<4シリーズグランクーペ>はBMWの販売する4ドアクーペ。居住性の高いクーペとして人気の高いモデルです。
今回は「4シリーズグランクーペをより高額で買取してもらうポイント」と「最新の買取相場の情報」を紹介します。
[myphp file=article-cta-parts-s]4シリーズグランクーペの特徴
4シリーズグランクーペの歴史は浅く、3シリーズの生産終了を受けて、2013年に登場しました。BMWのミドルクラス車へのユーザーの期待値は非常に高く、名車と言われる3シリーズをどう受け継いでいくかが注目されましたが、デザイン・走り・機能性のすべてにおいて、妥協なく高いレベルで開発された車です。
4シリーズは、クーペ・グランクーペ・カブリオレといった、個性的なボディタイプがラインナップされていますが、グランクーペは4ドア仕様で、高い乗用性を特徴としています。
よりワイドに仕上げられたボディと走りの安定感に加え、質感の高さは非常に高い満足度を得ることができます。また、後部座席の利便性も高く積載力もある万能性も兼ね揃え、長距離ドライブに適適したパフォーマンスと高いラグジュアリー性を持つクーペに仕上がっています。
3シリーズクーペのデザインについて
4シリーズの各ボディタイプのデザインを比較すると、フロントバンパーなど、所々で細かい違いがわかりますが、4シリーズグランクーペの最大の特徴は、ドアが4枚であることです。クーペでありながら、後部座席のゆとりを確保していることで、セダンのような使用感を得ることができます。
とはいえ、4シリーズグランクーペのスポーティな資質を疑う余地はなく、ダイナミックなフロントとリヤのビューによって、力強さが沸き出ています。伸びやかなスタイリングとゆるやかなルーフライン、そして起伏に富んだサイドによって、どこまでも走っていけそうな躍動感を体感することができます。
4シリーズグランクーペの曲線的なシルエットは、スポーティなデザインを際立たせ、軽快さを感じさせてくれます。そして質感の高いインテリアは、操作性に優れたドライバー志向のコックピットを中心に、美しさと優雅さを持っています。さらに魅力的なアクセントが随所にあしら我、細部へのこだわりを感じさせてくれます。
4シリーズグランクーペのデザインからは、至高のエレガンスと独自の美学が感じられ、スポーティな感覚が強く印象づける仕上がりとなっています。4シリーズグランクーペの精悍なシルエットは、クーペというボディタイプへ新たな基準を提案しているかのようです。
4シリーズグランクーペのボディサイズ
4シリーズグランクーペの現行モデルのボディサイズは下記になります。
- 全長: 4,64m~4,67m
- 全幅: 1,83m
- 全高: 1,4m~1,41m
4シリーズグランクーペは、全長・全幅・ホイールベースは4シリーズクーペと同じサイズとなっていますが、後席のヘッドクリアランスを確保するため全高が12mm高められています。
そしてルーフは112mm後方に伸ばされていますが、なめらかな曲線を描くことで、4ドアクーペの特性を活かした伸びやかな雰囲気が際立ちます。
4シリーズグランクーペの燃費性能
4シリーズグランクーペでは、直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンと直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンがラインナップされています。
先進的なパワーユニットがもたらすパワーに加え、BMW伝統のFRあるいは高いインテリジェンスを持つ4WDのxDriveで、それぞれの特性を最大限に活かした走りを楽しむことができます。さらに、前後約50:50の理想的な重量配分で最高の乗り心地と高精度なハンドリングも実現します。
エンジンは環境性にも配慮され、燃料消費量の低減をもたらしています。4シリーズグランクーペのカタログ燃費は、13.5km/L〜16.0km/Lとなっています。
圧倒的な走行性能を持ちながら実用的な燃費を兼ね揃えているので、長く付き合えるスポーツカーだと言えます。
4シリーズグランクーペの買取価格例
4シリーズグランクーペの最新の買取事例をご紹介します。
2017年式 (平成29年)<4シリーズグランクーペ 420i Mスポーツ> 白系
走行距離 2.4万km 新車販売価格 628万円 参考買取価格 274万円 残価率43%
2015年式 (平成27年)<4シリーズグランクーペ 420i Mスポーツ> 白系
