この記事では、車を高く売るためのポイントやどんな業者がいいのかについて考えていきまます。
また、「車買取ランキング」を徹底調査しました。
車の売却を検討している方々は是非参考にしてください。
車を売るならどの業者がいいの?
[voice icon=”https://anshinkuruma.jp/wp-content/uploads/2019/10/icon_point.png” name=”ビッドちゃん” type=”l bid”] では、どのように車買取業者を選べばいいのでしょうか。近所にある車買取業者でいいのか、あるいは大手ならどこでもいいのでしょうか。[/voice]もちろん、車を売る場合に一番期待するのは「なるべく買取額が高いところ」でしょう。その次に、「スタッフの対応がプロフェッショナルで親切かどうか」も大切な要素です。そうは言っても、こうした要素は車自体の条件やどんなスタッフにあたるかどうかで変わってきます。それで、一概に「この会社がいい」とは言い切れない部分があります。
ただ、車の条件やこちらの希望に合う買取業者と合わない買取業者があるのも事実です。それで、単に買取額が高かった安かった、スタッフの対応に関する口コミなどに頼るだけでなく、他の要素もあわせて考えていきましょう。
1.直営店かフランチャイズ店か
現在、大手の中古車販売業者のほとんどはフランチャイズ展開をしています。そのため、どの店舗で査定をしても本部からのシステムで査定額が共有されており、基本的に値段は同じということになります。
ただ、お店によっては直営店で店長の裁量によっていろいろ融通をきいてくれる余地のある場合もあります。そうした店舗なら査定額にも交渉の余地があり、場合によってはお店にある車で代車を都合してくれるなど、こちらの要望に沿っていろいろ相談に乗ってくれる場合もあります。
近所に気になる店舗があればあらかじめその点も含めて調査できます。
2.車を売却後その同じお店で中古車を買いたいと考えているか
車を売却しそのあと中古車を買いなおしたいと考えている場合は、買取専門業者だとまた別のお店を探しなおさなければなりません。
この点、販売も買取も一括して行っているお店の場合は車を買取をしてもらい、そのまま車を買うこともできます。それで、そのお店が買取専門ではなく、販売などすべて行っているかどうかをまずは確認しましょう。
また、会社によっては板金や車検や修理など車にかかわることはすべて行っているところもあります。時間が限られていていろいろ探すことが難しい場合は、こうした「ワンストップ」のサービスを行っている中古車郷社を探すことで時間の節約にもなるでしょう。
3.出張査定があるかどうか
車を持ち込んで査定士に車を見てもらい、査定額を出してもらうためには相応の時間がかかります。お店に持ち込んで査定額を聞くまで1~2時間かかるとすれば、基本的にはその間お店で待機している必要があります。その時間がもったいないと考える方は家まで出張査定をお願いできます。
ただ「自分の家を知られて、そのあともいろいろしつこく営業に来られたらいやだ」と考える方にとっては実際に買取業者の店舗で査定しもらうほうがいいでしょう。
4.パーツのあるなしが査定額に影響するかどうか
車に純正か外部問わずいろいろパーツをつけたり改造している方もいます。
中古車買い取り業者によってはパーツ自体には値段がつかない場合や、改造の状態によっては買い取ってくれない場合もあります。逆に、パーツも細かく査定してくれるお店もありますから、その業者の方針をあらかじめ確認しておく必要があります。
5.外車に対応しているか
買取業者によって外車への対応が得意か不得意かに分かれます。外車の販売経路を持っている場合や自社で外車を買い付けている場合などは、外車の買取も国産同様に対応してくれる場合もあります。
一方、販売ルートがないなど外車が得意でないお店の場合は安い査定額になってしまうこともあるため、この部分もあらかじめ慎重に調べておく必要があるでしょう。
車を売るときのポイント
[voice icon=”https://anshinkuruma.jp/wp-content/uploads/2019/10/icon_point.png” name=”ビッドちゃん” type=”l bid”] では車の査定時にはどんなポイントが見られるのでしょうか。車を査定する際の基本的なポイントを見ていきましょう。[/voice]この点はどの買取業者でもほぼ共通です。
まずは基本的な項目として以下の点が見られます。
- 車種
- モデル/年式
- 走行距離
