【カローラフィールダー】買取相場と査定に出すポイントを一挙公開

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世界で最も売れているトヨタの車といえばカローラ。そのカローラのワゴンタイプとして誕生したカローラフィールダーは、世界中で人気の車です。ただ、カローラフィールダーは買取市場でも高い需要があるのでしょうか。年式やグレードが買取価格にどのように影響しているのかも気になりますよね、そこで、カローラフィールダーの買取について紹介します。

カローラフィールダーの特徴

カローラシリーズの主力モデルであるカローラフィールダーは、21世紀の新しい車の形を提案すべく、基本性能やカローラのコンセプトを改めて見直し、New Century Valueという開発コンセプトのもとに、2000年に登場しました。

それまでカローラシリーズのステーションワゴンは、カローラワゴンが長年販売されていましたが、カローラフィールダーの登場とともに、コンセプトが似ていたために販売終了となりました。

商用車のイメージが強いステーションワゴンですが、カローラフィールダーは商用的なイメージを払拭すべく、欧州車のような伸びやかなスタイリングが取り入れられています。

ゆとりある車高と高い収納力と機能性が特徴で、スタイリッシュながら実用性の高さもしっかり感じられる作りとなっています。

過不足なく扱いやすい走行性能と選択肢の幅広さから、老若男女誰が乗っても似合う車として、歴代モデルは高い人気を博しています。

カローラフィールダーのデザインについて

カローラフィールダーの外観は、重心が低く取られ伸びやかな雰囲気が感じられるデザインに仕上がっています。ワイド&ローのスポーティな顔立ちは、走行性能に優れたカローラフィールダーのポテンシャルを一層引き立てます。

全体的に肉厚な印象ですが、立体的に仕上がっているので野暮ったさは感じません。ひと味違う上質感と個性が、外観だけでも十分に漂ってくる仕上がりです。

室内のデザインを見ると、シックにまとまった印象ですが、機能性もしっかり兼ね揃えています。使い心地のよさをちりばめ、居心地のよさをつくることで、カローラフィールダーは長年ファンを増やしてきました。

ボディサイズを有効活用した設計でゆったりとした空間を作り、後部座席においても窮屈さを感じません。リヤシートの背もたれは最大16度までリクライニングが可能で、リヤセンターアームレストと合わせてリラックスした姿勢で過ごすことができます。

カローラフィールダーのボディサイズ

カローラフィールダー歴代モデルのボディサイズは、下記になります。

初代カローラフィールダー

  • 全長:4,385mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,520mm(ルーフレール非装着は1,480mm)

2代目カローラフィールダー

  • 全長:4,420mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,470mm~1,520mm

3代目カローラフィールダー

  • 全長:4,360mm(前期)・4,400mm(後期)
  • 全幅:1,730mm~1,820mm
  • 全高:1,465mm~1,530mm

各モデルでは全長や全高に若干の違いが見られますが、取り回しに重要な全幅は統一されています。カローラフィールダー同士の乗り換えを行なった場合にも、車幅の感覚は違和感を感じることは少ないでしょう。

ステーションワゴンはボンネットが長めに取られる形状となりますが、カローラフィールダーは視認性が高いので、運転しやすくなっています。

カローラフィールダーの燃費性能

カローラフィールダーは初代のみディーゼル車のグレードがありましたが、2代目モデルからは廃止され、現行モデルからハイブリッド車が登場しています。現行モデルでは、アイドリングストップ機能・クルーズコントロールなど、エコ運転をサポートする機能も充実しています。

ストップ&ゴーの多い街中での走行を想定し、頻繁に使用する低中速域トルクを十分確保したエンジンが採用されているので、ガソリン車・ハイブリッド車ともに、より低燃費化を追求している印象です。

カローラフィールダーのカタログ燃費は、ガソリン車で16.6km/L~23.0km/L、ハイブリッド車で34.4km/Lとなっています。

走りと燃費を高いレベルで両立し、コストパフォーマンスの高さで他の追随を許さない仕上がりになっています。

カローラフィールダーの買取相場

  • 2016年式 (平成28年)<カローラフィールダー 1.5 ハイブリッド>ホワイト系
    走行距離2.0万km 新車販売価格 222.0万円 参考買取価格 100.6万円 残価率 約45%

カローラフィールダーは年式が新しく、走行距離が少ない車でも残価率が50%を下回ります。そのため、できるだけ早めに買取に出すのがいいでしょう。

  • 2014年式 (平成26年)<カローラフィールダー 1.5X> ホワイト系
    走行距離3.0万km 新車販売価格 177.0万円 参考買取価格79.7万円 残価率 約45%

カローラフィールダー 1.5Xは、年式や走行距離の割に高めの残価率がみられました。よって、ハイブリッドカーではなくガソリン車の買取価格が高い傾向にあることがわかります。

  • 2013年式 (平成25年)<カローラフィールダー1.5G エアロツアラーW×B> ホワイトパール系
    走行距離 6.0万km 新車販売価格 198.0万円 参考買取価格  76.万円 残価率 約38%

2013年式になると残価率が大きく下がります。走行距離も多めではありますが、年式が古くなりすぎる前に査定を依頼するのがいいようです。

初代カローラフィールダーの買取相場

初代カローラフィールダーは、2000年から2006年まで、新車として販売されました。生産終了から10年以上が経過しますが、未だに商用車としての利用を中心に、街で走っているのを多く見かけます。しかし2代目・3代目モデルの台頭により、中古車相場も下がり続けています。

