車の買取査定にはいろんな方法があるため、愛車の買取査定をどこでどんな方法で行えばよいのかお悩みの方が少なくないと思います。業界最大手で知名度が高い「カーセンサー」という車の買取査定サービスはご存知でしょうか?
カーセンサーの車買取査定サービスについて詳しく解説するとともに、車を高く売る方法や査定・売却に必要な書類をお教えいたします。
目次
車の買取査定方法
車の買取査定方法は、大きく分けて以下の3つになります。それぞれの特徴をお伝えします。
1.実際に車を見せて査定してもらう方法
買取査定してくれるディーラーや買取専門業者などに自分自身で直接出向いて、その場で実際に車を見せて買取査定をしてもらう方法です。車を実際に見て査定してもらえるため、現実的な買取価格をその場で知ることができます。
しかし、ディーラーや買取業者は星の数ほどあります。出向いた先だけで即決するならば問題ありませんが、他の業者と比較したいとなれば、膨大な時間と労力を費やさなければならなくなるデメリットがあります。
2.過去の買取データを元にシミュレーションする方法
車の車種や年式などいくつかの情報を入力して同じような車が過去に買取された価格から買取査定を算出する方法です。自動車メーカーではトヨタの「下取り参考価格情報」や日産の「下取り参考価格シミュレーション」があります。
しかしこれらはそのメーカーの車種しか調べることができず、参考価格は下取り価格となりますので買取査定に当てはめるにはかなり精度が落ちるデメリットがあります。
3.車の買取査定を一括で行ってくれるサイトを利用する方法
車の車種や年式など必要な情報を一度入力するだけで、提携されている複数の車買取専門業者の買取査定を受けることができる方法です。
この方法なら実際に車を見せて査定してもらう方法のデメリットである複数の業者の比較が容易にでき、過去の買取データを元にシミュレーションする方法のデメリットである買取査定の精度の低さも解消できます。
車の買取査定を一括で行ってくれるサイトですが、実はとても多く存在しています。その中からオススメの「カーセンサー」という車買取査定サービスを詳しくご紹介します。
車の買取査定をしてくれるカーセンサーとは?
カーセンサーを運営している会社は、株式会社リクルートホールディングスになります。リクルートと言えば、アルバイト求人情報サイトの「タウンワーク」や結婚準備総合サイトの「ゼクシィ」などを手掛けている大手の会社です。カーセンサーは、中古車情報サイトとしては最大手になります。
カーセンサーは1980年代に雑誌媒体からスタートしているため歴史も長く実績も豊富で、知名度はナンバーワンです。カーセンサーでは、中古車検索をはじめ、中古車販売店検索、販売店や車の口コミなどを知れるだけでなく中古車の査定・買取も行っています。
ユーザーがお得に売却できるように車種ごとの買取・査定のポイントを詳細に記載してユーザーにとってためになる情報を積極的に提供してくれています。
そして、カーセンサーの買取査定の一番の特徴は「一括査定」というところです。リクルートの知名度と長年の実績からカーセンサーに加盟している買取店は業界最大規模の全国600社以上にもなります。一括査定において提携している買取業者は多い方が有利なので、これがカーセンサーをオススメする理由です。
カーセンサーの車買取一括査定の利用方法
カーセンサーの車買取一括査定は、90秒で終わる簡単入力が特徴なのですが実際はどうなのでしょうか。また入力してからのやり取りや売却を決めるまでの流れもお伝えします。
査定申し込み
カーセンサーのトップページからページ上部の車買取タブをクリックし、カーセンサー簡単ネット車査定のページへ行きます。メーカー、車名、車タイプ、事故歴、郵便番号を入力したら、申し込みスタートのボタンをクリックします。
申し込み内容入力のページへ移動し、車情報欄に査定してもらいたい車の情報を詳しく入力していきます。年式、グレード、色、走行距離、車検時期、車の状態までが基本入力項目で、年式とグレードを入力した時点でその車ごとの入力欄(ドア数、ハンドル、燃料、ミッション、駆動方式、排気量)が追加されます。
さらに任意項目欄として、形式入力欄、各種該当品選択欄(サンルーフ、定期点検記録簿、本革シート、アルミホイール、エアコン、正規輸入車、MD、CD、カーテレビ、カーナビ)、その他オプション装備などアピールポイントとして200文字までフリーワードで入力できる欄もあります。
カーテレビを装備しているならアナログ・ワンセグ・フルセグの種別を記入したり、自動車リサイクル料金を預託済みであることを記入するなど、買取査定に有利な情報を記入します。
次に申込者本人の情報として、氏名、フリガナ、住所(前の画面で入力した郵便番号に基づいた途中までの情報で完了済みです)、希望連絡先、メールアドレスの個人情報を入力します。