- ボディーカラー
- タイヤ/ホイール
- モデルチェンジ前かどうか
特に中古車は「市場で人気があるかどうか」によって値段が大きく異なります。年式やカラーによっては同じ車種でも値段が違う場合もあります。
また、走行距離は1万キロごとで値段が変わってきます。車の売却を考えていたら、走行距離が大台に乗る前に早めに売却すればその分高く買い取ってもらえます。
- オプション/装備
- 修理歴/事故歴
- ダメージ
- 書類の有無
さらに、上記の項目は必ず見られる点でしょう。特に修理歴や事故歴のある車、さらにダメージのある車かどうかは査定額に大きく影響します。
ただ、ダメージがあるからといって自分で費用をかけて直しても、買取額にさほど違いがない場合もあります。しかし、傷を隠したいあまり自分で修理をしてしまっている場合、結果的にあまり質の良くない整備状態になってしまい買取額が安くなってしまうこともあります。
それに、査定士もプロですからそうした小細工は往々にして見破られてしまうことになります。それで、修理歴や事故歴はあらかじめ正直に伝えておくほうが、お互い時間の節約になっていいようです。
また、売却を検討している場合は、まず最低限洗車や自分でとれる汚れなどは取っておくこともできます。ただ、それ以外は基本的にありのままの姿で査定し、修理状況などは率直に伝えるほうが良いようです。
車の買取業者ランキング
[voice icon=”https://anshinkuruma.jp/wp-content/uploads/2019/10/icon_point.png” name=”ビッドちゃん” type=”l bid”] それでは、車の買取業者ランキングを見ていきましょう。ネット上では「車買取 ランキング」などとで検索すれば、いろいろなランキングがヒットします。[/voice]
しかし中には地域などでいくらか偏りがあったり、あるランキングには必ず上位に食い込む買取業者がランクインすらしていない、などといった状況も見られました。このランキングではなるべくそうした情報の偏りを排除するためにも、信頼性の高いランキングを10個選び、その結果をもとに当サイト独自のランキングを再構成しました。
では1位から順に見ていきましょう。
1.カーセブン
カーセブンの最大の特徴は買い取った車をカーセブンのお店で売りに出す「ダイレクト販売」である、ということです。買い取った車を直接販売するためマージンなどがかからず、なるべく高く買い取り、安く売ることが可能になっています。
さらに、カーセブン独自のオンラインシステムで素早く買取価格を確認でき、全国的にニーズのある車や不足している車を確認できます。
カーセブンの店舗によってはガソリンスタンドや整備工場が併設されているところもあり、買取店舗によっては付帯サービスを受けられる場合もあるので安心です。
カーセブンのメリット
- 契約後7日間までキャンセル可能
- 契約後の減額が一切ない
- 契約料金の一部を当日中に前払いしてくれる
- 整備などの付帯サービスを含めたサービスを展開している
- Tポイントがたまる
カーセブンのデメリット
- フランチャイズの店舗が多く、店舗によってサービスにばらつきがある
- メルマガの配信が多く、しつこく感じる
2.アップル
アップルの特徴は査定から買取までの手続き対応がスピーディー、対応力、接客力も高い点です。大手でしっかりとしたシステムがあることから予想外に高値で買い取ることはないものの、無難な値段での買取が期待できそうです。
しかも、対応力が優れており車についてあまりわからない女性や高齢者などでも、親切丁寧な説明が期待できそうです。また、車の販売を行っているため、車の買取から中古車の購入まで一人の担当者でいろいろなことを相談できる、ということも大きなメリットの一つです。その担当者の親切で説明が分かりやすければ安心して相談できそうですね。
アップルのメリット
- 親切、スピーディーな対応、接客のアップル
- マージンカットで高価買取
- 豊富な独自流通ルート
アップルのデメリット
- 査定額が特段高くない
3.カーチス
直接販売に力を入れており、大型の販売店を全国で展開しています。さらに、グループ企業に輸出業者もあり、輸出向けの車の買取など独自の流通ルートを持っています。コールセンターでのスピーディーな対応の評判も良く、無料査定などの対応も可能です。
店舗はすべて本部の直営店のため、安心して対応してもらえます。しかし、この点は町の中古車屋さんのように、社長の裁量一つで買い取り額を高くしたり代車を手配してくれたりすることはないため、こちらの都合に合わせてスタッフがいろいろ融通してくれるということはなさそうです。
