<XC60>はボルボが販売するクロスオーバーSUV。2018年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したヒットモデルです。
今回は「XC60をより高額で買取してもらうポイント」と「最新買取相場の情報」を紹介します。
目次
ボルボXC60の特徴
北欧スウェーデン生まれのボルボXC60、ボルボSUV車としてXC40とXC90の両方のいい所を兼ね備えた中型サイズで、ボルボのイメージである高級感を損なわず、パワフルでスタイリッシュな走りを実現しています。
2009年に販売されたXC60では、日本で始めて完全自動停止ブレーキが採用され、従来から高い評価を受けていたボルボの安全性をさらに向上させています。
初代XC60は、2009年から販売が開始し、2017年に新型の販売が開始しています。時代とともに移り変わってきたボルボXC60は、その都度、多くのユーザーの心をつかんでいます。そして2018年に数々の賞を受賞し、今もなお進化し続けていることを強く印象づけています。
XC60の車体サイズ
ボルボXC60は、5人乗りの中型プレミアムSUVで、XC40よりも一回り大きく、XC90よりも小さい車体サイズになっています。2017年にフルモデルチェンジを行いミドルクラスのSUVとして2台目が販売されています。
- 初代SUVタイプ
- 全長:4,645 mm
- 全幅:1,890 mm
- 全高:1,715 mm
- 2代目SUVタイプ
- 全長:4,590 mm
- 全幅:1,900 mm
- 全高:1,660 mm
XC60のカラー
ボルボXC60は、標準仕様で定番のアイスホワイトやブラック、パッションレッドを選択することができます。また、追加料金8万~10万円により、人気のメタリック系の色を選択することができます。カラーバリエーションは、実に15種類も用意されています。
ボルボ車のカラーは、太陽の光を浴びると、とても美しい反射と、きらびやかな光沢を映し、見ているものに高級感と幸福感を与えてくれます。
XC60の燃費
最新のXC60から歴代のモデルまで燃費について以下にまとめてみました。
XC60
- XC60モメンタム:9.7 km/L
- XC60インスクリプション: 9.5 km/L
- XC60 R-デザイン: 9.5 km/L
XC60 T8
- T8 TwinエンジンAWD (2017年):15.7 km/L
- T8 TwinエンジンAWDインスクリプション(2017年):15.7 km/L
XC60 D4モデル
- D4 (2015年モデル):18.6 km/L
- D4 SE(2015年モデル):18.6 km/L
- D4 R-デザイン(2015年モデル):18.6 km/L
- D4 クラッシク(2016年モデル):12.3 km/L
- D4 AWDモメンタム(2017年モデル):16.1 km/L
- D4 AWD R-デザイン(2017年モデル):16.1 km/L
- D4 AWDインスクリプション(2017年モデル):16.1 km/L
XC60 T6モデル
- T6 AWD (2014年モデル):9.0 km/L
- T6 SE AWD (2010年モデル):9.0 km/L
- T6 AWD R-デザイン (2011年モデル):9.0 km/L
XC60 T5モデル
- T5 (2013年モデル):11.1 km/L
- T5 SE (2010年モデル):9.0 km/L
- T5 LE (2011年モデル):10.0 km/L
- T5オーシャンレース (2011年モデル):9.7 km/L
- T5 R-デザイン(2012年モデル):9.7 km/L
- T5ラグジュアリー(2014年モデル):13.6 km/L
- T5 AWDクラッシック(2014年モデル):12.3 km/L
- T5 AWDモメンタム(2017年モデル):12.6 km/L
- T5 AWDインスクリプション(2017年モデル):12.6 km/L
ボルボXC60は、初期モデルは、10 km/Lと低燃費ですが、その後のフルモデルチェンジした2009年以降のモデルは、12~15 km/Lと燃費が向上されています。
高級志向で購入するボルボ車であるため、その高級感やスタイリッシュのステータスが優先され、燃費効率にこだわって購入することは少ないようです。
ボルボXC60の買取価格例
XC60の最新の買取事例をご紹介します。
- 2017年式 (平成29年)<XC60 T5 インスクリプション>4WD 白系
走行距離 1.7万km 新車販売価格 679万円 参考買取価格 470万円 残価率69% - 2015年式 (平成27年)<XC60 T6 SE>4WD 白系
走行距離 4万km 新車販売価格 649万円 参考買取価格 208万円 残価率32% - 2013年式 (平成25年)<XC60 T5>FF 銀系
走行距離 5万km 新車販売価格 489万円 参考買取価格 137万円 残価率28%
