ホンダの<シャトル>は、スポーツやアウトドアなど様々な用途に使える便利なステーションワゴンです。
今回の記事ではシャトルの「最新の買取相場情報」と「高く売るための5つのコツ」を紹介します。
目次
シャトルのスペック
大手自動車メーカー、ホンダの人気車種【シャトル】はホンダのコンパクトカー【フィット】を応用し、ラッゲージルームを大きくして幅広感を持たせたワゴンモデルで、「レジャーを楽しむユーザーに合わせた車種」として開発されたステーションワゴンです。
シャトルが世に出たのは2015年。数あるホンダ車の中でもかなり新しい車種となっています。まずはシャトルのスペックと基本価格について見ていきましょう。
シャトルのスペックは?
シャトルはホンダのフィットを元に開発された車種です。しかしコンパクトカーであるフィットと差別化を図るために、フロントマスクをはじめインストゥルメントパネルなどにシャトル独自のデザインが施されています。
シャトルのフロントマスクは、ホンダ車共通のソリッドウィングフェイスが採用。また上位グレードであるハイブリッドXではLEDライトが標準搭載されています。
車両サイズ
全長4,400mm、全幅1,695mm、全高1,545mm(FFモデル)全高がやや高めなのが特徴です。
一般的な機械式立体駐車場のルーフ高の限界値は1,500mmなので、シャトルFFモデルだとギリギリ、全高1,570mmの4WDモデルとなると立体駐車場の利用ができない可能性もあるので要注意です。
エンジン
Gグレードには1.5L直噴DOHC i-VTECが搭載されており、JC08モードでの燃費は22.0km/L(FFモデル)、19.6km/L(4WDモデル)となります。
ハイブリッドモデルには1.5LDOHC i-VTEC+1モーター&7速DCTが組み合わせたものが搭載されています。ハイブリッドモデルの燃費はJC08モードで34.4km/L(FFモデル)、27.8km/L(4WDモデル)です。
広さ
シャトル最大の特徴として挙げられるのが、ラゲッジスペースの広さです。センタータンク・レイアウトと呼ばれる燃料タンクを前席の下に収納する仕組みとなっているため、圧倒的なキャパシティが実現されています。5人が乗車したときで570L、リアシートを畳んだ場合だと1,141Lもの空間が生まれます。
加えて、荷室高が84cm地上高が54cmという作りになっているため高くて広いラゲッジスペースが実現。ゴルフバッグだと4個ほど積むことが可能で、車中泊でも快適に過ごすことができます。
インテリア
車内のインパネデザインは、ハイデッキ・センターコンソールが採用されており、センター部分には存在感のあるブラックパネルが付けられています。大きな速度計そして視認性に優れたメーターも特徴的です。またハイブリッドXやハイブリッドZのシートには上質感のある合革素材が使われており、これらはシワや汚れにも負けない耐久性も持ち合わせています。
最先端のテクノロジー
また現在新車販売されているシャトルには、最先端のテクノロジーを駆使して開発されたホンダの安全システム【ホンダセンシング】が採用されているため、安全性の高さもトップクラスです。事故のリスクを最大限抑えることができます。
現行モデルの基本価格は?
【現行モデル】
- G ホンダセンシング(ガソリン車):1,770,120円(FF・CVT)
- G ホンダセンシング(ガソリン車):1,964,520円(4WD・CVT)
- ハイブリッド ホンダセンシング:2,080,080円(FF・7速デュアルクラッチトランスミッション)
- ハイブリッド ホンダセンシング:2,274,480円(4WD・7速デュアルクラッチトランスミッション)
シャトルのモデルチェンジ情報
シャトルは2019年5月にマイナーチェンジが行われ、内外装の刷新がなされました。
エクステリアは、前後のバンパーとフォグライト、テールゲートのデザインが新しくなり、各所にクロームメッキパーツを使用するなど、よりスタイリッシュに進化。
インテイリアもシートデザインが変更になり、より質感が高くなりました。
他にも「ホンダセンシングにオートハイビームを追加装備」「ボディカラーに新色を追加」などの変更点があります。
シャトルの買取価格例
シャトルの最新の買取事例をご紹介します。
2018年式 (平成30年)<シャトル ハイブリッドX>FF シルバー系
走行距離 1.6万km 新車販売価格 231万円 参考買取価格 145万円 残価率62%
2017年式 (平成29年)<シャトル G>FF シルバー系
走行距離 2.6万km 新車販売価格 169.9万円 参考買取価格 95万円 残価率55%
2015年式 (平成27年)<シャトル ハイブリッド>FF パールホワイト系
走行距離 7.3万km 新車販売価格 199万円 参考買取価格 94万円 残価率47%
シャトルのリセールバリューと高く売れる人気グレード
シャトルのリセールバリューですが、3年落ち30,000kmのガソリン車だと50~55%程です。一方でハイブリッド車の場合は55~60%程となります。
走行距離が50,000kmとなるとガソリン車で50%程、ハイブリッド車で50~55%程。
走行距離が100,000kmになるとガソリン車で45%程、ハイブリッド車で45~50%程となります。
走行距離が100,000kmを超えるシャトルはなかなか無いと思いますが、まだまだ新しい年式なのでリセールが著しく落ちるようなことは考えにくいですね。
