カーリースの支払い方法にクレジットカードを使うメリット・デメリットを解説

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車の新しい利用方法として注目が高まっているカーリース。これから利用を検討している人の中には「クレジットカードで支払いたい」と思っている人もいるでしょう。カーリースの支払い方法は口座振替が一般的ですが、中にはクレジットカード支払いが可能なカーリース会社もあります。

この記事では、カーリースの支払い方法にクレジットカードを使うメリット・デメリットを詳しく解説していきます。また、クレジットカード支払いにおける注意点や、クレジットカード支払いが可能なカーリース会社を具体的に紹介します。

カーリースの支払い方法はおもに2つ

カーリースの支払い方法は口座振替が一般的ですが、カーリース会社によってはクレジットカード支払いが可能な場合もあるので、それぞれの支払い方法について理解しましょう。

口座振替

カーリースを契約するときに、本人名義の銀行口座を登録します。口座を複数持っている場合は、引き落としに使う口座を自分で選びましょう。

この登録した口座から、毎月カーリースの料金がカーリース会社から引き落とされます。引き落としされる日は、カーリース会社によって異なり、引き落とし日がすでに決まっている会社もあれば、指定された複数の日にちから選ぶ会社もあります。

クレジットカード

カーリースを契約するときに、本人名義のクレジットカードを登録します。クレジットカードを複数持っている場合は、支払いに使うクレジットカードを自分で選びましょう。

この登録したクレジットカードで、毎月のカーリース料金を支払います。クレジットカード支払いの場合は、クレジットカードの決済日が優先されますので、カーリース会社の引き落とし日とは異なります。

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カーリースの支払いに口座振替を使うメリット・デメリット

カーリースの支払い方法に多く採用されている口座振替ですが、ユーザーにとってのメリット・デメリットが気になるので、しっかり理解しましょう。

メリット

  • 支払いの手間がかからない
  • 支払い忘れや金額間違いを起こさない
  • 振込手数料がかからない
  • クレジットカードを持っていない人でも利用可能

事前に登録した口座から自動的に引き落とされるため、支払いの手間がかからないだけでなく、支払い忘れや支払う金額を間違えることもありません。そして、振込手数料などもかからないため余計な費用も不要です。

また、クレジットカードは持っていなくても、銀行口座はほとんどの人がもっているため、口座振替は多くの人が利用可能です。

デメリット

  • 申込みには手続きが必要
  • 引き落としが開始されるまでに1ヶ月~2ヶ月ほど時間がかかる
  • 残高が不足すると支払いができなくなる

口座振替をするためには、手続きが必要なため手間がかかります。引き落としはすぐに開始されないため、始まるまでの期間は払込票での支払いです。

また、口座の残高が不足していると、引き落としされず未払いとなります。未払いを重ねると信用が落ちて契約解除につながる恐れがありますので、注意しましょう。

カーリースの支払いにクレジットカードを使うメリット・デメリット

クレジットカード支払いが可能な一部のカーリース会社では、ユーザーにとってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

メリット

  • ポイントが貯まる
  • 支払い日をまとめられる
  • 実際の支払い日よりも余裕ができる

支払いに対してポイントが付くクレジットカードを利用すれば、カーリースの月額料金に対してもポイントが付けられるため、効率的にポイントを貯めることができます。水道光熱費や携帯電話料金などもクレジットカード支払いにしていれば、カーリースの支払いも同じ支払日にまとめることが可能です。

一般的にクレジットカードは、カードを利用した月の翌月または、翌々月が支払い日となります。そのため、カーリースの引き落とし日から実際の支払いまである程度の期間ができるため、余裕を持って支払いの用意ができます。

デメリット

  • 利用限度額を気にしなければならない
  • 決済手数料が上乗せされる場合がある
  • 情報漏洩や不正利用される恐れがある

カーリースの支払いと他の支払いを合わせられるメリットがある反面、これにより利用限度額が超えてしまうとクレジットカードでの支払いができません。また、クレジットカードには決済手数料があり、その分はユーザー負担になる場合があるので注意しましょう。

クレジットカードを紛失した、または盗難にあった場合、情報漏洩や不正利用される恐れがあります。防止策として、すぐにクレジットカード会社へ連絡し利用停止してください。そして、カーリース会社へも連絡し、再度支払いの手続きを行う必要があります。

カーリースの支払いにクレジットカードを使うときの注意点

カーリースの支払いにクレジットカードを使用する場合、いくつかの点に注意する必要があります。具体的な内容をお伝えします。

種類

クレジットカードにはいくつも種類があります。これは、クレジットカードを発行する会社がいくつもあるためです。ちなみに「VISA」や「JCB」は国際ブランドと呼ばれます。

