愛車を売るときに参考にしておきたいのが中古車の買取相場。長年乗り続けた愛車でも、実際にどれくらいの金額で売れるのか分からないのが現状ですよね。
そこで今回は中古車相場について徹底解説します!ひとくちに「中古車の相場」といっても車種やボディタイプ、年数、走行距離によって大きく変化するのです。それらを踏まえながら中古車相場を紐解いていきます。
また後半には、中古車を出来るだけ高く売る方法もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 1 中古車相場を知っておくメリット
- 2 ボディタイプ・車種別の相場
- 3 走行距離や年数から見る相場
- 4 予算から見る相場
- 5 中古車を高く売る方法とは
- 5.1 中古車一括査定サイトを使う
- 5.2 複数の買取業者に査定依頼を出す
- 5.3 ディーラー下取りではなく買取を選ぶ
- 5.4 車の外装や内装をキレイにしておく
- 5.5 オプションの有無も確認しておく
- 5.6 傷やヘコミは下手に直さない
- 5.7 ボディカラーによっても買取相場は変動する
- 5.8 車内のニオイを消しておく
- 5.9 屋内保管を心がける
- 5.10 ベストタイミングは1〜3月
- 5.11 自動車税の課税前に売る
- 5.12 フルモデルチェンジ前に売る
- 5.13 年式や走行距離を考えて売る
- 5.14 車検は通さずに売った方がいい
- 5.15 スタッフとの交渉は無理しない
- 5.16 さりげなく「愛車を大切に使ってきたアピール」をする
- 6 まとめ
中古車相場を知っておくメリット
そもそもなぜ中古車相場を知っておく必要があるのでしょうか?まずはそのメリットを解説していきます。いざ車を売るときに、相場を知っているか知らないかというのは後々大きな差となるので、以下のメリットを抑えておきましょう。
愛車の相場基準が分かる
中古車の相場を知っておく大きなメリットとして【愛車の相場基準が分かる】があります。言わずもがな、相場を知ってから買取店に行くのと知らないで行くのとでは歴然の差です。
もし相場を知らなかった場合、買取店に言われた金額が適正価格だと思い込んでしまうでしょう。これが優良買取店なら良いですが、そうでない悪徳買取店だった場合、実際の査定額の半額で買い取られてしまうこともあります。
買取業者に買い叩かれないで済む
相場を知っていれば買取業者からの買い叩きを防ぐこともできます。今や中古車市場は大いに盛り上がっており、買取店も無数に存在しています。
もちろん優良な買取店もたくさんある一方で、悪徳な買取店も存在しているのが実情です。そういった買取店は「とにかく商品を安く仕入れよう」と考えているため、あの手この手で商品を安く仕入れようと仕掛けてくるでしょう。
このときに相場を知っていれば買い叩かれる心配はありません。逆に相場を知らなければ、営業マンの口車に乗せられて、実際は高く買い取ってもらえる愛車を安く手放してしまう結果になってしまうでしょう。
高額買取を狙いやすくなる
中古車相場を知っていると高額買取を狙いやすくなります。なぜかというと、先ほどの「基準」を知っているからです。だいたい愛車をどれくらいの金額で売れるか分かっていれば、交渉時にも活かせますよね。
また複数の買取店で見積もりを出してもらった場合「他の店にお願いします」と強気な姿勢でいることもできるわけです。
つまり、相場を知っておけば自分の土俵で交渉を進められるとも言えます。出来るだけ高く愛車を売りたいという人はすぐに相場をチェックしましょう。
売るべきタイミングが分かる
あらかじめ相場を知っていると「売るべきタイミング」が分かります。相場を知るには、直接買取店に行って見積もりを立てたり、相場サイトを使ったりといった方法があります。
例えばズバット車買取という相場サイトの中には、現在の相場だけでなく過去や未来の相場も見られるサイトもあります。そのような相場サイトの結果を見ることで「過去と比べて今の相場は上がっているのか?下がっているのか?」また「今後相場はどのように変化していくのか?」が分かるわけです。