低価格な商用車を探しているユーザーなど、まだまだ需要は見られます。0円査定が出た場合でも、他の買取業者では買取価格がつく可能性はあるので、根気強く買取業者を探すことをおすすめします。

2代目カローラフィールダーの買取相場

2代目カローラフィールダーは、2006年から2012年まで販売されました。当時世界初となるワンタッチ格納リヤシートが全車に標準装備され、定期的なマイナーチェンジなどで、多くのバリエーションが見られるモデルです。そのため、グレードごとの買取価格も初代より幅が広くなっています。

平均的な中古車の相場と同様に、登録から10年が経過した車は、大きく相場が下がる傾向にあります。現時点では2010年以降に登録された車のリセールバリューは、緩やかに下がっていることが確認できますが、それ以前に登録された2代目カローラフィールダーの売却は、相場価格が急落する可能性もあるため、早めにアクションを起こした方が良いでしょう。

3代目カローラフィールダーの買取相場

現行型となる3代目カローラフィールダーでは、ハイブリッド車のグレードが初めて登場しました。燃費効率を向上させ、旧モデルより安全性能の充実に力を入れたモデルでもあります。もともと新車価格でも求めやすい価格帯のため、よりリーズナブルな中古車の需要は高くなっています。

国内での需要に加え、実用性の高さから海外での人気も高いので、幅広い流通ルートを確保している買取業者であれば、相場より高値での買取も期待できます。しかし下取りを利用すると、相場が中古車市場の動向や海外需要をリアルタイムに反映したものではないため、ご紹介した買取相場より価値が下がる傾向にあるようです。

カローラフィールダーの人気グレードと残価率

カローラフィールダーは、ガソリン車とハイブリッド車で、それぞれ複数のグレードがラインナップされています。また、外装の仕様にも違いが見られ、装備品も上級モデルは充実しています。

中古車市場で人気が高いグレードは、パワーユニットにゆとりを感じられ内装が上質な1.8W×Bというグレードです。また、現在新車としての販売を行っていませんが、エアロパーツ装着車の1.5Gエアロツアラーも人気が高いです。

カローラフィールダーの過去の値動きの傾向を見ると、5年経過後からの下落率が高くなります。したがって車種全体で見ると、残価率はあまり高くないのですが、人気グレードにおいては、登録から5年以上7年未満の車で70%近い残価率で買取されている事例も確認できました。

カローラフィールダーをより高額に買い取ってもらうポイント

続いて、カローラフィールダーをより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。

人気のカラー

現行モデルのカローラフィールダーのボディカラーを、下記のように人気順に並べました。

  1. ブラックマイカ
  2. スーパーホワイトⅡ
  3. ホワイトパールクリスタルシャイン
  4. シルバーメタリック
  5. クールボルドーガラスフレーク
  6. ブルーメタリック
  7. スーパーレッド.V
  8. オレンジメタリック
  9. ライトブルーメタリック

ブラック系・ホワイト系と、定番色が上位を占める結果となりましたが、人気のボディカラーを選択することで、査定時にもプラスに働く効果が期待できます。

しかし傷や凹みや汚れなど、外装のトラブルは査定額のマイナスにも繋がりやすいので、普段からのお手入れはこまめに行い、キレイな状態を維持しましょう。

人気のオプション

カローラフィールダーをよりレジャーに特化した雰囲気を出すアイテムとして、ルーフレールが人気です。キャリアを装着してキャンプやアウトドアなどにも役立ちますし、アクティブな雰囲気を強くするドレスアップ効果もあります。

また、快適性を高めるオプションとして、運転席・助手席のシートヒーターもプラス査定につながるアイテムです。特に冬場に活躍する装備品ですが、ウインタースポーツをしに出かけた際でも、シートから体を温めてくれる便利な機能です。

そして、安全装備もカローラフィールダーの査定では評価ポイントとなります。先進安全機能のToyota Safety Sense Cは、グレードによっては未搭載なので、リセールバリューを考慮するのであれば、追加しておきたい機能です。

10年落ちの場合値段はつくか?

カローラフィールダーは、海外での需要が多い車です。買取相場の下落率はやや高い傾向にありますが、10年落ちの車でも海外への輸出ノウハウを持っている買取業者に依頼するなど、売却方法を工夫することでしっかり査定額はつきます。

しかし、登録から10年経過していることを理由に、0円査定を提示する買取業者がいるのも事実です。中古車の買取価格は車の状態によっても異なるので、相場を把握するためには車一括買取サイトなどを利用して、複数の買取業者へアプローチすると良いでしょう。

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まとめ

今回は、カローラフィールダーの買取情報をご紹介しました。カローラフィールダーは、運転しやすくコストパフォーマンスの高い車なので、歴代モデルを見ても人気は高いですが、買取相場の下落率は5年を目処に大きくなります。

また型落ちモデルを所有しているユーザーの場合は、0円査定を提示される可能性もありますが、海外での輸出などカローラフィールダーの需要は、どのモデルにおいてもまだあります。しっかり、カローラフィールダーを有効活用してくれる業者を探すことで、お得に売却できるでしょう。

そのほかにも、2019年9月17日にフルモデルチェンジを行い、新型の発売が開始されるといった発表がありました。フルモデルチェンジ後には現行モデルの価格が大幅に下がりますので、早めに査定を依頼すると高値がつきやすいでしょう。

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