走行距離 3.9万km 新車販売価格 563万円 参考買取価格 226万円 残価率40%
2014年式 (平成26年)<4シリーズグランクーペ 420i> 黒系
走行距離 5.8万km 新車販売価格 516万円 参考買取価格 159万円 残価率30%
4シリーズグランクーペの人気グレードと残価率
4シリーズグランクーペは、排気量の違いに加え、基本モデル・デザインに特化したグレード・走行性能に特化した最上級グレードに分けられます。
買取実績で多かったのは、420iグランクーペMスポーツという2.0Lエンジンの最上級グレードで、中古車市場でのニーズが多いのは、435iグランクーペMスポーツでした。
排気量の違いは、維持費にも直結してきますが、Mスポーツは基本グレードより足回りが強化され、スポーツカーならではのキビキビした走りを楽しむことができます。
4シリーズグランクーペのユーザーの特徴としては、こだわり派が多いことが挙げられます。コストパフォーマンスの高い2.0Lエンジンの基本モデルも人気が高いのですが、高い走行性能を評価して、Mスポーツの人気が圧倒的に高い状況となっています。
そして、4シリーズグランクーペの残価率は、輸入車の中では非常に優秀です。ただし、現在中古車の流通台数が少ないことが、懸念点ではあります。
残価率の下落幅は平均的ですが、売却するタイミングや流通台数の変動によって、相場が大きく変動することもありそうです。
4シリーズグランクーペをより高額に買い取ってもらうポイント
続いて、4シリーズグランクーペをより高額に買い取ってもらうポイントをご紹介します。
人気のカラー
4シリーズグランクーペのボディカラーは、下記になります。
- アルピン・ホワイトIII
- ブラック
- ブラック・サファイア
- カラハリ・ベージュ
- メルボルン・レッド
- グレイシャー・シルバー
- インペリアル・ブルー・ブリリアント・エフェクト
- ミネラル・ホワイト
- ミッドナイト・ブルー
- ミネラル・グレー
- スパークリング・ブラウン
- ジャトバ、エストリル・ブルー
- カーボン・ブラック・メタリック
公式ホームページでは、メルボルン・レッドとグレイシャー・シルバーの4シリーズグランクーペが採用されていて、4シリーズグランクーペのイメージカラーとなっています。グレイシャー・シルバーは日本でも一定の人気を見せていますが、ビビッドな色合いのボディカラーを選択するユーザーは少数です。
リセールバリューを考慮するのであれば、ホワイト系やブラック系を選択した方が無難でしょう。日本の買取市場では、どの車種にも共通してホワイト系やブラック系のリセールバリューが高い傾向にあります。
普遍的に人気の高いボディカラーのため、相場が大きく変動することはほぼないと考えられます。
人気のオプション
4シリーズグランクーペには、オーナー一人一人にあったカスタムを施すことができる、BMW Individual というオプションがあります。
ボディカラーは専用色となり、エクステリアに魅惑的な深みと美しさをさらに追加することができます。内装を見ても、一つ一つの素材が質感高く、工場の大量生産ではなし得ないような、最上級の質感を醸し出しています。
細心の注意を払って施されたパイピングとステッチは、卓越したクラフトマンシップと細部まで完璧さを求める BMW Individual の情熱を物語っています。さらに洗練された魅力を与え、レザーで覆われたインスツルメント・パネルと相まって、本物の高級感を纏っています。
また、足回りでも個性を出すことができ、19インチのVスポーク・スタイリング626Iアロイ・ホイールは、強い存在感とダイナミックな個性を放ちます。このように一つ一つのパーツが、厳選された仕様となっているので、査定時にも違いを大いにアピールすることができるでしょう。
まとめ
今回は、4シリーズグランクーペの買取情報をご紹介しました。4シリーズの中では、実用性が最も高くスタイリッシュな車ですが、中古車の流通数はまだ少ない状況です。
一定数のニーズはありますが、流通台数の変動により買取相場が変動しやすい状況ですので、注意が必要です。
また中古車は5年・7年・10年などのタイミングで、相場が急落するリスクもあります。4シリーズグランクーペは輸入車の中ではリセールバリューは高めですが、相場が下がる前に売却することをオススメします。
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