中古車相場は変動が激しいため、そのように相場が分かると「いつ売るべきか?」が明確になります。車を最大限高く売るためにも相場を知っておくことは大切なのです。
ボディタイプ・車種別の相場
それでは具体的な中古車相場を見ていきましょう。まずはボディタイプと車種別の相場です。車種によって中古車相場はガラッと変わります。人気車種であれば高く取引されますし、逆にマイナー車種だと買取金額も低くなってしまいます。
ミニバン(ヴェルファイア)の買取相場
ファミリーカーとして根強い人気を誇る【ミニバン】。広々とした居住スペースが魅力で、アメリカでの分類にある「フルサイズバン」よりひと回り小さいことからミニバンという名前になっています。
特に明確なサイズや定義はありませんが、座ったときの姿勢がややアップライト気味になり、他車よりも全長や車高がひと回り大きいのが特徴です。
またミニバンという車種の中には「ワンモーション」「1.5BOX」「2BOX」などの車両形態も含まれています。ひとくちにミニバンといっても車種は多様です。そのため買取相場もピンキリとなっています。トヨタのヴェルファイアを例に挙げると、買取相場はだいたい2,210,000円〜です。
SUV(エクストレイル)の買取相場
今や日本国内だけでなく世界中で人気を集めている【SUV】。テレビやインターネット、雑誌などでも大々的に宣伝されていますよね。SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略で、多目的スポーツ車という意味があります。
スポーティーな見た目ながらアウトドアにも抜群のパフォーマンスを発揮する車両で、どのメーカーもSUVの生産には力を入れています。
SUVの買取相場ですが、人気車種である日産のエクストレイルの場合2,231,000円〜となっています。その他にもジムニーやランドクルーザー、ハリアーなど様々な車種があります。
セダン(プリウス)の買取相場
今では高級車のイメージがある【セダン】。ひと昔前までは大衆車としてよく乗られていたセダンですが、ミニバンやコンパクトカーの登場により需要は落ち込み、その珍しさから高級なイメージを持たれるようにもなりました。
セダンとはノッチバック型でリアデッキを搭載した車のことを指し、後ろ側に大きなトランクルームを持つのが特徴です。静粛性や剛性にも優れており、他車では味わえない安定感を持っています。
またセダンは数ある車種の中でも高額で取引されており、買取金額も高くなりやすいです。トヨタのプリウスを例に挙げると買取相場は1,130,000円〜。多くの場合、1,000,000円を超える買取金額が実現できるでしょう。
クーペ(スカイラインGT-R)の買取相場
いわゆるスポーツカーを代表する【クーペ】。スポーティーなデザインが特徴的で、2ドアかつ車高が低く設計されている車種です。
重心の低さから風を切り裂くような抜群のスピード感を誇り、オープンカーのラインナップも揃っています。またクーペには基本的に「荷物を乗せる」という概念がないため、実用性はそこまで高くありません。
そのため、一般層というよりコアなユーザー向けと言えるでしょう。大衆ウケしにくいクーペですが、買取相場はかなり高いです。スカイラインGT-Rを例に挙げると、買取相場は8,246,000円〜となっています。販売台数が少ないこともあり買取相場も高いです。
ステーョンワゴン(シャトル)の買取相場
1990年代に一大ブームを巻き起こした【ステーションワゴン】。車高が低くたくさんの荷物を積めるラゲッジスペースを持っているのが特徴的で、アウトドアでも大活躍してくれる車種です。その他にも4ドア、2列シート、2BOXなどの特徴があり「荷物がたくさん積めるセダン」「車高が低くなったミニバン」とも言われます。
そんなステーションワゴンですが、中古車市場においても高値で取引されています。車種によって相場はピンキリですが、ホンダが生産販売するシャトルを例に挙げると、相場は769,000円〜です。その他にもカローラフィールダーやインプレッサスポーツワゴン、レガシィツーリングワゴンなどの車種があります。
