若い年代から人気を博した新型ekスポーツ。2013年には惜しまれながらも販売が終了となりましたが、中古車市場では手に入れやすい価格で取引が行われているため、大学生などに人気がある車です。
ただ、中古車市場で手に入れやすい価格ということは、買取価格には期待できないのでしょうか。そこで、ekスポーツを高く買取に出す方法や、人気のグレード、カラー、オプションなどを紹介します。
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ekスポーツの特徴
- 新車価格:131.2~160.5万円
- サイズ:全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1570㎜
- エンジン:4WD・FF
- エンジン排気量:657㏄
- 燃費:14.80~16.00km/L
ekスポーツはトールワゴンよりも少し車高が低く、乗降しやすく車内空間も広く確保されている人気車です。2001年から2013年の間生産・販売されていましたが、現在は中古車のみの扱いとなっています。ekスポーツはekワゴンをシャープな形に調整しスポーティーな走りを実現させた改革タイプの車です。
軽自動車界では初となるパワースライドドアをグレードの中に設定し、エクステリアにはエッジの効いたおしゃれなボンネットとキャビンが分離されたボックスタイプの車となっています。
ekスポーツにはインタークーラー付ターボチャージャーエンジンが搭載されているため、この点が唯一難点となり燃費の悪さが際立ってしまっていますが、パワフルな走りとおしゃれな外観が魅力的な三菱軽自動車です。
ekスポーツの最新買取相場
中古車買取相場を調べてみると、最高買取金額は20.6万円でした。
現在ekスポーツの人気は衰えており、10年落ちとなっているものが多いため20万円台が買取額の限度となっているようです。グレードや年式、走行距離によって変動する買取相場については以下の一覧をご覧ください。
- <X>
年式:平成25年(2013年) 走行距離:3万km カラー:ブラック系
新車価格:127.0万円 買取価格:10.8万円 残価率:約8% - <R>
年式:平成16年(2004年) 走行距離:4万km カラー:ホワイト系
新車価格:132.0万円 買取価格:9.1万円 残価率:約6% - <R 4WD>
年式:平成15年(2003年) 走行距離:9万km カラー:ブルー系
新車価格:144.0万円 買取価格:5.0万円以下 残価率:3%以下
やはり、ekスポーツは20万円以下での買取となっており、走行距離が5万㎞以上となっているものは買取金額が5万円以下になってしまうことが分かります。
しかし、値段がつかないわけではないので、きれいな状態で走行距離もずば抜けて多いのではない限り5万円~20万円台の買取相場となるでしょう。
ekスポーツの人気グレード【R】と残価率
ekスポーツはどのグレードもスポーティでシャープな見た目とパワフルな走りが人気ですが、特に最上級グレードである<ekスポーツR>は人気が高いといえます。
ekスポーツのRの残価率は6万㎞走行で約25%、8万㎞走行で-10%で約15%となっています。ターボエンジン非搭載車で10年落ちしており10万㎞以上走行しているekスポーツは値段がつかないこともあるため、ekスポーツのなかでも高価買取を狙えるのはekスポーツRです。
ekスポーツRはekスポーツのなかで唯一ターボエンジンを搭載していることもあり、パワフルな走りは軽自動車でありながらドライブの楽しさを感じさせてくれるものと言えるでしょう。
そのため、街乗りから高速道路を使った長距離ドライブまでタイプ可能なエンジン搭載軽自動車として中古車買取の際にも値段に影響を与えてくるはずです。
ekスポーツをより高額に買い取ってもらうポイント
ekスポーツは人気グレードの<R>でも中古車が25%ほどであるため、その他のポイントで買取金額を引き上げる必要があります。
そのポイントとしておすすめなのはカラーとオプションです。ekスポーツの人気カラーや人気オプションが買取してもらうとしている愛車に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
ekスポーツの人気カラーは
ekスポーツの人気カラーを知っておけば、買取金額を相場よりも引き上げてもらえる可能性が高まります。ekスポーツは通常タイプとロアコンプリートタイプのもので展開色が異なります。2種類のekスポーツを組み合わせると全5色のカラーバリエーションとなっています。
- クールシルバーメタリック
- ブラックマイカ
- チタニウムグレーメタリック
- ホワイトパール
- ミスティックバイオレットパール
では、これら5色のうち人気のあるカラーは何でしょうか。
1.ブラックマイカ
