<X3>はBMWの販売するクロスオーバーSUV。日本でも大人気のミドルサイズSUVですが、買取価格のほうはどうなっているのでしょうか。
今回は「X3をより高額で買取してもらうポイント」と「最新の買取相場の情報」を紹介します。
目次
X3の特徴
先行して発売されたX5の成功を受けて、1999年に3シリーズのSUV版としてX3は誕生しました。強烈な存在感と躍動感にあふれたスタイルは、見る人を魅了し、いい意味でSUVらしくないエキサイティングな走りの体験は、他のSUVでは中々体感できるものではありません。
モデルチェンジのたびに驚きと感動を与えてくれるX3は、SUVの概念を覆すような革新的な技術が満載です。現行モデルではドライビングアシストシステムの数々の先進的な機能に加えて、高いインテリジェンスを持つフルタイム4輪駆動システムBMWxDriveが、どのような走行状況でも優れた安定性と操作性を提供し、快適なドライブへと誘ってくれます。
X3は、モビリティの快適性を追求し、常に時代のトップランナーとして、その存在感を高めています。俊敏な走りと高い運動性能で、ユーザーの満足度を高めてくれる一台です。
X3のデザインについて
X3は、均整の取れたプロポーションと力強いシルエットが特徴なエクステリアが特徴的です。ワイドさを徹底して追求したボディは、肉厚で圧倒的な強さを感じさえ、長年所有していても輝きを失うことのない、魅力的な外観に仕上がっています。
X3には、BMW独自の美意識と奥深い高級感が息づいています。その世界観へ夢中になっているファンも多く、本当の上質さを教えてくれる一台です。
そしてインテリアは、トレンドを反映しつつ、モデルチェンジの度により洗練されていく印象です。豊かな面構成による完璧な美しさ、そして細部に渡って緻密に計算された機能の数々が、多様なライフスタイルに対応できるX3の可能性を感じさせます。
また見た目だけでなく、視認性や車内の静粛性も、非常に高いレベルで仕上がっています。高遮音性ガラスが、走行中の風切り音など外部からのノイズを大幅に低減してくれ、高速走行中でさえも、静けさと穏やかさに満ちた空間を確保できます。
さらに、オプション装備も多いので、オンリーワンのカスタムを楽しむことができ、X3はあらゆるリクエストに応える一台として、ユーザーの個性やライフスタイルを彩ります。
X3のボディサイズ
X3の現行モデルのボディサイズをご紹介します。
- 全長:4,72m~4,73m
- 全幅:1,89m~1,9m
- 全高:1,68m
現行モデルは3代目となりますがは、型落ちモデルと比較すると全長が一回り大きくなっています。歴代モデルでのゆとりある室内空間が特徴的でしたが、全長を長く取ることで前後のゆとりをさらに広げています。
ボディサイズが大きくなると取り回しに苦労しがちですが、最新のテクノロジーを搭載した安全機能によって、狭い道や駐車場でもスムーズな操作が可能になっています。
X3の燃費性能
X3はガソリン車とクリーンディーゼル車のグレードラインナップとなりますが、圧倒的なパワーと環境性を兼ね揃えたエンジンが搭載されています。
またX3は、抜群の走行安定性によって、無理のないドライビングを楽しめるので、自然とエコ運転が出来ることも魅力です。
すべての状況下で、卓越したドライビング体験を楽しむことができるように、X3は4輪への最適な駆動トルク配分が実現する、優れたトラクション性能と俊敏性を持っています。エンジン性能だけに頼らず、安定した走りを提供することで、X3は燃費へのアプローチを行なっています。
そんなX3のカタログ燃費は、13.5km/L~17.0km/Lとなっています。
クリーンディーゼル車は低燃費を実現しているだけでなく、燃料が軽油となるためよりお財布に優しい点も特筆すべきポイントです。X3は軽量かつ高剛性なボディにより、車重の低減に成功しています。
また、先進的なエアロダイナミクス技術によって、空気抵抗係数(Cd値)を最適化しています。BMW X3に卓越したダイナミクス、優れた効率性と燃費性能をもたらしています。リヤスポイラーや空力性能に優れたドアミラー、フロントエプロンのエアカーテンなど、一つ一つのパーツが低燃費につながっています。
X3の買取価格例
X3の最新の買取事例をご紹介します。
2017年式 (平成29年)<X3 xドライブ20i xライン>(旧モデル) 白系
走行距離 1.2万km 新車販売価格 640万円 参考買取価格 270万円 残価率42%