ワンボックスカー(エブリイワゴン)の買取相場
1960年全般に登場した歴史ある車種【ワンボックスカー】。誰でも一度は聞いたことのある名前かと思います。ワンボックスカーの特徴として「ボンネットがない」または「短いボンネットを有する」が挙げられます。
また、ワンボックスから連想できるように「空間がひとつだけ」といった意味もあり、幅広い層に利用されています。そんなワンボックスカーの買取相場ですが、スズキのエブリイワゴンを例に挙げると大体〜1,135,000円です。
大衆ウケしやすい車両であるため需要・買取相場共に安定しています。その他にもアトレーワゴンやハイエースといった車種があります。
ハッチバック(フィット)の買取相場
コンパクトなボディに多くのユーザーが惹かれる【ハッチバック】。セダンなど一般的な車両であればエンジンルーム、居住空間、トランクルームが3つに区分されていますが、ハッチバックの場合は居住空間とトランクルームが一体となっているのが特徴です。
それぞれが区画されていないため、コンパクトながら多くの荷物を積むことができます。そんな実用性の高さから幅広い層から人気を集めている車種です。
ハッチバックの買取相場ですが、ホンダのフィットを例に挙げると〜1,132,000円となっています。その他にもデミオやシビックタイプR、ノートといった車種があります。
軽自動車(コペン)の買取相場
上記では普通自動車をご紹介しましたが、軽自動車も忘れてはいけません。軽自動車には、維持費が安い、小回りが利く、車種が豊富、燃費が良いといったメリットがあり、多くのユーザーが使っています。4人までしか乗れないデメリットもありますが、街乗りや少人数でのお出かけであれば大活躍してくれるでしょう。
そんな軽自動車の買取相場ですが、車種によって異なります。全体的に買取相場は低めではありますが、車の状態が良ければ高額買取も可能です。ダイハツのコペンを例に挙げると、買取相場は〜1,322,000円となっています。
また軽自動車には、その他にもNボックスカスタム、ワゴンR、ジムニーといった車種があります。
走行距離や年数から見る相場
続いて走行距離や年数による相場を解説していきます。当然ながら年数や走行距離が長くなればなるほど車の価値は下がっていきます。なかにはプレミア車のような古くても価値の付くモデルもありますが、基本的には車も歳を取るわけです。
まずは以下のポイントを抑えておきましょう。
「1年で10,000km」が目安
買取相場において走行距離と年式はとても重要になりますが、ひとつの目安として「1年で10,000km」というものがあります。通勤や買い物などで普通に使っていれば、1ヶ月あたり800kmくらいになるでしょう。
走行距離や年式と買取相場について悩んだときは、ぜひ上記の目安を参考にしてみてくださいね。
10,000km・1年落ちの買取相場
車を購入して1年が経ち走行距離が10,000kmを迎えた頃ですが、このタイミングで買取相場はガクッと落ち込みます。一般的に「10,000km以上は走行距離が多い」と見なされるからです。
ただ、1年目で車を売る人はほとんどいませんよね。「新しいモデルが発売されたから買い替えたい」のような特殊な理由がない限り、1年目での売却を考える必要はないでしょう。
30,000km・3年落ちの買取相場
走行距離が30,000km・3年落ちの車両ですが、このタイミングで車を買い替える人もぼちぼち現れる頃でしょう。車の買い替えは3年サイクルが良いとされる上に、3年落ちのタイミングで買取相場は大きく落ち込むため、ここで売却するのもひとつの手です。
3年落ちで30,000kmを走った車両のリセールバリューはだいたい40〜80%ほど。車種によってピンキリなので、一度査定に出してみるのが良いでしょう。
50,000km・5年落ちの買取相場
走行距離が50,000km・5年落ちの車両ですが、50,000kmというのは一つの大きな区切りです。いわゆる大台を迎えるため、ここでも買取相場は落ち込みます。
