<CT>はレクサスが販売する5ドアハッチバック車。ハイブリッド専用車であるため、維持費が安くなるお得なモデルです。
今回は「CTをより高額に買取してもらうポイント」と「最新の買取相場の情報」を紹介します。
目次
レクサスCTの魅力
大型モデルが多いレクサスにおいて、小型のハイブリッドカーとして登場したレクサスCT。小型でありながらも5ドアのCTは、使い勝手のよさから多くの人気を集めました。
単なるエコカーとしてではなく、走りの面でもユーザーを満足させるのがレクサスならではのこだわり。スポーツモードへの切り替えで、高速道路などで最高のパフォーマンスを見せる1台です。
そんなレクサスCTは、高級ブランドであるレクサスのエントリーカーとして位置づけられています。
レクサスCTの歴史
コンセプトモデルとして登場したレクサスCTは、2010年のパリモーターショーでのワールドプレミアの後、2011年に日本での販売が開始されました。
レクサスブランドのこだわりである「L-finesse:エルフィネス」をベースにデザインされ、低く構えたダイナミックで軽快なステアリングが特徴です。
また、アトキンソンサイクル1.8L直列4気筒エンジンに大出力モーターとリダクションギアを組み合わせたことで、力強い加速を可能にしています。さらに、トップレベルの低燃費も実現し、ユーザーの購買意欲を高めてきた1台です。
その他にも、高級車としてのレクサスの名を守るため、高い品質のインテリアが採用されています。高い安全性能を兼ね備えたCTは販売開始から話題を呼び、発売から約1カ月の間に月間販売台数の約5倍となる受注を記録しました。
そんな大記録を達成したCTは、世間の注目を集めたモデルです。欧州や北米のマーケットでもその人気は高く、世界中から高く評価されています。
スタイリッシュな新型レクサス
レクサスCTは2017年8月に新型が登場しています。いくつかの部分においてマイナーチェンジが行われた新型CTは、クールなエクステリアが魅力です。
旧型のスピンドルグリルに採用されていたメッシュを変更し、バンパーロアからボンネットにかけての大きさや形に変化を持たせました。
そのことで、奥行きと立体感が生まれ、エレガントななめらかさを持ちながらも、生命力にあふれた、たくましさが感じられるスタイルへと変更されています。
さらに、下縁に配置されていたデイライトはヘッドライト上部へと移動。これにより、サイドのキャラクターラインとつながり、のびやかでシャープなフロントマスクを完成させています。
また、デイライトのレンズ表面にもレクサスならではのこだわりが隠されているのがポイントです。細かなL字パターンが施されることで、レクサスのアイデンティティをより高めたデザインへと一新されました。
ワイドになったリヤコンビネーションランプとリアバンパー下部のバンパーガーニッシュにより、多くのユーザーが求めるバックビューのワイド&ローが強調されています。
ハイブリッドのCT200h
3代目プリウスとほぼ同様のハイブリッドシステムを採用しているCT200hは、高性能なハイブリッドシステムが魅力です。ハイブリッドならではの環境性能の高さを持ち、10・15モードで34km/Lという驚きの低燃費を実現させました。
それだけでなく、ユーザーの必要に応じて、「エコ」「スポーツ」「ノーマル」の3つの走行モードへの切り替えが可能な点もポイントでしょう。
走行モードの切り替えはスイッチひとつという手軽さも魅力です。さらに、スポーツモード時の本格的な走りは走行性能を重視するユーザーをうならせるほどの力強さを見せます。
その秘密は、モーターの駆動電圧にありました。スポーツモード時にはモーターの駆動電圧が500Vから650Vに昇圧されることでパワーを増し、本格的な走りを可能にするのです。
CT200hのスペック
- エンジン:直列4気筒DOHC
- 全長×全幅×全高:4.32×1.77×1.45m
- 燃費JC08モード:30.4km/L
- 総排気量:1797cc
- 車両総重量:1655kg
4種類のラインナップ
レクサスCTには「version L」「F Sport」「version C」「ベースグレード」4つのラインナップがあり、装備などに違いがあります。
version L
ラグジュアリーさを追求したグレードがversion Lです。最上級の乗り心地を実現するため、本革シートなどの装備を充実させています。室内の快適環境を重視する人におすすめのグレードです。
F Sport
高速走行向けのサスペンションとチューニングを実現したF Sportは、走りを重視するユーザーから最も選ばれています。スピードに乗ってスリリングな走りが楽しめると評判で、スポーツカーのような感覚が楽しめるグレードです。
version C
カジュアル志向でありながらも、充実した装備を求めるユーザーにピッタリなのがversion Cでしょう。ベースグレードの装備をバージョンアップさせているversion Cは低予算で恵まれた装備が楽しめる1台です。
