そろそろ車の買い替えを検討しているけど、具体的な方法が分からないと悩んでいませんか?
そこで今回は【車買い替えのタイミングと方法】を徹底解説します。せっかく新しい車を買うのなら、できるだけ安く買いたいですよね。また今の車も高く売りたいのが本音かと思います。この記事を読めば、誰でもスムーズかつお得に車を買い替えることができますよ。
車の買替時期に適しているのはいつ?
まず、車の買い替えの時期について説明していきます。意外と知られてないのですが、車の買い替えに適している時期が存在します。様々な要因によって新車価格や中古車価格は異なるので、まずは以下の時期をよく覚えておきましょう。
ディーラー決算期である「3月」と「9月」
車を買い替えるには「3月」もしくは「9月」が良いでしょう。これらの時期はディーラーや買取業者では【決算期】にあたるので、通常よりも安く買うことができ、高く買い取ってくれる可能性が高くなります。
ディーラーの場合、店舗ごとに「ノルマ」が課せられていることが多く、決算期を迎える前に目標台数を突破しなければならないわけです。そのため、通常よりも安く販売してくれたり、高く買い取ってくれたりします。もし車の買い替えを検討しているのなら、これら決算期の直前をチェックしてみてください。
モデルチェンジが行われる前
どの車も数年に一度「モデルチェンジ」が行われますが、新モデルが発売される直前に買い替えるのがおすすめです。なぜならば、新しいモデルが発売されると今のモデルの価値が下がってしまうからです。従来モデルの人気の低下に伴って買取価格も急落してしまうため、そうなる前に売却するのが得策ということになります。
車検を迎える前
数年に一度受けなければならない車検ですが、車検を迎える前に買い替えるのが良いでしょう。なぜならば、車検費用が高いからです。車種によっては1回の車検で数十万円もかかってしまうケースがあります。また車検を通した直後に車を売ってもそこまで買取金額は上がらないため、車検前に売却することをおすすめします。
車を買い替える方法
それでは次に、車を買い替える方法を解説します。買い替えが初めての方だと正直よく分からないのが本音かと思います.
そこで、誰でも分かるように5つのステップで解説していきます。以下のステップを覚えておきましょう。
【1】どの車種を買うのか決める
車の買い替えを決めたら、まずは新しく買う車種を決める必要があります。最初から目ぼしい車があれば問題ありませんが、もし決まっていない場合はインターネットで調べたり、ディーラーを見て回ったりして車種を決定しましょう。
車の買い替えには2パターンある
前提として、車の買い替えには「ディーラーを利用する方法」と「買取店を利用する方法」の2つがあります。新車を購入したい場合はディーラー、中古車の場合は買取店を利用しましょう。
またディーラーで新車を買う場合、新車を安くする代わりに古い車を売る「下取り」も可能です。ディーラーに依頼すると同じ場所で買取と購入を済ませることが出来るため、時間短縮ができます。ただ、ディーラー下取りは買取金額がやや低くなってしまうため、愛車を出来るだけ高く売りたい場合は買取店にお願いするのが良いでしょう。
【2】値引き交渉をする
欲しい車種が決まっても即購入するのはNGです。出来るだけおトクに車を買い替えるためにも値引き交渉をしましょう。ディーラーにも最低販売価格があるため、度が過ぎた値引きは対応してくれませんが、ある程度の値引きには応じてくれるでしょう。車のグレードやオプションの有無によっても金額は大きく異なるので、自分の経済事情に合わせて選択してくださいね。
【3】購入方法を決める
購入する車種を決めたら次は購入方法を決めます。購入方法ですが「現金」「ローン」「カーリース」といった方法が挙げられます。
一括で支払いたい場合は現金、数年かけて支払いたい場合はローン、格安で車を使いたい場合はカーリースが良いでしょう。現金支払いは、言葉通り、現金で支払いする方法で、店舗としてもキャッシュフローが良くなるので、値引き交渉する際に、「現金払いするので」と伝えると応じてくれる可能性が高まります。
次に、ローンは銀行などの金融機関からお金を借りて、支払いする方法で、金利の分総額が高くなりますが、毎月の支払いは少なくなるので、生活を圧迫せずに車を購入することができます。
最後に、カーリースは「販売店から車を借りる」方法です。頭金がかからないため初期費用を抑えることができるメリットがあります。ただ、販売店の車をレンタルする形になるため自分好みにカスタマイズできないといったデメリットもあります。たしかにコストを抑えることはできますが、トータルで見るとデメリットが上回るケースもあるため慎重に選ぶようにしましょう。
【4】現在の車を査定に出す
新しい車の購入に目処が付いたら、次は今の車を売る手続きに入ります。まずは今の車を査定に出しましょう。基本的には買取店に車を持ち込んで査定を受けるかたちになります。また多くの買取店では「出張査定」を行なっており、プロの査定士が自宅まで来て査定をしてくれます。時間のない人は出張査定を利用するのが良いでしょう。
実車査定を受けたら見積もりを受け取り、それに納得ができたら買取契約を締結します。契約を結んだら、車検証や自賠責保険証などの必要書類を用意して、提出します。
【5】自動車保険の入れ替えを行う
売却の一連の手続きが済んだら最後に「自動車保険の入れ替え」を行います。自動車保険を今の車から新しい車に入れ替える手続きのことで、これを行わなければ保険が適用されないので要注意です。ディーラーで新車を買った場合、そのまま保険入れ替え勧められますが、それだと保険料が高いケースがほとんどです。できるだけ保険料を安く済ませたい場合は、自分で保険会社を見つけて加入するのが良いでしょう。
お得に車を買い替えるには?