しかし、50,000kmという数字はそこまで長く走っているとは言えません。定期的にメンテナンスを行なって、いつも通り使っていればまだまだ乗れます。ただ、短期間で50,000kmを迎えた場合、買取相場は一気に下がるので注意が必要です。
70,000km・7年落ちの買取相場
70,000km・7年落ちの車両ですが、この区切りを迎えると車にも年季が入ってきたり、故障しやすくなるでしょう。それに伴って買取相場も落ち込んでしまうのが事実です。ただ70,000km程度であれば、しっかりとメンテナンスを行っていればまだまだ走れます。
なぜなら、車の寿命は200,000〜300,000kmと言われているからです。乗っていて特に問題を感じない場合は、そのまま乗り続けても大丈夫でしょう。
100,000km・10年落ちの買取相場
100,000km・10年落ちの車両ですが、このタイミングで車を買い替える人はかなり多いです。先ほど「車の寿命は200,000〜300,000km」と言いましたが、やはり100,000kmを超えてくるとガタが出てきます。
さらに買取相場も一気に落ち込んでしまい、場合によっては価値がないと見なされるケースもあります。もし目ぼしい車種があるのから、このタイミングで車を買い替えてしまうのがオススメです。
もちろん、まだまだ同じ車に乗りたいという人は、きちんとメンテナンスを行いつつ車の状態を維持しましょう。
130,000km・13年落ちの買取相場
あまり知られていませんが「車の買い替えは13年目がお得」と言われています。なぜならば、13年目を迎えるタイミングで自動車税が上がってしまうからです。
車は購入費用だけでなく維持費も大きく嵩みます。車検費用や保険料、ガソリン代、さらに追い討ちをかけるように自動車税も払わなければなりません。
普通車の場合、13年を超えると自動車税や重量税が数十%アップするのです。排気量が2.0リットルの車両の場合、自動車税が「34,500円→39,600円」に上がります。軽自動車でも20%が課税されるので、13年を迎えるタイミングで売ってしまうのが得策でしょう。
13年を超えた普通車の自動車税
排気量 |
通常の税率 |
13年を超えた場合の税率 |
~1.0リットル |
10,800円 |
12,900円 |
~1.5リットル |
29,500円 |
33,900円 |
~2.0リットル |
34,500円 |
39,600円 |
~2.5リットル |
39,500円 |
45,400円 |
~3.0リットル |
45,000円 |
51,700円 |
~3.5リットル |
51,000円 |
58,600円 |
~4.0リットル |
58,000円 |
66,700円 |
13年を超えた普通車の自動車重量税
車両重量 |
通常の税率 |
13年を超えた場合の税率 |
~500kg |
8,200円 |
10,000円 |
~1,000kg |
16,400円 |
20,000円 |
~1,500kg |
24,600円 |
30,000円 |
~2,000kg |
32,800円 |
40,000円 |
~2,500kg |
41,000円 |
50,000円 |
~3,000kg |
49,200円 |
60,000円 |
軽自動車 |
6,600円 |
7,600円 |
予算から見る相場
続いて【予算から見る買取相場】を解説します。新しく車を買うとき「売るときのこと」を考えながら購入することも重要です。新車価格が高いのにも関わらず買取価格が低くなる車種もあるので、事前にしっかりと調べておきましょう。
以下ではいくつかの車種を例に挙げて、予算と買取相場について解説していきます。
ミニバン(ヴェルファイア)の予算と買取相場
新車価格:3,376,000円〜・買取相場:2,210,000円〜
ミニバンの予算と買取相場ですが、予算は最低でも3,000,000円程度を見ておくのが良いでしょう。中古車を購入する場合はもっと低く見積もっても大丈夫ですが、新車の場合はある程度大きなお金が必要です。