ボルボXC60の人気グレード
高級感を保ちつつ、パワフルで爽快感のある走りを実現したボルボXC60。歴代のモデルにはFF駆動式の車種もありますが、フルモデルチェンジ後の2017年以降は、AWDを搭載した4WDが主流になっています。ここでは、XC60の特徴と、買取り査定において人気のグレードを紹介します。
XC60 D4シリーズ
2015年のマイナーチェンジ後に発売がスタートしたD4。その後、フルモデルチェンジによってD4 AWDが登場すると人気が上昇しています。買取り査定においても、D4 AWD Rデザインが人気のトップにいるようです。時期的にも2年落ち、3年落ちの車種が出回っているようです。
XC60 D4 AWDシリーズは、2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力190ps、最大トルク400Nm、電動式8段階オートマチックトランスミッションにより、パワフルな走りで快適なドライブを楽しめる1台です。
- D4 AWDモメンタム:新車599万円
- D4 AWD R-デザイン:新車649万円
- D4 AWD インスクリプション:新車679万円
XC60 T5シリーズ
XC60の買取りでは、1位、2位を競う人気のモデルです。2リッター直列5気筒ガソリンターボエンジンと最高出力254psにより、踏み込んだ時の加速力を強く感じられます。D4 AWDが販売される前からあるモデルなので、長くXC60の人気を牽引してきたモデルといえるでしょう。
- T5 AWDモメンタム:新車599.0万円
- T5 AWD インスクリプション:新車679.0万円
- T5 AWD R-デザイン:新車675.0万円
- T5 AWD SE:新車599.0万円
XC60 T8 Twinエンジン
2017年に出たばかりのT8モデルですが、すでに2、3年落ちとして中古車市場に出回っているようです。2リッター直列4気筒ガソリンターボ、スーパーチャージャーを搭載しており、最大出力318ps、電動式8速オートマチックトランスミッションを採用した4WD駆動式の1台です。
- T8 Twin engine AWDインスクリプション:新車884.0万円
販売が開始して間もないモデルですが、すでにボルボXC T8は、買取り実績で上位に入ってきています。
ボルボXC60を高額で買い取ってもらうポイント
高級SUVのボルボXC60、高額査定のポイントはなんでしょうか。最新の買取り実績から人気のグレードやカラーについて紹介します。
インターネットを使って最新の買取り状況をリサーチすると、最新モデルでの買取り情報は見つかりませんでした。そのため現在市場に出回っている中古車のほとんどが、以前のモデルと言うことになります。
人気のグレード
高額査定を期待できるXC60のグレードは、最新の6ヶ月の買取り実績を調べてみると、ボルボXC60 T6 AWDや、T5 R-デザインが上位にランクインしています。買取り価格も高く、2015-2016年モデルで300万円~420万円と超高額で売買されています。
これは、新車購入価格の30~50%くらいで、2~3年落ちでも評価が高いことがわかります。
人気のカラー
ボルボで人気のあるカラーは、やはり、ホワイトとブラックが上位にランクアップします。その他には、ホワイトを基調としたパール系や、ブラックを際立たせるメタリック系に人気が集中しており、買取り市場でも多く見かけることができます。
ブラックカラー
ブラックと言えば、ボルボの高級感を最大限に引き出してくれる色です。内装のインテリアにも黒を基調とした統一感は、より満足度の高い1台になるはずです。また、メタリック系ブラックは、太陽の光を浴びるときらきらと輝く黒を演出し、見ている人に高揚感を与えてくれます。
ホワイトカラー
ボルボの定番で、人気を集めているカラーがアイスホワイトです。ボルボ車のほとんどの車種に標準で選ぶことができるカラーなので、市場にもよく出回ります。アイスホワイトは、太陽に光を浴びると車体全体を鮮やかに彩ってくれます。
10年落ちの場合値段はつくか?
大抵の車種は、10年落ちになるとほとんど価値が無くなり、0円査定されることが普通です。しかし、ボルボXC60はさすが高級車。10年落ちや走行距離10万kmを越えた車種であっても無価値にはなりません。
走行距離にもよりますが、ボルボXC60は10年落ちであっても30万円以上の査定が見込めるようです。
また、より高額査定を狙うならば、外車に強い買取り業者が良いようで、多くの業者を当たることが高額査定のポイントになります。
まとめ
ボルボ車で初めてのSUVとして登場して以来、XC60は、現在でも新型モデルが発表されるほど、多くの人を魅了し続けています。高級中型SUVであるボルボXC60は、中高年を中心にその人気は衰えず、10年落ちでも査定評価がつくほどです。
売却を考えている人は、買取業者によって査定評価が大きく異なるため、いろいろな業者を選び見積もりを取ることで、期待以上のプラス査定も夢ではありません。