普段何気なく走行している道も、雪が降るとガラッと雰囲気が変わり、いつも以上に慎重な運転が必要となります。
そんな雪道でも、安心して走行できる“雪道に強い車”があります。降雪地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツをはじめとしたレジャーなどで雪道走行をする頻度が高い方は、雪道での走行性能が高い車を選択するのがオススメです。
この記事では、雪道に強い車の解説と紹介に加え、雪道走行におけるポイントも解説していきます!
雪道に強い車とは?
雪道は、路面の凍結や他車が通った轍(わだち)による段差など、悪路であることが多く、4WD車や地上高の高い車のほうが優位です。また、スノーモードなど、雪道走行に適した制御ができる車種もあるため、こうした車種を選択することで、雪道でも安心して走行することができます。
ここからは、雪道でも安心して運転することのできる車の特徴を確認していきましょう。
4WD(4輪駆動)方式の車
車の駆動方式には、2WDの前輪駆動(FF)や後輪駆動(FR)、4輪駆動の4WDなどがあります。
どの駆動方式においても雪道は走行できますが、2WD車は駆動輪(前輪または後輪)がスリップしてしまうと制御不能となりやすく、ハンドル操作に注意が必要です。
対して4WD車は、4輪すべてに駆動力がかかるため、どこかが空転やスリップしても、他の駆動輪がグリップすることで体勢を立て直して進むことができます。
特に、雪道の上り坂や下り坂において、4WD車の安定感は圧倒的です。雪道を走行する機会が多いのであれば、駆動方式は4WDを選択しましょう。
地上高の高い車
地上高とは、地面から車両の最も低い部分までの高さを表します。雪道では、積雪路や轍などにより車種によっては車が引っかかり進むことができなくなってしまう可能性も。
そのため、この地上高が高く設定されている車種を選ぶことで、悪路でも大きな心配なく走行することができます。車種によって異なりますが、地上高設定はセダンやミニバンではおよそ150mm、スポーツカーでは100〜120mm、SUVでは200mm程度です。
また、地上高が高いとアイポイントも高くなるため視認性も良くなり、路面状況や周囲の環境を確認しやすくなります。
こうした点から、地上高の高い車は雪道に適している車であるといえるでしょう。
車体が重い車
雪道における車体重量も、走行において影響を与えるファクターとなります。車が安定して走行するためにはグリップが必要ですが、雪道ではグリップ力が効きにくいため、重量が重い車のほうが安定した走行ができる傾向があります。
しかし重量が重い車は、コーナーやブレーキ時に慣性の力により不安定となりやすい点がデメリットとして挙げられます。
一概に重い車が雪道に強いとはいえませんが、発進や直進安定性は重量の重い車、カーブやブレーキの安心感は重量の軽い車、ということを頭に入れたうえで車を選択すると良いでしょう。
寒冷地向けの装備を搭載している車
車には寒冷地仕様というオプションがあります。寒冷地仕様には、容量の大きいバッテリーや不凍タイプのウォッシャー液、リアデフォッガーの強化やドアミラーヒーター、リアフォグランプなどが装備されています。
冷え込みが厳しい降雪地域では、エンジン始動性の低下や凍結防止への対策が施された寒冷地仕様車を選択することもポイントです。
また、ミラーや窓にヒーターを備えることで、付着した雪や凍結、くもりを抑えられ、視界を確保できます。
さらに、雪道に限らず霧においても発揮するのがリアフォグランプです。吹雪や豪雨、霧で視界が悪くなった際に、自車の存在を知らせる役割を担います。
安全に走行していても後続より追突される可能性も十分あるため、お住まいの地域によっては降雪地でなくとも寒冷地仕様としたほうが良いケースもあるでしょう。
寒冷地仕様を選ぶことで、車体価格は高くなってしまいますが事故やトラブルを少しでも避けられると思えば、付けて損はないオプションといえます。
雪道を走行するポイント
雪道での走行は、普段どおりの運転では事故を起こしてしまう可能性が高くなります。よく知られている「急」のつく運転をしないことはもちろんですが、速度をしっかり落とし、慎重な運転が大切です。
また、雪道に適した装備や急な立往生への備えなど、様々なリスクに対しての事前準備も重要です。雪道に強い車ということで過信せず、雪道でのリスクもふまえた安全な走行を心掛けましょう。
急のつく運転をしない