またミニバンはファミリー層に人気があること、それからスペックが高いことから市場でも高く取引されており、リセールバリューも比較的高い傾向にあります。
SUV(エクストレイル)の予算と買取相場
新車価格:2,231,000円〜・買取相場:1,060,000〜1,610,000円
SUVの予算と買取相場ですが、新車を買う場合は最低でも2,000,000円を見積もっておくのが無難です。エクストレイルを新車購入した場合は2,231,000円〜となっています。
またSUVは中古車市場でも人気度が高い車種なのでリセールバリューモデル高いです。車種によって買取相場は異なりますが、リセール60%は堅いと見ても良いでしょう。エクストレイルの場合は、2,231,000円で買ったものが1,610,000円で売れたケースもあります。
セダン(プリウス)の予算と買取相場
新車価格:2,565,000円〜・買取相場:1,130,000〜1,560,000円
セダンの予算と買取相場ですが、先述したようにセダンは高級車として認識されています。時代の変化に伴って販売台数が減ったこと、それから各メーカーがハイクオリティなセダンを生産していることなど様々な理由が挙げられますが、それに伴って買取相場も高くなります。
プリウスを新車で購入した場合は2,565,000円〜で、売却した場合は最大で1,560,000円です。リセールバリューとしてもかなり良い数字です。またプリウスは人気モデルなので、今後も中古車市場を賑わせることでしょう。
クーペ(スカイラインGT-R)の予算と買取相場
新車価格:10,630,000円〜・買取相場:8,246,000〜9,234,000円
スポーツカーとしてコアな客層から人気を集めているクーペですが、予算と買取相場共にトップクラスの数字となっています。スカイラインGT-Rを新車購入しようとした場合、安くても10,000,000円は超えます。
大衆に人気があるわけではありませんが、中古車市場においては人気が根強く「新車よりも安くスポーツカーを買いたい」という人が多いのです。買取に出した場合、安くとも8,000,000円では売れます。リセールバリューとしてもかなり高い数字となっています。
ステーョンワゴン(シャトル)の予算と買取相場
新車価格:2,110,000円〜・買取相場:769,000〜1,114,000円
大衆車としては比較的高値で取引されているステーションワゴン。新車価格、買取相場共に安定しています。実用性に優れていることから愛用するファンも多いですね。
ホンダのシャトルを新車購入した場合2,110,000円〜となっており、買取に出した場合は最高で1,140,000円です。そこまでリセールバリューが高いわけではありませんが、相場が安定しているため売るべきタイミングも見つけやすいでしょう。
ワンボックスカー(エブリイワゴン)の予算と買取相場
新車価格:1,696,000円〜・買取相場:〜1,135,000円
実用性の高さから根強い人気のあるワンボックスカーですが、新車価格・買取相場共に安定していると言えるでしょう。エブリイワゴンを新車で買った場合1,696,000円〜で、買取相場は〜1,135,000円となっています。
新車価格は車種によって差がありますが、基本的に1,000,000円以内で収まるので、予算を少なめに見積もっている人にはオススメです。リセールバリューも高く、60〜70%は堅いでしょう。あとはどこの買取業者を選ぶかだけです。
ハッチバック(フィット)の予算と買取相場
新車価格:1,429,000円〜・買取相場:〜1,132,000円
都会を走っていてもよく見かけるハッチバック。ホンダのフィットは特によく見かけますよね。そんなハッチバックの予算と買取相場ですが、他のボディタイプと比べてもかなり安いです。
フィットの場合、新車価格は1,429,000円〜で買取相場は〜1,132,000円となっています。新車価格が安い上にリセールバリューもかなり高めです。中古車購入となればさらに低い予算で購入できますし実用性も高いので、コストパフォーマンスとしてはトップクラスに優れていると言えるでしょう。
