ヴィッツを高く売りたい人必見!全モデルの買取相場を徹底解説

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コンパクト市場を代表する人気車種のヴィッツ。ヨーロッパではヤリスとして人気のヴィッツは、買取市場ではどのような評価を受けているのでしょうか。ヴィッツの買取価格は、モデルやグレード、ボディーカラーによって異なることを知っていますが。今回は、ヴィッツの買取について紹介します。

ヴィッツの特徴

ヴィッツはスターレットの事実上の後継車にあたり、1999年に初代モデルが発売されました。主にネッツ店で販売されていますが、ネッツ店の売り上げを牽引する車種でもあります。

日本での販売台数が多いことで知られていますが、初代から欧州でも生産・販売されていて、海外市場においても高い人気を誇っています。2017年時点での世界販売台数は52万台で、トヨタ車の中ではカムリやプリウス以上の販売実績を持つ車でもあります。

革新的なデザインや室内空間の広さ、衝突安全性能、環境性能の高さで、従来のセダンの購入層をも魅了し、デビューから20年が経つ今もなお、国内外で爆発的なヒットを記録しています。中古車市場を見ても、各モデルで台数が多く、高いニーズがあることが伺えます。

ヴィッツのデザインについて

歴代モデルでヴィッツは、地に足をつけたどっしりとしたスタイリングが印象的ですが、しっかりスタイリッシュにまとめられています。フロントフェイスが印象的で、モデルチェンジを経て鋭さやスポーティな雰囲気が増した印象です。

そしてヴィッツの内装は、コンパクトカーとしては非常に質感が高く、それぞれのパーツが繊細に作られています。華美な高級感こそないものの、しっかりと上質な空間空間を演出しています。パーツひとつひとつの触り心地も非常に気持ちよく、温かみを感じるデザインでもあります。

また、収納に関してもかなり緻密に設計されている様子です。一つ一つのサイズ感が素晴らしく、用途に応じてのアイデアが豊富に詰め込まれています。そして、そんな収納のアイデアは荷室空間にも活かされています。

ヴィッツは非常に開口部が大きいので、荷物を出し入れするのが非常に便利です。さらに、リヤシート肩口にあるロック解除ノブを引くと、シートを素早く簡単に前倒しでき、長尺の荷物も収納できます。

コンパクトカーといっても、この収納能力の高さは荷物を積む機会が多いユーザーにとって非常に嬉しいポイントではないでしょうか。

ヴィッツのボディサイズ

初代ヴィッツ

  • 全長:3,610mm~3,660mm
  • 全幅:1,660mm
  • 全高:1,500mm~1,510mm

2代目ヴィッツ

  • 全長:3,750mm~3,800mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,520~1,540mm

3代目ヴィッツ

  • 全長:3,885mm~3,930mm(2010年・2014年)3,945mm(2017年)
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,500mm~1,530mm

ヴィッツはコンパクトカーの中では全高が高く確保されているので、開放的な室内空間を実現しています。高さがあると走行時の風の影響などでふらつきも懸念されますが、低重心化されていますので、安定感のある走りを楽しむことができます。

ヴィッツの燃費性能

ヴィッツの現行モデルは、ガソリン車とハイブリッド車のグレードを選択することができます。歴代モデルも低燃費性が特徴でしたが、現行モデルにおいても、エンジン性能の環境性の高さはもちろん、燃費を抑えて走行できる機能が充実しています。

信号待ちや一時停止時にエンジンのアイドリングを自動的にストップする、アイドリング・ストップ機能やエコドライブ機能など、ヴィッツユーザーにはおなじみの従来から搭載されている機能が、さらに快適性を優先した使い心地となり、自然にエコ運転を楽しめる改良が行われています。

ヴィッツのカタログ燃費は、ガソリン車で21.6~25.0km/L、ハイブリッド車で34.4km/Lとなっています。

ハイブリッド車はもちろんですが、ガソリン車も非常に高い燃費性能が特徴です。ヴィッツにはクルーズコントロールなど、運転を補助する機能も搭載されているので、不必要なアクセルワークは自然と少なくなり、実燃費も非常に期待できるのではないかと考えます。

ヴィッツの買取相場

  • 2019年式(令和元年)<ヴィッツ 1.5 ハイブリッド F セーフティ エディションIII>赤系
    走行距離0.5万km未満 新車価格190万円 参考買取価格137万円 残価率約72%

人気のハイブリッドという点と、年式の新しさから、高値がつけられています。また、特別仕様車という点も高額査定のポイントとなったのでしょう。

  • 2017年式 (平成29年)<ヴィッツ ジュエラ> パール系
    走行距離 1.0万km 新車販売価格147.3万円 参考買取価格 68.4万円 残価率46%

上級グレードではありますが、中古車市場での人気はあまり高くありません。人気のボディカラーと状態の良さという条件があっても、査定額は少し厳しい結果となっています。

  • 2015年式 (平成27年)<ヴィッツ F> シルバー系
    走行距離3.0万km 新車販売価格132.5万円 参考買取価格 37.4万円 残価率28%

ガソリン車の基本グレードで需要はそれなりに高いのですが、ヴィッツは台数も豊富なため登録から5年が経過するタイミングで、さらに買取相場が下がることが予想されます。

  • 2014年式(平成26年)<ヴィッツ 1.5 RS>黒系
    走行距離8.0万km 新車価格159万円 参考買取価格50万円 残価率約31%

登録から5年が経過したヴィッツは買取価格が大幅に下がるため、50万円での買取となりました。ただ、人気のRSタイプであったことから、31%の残価率を保っています。

初代ヴィッツの買取相場

初代ヴィッツは、1999年から2005年の間に、新車として販売されました。

ヴィッツのデザインや性能を市場に強く印象付けたモデルですが、海外でも人気に火がつき、中国メーカへのOEMによって2012年まで販売されていました。ただし、先先代のモデルということで、買取価格を見ると多く0円査定が見られます。