雪道における「急」な操作は厳禁です。「急ハンドル」、「急ブレーキ」、「急発進・急加速」といった運転はしないようにしましょう。雪道や凍結路に限らず、雨で濡れた道路でもグリップ力は低下します。普段どおりの運転だと、スリップによる事故を起こす可能性もあるため注意が必要です。
また、路面状況への注意も必要です。交差点や日陰、橋の上などはアイスバーンになりやすい箇所です。さらに、トンネル出口などもアイスバーンになっている可能性を十分考慮し、通行する際は速度をしっかり落とすようにしましょう。ブラックアイスバーンといわれる濡れた路面に見える凍結路もあり、注意が必要です。
普段より速度を落とした走行、急のつく運転操作厳禁といった運転を心掛けましょう。
スタッドレスタイヤの装着
ウィンターシーズンに多くの方が履き替えるスタッドレスタイヤは、雪道を走行するうえで必要な装備です。
雪や凍結した道路において滑る原因は「水の膜」。雪道や凍結路をタイヤが転がる際の摩擦で溶けた水が、摩擦係数を下げることでタイヤのグリップ力が著しく低下、スリップを引き起こします。
スタッドレスタイヤは、この「水の膜」を排水する構造をつけたり、“サイプ”と呼ばれる細かな切れ込みによる強いグリップ力をもたせたり、やわらかいゴムを用いて路面との密着を高めるなど、氷上性能を高めたタイヤ です。
ノーマルタイヤで走行できる場合もありますが、スリップ事故を引き起こしやすいことに加え、現在では道交法で規制されている地域があることにも注意が必要です。
北海道道路交通法施工細則(第12条第2号)では以下のように定められています。
積雪し、又は凍結している道路において、自動車若しくは原動機付自転車を運転するときは、スノータイヤを全車輪に装着し、又はタイヤ・チェーンを取り付ける等滑り止めの措置を講ずること。
これらに違反した場合、違反点数の加点はないものの反則金が科せられます。雪道を滑り止め対策なしで走行する行為は、交通違反になる場合があることをしっかり認識しておきましょう。
タイヤチェーンの携行
雪道での滑り止め措置には、スタッドレスタイヤの他にタイヤチェーンの装着があります。タイヤチェーンは、雪や氷に食い込みながら走行するため、雪道や凍結路での性能はスタッドレスタイヤよりも上がります。また、価格もスタッドレスタイヤと比較すると安価なので、1セット準備しておくと安心です。
タイヤチェーンの注意点は、必ず駆動輪に取り付けなければならないこと。前輪駆動車はフロントタイヤへ、後輪駆動車はリアタイヤへ装着することで性能を発揮します。これを間違えてしまうと、性能が大幅に低下してしまうため注意が必要です。
なお、4WD車は車種により装着位置が異なることから車両の取り扱い説明書や販売店に確認しましょう。
タイヤチェーンは、金属製、非金属製、布製と大きく3種類に分類されます。耐久性や価格は金属製が一番ですが、装着の難易度や走行中の乗り味でみると非金属性や布製に軍配が上がります。中でも、布製は耐久度は他に比べて劣るものの、装着が簡単というメリットがあります。それぞれ、メリット、デメリットはあるので慎重に選択するようにしましょう。
大雪時など、チェーン規制された区間を走行するには、タイヤチェーンの装着が必須です。スタッドレスタイヤの装着だけでは通行できないので注意しましょう。
チェーンの種類は、さきほどあげた3種類であれば通行可能です。こうした区間を通る機会が想定される場合には、タイヤチェーンを携行しておきましょう。
早めの給油・充電を心掛ける
雪道を走行する際は、ガソリンを満タンにしてから出かけ、早めの給油を心掛けましょう。
雪道では事故や渋滞が予想され、普段よりも目的地まで時間がかかる場合があります。雪による車の立往生にいつ巻き込まれるかもわかりません。数時間〜数十時間動かなくなる状況があるため、万が一に備え防寒対策や軽食なども車内に積んでおくと安心です。
また、電気自動車にとって冬場は厳しい条件となります。バッテリー保護ためのヒーターが多く作動するなど、航続距離が普段より短くなる傾向があります。電気自動車についても早めの充電を心掛け、余裕をもった走行を心掛けましょう。
雪道に強い車種オススメ10選
ここからは、雪道に強い車を10選紹介します。
降雪地域にお住まいの方や雪道走行の機会が多い方など、どんな車種を選べばいいか悩んでいる場合の参考にしてください。
スバル フォレスター
