1993年に販売が開始され、以降、軽自動車のトップを走り続けてきたワゴンR。次々とライバル車が登場する中でも変わらぬ人気を誇るワゴンRは、販売台数が極めて多い車です。
そのため、買取市場でも台数が多く、買取価格に不安がある人もいるでしょう。しかし、いくつかのポイントをおさえると、高価買取が可能です。今回は、ワゴンRの買取で高額査定を手に入れる方法を紹介します。
目次
国内で支持を集めるワゴンRの特徴
1993年に初代ワゴンRが発売されてから今年で25年経ちますが、それまでの軽自動車と言えば、「小さい」「狭い」「走らない」
「格好悪い」と言う理由で購入層が限られていたのを根底から覆したのがワゴンRでした。
背の高いトールワゴンデザインで、ワンボックス車のような視認性も定評があって、背の高い男性でも足元が窮屈にならず運転ができるのと、後部座席に大人が座ると普通の軽自動車なら膝が当たるほど狭かったのですが、ワゴンRの後部座席は乗用車よりも広く運転席もシートに座ると言うよりは、椅子に座って運転をする感じで、そう言う所も幅広い年齢層からも支持され続けています。
今までの軽自動車と言えば、アルトやセルボのように、女性が買い物に使用する為だけの車でしかありませんでしたが、乗用車よりも広い室内空間と、運転もし易く、見た目も良く、何よりも維持費が安いと言う事が、長い間指示を集めている理由です。
ワゴンRの相場がわかるオススメサイト
ガリバー買取
ガリバーで、買取査定を行う自動車の車種数は、1700種類と言われていますが、最も多く査定に持ち込まれる車種はプリウスで、ワゴンRは2番目に多く買取査定を行っています。ワゴンRの査定のプロと言えるガリバーなら高額査定も夢ではありません。
BIGMOTOR
「他店より1円でも安ければご相談下さい!」が合言葉のBIGMOTOR買取査定で、全国307店舗、年間120万人の査定実績、中古車買取価格顧客満足度No.1、中古車買取台数No.1の超人気買取店です。
ワゴンRを買い取ってもらうポイント
車両の状態
ワゴンRを買い取ってもらうポイントは、高値での買取を望まないのであれば、車検が切れていても走れる状態にあるワゴンRなら買取は出来ますし、極端な話し事故現状のままの走行不能車でも部品取り車として買取をする事は出来ます。しかし、高価買取となると話は別で、走行距離、年式、修復歴の有無、装備品、外装・内装の状態などで買取の相場が違ってきます。
修復歴の有無
ワゴンRを買取査定で高評価を得るには、修復歴車だと査定が「ガクン!」と下がってしまいますが、修復歴の定義自体、一般ユーザーと業者とでは大きく異なります。
例えばバックで駐車している時に、ワゴンRの後部を壁にぶつけてしまってテールゲートとリアバンパーが凹んでしまった場合、そのまま修理に出して、テールゲートは板金修理を行い、リアバンパーは新品に交換しただけでは、自動車業界的には修復歴車にはなりませんし、テールゲートを新品に交換しても修復歴車にはなりません。
信号待ちで停車している時に、追突されてトランクフロア(荷室)まで修理を行った場合は、修復歴車になってしまいます。この様に、一般的には修復歴有りと思っていても、実際には修復歴ではない場合が良くありますので、高額査定を狙うなら、修復歴の無いワゴンRが絶対条件となります。
走行距離
走行距離は、ワゴンRの査定を行う時、修復歴の次に大切なポイントになります。走行距離が少なければ少ないほど良いですし、過走行車の場合でも、キチンと整備を行っていた証拠となる整備記録簿が全て揃っていてる事も大切です。
どのような整備を行い、どのような部品を何万kmの時に交換した等、整備の経緯がわかる事が過走行車の査定をする上で重要になります。年間走行距離が1万kmが一般的な走行距離の目安になるので、年式相応の走行距離が高額買取の目安となります。
外装
普通にワゴンRに乗っていたら、小傷やエクボ、大きな凹み、ボディカラーの色褪せなど、何かしらの傷があるのは仕方がありませんが、外装の査定をする上では重要なポイントになりますが、凹んだ箇所を板金修理した時は、その修理の仕上がりによって査定も変わってきます。