最もスタイリッシュでかっこいいと人気のカラーがブラックマイカです。鋭くエッジの効いたekスポーツのエクステリアとブラックの組み合わせが相性抜群なのでしょう。ただし、ブラック系のカラーは傷や汚れが目立ちやすいため、メンテナンスや洗車を徹底して行わなければならないでしょう。
ブラックマイカのきりっとした高級感のある色調は老若男女問わず、ekスポーツの人気カラーとして愛されています。いかついイメージを与えることもあるブラックマイカですが、ekスポーツであればそのイメージもカッコ良いイメージにシフトされることでしょう。
2.ホワイトパール
2番目に人気のあるekスポーツのカラーはホワイトパールです。このカラーは有料色であるため追加料金21600円が必要です。パール塗料が含まれているホワイトはカーボディに光沢感を与えてくれます。光に反射した時のボディの壮大感が魅力的に感じる方もおられるでしょう。
ホワイトパールはホワイトなのに光の反射により傷や汚れが目立ちにくい傾向にあります。追加料金を払ってでもホワイトパールが良い!という方は多いため中古車市場でもホワイトパールのekスポーツは人気があるのです。
3.クールシルバーメタリック
高齢者のイメージを持たれやすいシルバー系カラーですが、ekスポーツのおしゃれでスポーティなエクステリアのおかげで、シルバーの良さが引き立つため人気カラーにランクインしています。クールな印象とメタリックの高級感が組み合わされてekスポーツに重厚な印象を与えてくれるカラーと言えるでしょう。
シルバー系カラーはメンテナンスや洗車にそれほど時間や労力をかけなくても、見た目に変化をもたらさないという点でも人気があります。
しかし、できるだけ高く買取してもらいたいのであれば最小限のメンテナンスやお手入れを心がけるようにしましょう。
ekスポーツの人気オプションTOP3
ekスポーツのオプション通して追加されていれば、買取額に影響を与えてくれそうなものには何があるのでしょうか。三菱が提供しているekワゴン系統の車に装備できるオプションの中から人気のものを3つ厳選してご紹介します。
1.ナビゲーション&ドライブレコーダー
最近では安全性能の高い装備の充実した車が次から次へと登場しています。そうした新型軽自動車に劣らないナビゲーション&ドライブパッケージがオプション追加されたekスポーツは人気があります。基本的なドライブレコーダーとナビゲーションの機能を果たしてくれます。
カーショップで追加購入するよりもオプション追加の方が安く付くと考えて、追加されている方もおられるのではないでしょうか。万が一事故にあったときのために、最近ではドライブレコーダーが必須条件となっている方もいます。このパッケージオプション追加は買取額にプラスの影響を与えてくれるでしょう。
2.ラゲッジマット
注目されなさそうで意外と重要なオプションであるラゲッジマットはあるのとないのとでは大きな差が開きます。ekスポーツで遠出してレジャーやアウトドアを楽しみたいという方も中にはおられることでしょう。
ラゲッジマットがあれば汚れた荷物も気にすることなく乗せることができます。買い物の際にも便利なリヤシートスライド対応のラゲッジマットを追加しておられる方は最近のニーズに合っているため買取の際に有利に働くでしょう。
3.親水鏡面ドアミラー
三菱自動車大人気オプションとして親水鏡面ドアミラーが有名です。雨の日は雨粒やガラスのくもりによってミラーが見えづらくなってしまいます。その現象を防止し、クリアな視界で安全に運転できるように親水鏡面ドアミラーが働いてくれるのです。
始めは必要ないものと思っていたものの後から追加したという方も少なくありません。あなたもその一人かもしれません。安全性能が高まりますので買取の際に金額アップに貢献してくれるでしょう。
ekスポーツは10年落ちグレードの場合値段はつくか?
ekスポーツは2001年から2013年までの生産・販売ですからほとんどの中古車が10年落ちとなっています。では、10年落ちしているekスポーツはも買い取ってもらうことはできるのでしょうか。もちろん10年落ちのekスポーツも値段がつきます。
ほとんどの場合10年落ちで5万㎞走行であれば廃車または5万円以下での買取となります。しかし、2008年式のekスポーツの人気グレードRであれば10万㎞近く走っていたにもかかわらず10万円台の買取査定額となった事例もありますので一口にはいえません。
まとめ
ekスポーツは生産・販売終了してからすでに6年が経過しています。そのため、ほとんどのekスポーツは10年落ちとなっていますが、10年落ちしていようと走行距離が多かろうとグレードやオプション、カラーによっては10万円以上で買い取ってもらえる可能性は0ではないのです。
ですから油断せずに、古いからと言ってあきらめずに丁寧に乗るようにしましょう。メンテナンスをきちんと行い大切に扱っているなら買取の際にできるだけ高い査定額を見積もってもらえることでしょう。
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