不要車の買取事情を教えて!故障車でも不動車でも高く売却するコツは?

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あまりに古くなった車に乗り続けると車検代がかかったり自動車税が高くなるなど損をすることが多くなります。長年乗った愛車を手放すことは少し寂しいですが、車を買い替える際には事前の準備をしっかりして悔いのないお別れをしたいですね。

この記事では、不要車を廃車にする前にすべきことや、どんな買取業者を利用すれば良いかなどを解説します。

不要車を廃車にする前にすべきこと


不用車を廃車にする前にすべきことは、車の中にある私物を片付けること必要なパーツやオプション品を取り外すこと査定を受けることなどです。いざ車を処分しようと思った時に、慌てたり損をしたりすることのないように、しっかりと準備しましょう。

車を片付ける際には、トランクやダッシュボード、ドアのポケットなどもしっかり確認します。車検証や保険の書類などの不備がないか、もし紛失している書類があれば再発行の手続きを取っておきましょう。クリーニングは、洗車や掃除機をかけたり、ホコリがあれば拭き取っておくなど最低限の掃除をします。多少の傷やへこみはそのままにしておいても、査定にはあまり影響はありません。

もし、車を購入してからエアロパーツやナビを付けたりした場合には、処分する前に純正のものに取り換えることをおすすめします。これは、中古車として買い取ってもらう場合は純正に近い状態の方が買取価格が上がるからですが、もしも純正に戻すのに工場などに出さなくてはいけない場合は、費用がかかってしまうのでそのままにしておきましょう。

査定は、ひとつの買取店だけではなく複数の買取店で見積もりを出してもらうことがおすすめです。こちらについては後述します。

ディーラーの言葉に騙されない

車を処分する時というのは多くの場合、新しい車を購入することを検討しています。そのため、不用車の売却を新しい車を購入するお店で一緒にすると手間が省ける、という風に思いがちです。それは間違いではないのですが、それでは損をしてしまうこともあります。

ディーラーも商売ですから、できるだけ高く新車を売り、できるだけ安く下取り車を引き取ろうとします。新車の購入と下取りを一緒にすると、新車の価格から下取り価格を引いて計算されるので、一見、得をしたように見えてしまいます。しかし、実は他の中古車買取店で売却した方が、ディーラーの下取り価格よりも高値で売ることができる場合もあるのです。

また、下取りでは値段が付かないケースもありますし、場合によっては処分費用を請求されることもあります。

中古車買取がだめでも廃車買取業者が買い取る可能性

車を処分する場合の売却先としては、新車の下取りに出す中古車買取店で売却する、そして廃車買取業者に売却するという3つの選択肢があります。

中古車として販売できるのは、人気の車種や走行距離の少ないもの、見た目がきれいなものなどです。あまりにも古すぎたり過走行の車の場合や、修復歴のある車は、ディーラーや中古車買取店では値段が付かないことや買取してもらえない場合も多くあります。

そんな時には、<廃車買取店>に売却の相談をしてみてください。廃車買取業者は、自社でリサイクル工場を持っていることが多く、下取りや中古車買取店で値段がつかない車でも買い取りをしてくれます。車体は有用金属としてリサイクル、パーツは綺麗にして販売できるので、少しでも新しい車を購入する資金にすることができますね。

こんな不要車は買い取ってもらえる?


ちょっと古くなっても見た目が綺麗だったりまだまだ走れる車は中古買取店などで買い取ってもらえます。では、ずっと放置されていたり、故障や事故で自走できなくなっている車でも買い取ってもらえるのでしょうか?

答えはイエスです。程度にもよりますが、ほとんどの場合は動かなくなった車でも買い取ってもらうことは可能です。以下に例を出して解説します。

故障で動かない

故障していて動かない車は、きっと買取はしてもらえないだろう、と思いますよね?しかし、どんな故障をしているのかでも変わってきます。例えば、ずっと庭やガレージに放置してあったためにバッテリーがあがってしまって動かない場合。この場合は、充電して動くのであれば問題ありません。バッテリーが古くなっていて交換しないといけない場合でも、買取を拒否されるケースは少ないでしょう。

その他にも、エアコンが壊れていたり灯火系統がつかない場合などは、ほぼ問題なく買取してもらえます。ボディのキズやへこみなども、それほど大きなものでなければ多少値段が下がるかもしれませんが、買取は可能です。

では、エンジンの故障はどうでしょうか?エンジンがないと車は動きません。エンジンが故障している場合には、修理はエンジンを載せ替えるということになりますが、それには中古車が一台買えるくらいの費用が発生します。ということは、下取りや中古車買取店では値段がつかないということになります。

この場合には、事故車専門の廃車買取業者に査定をしてもらうと、値段がついて買取してもらえます。

事故によって損壊している車

事故によって損壊している車でも、売却することは可能です。事故に遭った車は価値がない、買取してもらえないと思いがちですが、どんな車でも相当の価値というものがあります。もちろん、ボディを少しかすっただけの車と、追突してボンネットが上がってしまうくらい前の部分がつぶれてしまった車では、その価値は全く違ってきます。

ボディをかすっただけの車は中古車としての価値がありますが、前の部分がつぶれてしまった車は中古車としては売れません。ですから、その車の状態に合った、適切に買い取ってくれる業者を探すことが重要になります。