さらに任意項目欄として、売却希望時期、その他の連絡先、連絡希望時間帯、出張査定選択があります。その他の連絡先は電話かFAXを選択でき、連絡希望時間帯はフリーワードで平日午後13時~や土日終日OKなど曜日や時間帯を細かく希望することができます。出張査定は希望する場合のみチェックを入れます。
最後に査定申し込み先を選択します。申込者の居住地域に対応する車買取専門店の中で申込者が買取してほしい車を査定してくれる店舗の一覧が最大で30件表示されます。
表示されている買取専門店の右側にある「詳細」をクリックすると買取専門店の住所や地図、連絡先、営業時間、一言コメントなどを見ることができます。
少しでも高く買取してほしい場合は、全ての買取専門店に査定してもらえるようにデフォルトのまま全てにチェックが入った状態のままで進めることをおススメしますが、詳細を見て気に入った買取専門店のみに査定してほしい場合はその店舗だけチェックを入れるようにしましょう。
全ての項目の入力が完了したら、画面下の「確認画面へ」をクリックします。申し込み内容確認の画面に移動します。申し込み内容を確認し問題なければ画面下の「同意の上、申し込む」をクリックして申し込みを完了させます。
車買取専門店とのやりとり
後日、申し込みのタイミングによってはその日のうちに査定申し込み先で選択した買取専門店から電話もしくはメールで買取査定額の概算のや車を実際に見て買取査定をしたいという連絡が来ます。
買取査定額の概算は多少の参考にはなりますが、実際に見て査定してもらわなければ具体的な買取金額が出ないので、高く買取してもらうには可能な限り多くの買取専門店に車を見てもらい査定してもらいましょう。
自分が買取専門店に出向いていくのは時間も労力もかかりますので、連絡をもらったときに買取専門店の人に来てもらえる出張査定を依頼すると良いでしょう。その時、ほとんどの買取専門店が無料で出張査定を行ってくれますが、中には交通費を必要とされる場合もありますので事前に確認しておくことがポイントになります。
買取査定額を比較して買取業者を決める
出張査定を依頼したすべての買取専門店に買取査定額を出してもらったら、比較して一番高く買取してくれる買取専門店に正式に買取依頼をします。
カーセンサーの車買取一括査定のメリット・デメリット
最大30社で買取査定額を比較できるなどの特徴を持つカーセンサーの車買取一括査定はメリットしかないような感じがしますが、デメリットはないのでしょうか?
メリット
カーセンサーの車買取一括査定を利用するメリットはズバリ「高額な買取価格」でしょう。加盟している買取店が業界最大数であり一括査定も最大30社に査定してもらえるので、多くの買取店を競争させることで高額な買取価格を実現できるでしょう。
デメリット
多くの買取店に査定を依頼するために、買取依頼の電話連絡などが頻繁にかかってきます。カーセンサーでは、連絡希望時間帯の項目に「メールのみの連絡をお願いします。」と書き込めばメールのみの連絡にすることも可能ですが、メールだけでは対応してくれない買取店もあります。
そうなれば高額な買取価格のチャンスが少なくなってしまいます。一括査定ではある程度の電話連絡は覚悟するようにしましょう。
カーセンサーの車買取一括査定の評判や口コミ
入力欄の多さ
利用方法でもお伝えしましたが、カーセンサーの入力欄は他の車買取一括査定サイトに比べて多いという意見が多くみられます。32秒や45秒でわかるとアピールしている他社に比べると90秒は確かに長い時間になります。しかし、実際に入力してみれば90秒はそこまで長いと感じることはないでしょう。
逆にオプションや連絡方法など細かく入力できるため、査定されるたびに毎回説明する手間が省けて後々楽になります。これは多くの買取店に一括査定してもらう時ほど威力を発揮してくれるでしょう。また細かくアピールできるため買取価格が高くなる可能性も大いに期待できます。
提携買取店の多さ
カーセンサーの提携している買取店の数は業界最大であり一番の特徴でもあります。最大30社に一括査定を依頼することができます。しかし、闇雲に出てきた買取店すべてに査定を依頼してしまうと電話やメールの連絡が頻繁になり大変な思いをする人もいるそうです。
実際にカーセンサーの一括査定を利用した人の多くは3~5社程度に一括査定してもらえば、ほぼ満足いく買取価格で売却ができただろうという意見でした。カーセンサーでは査定依頼をする買取店を選択することができます。しかし、悔いなく少しでも高い買取価格を目指すのであれば時間や労力が必要にはなりますが、申込時に出てきた買取店すべてに買取査定を依頼するのがベストでしょう。
買取店からの連絡方法
カーセンサーは連絡希望時間帯はもちろん、連絡手段もメールに指定することができます。しかし、メールと指定していても電話で連絡をする買取店がいくつかあるようです。しかし、ほとんどの買取店はメールと指定すればメールで対応してくれるため少なからず電話連絡を減らすことができ、買取店との連絡ややり取りの負担を少しでも軽減できます。
車の買取査定を高くするための方法とは?