特に、ホワイト系やシルバー系以外のボディカラーは、熱や紫外線などで色が褪せやすい為、普段からの手入れが重要になります。ワゴンRは特に、天井の色が褪せやすいので注意するとともに、汚いままだと印象が良くないので、査定に出す時は必ず洗車をするようにして下さい。
内装
内装で気を付けたいのは、タバコのヤニや焼き焦げで、喫煙車の場合、エアコンの内部までヤニで汚れて異臭を発している事が殆どですし、スイッチ類の欠品や装備品の故障などもマイナス評価の材料になります。故障している装備品は、査定額よりも修理代の方が高くなってしまう事が多いので、修理しないでそのまま査定に出すようにして、査定員に相談するようにして下さい。
エンジン
せっかく査定に出すのに外装・内装を綺麗に清掃をしても、ボンネットを開けてエンジンルームが汚かったら意味が無くなってしまいますので、エンジンルーム内も濡れた雑巾で拭くだけでもかなり違います。
拭き掃除をした後にタイヤワックスを塗って仕上げると艶出し効果で、エンジンルームを綺麗にする事が出来ます。ワゴンRの洗車をする時には、エンジンルームも一緒に清掃して査定アップを狙って下さい。
人気のグレード
現行型のワゴンRで最も人気のあるグレードは、ワゴンR HYBRID FXで、充実装備の割に価格が安くて、燃費が非常に良い点が人気の理由となっています。ワゴンRは、40代~60代のユーザーが多く、派手な見た目は敬遠される傾向がある為、標準グレードで装備が充実しているワゴンR HYBRID FXに人気が集まっています。
次に人気のあるグレードは、エアロキットやアルミホイールが標準装備されているワゴンR HYBRID FZで、装備も走りも文句無しですが、軽自動車にしては150万円前後で少し価格が高いので、ファミリー層や年配の人からは敬遠されてしまいます。
以前は、スティングレーの方が人気が高かったのですが、スティングレーのフロントマスクを嫌う人が多く、上級グレードのワゴンR HYBRID FZの方が人気があって、若い年齢層や独身のユーザーからの指示が多いのがワゴンR HYBRID FZの特徴です。
現行型のワゴンR以外で買取査定の時に人気のあるグレードは、市場での台数が少ない4WD車や特別記念モデルの特別仕様車です。
スズキは、〇〇周年記念車や装備が充実している〇〇リミテッドなどは、価格が据え置きで装備が充実している為、買取市場でも非常に安定した金額で取引が行われています。
4WD車の場合は、新車販売台数も非常に少なく、国内中古車市場でも台数不足なので買取でも高値で取引が行われています。自然吸気エンジン(ノンターボ)の4WD車ともなれば、輸出としても需要が高い為、高額査定の期待が持てます。
純正パーツの確認
元々ワゴンRについている標準装備品とは別に、純正オプションカタログで車両とは別に購入する純正アクセサリーパーツがあります。純正オプションパーツは、新車納車後では取付が出来ないパーツもあるのと、純正部品との相性も良く、作りもしっかりとしている為、買取査定の上で純正オプションパーツが付いていると高値で買取を行ってくれる事が多いです。
ILLUMINATION set
暗い車内をブルーの光で演出してくれるので、ワンランク上のインテリアになります。
<フロアイルミネーション>
<カップホルダーイルミネーション>
<ピラースポットイルミネーション>
<スイッチキット>
<ドアハンドルイルミネーション>
<ドアポケットランプ>
イルミネーションセット:¥76,302-
プライバシーシェード
キャンプや海に行った時に、プライバシーシェードがあればワゴンRの車内で着替えも出来まし、外からの視線も気になるので、車載しておきたいアイテムの1つです。
<フロントプライバシーシェード(メッシュ付)>:¥23,760-
<リヤプライバシーシェード(メッシュ付)> :¥27,000-
ベッドクッション
