でクーペタイプということもあり、あまり高くありません。そのため、いかに状態の良いうちに売却するかが重要になります。

シンプルなグレード構成なので、競合車との比較がメインになってきますが、国産車と比較するとやはりリセールバリューは劣りますので、売却方法を工夫することが必要になります。

A5をより高額に買い取ってもらうポイント

続いて、A5をより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。

10年落ちの場合値段はつくか？

A5は日本で2008年より販売されていますが、10年落ちの車に関しての買取事例は多くありません。残価率の低さは気になりますが、元々の新車価格が高額な面もあるため、買取価格は高めになっています。

10年落ちの車に関しても、状態が悪くなければ値段はつくことが予想できますが、A5の10年落ち車の相場は、非常に流動的であることが予想されます。登録から10年が経過するタイミングでは、買取相場の下落率も大きくなります。そのため、A5の高価買取を実現するためには、早い時期に売却することが重要になります。

10年落ちの車を売却する際には、下取りだと０円査定を受ける可能性も否定できません。そのため、海外への輸出なども扱っている買取業者や輸入車を専門的に取り扱う買取業者へ売却することをオススメします。