複数の買取店に査定してもらう
車の買取査定を高くするためには、単純にできる限り多くの買取店に査定をしてもらうことです。なぜならば買取査定額は買取店によって違うからです。複数の買取店の中で一番高い査定額を出した買取店を選びましょう。
買取査定前に車をキレイにしておく
ボディなどの外装はもちろん、内装も可能な限りキレイにしておくことが買取査定を高くするポイントになります。汚れていれば洗車するなどしてキレイにする、室内のニオイが気になるなら消臭スプレーなどでケアするなど。可能な限り隅々までキレイにします。
特にエンジンルームは汚れが目立ち査定で必ずチェックされる場所なので必ずキレイにしておきましょう。
買取査定額を交渉する
複数の買取店で買取査定してもらい、一番高い買取査定額を元に別の買取店に買取査定額を交渉します。どうしても買取したいと思っている買取店なら、さらに高い買取査定額を提示してくれるかも知れません。
交渉にあまり時間をかけると最初に一番高い買取査定額を出してくれた買取店が買取をあきらめる恐れがありますので、交渉は1~2回程度の短期間で行いましょう。
車の買取査定・売却に必要な書類
自動車検査証
自動車検査証は、「車検」を受けていることを証明する書類で車の身分証明書のようなものです。自動車検査証は車を運行する時には必ず携帯することが義務付けられていますので車のグローブボックスなどに保管されています。万が一、紛失した場合は、お住まいの地域を管轄している「運輸支局」で再発行してもらえます。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、義務付けられている「自賠責保険」をかけていることを証明する書類です。自動車検査証と同じく携帯が義務付けられていますので、自動車検査証と一緒に保管されていることがほとんどです。自賠責保険の有効期限が失効している、紛失している場合、車を売ることはできません。万が一、紛失した場合は、保険会社で再発行してもらえます。
自動車リサイクル券
自動車リサイクル券は、自動車リサイクル法で定められた「車のリサイクル料」を納めていることを証明する書類です。車を購入したときに入手しており、こちらも自動車検査証と一緒に保管されていることがほとんどです。
万が一、紛失した場合は、同じものを再発行はしてもらえませんが、自動車リサイクルシステムのホームページから専用ページをプリントアウトすることで代替書類として使用できます。
自動車税納税証明書
自動車税納税証明書は、毎年4月1日現在の自動車の所有者に対してかかる「自動車税」を納税していることを証明する書類です。この証明書が無ければ車検を受けることができないため、車を売却することができません。
紛失した場合は、「税事務所」で再発行してもらえます。軽自動車の場合は、市区役所で再発行してもらえます。
印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は、「実印を証明する」ための書類です。車を売る場合は、発行から3ヵ月以内のものでなければ有効になりませんので気を付けてください。あなたのお住まいの地域の市区役所にて発行してもらえます。
実印
実印とは「市区町村長に登録されている印鑑」のことです。車を売却するための必要書類に捺印・押印するときに必要となります。
カーセンサーの買取一括査定を使って車を高く売ろう!
カーセンサーの買取一括査定の特徴や利用方法、そして車の買取査定を高くする方法や査定・売却に必要な書類についてお伝えしました。
車を買取してもらう方法はいくつもありますが、少しでも高く車を買取してもらう方法を選択することが重要になります。カーセンサーは知名度があり、一括で多くの買取店に査定してもらえる方法なので、車を高く買取してもらえる方法の一つだと思います。