軽自動車(コペン)の予算と買取相場
新車価格:1,852,000円〜・買取相場:〜1,322,000円
コストパフォーマンスで考えると軽自動車が圧倒的ですね。車種によって異なりますが、1,000,000〜1,800,000円程を見積もっておけば新車購入できるでしょう1,000,000円前半で買える軽自動車もあるので、予算に見合った車両を選ぶことが大切です。
車の状態が良ければリセールバリューも期待以上のものになるはず。コペンの場合、新車価格が1,852,000円〜なのに対して買取相場は〜1,322,000円となっています。
中古車を高く売る方法とは
それでは最後に【中古車を高く売る方法】をご紹介します。せっかく愛車を売るのなら最大限高く売りたいですよね。なかには「車を売るのが初めてだから不安・・・」という人もいるかと思いますが心配はいりません。
ちょっとしたコツさえ掴めば誰でも簡単に高額買取が狙えます。具体的に以下のポイントを参考にしてみてくださいね。
中古車一括査定サイトを使う
中古車を出来るだけ高く売るには【中古車一括査定サイト】を利用するのがオススメです。中古車一括査定サイトとは、文字通り自分が乗っている車の査定依頼を一括で出せるサービスのことで、インターネットさえ繋がれば誰でもどこでも気軽に使えます。
使い方は簡単。サイト内の専用フォームにて「売りたい車の基本情報」と「所有者の個人情報」を入力するだけです。ほとんどのサイトは1〜3分ほどで申し込みができます。
売りたい車の情報では車種や年式、グレード、走行距離などを入力し、所有者の個人情報では郵便番号や住所、電話番号を入力します。
サイトには多くの買取業者が提携しており、ユーザーが一括査定サイトに登録して申し込めば、多くの業者と直接アポイントを取ることができます。それ以降は電話やメールのやり取りで実車査定のスケジュールを決められるので、車を売るのが初めての人でも使いやすいです。
複数の買取業者に査定依頼を出す
車を高く売るのなら、複数の買取業者に査定依頼を出すのがオススメです。一括査定サイトなどで目ぼしい買取業者をいくつか見つけたら、その全てに査定依頼を出しましょう。
なぜ複数の業者に依頼するのが良いかというと、単に「競争が生まれるから」です。
買取業者にとって車は商品そのものなので、どこの店舗も「ウチで買い取ってほしい」と考えています。そのため他社より買取金額を高くしてでも在庫を確保したいわけです。
そこでユーザー側が複数の業者から見積もりを受けている場合、その買取業者は「他の買取業者に取られてしまう!」と焦ります。そのため、ほとんどの場合は金額交渉にも応じてくれるでしょう。
ディーラー下取りではなく買取を選ぶ
車の買取には「ディーラー下取り」と「買取業者での買取」がありますが、高額買取を狙うのなら後者を選んだ方が良いでしょう。なぜならば買取業者は「買取のプロ」だからです。ディーラーはあくまでも「新車販売のプロ」であるため買取実績や査定士の質が低くなってしまいます。そのため正確な査定が行えず査定額も低くなってしまうのです。
一方の買取店は買取実績、査定士共に圧倒的な場数を踏んでいるため信頼できます。特に有力な大手買取業者であれば百戦錬磨です。併せてブランド力も持っているため安心して愛車を預けられるでしょう。
出来るだけ高く車を売りたいと考えているなら、愛車を買取業者に持っていきましょう。
車の外装や内装をキレイにしておく
実車査定において車の外装や内装はよく見られます。いわゆる第一印象です。査定項目に「第一印象」というカテゴリーはありませんが、査定士から見てもやはりキレイな車には高額査定を付けたくなるのです。
当たり前ですが、同じ性能で目の前にキレイな車とそうでない車があったときどちらを選びますか?断然前者ですよね。
それくらい第一印象は後々の査定額にも大きく影響してくるので、日頃から洗車を行なったり、車内シートやフロアマットを掃除したりしておきましょう。
オプションの有無も確認しておく
