プジョー208を売却しようと考える際、気になるのは買取価格でしょう。国産車と違い流通台数の少ないプジョー208は、買取相場にばらつきがみられるのが特徴です。
ただ、どのグレードであればどのくらいの買取価格がつくのか、10年落ちの場合には買取が可能なのかといった点も気になりますよね。そこで、プジョー208の買取について調べてみました。
目次
プジョー208の特徴
まず、プジョー208のボディサイズやエンジン、内装などの特徴を見ていきましょう。スペックも買取相場に大きく影響を与えますので、しっかりと頭に入れておきましょう。
208のボディサイズ
208のボディサイズは以下になります。なお、新型208と前モデル208のサイズを紹介しています。
新型「208」
全長×全幅×全高 | 4,055mm×1,745mm×1,430mm |
ホイールベース | 4,055mm |
車両重量 | 1,023~1,165kg |
乗車人数 | 5名 |
タイヤ | 185/65 R 15 |
・前モデル「208」
全長×全幅×全高 | 3,973mm×1,739mm×1,470(GT BlueHDi は1,460)mm |
ホイールベース | 3,973mm |
車両重量 | 1,040~1,160kg |
乗車人数 | 5名 |
タイヤ | 185/65 R 15 |
208のボディサイズは、「コンパクトカー」のカテゴリーに入ります。コンパクトカーは中古車市場でも人気があるので、買取価格に期待ができます。
現行モデルと比較すると、全長が+80mm、全幅が+5mm、全高が-40mm変わっています。
208のエンジン
208のエンジンを見ていきましょう。
・1.2Lガソリン
208 Style 5MT | 約199万円 |
・1.2Lガソリンターボ
208 First Selection | 約199万円 |
208 SIGNATURE | 約210万円 |
208 Allure | 約237万円 |
208 TECH PACK EDITION | 約237万円 ※400台限定車 |
プジョー208のエンジンは「1.2ガソリンエンジン」と「1.2ガソリンターボエンジン」の2種類。
買取価格は、「1.2ガソリンエンジン」が1番安く、エンジンのグレードが上がるにつれて、買取価格も高くなっていきます。
208の内装
エクステリアのきらびやかさが話題になる208ですが、内装はブラック基調でシンプルなデザインです。
グレードにより5インチ、7インチ、10インチの3タイプが設定されるディスプレイの他、エアコン吹出口下に並ぶスイッチがとても特徴的。また、メーターもデジタル化されており、運転者にとって運転しやすい車になっています。
センターコンソールの収納スペースでスマートフォンのワイヤレス充電ができ、USB端子も4つ設定されています。その他、Apple「CarPlay」やGoogle「Android Auto」にも対応しており、「スマホ時代」に適した快適な装備が整っています。
208の燃費
プジョー208の燃費性能は、他の外国車と比べても優れています。ガソリンエンジンとターボエンジンの2つの燃費性能を見てみましょう。
・ガソリンエンジンモデル ※NAモデル
208 Style 5MT |
19.0km/L(JC08モード) |
17.72km/L(実燃費) |
・ガソリンエンジンモデル ※ターボモデル
208 Allure他 |
18.2km/L(JC08モード) |
13.07km/L(実燃費) |
ガソリンエンジンとターボエンジンの燃費を比べてみると、ターボエンジンの方が燃費が優れています。ですが、全体的にみると、どちらの車も燃費性能に優れた車といえます。
外国車でこれほどの燃費性能が高いと、買取相場にも期待ができそうです。
208の最新買取相場
208の最新買取相場は以下になります。
年式 | 平均査定額 |
---|---|
2017年 | 168万円 |
2016年 | 130万円 |
2015年 | 120万円 |
2014年 | 85万円 |
2013年 | 78万円 |
2012年 | 70万円 |
208の買取相場は、国産車と異なり流通台数が少なくなっているため、価格にバラつきがあります。
グレードによりますが、2012年〜2013年製の初期のモデルでは、買取相場が「70万円〜200万円前後」。これが、2014年から2015年製と年式が新しくなればなるほど、新車販売価格が上がっていきます。それにともない、買取価格も20万円から30万円程度上がっているでしょう。
2015年〜2016年モデルの買取相場は、グレードにもよりますが「120万円〜150万円」程度。208は販売が開始されてから年数が経っていませんので、よほど状態が悪くなければ、100万円以上の買取価格は期待できます。
208の人気グレードと残価率
最新買取相場以外にも、プジョー208の人気グレードや残価率をみていきましょう。人気グレードと残価率を知ることで、買取相場の価格を有利に進めることができます。
208の人気グレード