またシャトルにはボディカラーの人気色と不人気色があるんです。
- 人気色→ブラック、パール、ブルー
- 不人気色→シルバー、レッド、ガーネット
人気色だと800,000円~830,000円程で取引されますが、不人気色となると高くて810,000円程とやや買取相場がダウンします。
シャトルのディーラー下取りと買取相場比較
今まではシャトルの買取価格相場を解説してきましたが、ディーラー下取りとなるとどのように価格が変化するのでしょうか?ガソリン車とハイブリッド車でのディーラー下取り価格とリセールバリューを見ていきましょう。
【シャトルのディーラー下取りとリセールバリュー】
年式 | グレード | ディーラー下取り価格 | リセールバリュー |
2015年 | ガソリン車 | 1,080,000円 | 69% |
2015年 | ハイブリッド車 | 1,220,000円 | 66.2% |
買取価格についてはハハイブリッド車の方が140,000円ほど高いですが、リセールバリューについてはガソリン車の方が高くなるのが特徴です。
先ほどご紹介した買取相場よりもディーラー下取りの方がリセールバリューは良くなります。いずれも60%を超えており、ガソリン車に関してはほぼ70%という好リセールとなっています。ただ、こちらはあくまでも参考です。
新車販売がメインとなっているディーラーの査定は減点方式なので、たとえば追加オプションや低い走行距離などのプラス材料がなかなか反映されないデメリットもあります。
リセールがそこそこ良いのでそのままディーラー下取りに出すのも良いですが、少しでも買取価格を上げたい人は他の買取店も周ってみるのがオススメです。
シャトルを高く売るためのコツ
シャトルの場合はディーラー下取りに出すのもオススメ!
先述したように、シャトルはディーラー下取りのリセールバリューがそこそこ高いです。
シャトルを除いた多くの車種であれば、ディーラー下取りは低く査定される場合がほとんどです。そのため複数の買取店を周って、もっとも高い買取額のお店で売るというのがオーソドックスな方法になります。
しかしシャトルの場合、ガソリン車であれば70%近い数字となっているため、もし新しい車を買うのであれば、わざわざ他の買取店で売らなくてもOKです。
あえてディーラー下取りに出して、あとは交渉で買取金額を上げていく方法でも良いでしょう。
不安な人は複数の買取店を周ろう
「ディーラーだけに依存するのは不安…」という人は買取店を周ってもOKです。複数の買取店をよく調べれば、ディーラー下取り以上に高い買取金額を提示してくるところもきっとあるはず。
シャトルは年式が新しいので、買い手もたくさんいます。買取額が高いということは需要があるということなので、積極的に買取店を周って査定してもらうと良いですね。その中からもっとも納得のいく買取業車に買取をお願いしましょう。
中古車一括査定サイトを使う
買取店などに足を運ぶのが面倒な人もいると思います。そういった人はまず【中古車一括査定サイト】を使ってみるのがオススメです。
中古車一括査定サイトとは、文字通り自分の車を複数の買取店が査定してくれるサービスです。オンライン上で見積もりを出すことができますし、サイトを使うだけなら無料なので、とても便利です。
「買取額に妥協したくない!」という人は複数の査定サイトに登録するのがオススメ。そうすることで、より多くの見積もりを集めることができます。サイトによって特徴や提携している会社も異なるため、査定額や見積もりにも差が出るのです。3つのサイトに登録しておけばバッチリですね。
車検の1〜2ヶ月前に売るのがおトク
車検のタイミングによって買取価格も変動します。特に【車検の1〜2ヶ月前】に買取に出すのがベストです。
「車検後に車を売った方が高く売れるんじゃないの?」と思いますが、実は逆なんです。なぜ車検前が売却に適しているかというと、通常買取査定は車検が切れる1年前(12ヶ月前)からはプラス査定がされないからです。
そもそもプラスにならないので、ギリギリのまで車に乗っていた方がおトクになります。出来る限り高く車を売りたいと思っている人は、車検の1~2ヶ月前にスムーズに売却できるように準備しておきましょう。
「1〜2月」は高く売れやすい
中古車の価格は、1年を通して変動しやすく、例え同車種や同グレードであっても少し時期が変わるだけで買取価格にも差が生まれます。
オススメは1〜2月です。理由としては、新生活などに向けて毎年、3月と9月に販売台数が伸び流ので、販売店は、「多少買取価格を高くしてでも車をたくさん仕入れよう」考えます。そのためとにかく在庫を増やさなければ売り上げには繋がらないので、買取に必死になるということです。
「車を売るのはいつでもいい」「特にこだわりはない」という人は1~2月に買取業者を調べてみると良いでしょう。
まとめ
ホンダの人気車種【シャトル】の買取相場と高く売るポイントをご紹介しました。いかがでしたか?2015年に登場したシャトルは、比較的新しいモデルがゆえに買取価格や下取り価格は高めになっています。
「ガソリン車なのか?ハイブリッドなのか?」によっても相場はやや異なるので、売る前にしっかりと確認しておきましょう。シャトルはディーラー下取りでも高く売れる車種なので、新車の購入を考えている人であれば、あえてディーラーに頼むのもアリですね。高く売るコツはたくさんあるので、ぜひ積極的に実践してみてください。