続いて「車をお得に買い替える方法」をご紹介します。せっかく車を買い替える訳ですから、やはり高く売りたいですよね。以下のポイントを抑えておけば誰でもお得に車を買い替えられるので、ここで確認しておきましょう。
売ると決めたらできるだけ早く売却するのが吉
今乗っている車を売りたいと思ったら、できるだけ早く売るのが良いでしょう。なぜならば中古車の価格相場は変動が激しいからです。売るタイミングが1年遅くなっただけで買取金額がガクッと落ちるケースも多々あります。買取店としても状態の良い車を買い取りたいので、できるだけ早いタイミングで売ってしまうのが得策でしょう。
エンジンやミッション系統が壊れたら買い替えがお得
エンジンやミッション系が壊れたタイミングで売るのもおすすめ。というのも、これらのシステムは修理費が多額だからです。エンジンを諸々交換するとなると1,000,000円以上かかるケースもあります。ミッション系統でも300,000〜400,000円はかかってしまうでしょう。まだ売りたくない場合はそのまま修理して乗り続けても良いのですが、エンジンやミッションが壊れた場合、トータルで見ると買い替えた方がお得と言えます。
乗りつぶした方がお得なケースも
車種によって買取金額や販売価格は異なるので一概にはいえませんが、乗り潰した方がお得なケースもあります。一般的に”乗り潰す”の定義は「購入から5〜7年」と言われており、この年数が経つと車が劣化して故障しやすくなるのです。また、5年と7年は車検の時期とも被ります。
「車に愛着があって5〜7年で手放すのはもったいない」という場合は、しっかりとメンテナンスさえしておけば10年以上乗れるので、それ以降のタイミングでの買い替えを検討してみてください。
メーカー保証が切れたタイミングで売る
メーカー保証が切れたタイミングも買い替えの目安です。ただ、メーカー保証が付くのは一般的に「新車購入」の場合のみとなります。販売店によっては中古車でもメーカー保証が付くケースもありますが、期間が異なったり条件があったりするので、よく確認しておくようにしましょう。
メーカー保証が切れると、修理代なども全て自己負担となってしまいます。加えて、年数が経つと呼称しやすくなるため、保証が切れたタイミングでの車買い替えがお得と言えるでしょう。
車を買い替える際の注意点
それでは最後に「車を買い替えるときの注意点」をご紹介します。いくつか注意するべきポイントがあるので、以下をよく確認しておきましょう。
3月や9月はディーラーや買取店は大忙しなので要注意
記事の冒頭で「ディーラーや買取店の決算期での買い替えがおすすめ」とご紹介しましたが、3月や9月といった決算期はディーラーや買取店が大忙しのシーズンとなります。そのため、車種の購入や売却のために店舗に向かっても、混雑のため手続きが遅れることが多いのです。
3月中に車を買い替えようと思っても、手続きの遅れから結局4月になってしまったというケースも少なくありません。契約完了が4月になると、買取金額や購入金額も下がってしまいます。そのため、もし3月や9月に車を買い替えようと決めた場合は、2〜3ヶ月前からしっかりと準備していくことをおすすめします。余裕を持って手続きを進めましょう。
自賠責保険の返金について確認しておく
車を買い替える際は必ず「自賠責保険の入れ替え手続き」が必要になります。自賠責保険とは、車の所有者に加入義務のある強制保険です。車を売ればその時点で保険は終了し、また新しい車での自賠責保険に入る必要があります。
自賠責保険は車を買い替えた際、返金されるケースがあります。具体的には、車を売りに出した後、その車が廃車になった場合のみ、保険期間に応じて返金される制度がありますので、車を手放す時は必ず買取店に確認するようにしましょう。
売却と購入を別の業者に依頼すると手間がかかる
ディーラーに依頼すると同じ場所での売却と購入が可能ですが、それぞれ別の業者に依頼した場合、手間がかかります。業者によって手続きの進め方もやや異なる上に、車の引き渡しや納車のタイミングもズレやすくなるため注意が必要です。
必要書類を全て揃える
車を買い替えるにはいくつかの書類が必要になります。売却の場合だと車検証や自賠責保険証、自動車税納税証明書、実印、印鑑証明書、リサイクル券などを揃える必要があり、全てを揃えなければ車を手放すことはできません。新車購入の場合は車庫証明書や実印、印鑑証明書、任意保険の切り替え手続き証、自動車税納税証明書などが必要になります。
以上の書類が一つでも欠けていれば車の買い替えはできません。ただ、どの書類も簡単に揃えることができます。できるだけスムーズに買い替えを進めたいという人は、買取店に向かう前に自分で書類を用意しておくのがおすすめです。
まとめ
車の買い替えタイミングとその方法について詳しく解説しました!いかがでしたか?
今回ご紹介したポイントを実践すれば、誰でもスムーズかつお得に車を買い替えられるはずです。しかし一方で注意点もいくつかあるので、それらもよく確認してから車の買い替えを進めていきましょう。