2015年式 (平成27年)<X3 xドライブ20d Mスポーツ> 赤系
走行距離 5.8万km 新車販売価格 658万円 参考買取価格 214万円 残価率32%
2013年式 (平成25年)<X3 xドライブ35i Mスポーツ> 黒系
走行距離 4.8万km 新車販売価格 701万円 参考買取価格 176万円 残価率25%
X3の人気グレードと残価率
現行モデルでは、ガソリン車とクリーンディーゼル車で、7つのグレードを選択することができます。基本モデルや初代から継続してきたグレードに加え、日本初導入となる高性能3L 直列6気筒のターボディーゼルエンジンを搭載したM40dが新たに登場しています。
全車右ハンドル設定で特別仕様車も定期的に投入されますが、X3はディーゼル車の人気が圧倒的に高い車種です。ガソリン車の買取事例が少ないことからも、ユーザー数の比率は伺えますが、ディーゼル車の中では、スポーティな走行性能を持つX3xDrive20D Mスポーツの人気が高いようです。
残価率は、人気グレードであるかどうかによって、同じ年式であっても変動します。X3は価格帯を考慮しても、輸入車の中では比較的リセールバリューは高い車ですが、輸入車は年式が古くなると国産車よりも残価率が一気に下がります。
高く売却したいのであれば、早めに乗り換えることも、視野に入れる必要がありそうです。
X3をより高額に買い取ってもらうポイント
続いて、X3をより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。
人気のカラー
X3のボディカラーは、下記のラインナップとなります。
アルピン・ホワイトⅢ
ブラックⅡ
ミネラル・ホワイト
ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト
ブラック・サファイア
ファイトニック・ブルー
テラ・ブラウン
サン・ストーン
X3のイメージカラーは、ファイトニック・ブルーとなります。カタログの表紙にも採用されているこのボディカラーは、ヨーロッパでは圧倒的な人気で選ばれているようです。
しかし日本においては、アルピン・ホワイトⅢの人気が高いようです。発色の良い美しさが特徴で、X3のボディをより優雅に表現してくれるボディカラーです。
重厚な雰囲気を持つブラック系も一定の人気はありますが、リセールバリューに置き換えてみると、日本の市場ではホワイト系のX3が、買取価格は高く査定されやすい傾向にあります。
人気のオプション
X3の買取相場を検証すると、電動パノラマガラスサンルーフ車の査定額は、他の車に比べると高くなっています。メーカーオプションで後付ができないオプションのため、買取業者のニーズは高くなっています。
またマルチな機能を持つ、BMWディスプレイキーも査定額アップに繋がりやすいオプションです。ドアロックの操作以外にも、エンジンを始動させる機能やエアコンの設定も可能なので、外気温差が激しい夏場や冬場においても、乗り込む前から社内のコンディションを整えておくことができます。
ディーラーオプションは取り付け・取り外しが比較的簡単なパーツが多いですが、メーカーオプションは車体に加工が必要であったり、大掛かりな電装工事が必要な場合もあるので、中古車市場での価値は高くなりやすいです。
10年落ちの場合値段はつくか?
X3の中古車相場は値落ちしていますが、他の輸入車と比較するとその幅は小さいです。X3の色あせないデザインや走行性能の高さは、10年落ちの車であっても古さを感じさせないところから、人気が高いからだとも言えます。
10年落ちの車でもニーズがあるので、過走行や車体への不備がなければ、しっかり査定額に反映される車だと言えます。ブランド力や人気も加味して査定してくれる業者に依頼することで、お得な取引ができる車です。
しかし、輸入車の評価は日本の中古車市場ではあまり高くないため、販売ルートを確保していない買取業者では、0円査定となる可能性もあります。X3をしっかり査定くれる業者を見つけるためには、複数の買取業者へアプローチできる、車一括査定サイトなどの利用をオススメします。
まとめ
今回は、X3の買取情報をご紹介しました。他のSUV車とは一線を画した、高い走行性能で世界的な人気を持つX3ですが、買取業者によって、査定額は大きく異なります。X3を求めている業者へ売却することで、査定額のアップにつながりますので、ぜひ売却の際には参考にしてください。