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車の買取査定にかかる時間は?時間短縮はできる?

車の売却をしたいけれど、実際の査定にどのくらいの時間がかかるのか、査定にはどんな項目があるのか、など気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、車を売却する際の査定にかかる時間と、車を売却するのに必要な書類、査定の時間を短縮するにはどんな方法があるのかをご紹介します。

目次

車売却の査定にかかる時間

車を中古車買取店などへ売却するのか、新車を購入するのに下取りに出すのかによってもお店にいる時間は変わってきます。車を売却するだけの場合は、査定をして、査定金額に納得すればすぐに売却手続きができます。しかし、下取りに出す場合は、新しく購入する車の商談や購入手続きがあるので、売却するだけの場合よりも時間がかかります。

車を査定してもらう際の流れは、お店に行ったらまず申込書に記入し、そして査定が始まり、査定が終わったら売却手続き(または新車購入の手続き)に入ります。お店に入ってから手続きが終わるまでの時間はお店の混み具合や値段交渉などの進み具合にもよりますので、人によってまちまちですが、 査定自体は30分から60分くらい で終わることがほとんどです。
査定の項目ごとのおおよその目安時間は、エンジンルームに約5分から10分、外装に約10分、フレームに約5分、足回りに約5分、内装に約10分程度の時間がかかります。もちろん、車の状態によっても多少の時間の誤差は発生します。

査定される主な項目

車を売却する際に査定されるのはどのような項目でしょうか?主な項目をご紹介します。

エンジンルーム

エンジンルームの査定にかかる時間は およそ5分から10分 です。チェックのポイントは、オイル漏れやにじみが無いか、エンジンをかけた時に異常な音はしないか、プラグの状態や修復歴がないか、などです。エンジンを載せ替えていたり、改造がある場合はきちんと申告してください。ボンネットの付け替え跡があると修復歴がある可能性が高いので、その場合は時間がかかることもあります。

外装

外装の査定にかかる時間は およそ10分 です。外装で重要なのは、ボディカラーです。車体の色によって人気の有無が変わってきますので、同じ車種でも、人気のあるカラーは人気の無いカラーよりも査定金額が高くなる傾向にあります。
ボディのキズや汚れも査定に影響のあるポイントです。へこみやドアの鍵穴まわりの小さなひっかき傷などもすべてチェックされます。その他、アンテナやランプ類の破損、ドアやウィンドウの動作なども重要な査定要素となります。
ここで気を付けたいのが、キズやへこみがあるからといって自分で修理をしても、その修理費用は査定額には影響がありません。むしろ、タッチペンなどで小さなキズなどを隠そうとすると、余計にキズが目立ってしまう場合がありますので、キズなどはそのままで査定してもらうのが良いでしょう。

フレーム

フレームの査定にかかる時間はおよそ5分です。フレームにゆがみは無いか、また、ゆがみを修復するときに使う大型の機械を使用した形跡は無いかなどがチェックポイントです。フレームは車の骨格部分なので、ここに損傷があったり修復した跡があると事故車(修復歴車)とみなされ、査定金額は大幅に下がる可能性があります。
もしも車が修復歴車だった場合は隠したくなるかもしれませんが、事故車を査定に出す場合は申告義務があります。査定する側も車の骨格に関わる部分は徹底的にチェックしますので、修復歴がある場合はほぼ100%わかってしまいます。たとえその場でわからなくても、あとから減額請求される場合もありますので必ず事前に申告するようにしてください。

足回り

足回りの査定にかかる時間はおよそ5分です。タイヤやホイールの状態はもちろん、サスやショック、マフラーの状態、オイル漏れの有無や錆などをチェックします。

内装

内装の査定にかかる時間はおよそ10分です。内装も重要な査定ポイントで、汚れやにおいが無いかを厳しくチェックされます。特に車で喫煙している場合や、ペットを車に乗せている場合はにおいがつきやすく、査定にひびくことがあります。また、シートやマットに汚れやシミがあり、交換が必要と判断されると査定の金額が大幅に下がる可能性もあります。
その他、オーディオ類やスピーカーを純正ではないものに交換していたり、カーナビなどの装備品をつけたままにしておくと査定金額が変わってくることもあります。お店によっても違いますので、査定前にお店に確認してみてください。

下取りの査定の場合にかかる時間

車を売却する場合は、査定をしてもらい、金額に納得すれば売却手続きをして終わりですが、下取りに出す場合は新しく購入する車の商談などもあるので、さらに時間がかかります。

時間のかかる書類の用意

車の売却手続きには必要な書類がいくつかあります。揃えるのに時間がかかる書類もありますので、車を売却することを決めたら早めに準備しておきましょう。

書類手続きにかかる時間

車の査定が終わり、査定金額に納得できたら売却の手続きに入ります。事前に書類がすべて揃っていれば、手続き自体は10分から30分ほどで終わります。

手続きに必要な書類とは?