査定アップにおいてはオプションの有無も重要になります。オプションには、工場出荷時に取り付けるメーカーオプションやディーラーに持ち込まれたタイミングで取り付けるディーラーオプション、また「純正か否か?」といった部分が買取金額に大きく影響します。
ひとくちにオプションといってもカーナビやETC、バックモニター、サンルーフなど様々なオプションが存在しています。特に【純正オプション】は高値で取引されます。なかには社外オプションでもプラス査定してくれる買取業者はありますが数は少ないです。
基本的に高額買取を狙えるのは純正オプションだけということを覚えておきましょう。
「最初は純正オプションだったけど後から社外オプションに変えた」という人は、元々の純正オプションに取り替えておく、または買取業者に持ち込むのをオススメします。純正オプションがあることを証明できれば査定額はアップするでしょう。
傷やヘコミは下手に直さない
車体にキズやヘコミがある場合は少し注意する必要があります。「査定を受ける前に修理した方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、実は修理はしない方が堅実です。というのも、修理後の査定額の差額が必ずしも修理代を上回るかは分からないのです。
むしろ修理代が上回ってしまうケースもあるので、下手に修理はしない方が良いでしょう。
小さなキズであれば研磨剤で直すこともできますが、修理慣れしていない人にはあまりオススメしません。少しでも「直した感」が出ると査定士にもすぐ気付かれてしまいます。
ボディカラーによっても買取相場は変動する
あまり知られていませんが、ボディカラーによっても買取相場は異なります。自動車には様々なボディカラーがありますが、なかでも「ブラック」「ホワイト」「シルバー」といったカラーは高額で取引されています。
なぜなら、これらは老若男女問わず誰にでも合う「王道カラー」だからです。他のカラーと比べても需要が安定しているため、いつどこで売っても高く売れます。逆にイエローやグリーンといったマイナーカラーは人気がないため、買取相場も低い傾向にあります。
車内のニオイを消しておく
車のニオイも重要なポイントのひとつです。特に「タバコ」と「ペット(動物)」のニオイには十分に注意する必要があります。上記2つのニオイは付きやすい上に取れにくいのが特徴です。一度タバコやペットのニオイが染み付くと完全に消すのは難しくなります。
実車査定の直前に消臭スプレーをかけても査定士にバレてしまうでしょう。そうならないためにも、日頃から車内のニオイをケアすることが大切です。
屋内保管を心がける
車の保管方法によって買取金額にも大きく影響します。基本的には「屋内での保管」を心がけましょう。
なぜなら、車を屋外で保管すると雨や風、日光などによって車の表面が劣化するからです。車の塗装は一度ダメになると修復することができないため、屋内保管を心がけることで愛車をしっかりと守ってあげましょう。
外装だけでなく内装も同様です。窓から差し込む強い日光によってシートやダッシュボードが傷んだり色あせたりします。屋外に車を停めるときも、窓の内側に貼るウィンドカバーなどを使って劣化を防ぎましょう。
ベストタイミングは1〜3月
中古車を売るベストタイミングは【1〜3月】です。この3ヶ月間のどこかで愛車を買取業者に持っていけば、高い確率で高額買取をしてくれるでしょう。
なぜかというと、この1〜3月はユーザーにとって、まもなく新生活が始まるタイミングだからです。「そろそろ春だし新しい車でも買おうかな」と考える人が多くなり、中古車の需要が爆発的に増えるのです。それに伴って買取金額も高くなります。
もし1〜3月を逃したら9〜10月でも良いでしょう。秋口に新生活をスタートさせる人も多いため高額買取されやすくなります。
ただ、ひとつ注意しておきたいのが、必ず1〜3月の期間内に売却手続きを終わらせることです。4月まで引き延ばすと買取金額か元に戻ってしまうことがあります。1〜3月は買取店も混みやすいので、余裕を持って手続きを進めましょう。
自動車税の課税前に売る
