現在販売されているアウディQ7は2代目で、日本でも2016年4月から発売が開始されています。アウディQシリーズSUVの中でも、高いボディ剛性とベストデザイン賞を受賞したことで、世界中から最も注目を集めているプレミアムSUVです。今回は人気プレミアムSUVのアウディQ7の特徴や、買取について紹介させて頂きます。
目次
Q7の特徴
Q7は、アウディQシリーズの中でも最大のボディサイズを誇るSUVですが、初代Q7よりもボディサイズが大きくなったことで室内も広くなり、より快適な空間になっています。ボディサイズが大きくなると、車体が重たくなって走行性能や燃費が悪くなる懸念がありますが、アルミボディだとSUVとしての剛性が保てないため、アルミとスチールを複合することでボディ剛性を保ちつつ、先代モデルよりも300kgもの軽量化に成功しています。
300kgも軽くなったとは言え、2,000kgもあるボディなので燃費や走行性能に支障が出てしまうのですが、空力抵抗を考えたボディデザインにすることで、走行性能や燃費効率を大幅に改善しています。
インテリアでは、メーターパネル内の高解像度ナビゲーションやフルデジタルメーターが装備されて、高級感のある上質なコクピットに仕上がっています。ラフな格好でもフォーマルなシーンでも、恥じることなく用途に合わせて乗りこなせることができるのがQ7の最大の特徴と言えます。
Q7のグレードとスペック
Q7のグレードは、2,000cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラーターボの【45 TFSI quattro】と、3,000ccV型6気筒DOHC24Vスーパーチャージャーを搭載した【55 TFSI quattro】が用意されています。
45 TFSI quattroと55 TFSI quattroの簡単なスペックを紹介します。尚、どちらにも自動的に車高を下げることができるエアサスペンション仕様車の設定もありますが、スペック的には殆ど同じなので詳細は割愛させて頂きます。
●45 TFSI quattro
- 全長 :5,070mm
- 全幅 :1,970mm
- 全高 :1,735mm
- ホイールベース:2,995mm
- 車両重量 :2,000kg
- 駆動方式 :quattro4WD
- タイヤサイズ :235/65R18
●55 TFSI quattro
- 全長 :5,070mm
- 全幅 :1,970mm
- 全高 :1,735mm
- ホイールベース:2,995mm
- 車両重量 :2,080kg
- 駆動方式 :quattro4WD
- タイヤサイズ :255/55R19
アウディ公式:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q7/q7.html
Q7のエンジン
Q7の大きなボディをストレス無く操るために重要なのは心臓となるエンジンです。45 TFSI quattroに搭載されている2,000cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラーターボエンジンは、最高出力・252ps&最大トルク・37.7kgmで、中域から高域にかけて力強く加速していきます。
55 TFSI quattroに搭載されている3,000ccV型6気筒DOHC24Vスーパーチャージャーエンジンは、最高出力・333ps&最大トルク・440Nmで、ゼロ発進から中高域までパンチ力のある加速するタイプのエンジンです。Q7には全くタイプの異なるTFSIエンジンが2種類用意されていますが、どちらもハイパワーでQ7の大きなボディを操るには申し分ないエンジンです。
●45 TFSI quattro
2L 直列4気筒DOHCターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力185kW(252馬力)、最大トルク370Nmを発生する
- エンジン :直列4気筒DOHC16Vインタークーラーターボ
- 総排気量 :1,984cc
- 最高出力 :252ps
- 最大トルク :37.7kgm
- 燃費 :12.6km/L(JC08モード)
●55 TFSI quattro
3L V型6気筒DOHCスーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力245kW(333馬力)、最大トルク440Nmを発生する
- エンジン :V型6気筒DOHC24Vスーパーチャージャー
- 総排気量 :2,994cc
- 最高出力 :333ps
- 最大トルク :440Nm
- 燃費 :11.7km/L(JC08モード)
アウディ公式:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q7/q7.html
Q7人気グレードの相場とリセールバリュー
Q7の中古車価格相場、買取査定相場、リセールバリューを代表的な年式に分けて調べてみましたので紹介します。尚、輸入車は特に相場のバラつきが大きいため、正確な相場というものが存在しませんので、あくまでも参考程度の情報として捉えて下さい。
●2017年式 現行型
- 当時新車価格 :¥8,040,000-~¥10,350,000-
- 買取査定相場 :¥5,861,000-~¥ 7,164,000-
- リセールバリュー:69.2%~72.9%
●2013年式 初代型
- 当時新車価格 :¥8,074,000-~¥9,016,000-
- 買取査定相場 :¥2,425,000-~¥2,965,000-
- リセールバリュー:30.0%~32.9%