国内での人気も、後継モデルという比較対象があるためあまり高くありませんが、海外での需要はまだあるため、車買取一括サイトなどで複数の見積もりを取ることで0円査定を回避できるかもしれません。

2代目ヴィッツの買取相場

2代目ヴィッツは、2005年から2010年まで販売されました。型落ちモデルなので、安くヴィッツに乗りたいというユーザーには、一定の人気があるモデルです。しかし、販売から10年が経過するタイミングで、買取相場は急落する傾向が見られます。

もともと新車価格も安いということもあり、過走行の車で多く0円査定が見られました。こちらも初代同様に、海外での販売ルートを確保している買取業者や、商用車を多く仕入れたい買取業者などに、アプローチを行う必要がありそうです。

3代目ヴィッツの買取相場

現行型となる3代目ヴィッツは、2010年から販売開始されていますが、2014年と2017年に、マイナーチェンジが図られています。現行モデルではありますが、どの年式の車かによっても、買取価格の差が出ています。

0円査定の事例は見られませんでしたが、今後登録から10年経過するタイミングで相場が下落することが考えられます。特に2010年から2013年に登録された車は、早めに売却を検討することをオススメします。

ヴィッツの人気グレードと残価率

ヴィッツには、それぞれグレードによって排気量が異なります。1.0L〜1.5Lの選択肢がありますが、中古車市場でのリセールバリューが高いグレードは、1.0Fと1.3Uです。

1.0Lのグレードは輸出相場が高値となっていますので、全体的にリセールバリューが高くなっています。1.3Lに関しては、そこまで大きな差は見られませんが、機能面で充実しているUの中古車市場での人気が際立ちます。

また、現行モデルからハイブリッド車が登場し、ガソリン車と比較すると購買率が高くなっています。そのため、ハイブリッド車の残価率は、高水準を保った状態が続いています。また、ガソリン車は特別仕様車の残価率も、通常グレードと比較すると高い様子が伺えます。

ヴィッツをより高額に買い取ってもらうポイント

続いて、ヴィッツをより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。

人気のカラー

現行モデルのヴィッツのボディカラーは、下記のようなラインナップです。

  • ホワイトパールクリスタルシャイン
  • シルバーメタリック
  • ブラックマイカ
  • ボルドーマイカメタリック
  • グレーメタリック
  • クリアブルークリスタルシャイン
  • スーパーレッドⅤ
  • チェリーパールクリスタルシャイン
  • ブルーメタリック
  • オレンジメタリック
  • ルミナスイエロー
  • ダークレッドマイカメタリック
  • ジェイドグリーンメタリック
  • スーパーホワイトⅡ
  • アバンギャルドブロンズメタリック
  • オリーブマイカメタリック
  • ダークブルーマイカ

メーカーオプションのボディカラーも含めると、かなり豊富なカラーバリエーションですが、ヴィッツは初代モデルではシルバーが高い人気でしたが、2代目以降はホワイト系の人気が高い傾向にあります。

ホワイト系に次いで、シルバー系・ブラック系の定番色が人気が高いので、買取相場においてもこれらの人気色はプラス要素となります。

人気のオプション

ヴィッツのオプションは、エクステリアのドレスアップや機能性を増すオプション品の人気が高い傾向です。

185/60R15 タイヤ&5½Jアルミホイール(センターオーナメント付)など、足元を引き締めるアルミホイールは査定時もプラス評価となります。視界の悪い時に安全性を向上させる、フロントフォグランプ搭載車も高い人気です。

また、ドアの開閉が便利で、プッシュスタートでエンジンが始動できる、スマートエントリー&スタートシステムも、プラス査定になるオプション品です。

10年落ちの場合値段はつくか?

ヴィッツは良くも悪くもスタンダードと言える車です。豊富なグレード展開で、購入者の層も幅広く、様々な場面で活躍できるので、コンパクトカーのベースモデルと言える立ち位置です。

そのため、買取相場の変動も非常に平均的で、登録から10年経過するタイミングで、相場は急落します。しかし、人気グレード・ボディカラー・オプションなどプラス査定の要素を持つことで0円査定は回避できます。

走行距離など車の状態も重要な査定要素ですが、過走行でない限りは10年落ちの車でも十分に値段が付くことは考えられます。

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まとめ

今回は、ヴィッツの買取情報をご紹介しました。買取相場において特筆すべきポイントは少ないですが、コンパクトカー市場を牽引するモデルですので、大きな値崩れも考えづらいです。中古車相場の平均的な動きを見せるので、5年・7年・10年と相場が下がるタイミングを前に売却することをオススメします。2019年秋にはヴィッツがフルモデルチェンジをするといわれていますので、モデルチェンジの前に買取に出すのがいいでしょう。

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