小回りが効いて狭い道でも運転しやすい軽自動車ですが、車内空間にはゆとりを持って乗りたいと感じている人は少なくないようです。
近年、軽自動車とは思えない広い空間を実現している車種がたくさん登場しています。広い軽自動車を選んで、ドライブタイムをさらに快適に過ごすための参考になさってください。
広い軽自動車を選ぶ理由
軽自動車のメリットの一つが、コンパクトなボディサイズです。しかし、いくらコンパクトでも室内が狭いと窮屈に感じたり、不便に思ったりすることもあるでしょう。近年、スーパーハイトワゴンやスーパートールワゴンなど、車高をが高く室内が広く感じられる軽自動車が増えています。
- コンパクトでも荷物をたくさん積める
- 子供なら室内で着替えができる
- 大人が4人乗ってもくつろげる
- 1~2人なら車中泊も快適
車内が広い軽自動車なら、外からの見た目はコンパクトでもキャンプやアウトドアで使ういろいろな荷物をたっぷり載せられます。座席をフルフラットにできるタイプは1~2人なら車中泊も苦にならないでしょう。
車内空間・荷室が広い軽自動車ランキングTOP10
車内空間や荷室が広くて快適な軽自動車をランキング形式で紹介していきます。スーパーハイトワゴンやスーパートールワゴンなど、広さを売りにしている軽自動車が気になっているならぜひチェックなさってください。
広い軽自動車1位 ウェイク/ダイハツ
- 車内空間:長さ2,215×幅1,345×高さ1,455mm
グレード | 新車価格 |
特別仕様車 Gターボ“VS SA Ⅲ” | 1,749,000円~ |
Gターボ “SA Ⅲ” | 1,705,000円~ |
L“SA Ⅲ” | 1,584,000円~ |
ウェイクは乗る人の人数や乗せる荷物の大きさによって、シートアレンジができます。助手席をテーブルや荷室にアレンジしたり、Gターボ“SA Ⅲ”ならデッキボードの脚を立ててラゲージスペースを広げることができます。
魅力的な荷室は変幻自在ミラクルラゲージ。床下部分には約90L容量のアンダートランクが装備されているため、クーラーボックスなどのビッグサイズの荷物も積載できる軽自動車です。
インパネ・シート・ラゲージにいたるまで、想像のひとつ上をいく感動の利便性が見られます。リヤシートは左右分割ロングスライドが可能なので、足元の空間や荷室をより広くすることも可能です。
広い軽自動車2位 ピクシスメガ/トヨタ
- 車内空間:長さ2,215×幅1,345×高さ1,455mm
グレード | 新車価格 |
Gターボ“SA Ⅲ” | 1,705,000円~ |
L“SA Ⅲ” | 1,584,000円~ |
D“SA Ⅲ” | 1,443,200円~ |
助手席をテーブル仕様にしたり、長い荷物を載せるためにアレンジしたり、シーンに合わせてシートを調整できる工夫が施されている軽自動車です。ラゲージスペースの下にはトランクがあるため、3つのモードを使い分けて、いろいろな量・大きさの荷物に対応できます。
トランク部分の容量は約90Lで、2WD車に標準装備し、左右分割ロングスライドシート仕様なので、前後にスライドさせれば後席でも足元に大きなゆとりを持てるでしょう。また、荷室からも操作可能で、スライドレバーを調節することで荷室を広げることができます。
上下2段調節式デッキボードは使い方しだいで、広い軽自動車として使えます。脚を立ててリヤシートを倒せば、アンダートランクとラゲージスペースをより広々と活用できるでしょう。
広い軽自動車3位 N-BOX/ホンダ
- 車内空間:長さ2,240/2,060×幅1,350×高さ1,400mm
グレード | 新車価格 |
G | 1,448,700円~ |
L | 1,579,600円~ |
EX | 1,678,600円~ |
生活スタイルを見つめて、車に関する小さな悩みを解決するというコンセプトのもと、広い空間に知恵や工夫が詰まっている人気の軽自動車です。シートはベンチシートとスーパースライドシートの2種類にアレンジできます。
チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリヤシートを設定できるグレードなら、ずらして・倒して・跳ね上げて荷室の広さを調整し、シートを使いやすくできます。スライドリヤシートのスライド幅は約19cmで積載量が大きく拡大します。
ヘッドレストはそのままで背もたれを前側に倒せば、室内空間を最大限に活用できます。その荷室幅は112cm。後席の座席を跳ね上げれば高さのある荷物も乗せられ、ユーティリティー・モードを活用すれば、自転車などの大きな荷物も収まります。
広い軽自動車4位 ルークス/日産
- 車内空間:長さ2,200×幅1,335×高さ1,400mm
グレード | 新車価格 |
ハイウェイスターGターボ | 1,823,800円~ |
ハイウェイスターX アーバンクロム | 1,800,700円~ |
AUTECH | 1,747,900円~ |
上下に広い室内空間で、大人が4人乗りこんでも窮屈に感じることなくドライブを楽しめるリビングのような軽自動車。後席の室内高は139cmになるため、小さなお子さんならラクに着替えられるでしょう。足元のスペースも広いため、長距離の移動も快適です。
後席を一番前までスライドさせれば、荷室の床面長は675mm。後席を倒してシートをアレンジすれば27インチの自転車さえ乗せられる広さです。シートの折りたたみやスライドはワンアクションでできるのもポイントですね。
また、後席はロングスライド仕様で320mm動かせます。一番前までスライドさせていれば、運転席や助手席から後席にいるお子さんに手が届く距離。チャイルドシートを利用している場合、何かあったときにすぐに手を伸ばせます。
広い軽自動車5位 eKスペース/三菱
- 車内空間:長さ2,200×幅1,335×高さ1,390/1,400mm
グレード | 新車価格 |
T | 1,635,700円~ |
G | 1,542,200円~ |
M | 1,399,200円~ |
ekスペースのスライドドアは開口幅650mmになるため、お子さんを抱いたまま、大きな荷物を持ったままラクに乗りこめます。室内高は1,400mmと天井が高いので、小さなお子さんなら立って着替えられますし、室内空間に開放感があります。
同タイプの軽スーパーハイトワゴンクラスの中では、後席スライド量がトップレベルの320mm。リヤシートを大きくスライドできるので、チャイルドシートに座っているお子さんを近づけることも後席の足元にゆとりをもたせることも可能です。
ラゲージスペースの下には収納スペースがあるため、大きな荷物と小物を分けて整理したい時におすすめ。リクライニングレバーを操作すれば、室内シートは5:5分割スライド・可倒式・ロングスライドの3モードで簡単アレンジできます。
広い軽自動車6位 タント/ダイハツ
- 車内空間:長さ2,180/2,060×幅1,350×高さ1,370mm
グレード | 新車価格 |
X ターボ | 1,666,500円~ |
X | 1,490,500円~ |
X スペシャル | 1,408,000円~ |
タントらしい特徴である大開口のミラクルオープンドアはそのままに、ミラクルウォークスルーパッケージを搭載。ドアの開け閉めや乗り降り、車内移動をラクに行うことができます。
リヤシートは左右分割ロングスライドが可能なので、スライド次第でより広いラゲージスペースを確保できます。リヤシートを格納してフラットシートにすれば、広々とした荷室空間が出現するので、キャンプやアウトドアなどの道具もラクに乗せられるでしょう。
荷室の開口部分のサイズは幅1,007×高さ1,061×フロア高580mmと、広めなので大きな荷物もラクに出し入れできます。
広い軽自動車7位 シフォン/スバル
- 車内空間:長さ2,060/2,180×幅1,350×高さ1,370mm
グレード | 新車価格 |
Lスマートアシスト | 1,342,000円~ |
Gスマートアシスト | 1,490,500円~ |
GSスマートアシスト | 1,749,000円~ |