アウディQシリーズのQ3やQ5と比べて、Q7は新車車両価格が高く購入層も限られている影響もあって、中古車市場でもあまり台数がありません。現行型は買取査定も高額で取引が行われていますが、2016年以前の旧モデルは新車車両価格から考えると、かなり低い買取価格で取引が行われています。
Q7をより高額に買い取ってもらうポイント
Q7は大型プレミアムSUVで、新車車両価格も¥10,000,000-を超えるグレードもあります。SUVとは言え高級車の部類で一般ユーザーが手を出しにくい価格のため、中古車市場での台数も少なく、リセールバリューが良いとは言えません。
Q7をより高額で買い取ってもらうポイントとして重要になるのが、人気のボディカラーと人気のオプション装備です。Q7の人気のボディカラーと人気のオプション装備を紹介しますので、買取査定に出すときの参考にして下さい。
Q7の人気ボディカラー
Q7に用意されているボディカラーは、全部で7種類で多彩なバリエーションから選択することができます。
●Q7に用意されているボディカラー
- カラーラホワイト :¥0-
- ナバーラブルーメタリック :¥83,334-
- オルカブラックメタリック :¥83,334-
- グレイシアホワイトメタリック:¥83,334-
- コブラベージュメタリック :¥83,334-
- デイトナグレーメタリック :¥83,334-
- フロレットシルバーメタリック:¥83,334-
- アーガスブラウンメタリック :¥83,334-
※表示価格に消費税は含まれておりません。
アウディ公式:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q7/q7.html
●Q7の人気ボディカラー
- 1位:グレイシアホワイトメタリック
- 2位:オルカブラックメタリック
- 3位:カラーラホワイト
アウディ公式:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q7/q7/exterior.html
Q7でもホワイト系メタリックとブラック系メタリックが、人気のボディカラーになっています。SUVでは明るいボディカラーも人気があるのですが、Q7は購入層が限られているためなのか、落ち着いたボディカラーが上位を占めています。Q7で最も高く売れるボディカラーでは、ホワイト系若しくはブラック系のどちらかで間違いありません。
Q7の人気オプション品
Q7で高額査定を狙うために、欠かすことのできないオプション品を紹介します。
●7シーターパッケージ ¥361,111-(消費税別)
Q7は基本的には2列シートですが、オプションで3列目のシートを追加することができます。3列目のシートを追加することで、乗車定員が5名から7名になりますし、3列目を使わないときはシートを格納してラゲッジスペースをフラットにすることも可能です。後部座席でも快適に過ごすことができるように、フロント&リアシートヒーターの装備に加えて、エアコン調節などを後席ディスプレイで操作することもできます。
●パノラマサンルーフ ¥231,481-(消費税別)
高額査定に必要なオプション装備として、欠かすことのできないのがパノラマサンルーフです。大型ティンテッドガラス2枚で構成され、1枚目のガラスを開閉させるサンルーフになっています。サンルーフの開閉とチルトアップは電動で操作することができます。パノラマなので、閉めた状態でもルーフ全体から自然光を取り入れることができるので、明るい車内を満喫することができます。
●マトリクスLEDヘッドライト ¥324,074-(消費税別)
マトリクスLEDヘッドライトは、前方の車や対向車を照射部で感知して、通り過ぎるまでハイビームとロービームを自動的に調整してくれるハイテクLEDヘッドライトです。ステアリングから片手を離すことなくロービームとハイビームの切り替えができるので、暗い夜の走行での安全性も向上します。
マトリクスLEDヘッドライトパッケージは、マトリクスLEDヘッドライト+LEDリヤコンビネーションライト+ヘッドライトウォッシャーがセットになっています。
●リヤアシスタンスパッケージ ¥129,630-(消費税別)
Q7はボディが大きいため、死角になる部分が多く存在します。リヤアシスタンスパッケージを装備することで、Q7のサイドやリヤの死角に近づく物があればセンサーでドライバーに教えてくれます。事故を未然に防ぐことができるので、ボディが大きなQ7には是非、装備させたいオプションです。
アウディ公式:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q7/q7/equipment.html
10年落ちのQ7は値段がつくか?
●2009年 Q7 買取価格相場
- 中古車価格相場:¥1,550,000-~¥2,380,000-
- 買取査定相場 :¥1,142,000-~¥1,397,000-
比較的値落ちが少ないSUVの中では、リセールバリューが低いQ7なので、新車から10年落ちともなると買取相場もかなり低くなります。買取相場が低いと言っても、Q7は新車車両価格の高い高級車なので、新車から10年経っても¥1,000,000-以上の金額で買取が行われています。
まとめ
Q7の特徴や買取について紹介してきましたが、Q7はアウディの中で最大の大きさを誇る最上級SUVです。目的に応じて2種類のハイパワーエンジンを選ぶことができますし、セダン並みの走行性能と路面状況を選ばず安定した走行も体感することができます。
Q7で高額査定を狙うには初代型では難しく、【フルモデルチェンジされた2016年4月以降に発売されたホワイト系かブラック系のボディカラーの現行型】と言うのが、高額査定を狙う条件になります。現行型のQ7は中古車市場でも台数が少なく、輸入中古車業者が欲しがる車種なので、一括査定で買取依頼を行うことで更に高額査定が期待できます。