カーチスのメリット
- 全国60か所の拠点で無料査定
- 車の売却・購入でANAマイルがたまる
カーチスのデメリット
- 出張査定対象外の地域がある
- 直営店のため対応がビジネスライクの面がある
4.シーボーイ
四位は岡山で創業され、その後関西、中国地方でも展開するシーボーイです。関東、東北の在住の方々にはあまり知名度がないかもしれません。
実際、シーボーイはこちらで調べた10個のランキングでも、ランクインしていたのは5個のランキングだけでした。しかし、それでも3位にランクインしているのは「ランクインしている場合には満足度が高いから」です。
シーボーイの母体となる企業には、業者用のオークション会場、中古車輸入販売を行う企業、解体業なども名を連ねています。このため、どんな車を持ち込んでも独自の販売経路で引き取り、値段がつく場合には買取、つかない場合には廃車手続きもしてくれることから、いわばワンストップのサービスを利用できるのがシーボーイの特徴です。
また、口コミの評判が極めていいのがシーボーイの特徴でその声の多くが「他社よりも高く買い取ってもらえた」という点です。独自の販売ルートで、高値の買取を実現しているのでそうした買取価格を実現できるのでしょう。
シーボーイのメリット
- 買取、輸入、オークション、廃車など様々なサービスに対応している
- 地域密着で、豊富な販売ルートがある
シーボーイのデメリット
- フランチャイズ展開のため、店舗によって対応にばらつきがある
5.ビッグモーター
全国に実店舗を300近く持ち、過去に中古車販売台数1位を3年連続で記録したビッグモーターです。中古車顧客満足度No.1も獲得したことが数回あり、販売実績、販売台数ともに日本での屈指の中古車販売企業です。
販売台数からも分かるように、ビッグモーターには豊富な経験とノウハウがあります。それも、スタッフの対応力やサービス、フォロー力がなければ実現しないことでしょう。実際、ビッグモーターでは予約から査定までその日のうちに終わるサービスを取り入れています。
ビッグモーターでは自社での直接買取のため、中間マージンが発生せず高価買取、安値販売が実現しています。さらに、ビッグモーターでは、買取、販売、板金、さらに車検や修理も請け負っており、顧客にとっては心強い車サービスのプロフェッショナル、と言えます。
また、買取時には「どこよりも高い買取」を約束しているため、提示額が他よりも安ければ交渉でき安心して最高値で買い取ってもらえます。
ビッグモーターのメリット
- どこよりも高い査定額
- 予約から査定までその日のうちに
ビッグモーターのデメリット
- ビッグモーターだけの査定では他との比較ができない
- 買取額を高くするためには交渉が必要
6.ラビット
ラビットの特徴は「買取価格」にあると言えるでしょう。ラビットは自社でオークションを運営しているため、独自ルートでの買取が可能です。
ラビットの親会社は、有名な自動車オークションのUSSを自社で運営しているため、販売経路を持っています。そのため、比較的高い買取価格を提示できることがラビットの特徴と言えます。在庫の車もオークションで販売してしまうため車の回転率もよく、自社で車を抱え込むことが少ない分全体のコストも安く上がります。
また、ラビットでは中古車のパーツ一つ一つをきちんと査定してくれます。ディーラーなどの中には、オプションパーツは査定に影響せず、改造部品がある場合は逆に安く買いたたかれてしまうこともあります。ラビットはこの点、こうしたパーツが付いていれば高く査定してくれます。
また、スタッフはオークションで学んだ査定技術を持っていることが多く、高水準なスタッフの査定も特徴の一つです。
ラビットのメリット
- スタッフの熟練度が全体に高い
- 買取価格が高い
- オプションパーツや改造部品もきちんと査定してくれる
ラビットのデメリット
- 担当者の接客態度への評価はそれほど高くない
- 不人気車種の買取はしてくれない
- 出店数の少ない地域がある
7.ガリバー
フランチャイズ展開でも知られるガリバーは店舗数も多く、現在は海外展開も視野にどんどん成長しています。ガリバーの特徴はその組織力にあります。
査定額は各店舗で決定するのではなく本部で決定し、本部ではリアルタイムの査定額を常に更新しています。そのため、どの店舗で査定しても均一なサービスを受けられます。