ベースグレード
基本的な装備で構成されたベースグレードですが、そこにもレクサスらしいこだわりが感じられます。高級車としての上級の装備を採用しているため、ベースグレードであっても花粉除去機能を採用。
さらに、セーフティシステムなどの安全システムも搭載されていますので、十分に恵まれた機能を楽しみながら、低予算でCTを手に入れたいユーザーを満足させる仕上がりです。
レクサスCTの買取価格例
CTの最新の買取事例をご紹介します。
- 2017年式 (平成29年)<CT 200h> 白系
走行距離 3.5万km 新車販売価格 377万円 参考買取価格 170万円 残価率45% - 2015年式 (平成27年)<CT 200h Fスポーツ> 白系
走行距離 9.1万km 新車販売価格 433.1万円 参考買取価格 131万円 残価率30% - 2013年式 (平成25年)<CT 200h バージョンL> 白系
走行距離 11.6万km 新車販売価格 433万円 参考買取価格 100万円 残価率23%
レクサスCTの残価率と人気のグレード
レクサスCTの残価率は、ベースグレードでおよそ44%、virsion Cではおよそ57%、F Sportはおよそ61%、virsion Lでおよそ57%です。
これはレクサスCTの3年落ちの残価率を調べたデータですが、3年落ちの普通車の残価率の平均値であるおよそ50%と、それほど大きく変わらないといえるでしょう。
ただ、グレードごとに残価率が異なり、最も高い残価率がみられるのがF Sportです。F Sportの最高残価率がおよそ61%であったことを考えると、中古車市場で極めて高い人気を獲得しているといえるでしょう。
より高額に買い取ってもらうには?
レクサスCTで高額買取を目指すのであれば、人気のカラーやオプションをおさえておくことが大切です。
人気のカラー
レクサスCTには多彩なカラーバリエーションがあり、全部で13種類のなかから好きな色が選べるのが特徴です。ただし、グレードによっては選択ができないカラーもあります
- ブラック
- ソニックチタニウム
- レッドマイカクリスタルシャイン
- グラファイトブラックガラスフレーク
- マダーレッド
- ラヴァオレンジクリスタルシャイン
- アンバークリスタルシャイン
- マーキュリーグレーマイカ
- ソニッククォーツ
- ホワイトノーヴァガラスフレーク
- ヒートブルーコントラストレイヤリング
- ディープブルーマイカ
- スパークリングメテオメタリック
このなかでも人気のカラーは、ホワイトのホワイトノーヴァガラスフレーク、またはソニッククオーツです。ホワイトノーヴァガラスフレークはF Sportのみが選択できるカラーですので、特に人気があるといえるでしょう。
約40%ものユーザーがホワイト系を選ぶというデータもあるため、CTの買取においてもホワイト系には高値がついています。
ホワイト系の次に人気があるのがブラックです。レクサスらしい高級感をもつブラックは、どのモデルのレクサスでも人気があります。
人気のオプション
レクサスCTは海外でも人気のモデルですので、買取後に海外市場で販売されることも多いのが特徴です。そのため、海外ユーザーに人気のオプションがつけられていると高値が期待できます。
ムーンルーフ
海外ユーザーに人気のオプションは、天井にスライド開閉式の窓を設けたムーンルーフです。ムーンルーフがついていることで室内に外の光が取り込みやすく、室内が明るくなると人気があります。
また、外の空気を取り込めることで開放的な車内空間が演出できるのも人気の秘密です。ムーンルーフは査定時に高く評価されるポイントであるといえるでしょう。
マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム
音響にこだわりのあるユーザーから選ばれているオプションが、マークレビンソンプレミアムサウンドシステムです。
ハイエンドオーディオというジャンルを確立し、世界にその名を知らしめたマークレビンソンのオーディオシステムを搭載しているカーブランドは世界中でレクサスだけ。
このオプションがついたCTは、まるでコンサートホールにいるかのような臨場感が味わえると人気があります。ラグジュアリー感がアップするマークレビンソンプレミアムサウンドシステムは、高額査定が期待できるオプションです。
まとめ
レクサスCTは、ハイブリッドモデルとしての高い環境性能をもちながら、満足のいく走りが楽しめる1台です。エントリーカーらしい価格から、手に入れやすいレクサスとしても知られています。
手に入れたいと考える人が多いため、価格がつきやすいクルマであるといえるでしょう。ただ、年式や走行距離などで買取価格は異なります。
そのため、できるだけ早めに査定を依頼するのがおすすめです。カラーやオプションの有無でも買取価格は左右しますので、コツをおさえて上手に買取をしましょう。