中古車として価値の無い事故車は、スクラップとして買い取ってくれる事故車専門の廃車買取業者に売却することがポイントです。

型式が古い物

形式が古い車でも、売却することは十分可能です。一般的には、総走行距離が10万km以上の車や、発売から10年以上経った車は買い換えをすすめられます。ということは、そういった古い車は需要が無いようにも思えますが、実は、日本の車は海外での人気がものすごく高いのです。

海外では日本はとても技術の高い国という認識があり、日本車はとても人気があります。また、海外では走行距離が10万km、10年落ちの車というのはまだまだ十分に乗ることができる車です。特に発展途上国などでは、新車を購入できるのは富裕層のみということもあり、価格の安い中古車の需要は大きく、中古車でも綺麗で性能の良い日本車は大きなマーケットとなっています。

また、修理が不可能で動かない車でも、中古のパーツや有用金属として海外に輸出したりリサイクルとして利用することができます。このように、型式が古い物でも動かなくなったものでも、車の価値はまったくのゼロになるということはないのです。

身内が乗らなくなった車

家族や親戚が乗らなくなった車を売却する時には、まず売却手続きをする人の名前に名義変更をする必要があります。もし、すでに売却することが決まっていて業者も決定しているのであれば、名義変更も売却の手続きと一緒にできることがありますので、買取業者に問い合わせをしてみてください。

自分で名義変更をする場合でも業者にお願いする場合でも、必要な書類は自分でそろえる必要があります。名義変更の手続き方法と、必要書類を確認しましょう。自分で名義変更を行うときは、管轄の陸運支局(軽自動車の場合は管轄の軽自動車検査協会)に書類を持参して手続きをします。

普通自動車の場合の必要書類
旧所有者が準備するもの
・印鑑証明書(発行後3ヵ月以内)
・自動車検査証(車検証)
・譲渡証明書(実印)
・委任状(実印)

新所有者が準備するもの
・印鑑証明書(発行後3ヵ月以内)
・自動車保管場所証明書(車庫証明・発行後1ヵ月以内)
・実印

軽自動車の場合の必要書類
旧所有者が準備するもの
・自動車検査証(車検証)
・申請依頼書(認印)

新所有者が準備するもの
・住民票の写し、もしくは印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
・申請依頼書(認印)

その他、当日窓口に準備されている書類などに記入をします。

不要車は無理に乗り続けると損をする


車が不要になったら、できるだけ早く売却を検討し始めることをおすすめします。不要になった車を無理に乗り続けると、結果的には損をすることになるからです。車検代がかかるうえに自動車税があがりますので、不要になった車は早めに売却をしてしまいましょう。

車検代

車検代は、基本の料金は年式に関わらず同じです。しかし、年月の経っている車は色々な箇所でイタミや故障が出るので、車検の際に交換しなければならない部品が増えます。そうすると、結果的に車検の際にかかる費用というのは、新しい車に比べて高額になりやすいと言えます。

自動車税のアップ

現行の自動車税では、ディーゼル車は11年、ガソリン車では13年目に自動車税が15%もアップします。軽自動車の場合は、13年を過ぎると約20%のアップです。自動車重量税も、同じく13年目に1.4倍にアップします。

車の性能の低下

車も長く乗っていると、メンテナンスの手間も増えますし、燃費が悪くなってかえって維持費がかかるようになります。故障した場合でも、古い車の場合は部品が手に入らなくなったり、手に入る場合でも新しい車に比べて高額になる場合が多くあります。そのため、不要になった車は早めに売却を検討した方が良いのです。

不要車の相場がわかるオススメの一括査定サイト


不用車を売却する際には、まず相場がどのくらいなのかを知っておく必要があります。一括査定ができるおすすめのウェブサイトをご紹介します。

・カーセンサー
リクルートが運営する、日本最大級の中古車一括査定サイトです。1000以上の買取業者と提携しており、数が多いだけではなく、質の良いサービスを提供する業者を中心に一括査定を行っています。

・カービュー
トヨタ運営の中古車販売サイト「T-UP」と提携している一括査定サイトです。運営は大手企業のヤフーが親会社ですので安心感もあります。

・楽天オート
楽天オートは、その名の通り楽天が運営する一括査定サイトです。最短50秒と謳っている簡単入力で一括査定ができるので、手軽に利用することができます。

なぜ一括査定がいいのか?


査定は一社にお願いするのではなく、一括査定をおすすめしますが、なぜ一括査定が良いのでしょうか?それは、古い車を査定してもらう際、業者によって得意分野が違うからです。まだ比較的新しい車や綺麗な車であれば、中古車買取店で高い査定額がつく可能性が高く、古い車や動かなくなってしまった車であれば、廃車買取業者で高く売れる可能性があります。

海外輸出のパイプがある業者なら高い査定額がつき、国内のみで展開している業者であればそれほど高い査定額がつかないなど、たくさんの業者に査定してもらうことで一番高く売る選択をすることができるようになります。

まとめ


車は綺麗な状態の物だけではなく、故障してしまったり動かなくなってしまったものでも売却はできます。状態によってはディーラーでの下取りや中古車買取店で売却するよりも、廃車買取業者に売却した方が高額で買い取ってもらえる場合もあります。

不用車を買取に出す際には、簡単な掃除をして、まず自分の車にどのくらいの価値があるのかを一括査定で把握しましょう。不要になった車をできるだけ高く売るために、ぜひ参考にしてください。