クレジットカードで支払いが可能なカーリース会社によって、使用できるカードの種類が限られている場合がありますので、契約前に自分のクレジットカードが使用できるのか確認しましょう。

限度額

クレジットカードには利用限度額が設定されているため、使える金額には限りがあります。限度額がわからない場合は、カード会社へ問い合わせて確認するようにし、カーリースの支払いに利用するクレジットカードが、限度額を超えないように注意が必要です。

万が一、限度額オーバーによりカーリースの月額料金を正常に払えなかった場合、督促状が届くので必ず期日までに支払いましょう。期日までの支払いを怠ると、遅延損害金を請求されたり、契約を解除されたりするので十分に気をつけましょう。

有効期限

クレジットカードの有効期限切れに注意してください。有効期限が切れると、クレジットカードで支払いをしているものすべてが支払えなくなります。

多くのクレジットカード会社では、有効期限が切れる前に新しいカードを発行して自宅に郵送してくれます。しかし、クレジットカードは簡易書留で送られてくるため、必ず手渡しで受け取らなければなりません。

不在している場合は不在票が入りますが、気づかなかったり、忙しくて期日までに対応できなかったりすると、クレジットカードを期限切れにする恐れがありますので気をつけましょう。

紛失・盗難

クレジットカードを紛失または盗難によってなくした場合、悪用されないために、すぐクレジットカード会社へ連絡し、利用できないようにしましょう。クレジットカード会社の連絡先はカード裏面に書いてあることが多いので、事前に連絡先は控えておくといいでしょう。

そして、紛失なら遺失届、盗難なら被害届を必ず警察に出しましょう。万が一、悪用などで被害を被った場合に、その分を補償してもらえる可能性があるためです。

すぐに見つからない場合、クレジットカードを再発行することになりますが、再発行されたものは番号が変わるためカーリース会社へ連絡し、支払いの手続きを再度行わなければなりません。

情報漏洩

クレジットカードは、カード番号・発行年月・名義・セキュリティコードの4つが分かれば、クレジットカードが手元に無くてもネットショッピングなどのオンライン決済が可能です。

これらの情報はスマホやパソコンから抜き取られることが多いので、セキュリティソフトを導入し、普段からサイバー被害にあわない対策をしましょう。また、クレジットカードの利用明細をマメにチェックして、不正利用に気づけるようにすることも重要です。

クレジットカード支払いが可能なカーリース会社はどれくらいあるの?

主要なカーリース会社16社について、クレジットカード支払いが可能かどうか調べてみました。可能が6社に対して、不可能が10社という結果で、クレジットカード支払いができるカーリース会社はまだまだ少ないようです。

カーリース会社 クレジットカード支払い
KINTO 可能
オリックスカーリース・オンライン 可能
出光オートフラット 可能
ホンダマンスリーオーナー 可能
NOREL 可能
NORIDOKI 可能
定額カルモくん 不可能
MOTAカーリース 不可能
ニコノリ 不可能
リースナブル 不可能
コスモMyカーリース 不可能
もろコミ カーコンカーリース 不可能
ピタクル 不可能
楽まる 不可能
SOMPOで乗ーる 不可能
リースDeマイカーオンライン 不可能

クレジットカード支払いが可能なカーリース会社6社について、詳しく紹介していきます。

KINTO

リース料金 14,740円~
リース期間 3年、5年、7年
取扱いメーカー トヨタ・レクサス
リース車両 新車・中古車(一部地域のみ)
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険
期間満了後の車 返却

KINTOは、トヨタとレクサスの人気車種を気軽に利用できるサブスクリプションサービスです。手続きすべてがウェブで完結でき、近くのトヨタディーラーへ車を取りに行くだけですぐに利用できます。

契約は、初期費用0円か解約金0円を選べる2つのプランを用意。他のカーリースでは、オプションや別契約になるメンテナンス代や任意保険(自動車保険)も毎月のリース料金に含まれているので、毎月決まった定額支払いだけで安心して車に乗れます。

オリックスカーリース・オンライン

リース料金 9,900円~
リース期間 5年、7年、9年、11年
取扱いメーカー 国産全メーカー全車種
リース車両 新車・中古車
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代
期間満了後の車 返却・もらえる・乗り換え

オリックスカーリース・オンラインは、リース業界で有名なオリックスが手掛けるだけあり、新車は国産全メーカー全車種から選択可能で、中古車のカーリースも展開しています。

メンテナンス代まではリース料金に含まれているので、万が一のトラブルが起こっても安心です。任意保険は別で加入になりますが、等級を引き継ぎたい人にとってはメリットに働きます。