天井やガラスまでたっぷりゆとりのある室内空間が、まるでマイルームのようでくつろげるシフォンは、シートアレンジもフレキシブルに使うことが可能です。また、ミラクルオープンドアとシートスライド機能を搭載。ドアにピラーを内蔵しているため、ドアが大きく開き、大きな荷物の積み下ろしや乗り降りがスムーズです。
また、運転席と助手席はロングスライドできるので、車内移動もラクにできるのは魅力的。運転席は540mm、助手席は380mmスライドできるため、ウォークスルーが可能です。後席の足元にゆとりをもってスペースを取るために活用できます。
荷室の開口幅は1,007mmで高さは1,061mmと広いので、大きな荷物も積み下ろしがラクでしょう。
広い軽自動車8位 スペーシア/スズキ
- 車内空間:長さ2,155×幅1,345×高さ1,410mm
グレード | 新車価格 |
HYBRID X | 1,533,400円~ |
HYBRID G | 1,394,800円~ |
平日・週末にかかわりなく毎日ドライブを楽しみたくなるように、軽自動車でめいっぱいの空間を実現したビッグスペースが特徴です。フロントシートは幅広く、大きな背もたれで、マイルームのソファでくつろぐかのようにリラックスできる車内空間です。
天井もサイドも直線的なボディ形状なので、頭の上や方回りなどに窮屈感がありません。後席に乗る人はもちろん、運転手にとっても開放感のあるリラックス空間でラクに長距離ドライブを楽しめるでしょう。
また、すべてのシートに前後スライドで調節できる独立型シートスライド機能を採用しているため、一人ひとりの体型に合わせて足元のスペースを調整できます。
広い軽自動車9位 フレアワゴン/マツダ
- 車内空間:長さ2,155×幅1,345×高さ1,410mm
グレード | 新車価格 |
HYBRID XG | 1,394,800円~ |
HYBRID XS | 1,533,400円~ |
フレアワゴンは室内幅と室内高を拡大するために新プラットフォームを採用しています。直線の多いBOX型のボディ形状をしているため、ヘッドクリアランスや方回りにゆとりがあるのも特徴です。
シートは前席に独立型リクライニング機能が搭載されているため、どこに乗っても自分に合った状態に調整してくつろげます。また、後席を倒せば27インチの自転車を積めるほどの広いラゲージスペースを確保できます。
広い軽自動車10位 エブリイワゴン/スズキ
- 車内空間:長さ2,240×幅1,355×高さ1,315/1,420mm
グレード | 新車価格 |
PZターボ | 1,690,700円~ |
PZターボスペシャル | 1,767,700円~ |
JPターボ | 1,558,700円~ |
軽キャブワゴンの中で、長さ・幅・高さがトップクラスの軽自動車です。左右独立スライド機構付のリヤシートを搭載しているため、前後に180mmスライドできて、足元に十分なスペースを作れます。
運転席と助手席はベンチシートで、インパネシフトにより足元に広いスペースを確保しているため移動が簡単。運転席のシートスライド幅は230mmで、ステアリングの高さを調整できるので、運転種が疲れにくい姿勢をキープできるでしょう。
広い軽自動車に動力性能を求めるならターボエンジン
軽自動車で広い車内空間を実現させようとすると、どうしてもボディが大きくなり、車体も重くなります。しかし、搭載しているエンジンは他タイプの軽自動車と同じものであるため、加速性能が劣ったり、パワー不足に感じてしまったりするかもしれません。
広い室内空間と、十分なパワーを両立させた軽自動車を探しているならターボエンジン搭載のグレードがおすすめです。
- パワフルな走行が可能になる
- 坂道発進がスムーズ
- 税金節約できる
軽自動車ながら排気量以上の加速性能やパワーが出るため、走りを楽しみたい方におすすめです。
軽自動車とは思えない広い車内空間で快適に
コンパクトなボディサイズが特徴の軽自動車であっても、室内空間や荷室が広い車種はたくさんあります。
購入前には、実際に見たり試乗したりして自分や家族に適した軽自動車を選んでください。