プジョー208の人気グレードは「208 Allure」となっています。
オートエアコンやアロイホイールが標準装備されており、充実した装備面に加えて、約237万円とリーズナブルな価格になっています。カーナビやETCを加えても、250万円以下ですので、とてもお買い得な車です。
中古車で購入する場合には、装備面と価格面を考慮して購入する方が多く、人気グレードになっています。プジョーは、走りが面白いだけでなく、輸入車(外国車)でありながら比較的安く、燃費性能も良い車としても有名です。買取相場に関しても100万円以上は超える車になっています。
208の残価率
プジョー208の残価率は40%〜55%ほどになっています。
プジョー208の残価率 | 40%〜55% |
208は、外国車の中でも燃費性能に優れ、充実した標準装備が売りです。2015年式の車種でも、100万円以上の買取価格が期待できる車ですので、状態が良ければ50%以上の買取価格になります。なお、残価率は法的なルールで決まるのではなく、各販売店の考えで設定されます。
車の人気や中古車になった時の販売想定価格が予定残価に大きく影響しますので、人気車種を購入したほうが清算時にもメリットは大きくなります。
プジョー208の最新買取相場と残価率は次の通りです。
- <208 プレミアム>
年式:平成25年(2013年) 走行距離:3万km カラー:ホワイト系
新車価格: 218.0万円 買取価格:38.2万円 残価率:約15% - <208 プレミアム>
年式:平成24年(2012年) 走行距離:9万km カラー:レッド系
新車価格: 216.0万円 買取価格:25.5万円 残価率:約11%
208プレミアムの場合には、買取価格と残価率が大幅に下がります。
208をより高額で買い取ってもらうポイント
ここからはプジョー208をより高額で買い取ってもらうために必要な、2つのポイントについてお話ししていきます。ぜひ参考にしてください。
208の人気のカラー
新しくプジョー208に設定されたカラーは新色、ダーク・ブルーを加えた全6色となっていますが、その中でも人気カラーなのが「ビアンカホワイト」です。
清潔感のある純粋なソリッドホワイトで、高級感あふれるカラーです。オプション料金が発生しないこともあり、よく選ばれているカラーとしても人気があります。ヨーロッパで購入されるプジョー208の5分の1がビアンカホワイトだと言われていることからも、人気のカラーだということがわかりますね。
残念ながら、日本では無償のカラーがビアンカホワイトだけであり、その分、希少価値の高いカラーです。買取相場にも、期待できそうです。
208の人気オプション
プジョー208の人気オプションには、「パナソニックドライブレコーダー CAXDR72GD」があります。
場所/ 時刻/ 走行速度の情報も同時に記録。同梱のソフト ウェアでGoogle マップとの連動再生も楽しめ、対角155°の広視野角レンズにより、側道の歩行者や 自転車などの広範囲な情報をしっかり録画できる優秀なアイテムです。
また、前を走る車との車間距離を検知して、音とメッセージで 注意喚起をする[ 前方衝突警告]機能や自車のふらつきを検知して、音とメッセージで注意喚起をする [車線逸脱警告]機能も搭載しています。
10年落ちの場合、値段はつくのか?
プジョー208の10年落ちは買取価格がつくかというと、「期待できます」!
実際に10年落ちの<プジョー208の買取価格>をみていきましょう。
プジョー208 シグネイチャー | 買取価格 23万円 |
プジョー208 GT Line | 買取価格 30万円 |
プジョー208 GTi | 買取価格 28万円 |
走行距離や車検までの期間にもよりますが、208の10年落ち買取相場は20万円〜30万円ほど。プジョー208はグレードによりますが、中古車でも人気のある車です。また、燃費性能はガソリンエンジン、ターボエンジンともに、優れています。
たとえ、10年落ちの208であっても、中古車としては、まだまだ運転できます。ですが、年式が経つにつれ、故障する確率は高くなるので、注意が必要です。
まとめ
今回はプジョー208の買取についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
208は年式が新しくなるにつれて買取相場も高くなる傾向に。2015年以降の買取相場は100万円を超える価格です。また、人気グレードや人気カラーが加わると、さらに買取価格が高額になっていきます。残価率も高いので、新車で購入した場合でも、リセールバリューが高いといえます。
ただし、2019年にはプジョー208のフルモデルチェンジが発表され、日本でも近々発売が開始される見込みです。フルモデルチェンジ後には現行モデルの買取価格が大幅に下がることから早めの売却がいいでしょう。
「今すぐに正確な買取価格が知りたい」という方は、一度買取査定に出してみることをオススメします。この記事を参考に、「208の買取」を上手に進めていきましょう。