車のコーティングはお店でも自分でもできます。もちろんコーティング専門店は知識も経験も豊富なのでセルフで行うときと比べて仕上がりに差が生じるのは当たり前。
少しでもきれいな仕上がりになるように、コーティングを自分で行うときの手順とコーティング剤の選び方を紹介します。お店でするなら安心して愛車をお任せできるお店の選び方を解説します。
目次
自分で車のコーティングをする手順
新車を購入したばかりの時は、コーティングに絶好のタイミングです。細かい傷や汚れがたくさんついてしまう前に、コーティングしておけばボディの美しさを新車同然で長持ちさせられます。
- コーティング剤一式
- 高圧洗浄機
- 車用シャンプー
- 洗車スポンジ
- マイクロファイバーセーム
- ふき取り用クロス
- 洗車バケツ
- 脚立
- 防水透湿手袋
道具を集めたら、早速作業してみましょう。
- きれいに洗車する
- 水分をしっかり拭きあげる
- 完全に乾燥させる
- クロスに吹きつけてコーティング剤を塗り広げる
- 水滴を寄せ付けず12時間乾燥させる
- 2週間乾燥させる
- 洗車してコーティングの保護剤をつける
車を購入したら、厄介な汚れが付着してしまう前にコーティングを行って、美しいボディを手に入れてください。
コーティング剤の選び方とおすすめ5選
愛車を洗車した後はボディコーティングを行って、きれいなボディを保ちましょう。コーティング剤はどのように選べばよいのでしょうか。ポリマー系コーティングは初心者でも扱いやすくムラなく施工できるのでおすすめです。
一般的にコーティング剤の種類は2つあり、水の弾き方が異なります。水滴がコロコロと転がり落ちるタイプの撥水性コーティング剤はウォータースポットが発生しやすいデメリットがあります。
親水性タイプは水滴になりにくく、水膜が流れ落ちるタイプなので、ウォータースポットは発生しにくくなりますが、艶や輝きを求めるのであれば撥水性タイプのコーティング剤がおすすめです。
自分でコーティングを行う方にオススメのコーティング剤を5つ厳選したので紹介しました。
①スマートミスト
CCIのおすすめコーティング剤です。自宅でセルフコーティングするときでもガラス系コーティングができます。スマートミストは洗車後に濡れたボディにスプレーして拭きとるコーティング剤の中でも耐久性が高く、低価格な商品です。
ボディについてしまった小さな傷を隠すための効果も高いといえます。上品な艶が出るので、ぎらついた印象は与えません。軽くふき取って利用できるおすすめのコーティング剤。
ブランド | シーシーアイ(CCI) | 商品重量 | 440g |
梱包サイズ | 21.9×10.7×7.4㎝ | 種類 | ガラス系コーティング |
②クリーナーポリッシュ
プレクサスのクリーナーポリッシュは洗浄・ツヤだし・コーティングの3つの効果を持っているマルチコーティング剤です。ふき取った後は、厚みのあるギラギラとした仕上がりになります。
ホイールへのコーティングがおすすめ。汚れを除去し、ほこりがつきづらい表面にできます。ワックスの特有のにおいがあり、耐久性が約1カ月と短い点がデメリットです。
ブランド | プレクサス | 商品重量 | 222g |
梱包サイズ | 17.8 | 種類 | 油脂系 |
③スーパー・レジン・ポリッシュ
愛車のスペシャルケアにおすすめなのが、スーパー・レジン・ポリッシュ。オートグリムの製品群であり、ボディの細かい傷や摩耗を取り除いて、新車の時のような輝きを再現してくれます。
固形ワックスのように使います。ワックスとは異なり、ふき取るのに力があまり必要ないので初心者にもおすすめです。仕上がりもコーティング剤にはなかなかないヌラヌラ感があるので、つやが欲しい方にオススメ。
ブランド | オートグリム | 商品重量 | 99.8g |
梱包サイズ | 22×14×18㎝ | 種類 | ガラス系 |
④ゼロフィニッシュ
拭き取りタイプのコーティング剤でおすすめなのはゼロフィニッシュ。空気中に浮遊しているホコリや砂がボディについているときに綺麗に取り除けます。クリーナータイプのプレクサスと使い勝手は似ていますが、使えば使うほど防汚機能と撥水性能を発揮します。
ブランド | シュアラスター | 商品重量 | 272g |
梱包サイズ | 6×6×19.2㎝ | 種類 | クリーナータイプ |
⑤チタニウムグレイズ
愛車を最高に輝かせたい時にオススメなのはチタニウムグレイズ。ワックスはホコリがつきやすく、時間が経つと同時に汚れが目立つようになるためお勧めできません。ザイモールのコーティング剤は手間をかけてツヤを出したい人におすすめ。
1個1万円を超えるので、高級品といえるでしょう。ハチミツのような甘い香りがする点も魅力の一つ。柔らかい素材でできているので、施工が初心者も比較的楽に行えるでしょう。
ブランド | ザイモール | 商品重量 | 231g |
梱包サイズ | 20.1×13.4×11.4㎝ | 種類 | ワックス |
自分でガラスコーティングを成功させるポイント
セルフコーティングをするにしても、ガラスコーティングがおすすめ。ガラスコーティングをして愛車をきれいに整えたいのであれば、施工環境と道具、高性能なコーティング剤を揃えましょう。