ワゴンRの全シートをフルフラットにして、ベッドクッションを敷くだけで車中泊が出来ます。
ベッドクッション:¥34,560-
フルモデルチェンジ後も売却のチャンスあり
ワゴンRは、以前と比べて売上が鈍っていますが、それでも年間・約10万台は売れているので人気車種の分類に入ります。ワゴンRに限らず、フルモデルチェンジ後は前型の買取相場が下がるのですが、ワゴンRの場合は安定した買取相場を維持出来ていますし、乗用車と比べて、軽自動車は値落ち率が少ないのでフルモデルチェンジ後であっても心配する必要はありません。
フルモデルチェンジ後であっても、最近の軽自動車は新車の価格が高く、フルモデルチェンジ後であってもモデルチェンジ前のワゴンRを求めて中古車を狙っているユーザーが多いので、需要と供給のバランスが良いワゴンRは、中古車市場でも台数が豊富で良質な中古車を選ぶ事が他の車種に比べて容易に出来ますから、売却のチャンスは十分にあります。
ワゴンRは、輸出車として海外での需要がありますが、輸出に出す場合は日本と違ってバッテリー交換等のインフラ問題があるのと、ターボ車は故障率が高い為、ハイブリッド車とターボ車は海外では嫌われる傾向にある為、輸出用としては不向きです。
年式が古くても諦めない
国内では、低年式車や過走行車だと、買取の相場も一気に下がってしまいますが、海外では低年式でも過走行車でも日本の車は良質で、簡単にはエンジンが壊れない為、低年式車でも過走行車でも問題なく売る事が出来ます。ワゴンRの低年式車や過走行車を買取に出す場合は、ノンターボエンジンが条件となります。
ターボエンジンの過走行車は、タービンの故障が問題になるので、国内でも海外でも過走行車のターボ車は、買取としての価値は下がってしまいますが、自然吸気エンジン+4WDのワゴンRなら海外の人気も高いので、低年式でも過走行車でも問題なく買取に出す事が出来ます。
ワゴンRのオススメの売却方法
ワゴンRを売却する方法には、いくつかの方法がありますが、近くにある買取専門店へ持ち込むのも良い方法の1つです。ワゴンRは、販売台数の多い車両なので、どこの買取専門店でも買取査定情報も豊富で、安定した査定金額が期待出来ます。
その中で、より高額査定を狙うなら、数多くの買取専門店を回って沢山の見積書をもらう必要があるのですが、数多くの買取専門店を回るのは時間も労力も必要で実際はなかなか実行する事が困難です。
そのような時に便利なのが、インターネットの買取一括査定で、1回簡単な入力をするだけで、数十社の業者へ一括で査定依頼を行ってくれるので、手間も時間も掛からず返事を待つだけで済むので忙しい人にはオススメの方法です。
ワゴンRが最も高く売れる時期
新社会人や学生がワゴンRの販売ターゲットになる為、中古車販売店は、繁忙期の3月~4月に合わせて良質なワゴンRの在庫を早めに用意しておく必要があります。中古車市場では在庫の仕入れが1月~3月が最も多くなるこの時期は、ワゴンRも高値で売買が行われる為、中古車業者も積極的に買取を行います。
ワゴンRの買取相場も1年の中で最も高くなる時期なので、大切なワゴンRで高額買取査定を狙うならズバリ「1月~2月」に手放す事をオススメします。
ワゴンRの最新買取価格
ワゴンRの最新買取価格を調べてみると次のようになりました。
<ワゴンR FX >
年式:平成28年(2016年) 走行距離:8万km カラー:ホワイト系
新車価格:114.0万円 買取価格:25.1万円 残価率:約22%
<ワゴンR FZ >
年式:平成27年(2015年) 走行距離:7万km カラー:ブラック系
新車価格:137.0万円 買取価格:36.0万円 残価率:約26%
まとめ
ワゴンRの買取について紹介して来ましたが、いかがでしたでしょうか?ワゴンRの人気は現在でも根強く、高年式車はちろんですが、低年式車や過走行車でも大きな値崩れが無いので、安定した価格で現在も買取が行われています。ワゴンRを買取に出す予定がある人は、年式や車両状態に関わらず、高額買取査定が期待出来る1月~2月を狙ってみて下さい。