アウディ100の後継モデルとして誕生し、欧州車高級ブランドにおける主力セダンに位置づけられているアウディA6。日本の道路事情にもぴったりとマッチした大きさが評判を呼び、輸入車のなかでも高い人気を誇ります。
今回は、そんなアウディA6の買取について詳しく調べてみました。買取事情や高価買取のポイントを交えて紹介します。
目次
A6の特徴
アウディA6は現在販売されているモデルが5代目で、欧州では中型セダンのEセグメントの位置付けにあります。ボディは高精度なプレス技術で作られたアルミ製で、高級ブランドに相応しい質感とデザインになっています。全長が5m近くもあるA6ですが、アルミ製ボディを採用したことで大幅な軽量化を実現。
装備面でも最新ナビゲーションシステムを搭載していて、ストリートビューを使用したナビゲーション画面やガソリン価格の情報、レストランの予約もナビゲーションシステムで行うことができます。日本の道路事情に適合している右ハンドルの設定しかないことも、日本での人気の理由となっています。
A6のグレードとスペック
A6のグレードとしては、3,000ccV型6気筒DOHC24Vインタークーラーターボにマイルドハイブリッドを採用した【55 TFSI quattro S line】と、55 TFSI quattro S lineに20インチアルミホイール、LEDヘッドライト、本革シートなどを標準装備した限定モデルの【55 TFSI quattro debut package】があります。
●55 TFSI quattro S line
- 全長 :4,950mm
- 全幅 :1,885mm
- 全高 :1,430mm
- ホイールベース:2,925mm
- 車両重量 :1,880kg
- 駆動方式 :quattro4WD
- タイヤサイズ :245/45R19
●55 TFSI quattro debut package
- 全長 :4,950mm
- 全幅 :1,885mm
- 全高 :1,450mm
- ホイールベース:2,925mm
- 車両重量 :1,880kg
- 駆動方式 :quattro4WD
- タイヤサイズ :255/40R20
A6のエンジン
A6には最高出力・340ps、最大トルク・51.0kgmのV型6気筒DOHC24Vインタークーラーターボエンジンが搭載されていて、最高速度は250km/hとなっています。中型セダンとしては十分過ぎるほどのエンジンですが、燃費がカタログ値で12.3km/Lしかないので、実質燃費は10.0km/L前後だと、低燃費志向の強い最近のユーザーには嫌われるかもしれません。
●55 TFSI quattro S line/55 TFSI quattro debut package
- エンジン :V型6気筒DOHC24Vインタークーラーターボ
- 総排気量 :2,994cc
- 最高出力 :340ps
- 最大トルク :51.0kgm
- 燃費 :12.3km/L(JC08モード)
A6人気グレードの相場とリセールバリュー
A6の中古車市場で人気のあるグレード上位BEST3のオークション相場と、リセールバリューをそれぞれ調べてみましたので紹介します。尚、輸入車は特に相場のバラつきが大きいため、正確な相場というものが存在しません。あくまでも参考程度の情報として捉えて下さい。
1位 2016年 3.0 TFSI quattro
- 当時新車販売価格 :¥8,970,000-
- 業者オークション相場:¥5,540,000-~¥5,790,000-
- リセールバリュー :61.8%~64.6%
2位 2014年 2.8 FSI quattro S line plus
- 当時新車販売価格 :¥7,620,000-
- 業者オークション相場:¥3,720,000-~¥3,970,000-
- リセールバリュー :48.8%~52.1%
3位 2014年 2.8 FSI quattro S line package
- 当時新車販売価格 :¥7,020,000-
- 業者オークション相場:¥3,360,000-~¥3,610,000-
- リセールバリュー :47.9%~51.4%
A6の最新買取相場
A6の最新買取相場を調べてみると以下の通りとなりました。
<A6 2.8 TFSI クワトロSラインプラス 4WD>
年式:平成27年(2015年) 走行距離:7万km カラー:ブラック系
新車価格:762.0万円 買取価格:163.2万円 残価率:約21%
<A6 3.0 TFSI クワトロ4WD>
年式:平成24年(2012年) 走行距離:3万km カラー:ホワイトパール系
新車価格:835.0万円 買取価格:144.0万円 残価率:約17%
<A6 2.0 ハイブリッド>
年式:平成25年(2013年) 走行距離:6万km カラー:ブラック系
新車価格:710.0万円 買取価格:120.8万円 残価率:約17%
A6をより高額に買い取ってもらうポイント
A6をより高額に買い取ってもらうためには、高年式、低走行距離の車両が高く買い取ってもらえることは誰にでも分かることですが、それ以外で大切なポイントは人気のボディカラーであることと、オプションパーツが多く装着されていることです。
年式が古くなればなるほど、ボディカラーによって同じ年式や走行距離の車でも買取相場に大きな差が出てきます。それほどボディカラーが買取査定に重要なポイントであると言うことです。人気のボディカラーに加えて、オプション装備品が多い車も高額査定の評価になります。A6の人気ボディカラーと、人気のオプション装備を紹介しますので、参考にして下さい。