さらに、ガリバーでは出張査定もしてくれますが、「出張査定のほうが査定が高くなる」という情報もあります。ガリバーでは出張査定に力を入れており条約率も上げたいため、出張査定のほうがわずかな減点ポイントなら目をつぶってくれるから、という情報もありました。
ガリバーのメリット
- ネットワークと組織力による均一なサービス
- 出張査定に力を入れている
ガリバーのデメリット
- 店頭の中古車販売は安くない
8.ユーポス
ユーポスはフランチャイズ展開をしているため、買取査定などもオーナーの裁量が働きやすく、店舗でいろいろなことを相談に乗ってもらえる強みがあります。それで、優秀なスタッフやオーナーがいるユーポス店舗に出会えれば、満足度の高い対応を期待できます。
一方、あまり経験のないスタッフの多い店舗の場合は、対応にそれほど期待できない可能性もあります。また、車の在庫を持たず、車買取に専念し、買い取った車はすぐにオークションで販売します。そのため、在庫をあまり持たずに車を回転させるため、コストカットでき査定額も高くなる傾向があります。
ユーポスのメリット
- 店舗のオーナーの裁量で買い取り額にも変化がある
- プロによるすばやい査定
- 買い取り代金は翌日支払い
ユーポスのデメリット
- 独自の査定基準を持っているため、条件によっては他社のほうが高価買取になるケースもある
- フランチャイズ店舗によっては店員の接客に不満の声もある
9.ネクステージ
ネクステージの最大の特徴は「LINE査定」でしょう。車の査定額をひとまず手っ取り早く知りたい、という人にとっては概算の買取額を理解できる「LINE査定」は便利です。
さらに、ネクステージではオプションパーツも買い取ってくれますので「自分の車をいろいろ改造しているので買い取ってくれるところがあるのか」と心配している人にとっては安心ですね。
輸入車の買取にも強いため、多くの買取店が躊躇しがちな外車の買取もしてくれます。他にも自社販売ルートがあるため、高価買取を行っていることも見逃せないポイントです。
しかし、ランキングがそれほど上位にならなかったのは、出店エリアが限られていることや、スタッフによってはサービスの質がまちまちなことが関係しているようです。メリットを上手に活用できるようなら、かなりおすすめの買取業者ですね。
ネクステージのメリット
- LINE査定
- 高価買取
- オプションパーツをプラス査定してくれる
- 輸入車の買取サービスもしている
ネクステージのデメリット
- 出店エリアが限られている
- スタッフによって対応がまちまち
10.JAC
JACの特徴は「接客力」にあります。JACの店舗によっては、「プレミアム店舗」という機能があり、「販売専門」の店舗もありますから、セールスマンは販売に特化でき、接客力やアフターサービス力を磨けます。
「ユーザーにやさしいJAC」という評判もありますが、まずはユーザー第一で出張買取を行い、親切で丁寧なコミュニケーションができるスタッフが多いと評判です。
それでもランキング上は10位なのはやはり対応地域が限られていること、さらにサービススタッフによっては対応に満足できない場合もあるようです。地域にJACがあり、さらに「あたり」のスタッフに巡り合えれば、大満足の買取をしてもらえる可能性が高いようです。
JACのメリット
- 顧客対応力が高い
- 見積もりや売却のスピードも速い
- アフターサービスもばっちり
JACのデメリット
- 対応地域が限られている
- スタッフによって対応にばらつきがある
ランキングのまとめ
いかがでしょうか。中古買取業者も全国展開している会社もあれば、地域密着で展開しているところもありもます。全国展開のお店は、そのぶん良い口コミや、評判がネットにもありますが、地域密着の場合はその分口コミや評判も少ないため、ランキングにも影響しています。
こうしたランキングは、まずは目安として考えていきましょう。「まずは大手なら間違いない」とも言えますが、地域密着の業者にもいろいろメリットがあります。
時間の許す範囲で査定して慎重に比較検討することで、満足の行く取り引きができるでしょう。
まとめ
だれしも不慣れな「車の売買」をなるべくストレスなく進めるため、安心して取り引きを任せられるお店に出会えるかどうかは重要なポイントです。
判断を会社の名前だけに頼らず、査定士や営業マンとよく話し合うことで、納得した取り引きができるでしょう。
納得の行く買取価格、親切なスタッフ、十分なアフターサービスなど、満足のいく取り引きができるといいですね。
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