下地処理も丁寧に行うことが必須です。同じコーティング剤を使っていても、施工する環境が悪かったり、下地処理がうまくいかなければ仕上がりが悪くなってしまいます。
セルフガラスコーティングをする時のポイントを紹介します。
15℃~25℃の温度
コーティングに適した環境はまず、15~25℃の温度です。コーティングが乾燥しやす温度を維持することで、仕上がりの撥水性や硬度を高めることができます。ガラスコーティングを施工する日を決める前に適切な温度になるかどうかをチェックしておくことは大切。
温度に加えて覚えておきたいのが直射日光はNG。日光がボディに当たっていると、周囲の温度に関わりなくコーティングする表面の温度が25℃を超えてしまうかもしれないので注意が必要です。乾燥するスピードが早すぎるとムラが生じやすくなります。
30%~50%の湿度
2つ目のポイントは湿度です。30~50%の湿度でガラスコーティングを行いましょう。特にシリカ系ガラスコーティングでできた膜は水分と化学変化を起こして硬化させるため、湿度の影響を大きく受けます。
湿度が低い方か高いかによって硬化しないわけではありませんが、適切な湿度を保っていると仕上がりがきれいになります。ガラスコーティングは春か秋、冬の場合は日中がおすすめです。
24時間以内は濡らさない
続いて、コーティングを初期乾燥させている間の注意点です。コーティング施工後は24時間乾燥させなければなりません。雨が降って水に濡れてしまうとコーティングの硬化に悪影響を及ぼします。
屋根付きのパーキングに駐車するようにしましょう。濡れたからといってコーティング性能が得られないわけではありませんが、硬化の時間を遅くしますし、仕上がりが悪くなるので屋外にさらすことはお勧めできません。
車のコーティングができるお店の種類
車のコーティングを自分でするのではなく、お店に依頼したい時はどこにいけばいのでしょうか。車のコーティングが出来るお店は主に3種類。専門店・ディーラー・ガソリンスタンドです。
コーティング専門業者
車のコーティングを専門としている業者は技術と品質が確かなのでお勧めです。施工方法や使っているコーティング剤、施工環境にもこだわりが見られます。コーティング剤の種類は豊富に揃っているので、条件にぴったりマッチするコーティング剤を利用してもらえるでしょう。
コーティング専門業者に依頼するとなると、車の劣化状態によっては施工費用が20万円を超えることもあります。仕上がりの質が高く、耐久性が高いので値段は高いのですが一番おすすめです。
ディーラー
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでもコーティングメニューがあります。洗車後に短時間で行えるものが多く、比較的安価なので使い勝手がよく選ぶ人も少なくありません。
給油メインのガソリンスタンドですから、安いコーティングであり質はそれなりに劣ることは否めません。手軽でスピーディに行えるコーティングのお店を探しているのであればガソリンスタンドはおすすめです。
愛車のコーティングを任せるお店の選び方
コーティングをお店に任せるのであれば、信頼できるお店を探さなければなりません。コーティング業者を賢く選ぶための3つのポイントを紹介します。
道具や設備が整っているか
まず、コーティングを行える道具や設備は充実しているでしょうか。コーティングは適切な環境で下処理がしっかり行われている必要があります。屋外で作業をする業者は選ばない方が良いでしょう。
塗装面の細かい傷や汚れをしっかり見える照明設備が整っているかどうかもチェックポイントです。温度や湿度の管理も行える設備あるコーティング専門店がおすすめです。
コーティング種類の充実
コーティング剤には大きく分けて4種類あり、ワックスを除くとポリマー系・ガラス系・ガラスコーティングの3種類が主に行われているコーティングです。種類によって耐久性や持続年数、メリット・デメリット、値段が異なるため、種類豊富なお店がおすすめです。
選択肢を広げてくれるようなコーティングメニューが揃っているお店を探してみましょう。また、ボディ表面だけではなく、クリーニングメニューやホイールコーティングもしてくれるお店がおすすめです。
スタッフの経験やレビュー
環境が整っていて、良い道具が揃っていても技術力が求められているのはスタッフです。コーティングを行うスタッフの経験値やノウハウは非常に重要なポイントになります。
検討しているコーティング専門店が、コーティングの協会に加盟しているか、資格を持っているかなどをしっかりチェックするようおすすめします。
コーティングは自分でやるよりも専門店に任せて愛車をピカピカに
コーティングは自分でできますが、店で施工を依頼したほうが理想通りの美しい車にしてもらえます。コーティングの種類が豊富で経験豊かなスタッフがおり、環境が整っているお店を探しましょう。
自分でコーティングをする時は、できる範囲でほこりや花粉、汚れがつきにくい環境を作ってください。おすすめのコーティング剤を紹介しましたので是非参考になさってくださいね。