自動車税が課税される前に売ってしまうのもオススメです。自動車税は毎年4〜5月末に納めなければならず、1年分を前払いする仕組みになっています。ただ、丸々1年が経過する前に車を売ると「還付金」が戻ってくるのですが、この手続きがかなり面倒です。
4月を迎えるギリギリに売ることで面倒な手続きを避けることができるため、スムーズに車を売りたい人は実践してみてください。
フルモデルチェンジ前に売る
どんな車種も数年に一度行われる「フルモデルチェンジ」のタイミングに売るのもオススメ。フルモデルチェンジとは、文字通り車種のモデルが一新されることです。
新しいモデルが発売されると当然ながらユーザーの人気はそのモデルに集中します。古くなったモデルの需要は落ち込んでしまうのです。そのため今乗っている車を売りたい人は、フルモデルチェンジが行われる「前」に売ってしまうのが得策と言えるでしょう。
フルモデルチェンジ後に売ると買取金額が大きく落ち込み、損してしまう可能性が高いです。
年式や走行距離を考えて売る
車の売却において「年式」や「走行距離」も買取金額に影響を与えます。どちらも長くなれば長くなるほど買取金額は下がってしまいます。
また走行距離の場合「10,000km」が一つの目安になっており、10,000kmを超えると買取金額がガクッと下がる傾向にあります。平均的に1年間で10,000kmを走行するため、2年目から買取金額は大きく落ち込むということです。
それ以降は「50,000km」「100,000km」といった大台を迎えるごとに買取金額が大きく下がります。車の売却を考えているのなら、以上のようなタイミングを迎える前に売ってしまうのが得策ですね。
車検は通さずに売った方がいい
中古車の高額買取を狙うのなら、基本的に車検を通さずに売ってしまうのが良いでしょう。一見、車検を通した方が良いようにも思いますが、普通車の車検費用はだいたい60,000〜100,000円が相場となっており、上がった査定額よりも車検費用の方が高くなってしまうケースもあるのです。
かえって損してしまう可能性が高いので、基本的には車検を通さずに車を売ってしまうのが堅実です。ちょうど売りたいと思ったときに車検が残っていたらラッキー!くらいの感覚でいるのが良いでしょう。
スタッフとの交渉は無理しない
実車査定を受けて見積もりを出してとらったら多くの人はスタッフ(営業マン)と交渉を進めることになるでしょう。その際の交渉ではあまり無理をせずにナチュラルな態度で臨むことを意識してください。
なぜなら、ガツガツと査定金額アップを交渉するなど強気すぎる態度を取った場合、かえってスタッフに煙たがられる可能性が高いです。向こうも一人の人間ですので、やはりお互いに気持ちよく商談を終わらせたいと考えています。
あまり強気になりすぎず、自分の意見も所々主張しながらスムーズに交渉を進めましょう。
さりげなく「愛車を大切に使ってきたアピール」をする
中古車を高く売るコツとして、さりげなく「愛車を大切に使ってきたアピール」をする、があります。車売却の交渉はユーザー対スタッフで行いますが、人と人との商談なので心理戦と言っても過言ではありません。
そのため交渉の合間などに「大切に使ってきた愛車なんです…」のようなフレーズを入れるとスタッフに同情心が芽生え、結果的に査定アップをしてくれる可能性が高まります。
事実、持ち主に大切に扱われてきた車というのは、たとえ年代が古くなっても良い状態が保たれています。日頃から大切に使ったりメンテナンスを行ったりしていると、おのずと査定アップにも繋がるので、面倒くさがらずに愛車をケアしてあげましょう。
まとめ
中古車の相場について徹底解説しました!いかがでしたか?
ひとくちに中古車相場といってもボディタイプや車種、走行距離や年式によって大きく変わってきます。高額買取を受けるためには、自分が今どんな車に乗っていてどのタイミングで売りたいのか?をあらかじめ考えておくのが良いでしょう。
また初心者でも中古車の高額買取は十分に可能なので、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてくださいね。これであなたも中古車売却をマスターできるでしょう!