車の売却手続きに必要な書類は、車の種類によって違います。

普通自動車の場合
自動車検査証(車検証) ・・・いわゆる「車検証」と呼ばれる書類です。車が保安基準に適合していることを証明する書類で、車の年式や車体の長さや重さなど、車の情報が細かく記載されています。車のダッシュボードに保管されていることが多いので、確認しましょう。
自賠責保険証明書 ・・・正式名称は「自動車損害賠償責任保険証明書」です。自賠責保険は必ず入らなければいけない強制保険で、車の売却の際には必須の書類です。車検証と一緒に保管している人が大半です。
自動車納税証明書 ・・・自動車税を納めたことを証明する書類です。通常はコンビニなどでも支払いのできる振込書の小さな控えです。もし紛失してしまった場合は、中古車買取店で再発行の手続きができます。
印鑑登録証明書・・・ 「印鑑証明」とも呼ばれる書類で、車検証に記載されている名義や住所が正しいかを確認するために必要な書類です。住居地の市町村で発行できます。
実印 ・・・印鑑登録証明書に登録された実印です。
自動車リサイクル券(預託済みの場合) ・・・2005年に自動車リサイクル法が定められ、新車の購入時に購入者がリサイクル料を負担することになりました。リサイクル券は、リサイクル料の支払いを証明する書類です。万が一紛失した場合は、中古車買取店で再発行の手続きができます。

軽自動車の場合
・自動車検査証
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書
・印鑑(認印可)
・自動車リサイクル券(預託済みの場合)

普通自動車、軽自動車どちらも、免許証はもちろん、車の代金を振り込んでもらう場合の口座情報も忘れずに準備してください。また、車検証と印鑑証明書の住所が違う時は住民票が(住所が複数回変わっている場合は附表も)、結婚などで姓が変わっている場合は戸籍抄本が追加で必要になります。

その他には、譲渡証明書や委任状が必要ですが、こちらは中古車買取店で作成します。

中でも用意に時間のかかるもの

車の売却手続きに必要な書類の中でも、準備に時間がかかる書類があります。特に、紛失している書類がある場合は、再発行に時間がかかるものもあるので、車の売却を決めたらすぐに書類を確認しましょう。

印鑑証明書 はまず、市区町村役所に印鑑(実印)を持って行きます。印鑑が登録できたら印鑑証明書を発行してもらいます。印鑑の登録には身分証明書が必要です。所要時間は役所の混み具合にもよりますが、通常はその場ですぐに発行してもらえます。

その他には、万が一 書類を紛失していた時の手続き です。
車検証 を紛失している場合は再発行をします。普通自動車の場合は車のナンバープレートを管轄している陸運局へ、軽自動車の場合は車のナンバープレートを管轄する軽自動車検査協会へ再発行を申請します。混雑の状況によっても変わりますが、通常は1時間程で再発行されます。

自賠責保険証明書 の再発行は、少し時間がかかります。加入している保険会社や代理店に連絡をして、再発行してもらう必要があります。再発行された自賠責保険証明書は、自宅に郵送で送られてきますので、連絡してから手元に来るまでには1週間程度かかります。

入金されるまでの時間

車を売却した後、気になるのは車の代金がいつ手元に入るのかということです。もちろん、早いに越したことは無いですよね。車の引き渡し時に現金で受け取れる中古車買取店も一部ありますが、通常は早い所で翌日、遅い買取店では1週間~1ヶ月程度で入金されます。

最も早く車を売却する方法は?

車を売却するには、通常は車を直接中古車買取店やディーラーに持ち込みますが、会社勤めの人はお店が混み合う週末しか行く時間がない、ということも多いのではないでしょうか?週末や連休中などはお店が混み合いやすく、車を持ち込んでも査定までの待ち時間がとても長くなる可能性もあります。
では、持ち込むよりも早く車を売却する方法はあるのでしょうか?

面倒な商談を省く

車を中古車買取店に持ち込む前に、 ウェブで一括査定 をすると時間短縮になります。車をお店に持ち込む場合は、その場で申込書に記入をしたりしなければいけませんが、ウェブの一括査定なら自宅にいながら車の情報や状態を入力することができます。先に車の情報を渡しておけば、面倒な商談を省くことができます。また、一度の査定で複数の業者の査定を受けられるため買取金額の高い業者と取引することができます。
ただ、注意したいのは、一括査定は時間短縮には良いですが、電話番号や個人情報が必要な場合もあり、商談目当てに業者から電話がかかってくることもあります。電話かかかってくると困る場合や個人情報を入力したくない場合は、なるべく入力項目の少ないサイトで一括査定するか、大体の車の相場がわかるサイトなどで買取価格を確認しましょう。

出張買取で時間を短縮

他には、 出張買取 を利用するという方法もあります。出張買取なら、希望の日時と場所を指定すれば買取店のスタッフが指定の場所まで来てくれます。持ち込みで待ち時間が長くなることもないので、忙しくてなかなか時間が取れない人や家を空けられない人にはとても便利です。出張買取は、無料で来てくれる買取店が多いですが、一部出張費を請求される場合もありますので事前に確認してください。

出張買取は、大まかに以下のような流れになります。

1.中古車買取店のウェブから、または電話、FAXなどで連絡する。
2.中古車買取店から連絡が来て、希望の日時と場所を決定する。
3.中古車買取店のスタッフが指定の日時に指定の場所に来る。
4.その場で査定をして、買取額を決定する。
5.買取額に納得すればその場で契約する。

まとめ

車を売却したい場合に、実際にどのくらいの時間がかかるのか、査定の際にはどのような項目をチェックしているのか、また、できるだけ査定に時間をかけない方法を紹介しました。
飛び込みで中古車買取店へ車を持ち込むよりも、あらかじめ自宅でできるウェブの一括査定や、出張買取を利用すると大幅に時間が短縮できます。車の売却を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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