A6の人気ボディカラー
●A6に用意されているボディカラー
- ブリリアントブラック :¥0-
- アイビスホワイト :¥46,297-
- ミトスブラックメタリック :¥83,334-
- グレイシアホワイトメタリック :¥83,334-
- ファーマメントブルーメタリック:¥83,334-
- デイトナグレーメタリック :¥83,334-
- フロレットシルバーメタリック :¥83,334-
- カラットベージュメタリック :¥83,334-
- タンゴレッドメタリック :¥83,334-
※表示価格に消費税は含まれておりません。
- 1位:グレイシアホワイトメタリック
- 2位:ミトスブラックメタリック
- 3位:フロレットシルバーメタリック
A6で人気のボディカラーは、一般的な車種と同じでホワイト系メタリックとブラック系メタリックが人気になっています。ソリッド系のブラックカラーも用意されていますが、光沢や手入れを考えるとブラックとしては少し薄いカラーにはなりますが、ミトスブラックメタリックの方が人気になっています。
A6は高級セダンの位置付けのため、派手なボディカラーは人気がなく、ホワイト系メタリックやブラック系メタリック以外では、シルバー系やグレー系など落ち着いたボディカラーが人気があります。アウディと言えばレッドのボディカラーを想像する人も多いと思いますが、高級セダンのA6ではレッド系の人気はそれほど高くありません。
A6の人気オプション装備
●パノラマサンルーフ
特大ティンテッドガラスを採用したガラスサンルーフで、開閉はもちろんですがチルトアップや遮光ブラインドも電動操作が可能になっています。気になる風切り音も、ウインドディフレクター搭載でかなり軽減されているのと、車外からでもアドバンストキーで開閉が自由自在。
●リヤコンフォートパッケージ
リアシート左右独立のシートヒーター、リア左右独立オートエアコン、左右リアドアウィンドウとリアガラスサンブラインドがセットになっています。A6は高級セダンなので、長距離ドライブでも快適に過ごせるように後席専用エアコンは必須アイテムです。
リヤコンフォートパッケージは、納車後に取り付けることは困難な装備品なので、予算に余裕があれば新車購入と同時に取り付けたいオプション装備品の1つです。
10年落ちのA6は値段がつくか?
●2009年 A6 買取価格相場
- 中古車価格相場:¥798,000-~¥1,780,000-
- 買取査定相場 :¥586,000-~¥ 970,000-
10年落ちのアウディA6は、2009年モデルになるので3代目A6にあたります。2009年式のアウディは、年式も古く中古車市場でも台数がかなり少ないのが現状です。
しかし、普段使いとして毎日乗り回すタイプの車種ではないため、10年落ちとは言え走行距離の少ない良質な中古車が多いのもA6の特徴です。走行距離が50,000km前後の車両なら、10年落ちでも十分な買取価格が期待できますが、ボディカラーはホワイト系メタリックかブラック系メタリックが高額査定の条件になります。
A6を高く買い取ってくれる専門店
●アウディ専門店【カーパレスタローズ新小岩】
- 住所 :東京都葛飾区東新小岩2-12-6
- TEL :03-5698-3917
- FAX :03-5698-3916
- e-mail :carpalace@taros.co.jp
- 営業時間:9:30~19:00
- 定休日 :毎週火曜日定休(祝・祭日は営業)
アウディ専門店・カーパレスタローズ新小岩は、1982年創業の葛飾区東新小岩を拠点にした輸入車専門店です。輸入車は壊れるイメージが強いのですが、カーパレスタローズ新小岩では全車試乗可能で、お客様の輸入車に対しての不安を少しでも取り除く努力を行っています。
カーパレスタローズ新小岩では、【まじめに】【嘘をつかず】【お客様の立場にたった】をモットーに創業時から店舗作りを行っています。良質なアウディTT、A3、A4、A6を中心に輸入中古車の販売を行っていますが、現在アウディ全モデルの買取強化中です。
東京都内でも数少ないアウディ専門店ですが、カーパレスタローズ新小岩なら今乗っているアウディの買い替えや、いつ売れば高く売れるのかなど、輸入車に関する様々な相談に快くのってくれます。
アウディ専門店なのでアウディの高価査定はもちろんですが、その他のメーカーやどんな車種でも高価買取を行っています。もちろん査定は無料なので、カーパレスタローズ新小岩ホームページの買取専用フォームから査定依頼の手続きを行って下さい。
まとめ
A6の特徴や買取いついて紹介してきましたが、日本でも輸入車セダンとして実用性が高く、それでいて高級車のイメージも兼ね備えているため、高い人気を誇っています。アウディに限らず輸入車全般に言えることですが、リセールバリューがあまり高いとは言えない輸入車は、【人気のボディカラー】【低走行距離】【オプション装備】が買取査定では重要になります。
A6を新車で購入するときは、【グレイシアホワイトメタリック】の【パノラマサンルーフ付】を購入することが、買取や下取で高額査定を狙う上での最低条件になります。輸入車は年数が経過するほど大きく価値が下がってしまう傾向が強いため、できるだけ価値を下げないようにボディカラーやオプション装備に拘る必要があります。
そのほかにも、売却のタイミングも非常に重要です。なかでも、モデルチェンジが行われてしまうとこれまでのモデルの価格が大きく下がります。A6のモデルチェンジは2019年3月12日行われました。これ以降、以前のモデルの価格が下がる傾向にありますので、早めの売却がおすすめです。