出光オートフラット

リース料金 14,300円~
リース期間 3年、4年、5年、6年、7年、9年
取扱いメーカー 国産全メーカー全車種
リース車両 新車
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険
期間満了後の車 返却・乗り換え・買取・延長

出光オートフラットは、ガソリンスタンドで有名な出光昭和シェルが展開するカーリースで、給油の割引きサービスが受けられる特典が付く特徴を持っています。

オートフラット取り扱い店は全国におよそ800カ所もあるため、どこにお住まいの方でも気軽にメンテナンスなどを受けることが可能です。

リース車両は新車のみですが、国産全メーカー全車種から選択可能で、期間満了後は返却・乗り換え・買取・延長から選択できます。

ホンダマンスリーオーナー

リース料金 29,800円~
リース期間 1ヵ月~11ヵ月までの1ヵ月単位
取扱いメーカー ホンダ
リース車両 中古車
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険
期間満了後の車 返却

ホンダマンスリーオーナーは、自動車メーカーのホンダが展開するサブスクリプションサービスで、審査なし・諸費用コミコミ・最短1ヶ月から利用可能、という特徴があります。

リース車両は中古車のみですが、すでに生産中止となった「S660」を1ヶ月59,800円(税込)で乗れるます。購入を逃した人にとっては願ってもないチャンスでしょう。

リース料金は、ホンダの人気車「N-BOX」で1ヶ月29,800円(税込)から。リース期間は、1ヶ月から最大でも11ヶ月までの契約なので、少しの間だけ車を自由に使いたい人にはピッタリのサービスです。

NOREL

リース料金 16,280円~
リース期間 1年~9年の1年単位
取扱いメーカー ガリバーが取扱う国産メーカーと輸入車
リース車両 新車・中古車
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険
期間満了後の車 返却

NORELは、国内大手の中古車売買業者である「Gulliver(ガリバー)」が運営するサービスのため、ガリバーが取り扱うさまざまな車種をリースすることが可能です。

期間満了後の車は、返却しか選択肢はありませんが、利用プランは、最短1ヶ月から期間を決めずに利用可能な「マンスリープラン」、90日ごと、1,2年ごと、4,6年ごとから選択可能な「中古車プラン」、1年~9年の中から選択可能な「新車プラン」3つから選べます。

NORIDOKI

リース料金 27,300円~
リース期間 3年
取扱いメーカー 一部の国産メーカーの一部車種
リース車両 新車
リース料金に含まれるもの 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代
期間満了後の車 返却

NORIDOKIは、リース期間を3年のみと割り切ったワンプランのため、同じ車に長く乗りたい人には不向きですが、短期間で乗り換えしたい人にはおすすめのカーリースです。

3年で契約が満了するため、車検を受ける前に車を返却することにより、月額料金に車検費用は含まれません。そのため、毎月の支払い額がリーズナブルになるメリットがあります。

まとめ

カーリースの支払いにクレジットカードを利用するのは可能です。ただし、主要なカーリース会社で調べてみると、クレジットカードが利用できるのは6社とまだまだ少ないのが現状でした。

クレジットカードで支払えば、ポイントが付いて貯められたり、他の支払いとまとめて引き落とし日をひとつにできたりするメリットがあります。その反面、限度額への注意や不正利用や情報漏洩などの恐れが心配です。

この記事を読んで、カーリースの支払いはクレジットカードにした方がいいのかを、今一度確かめてみてください。カーリースはどちらの支払い方法でも、車を便利に利用できるサービスであることに変わりはありません。

よくある質問

どこのクレジットカードでも使えるの?

カーリース会社によって異なります。

カーリース会社 利用可能なクレジットカード会社
KINTO VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、DinersClub
オリックスカーリース・オンライン 楽天カード株式会社、株式会社クレディセゾン、株式会社ジェーシービー、ユーシーカード株式会社、三菱UFJニコス株式会社、株式会社ジャックス、株式会社エポスカード、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド、株式会社UCS、株式会社イオン銀行
出光オートフラット apollostation cardのみ
ホンダマンスリーオーナー 不明
NOREL 不明
NORIDOKI ダイナースクラブカードのみ

支払いを滞納したらどうなるの?

口座振替の場合、カーリース会社から支払いを求める通知が届きます。指定された期日までに支払いを完了できれば問題ありません。ただし、滞納後の請求は、通常の月額料金に事務手数料などが上乗せされている場合があります。

クレジットカード支払いの場合、督促状が届くので必ず期日までに支払いましょう。期日までの支払いを怠ると、遅延損害金を請求されたり、契約を解除されたりするので十分に気をつけましょう。

支払いはポイント対象になるの?

カーリースの支払いもポイント対象になります。ポイントの付与率はクレジットカードによって異なりますので、お使いのクレジットカード会社に確認してください。