フォレスターは、水平対向エンジンと左右対称のパワートレインで構成されたAWDシステム(4WD)である、“シンメトリカルAWD”による安定した走りが強みです。さらに、状況に応じて最適なトルク配分とする“アクティブトルクスプリットAWD(ACT-4)”や、駆動力やブレーキなどを適切にコントロールする“X-MODE”などの搭載により、雪道だけでなく悪路においても優れた走行性能を発揮します。
最低地上高(ロードクリアランス)は220mmと高く設定されていることで、走破性能も高くなっています。
フォレスターのパワートレインは、2Lマイルドハイブリッドと1.8Lターボエンジンを用意。マイルドハイブリッドでは、モーターアシストによるレスポンスの良さによる軽快な走りに加え高いトルクによる走破性の高さもポイントです。そして、水平対向エンジンによる振動の少なさや、低重心構造に伴う運動性能の高さが爽快な走りを実現します。
フォレスターは、ジェスチャー機能付のドライバーモニタリングシステムやシートヒーター、ステアリングヒーターなど快適装備も多く設定されています。また、ゆとりのある室内空間や多彩なシートアレンジなど、多くのシーンで活躍してくれるでしょう。
雪道での走行性能の高さ、日常からレジャーまで使い勝手の良さが魅力のオススメしたい1台です。
【スバル フォレスター Advance】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,640mm×1,815mm×1,715mm |
ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,640kg |
燃費 | 14.0km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴 1,995cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 188N・m(19.2kgf・m)/4,000rpm |
モーター種類 | MA1・交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 10kW(13.6ps) |
モーター最大トルク | 65N・m(6.6kgf・m) |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック |
新車価格 | 3,090,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 スバル公式サイトより)
スバル レガシィ アウトバック
レガシィ アウトバックは、ステーションワゴンの地上高を高く設定したクロスオーバーSUVです。最低地上高が213mmあるため、雪道でも下回りをあまり気にせず走ることができます。
また、車の基本パーツを左右対称とした“シンメトリカルAWD”や横滑り時の安定性を高める“VDC(ビークルダイナミクスコントロール)”などの搭載により、安定した走行を実現しています。
レガシィ アウトバックのパワーユニットは、1.8L直噴ターボが搭載されています。水平対向による滑らかなフィーリングは、SUBARUならではの走りの楽しさを感じられるのはもちろん、低回転域から発生する300N・mのトルクによる力強い加速も特徴です。
レガシィ アウトバックはトランクスペースが561Lの大容量で、使い勝手にも優れています。さらに、セカンドシートを倒せばフラットフロアにもできるなど、荷物の量に合わせて多彩なシートアレンジができます。
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【スバル レガシィ アウトバック X-BREAK EX】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,870mm×1,875mm×1,670mm |
ホイールベース | 2,745mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,680kg |
燃費 | 13.0km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ 1,795cc |
エンジン最高出力 | 130kW(177ps)/5,200-5,600rpm |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)/1,600-3,600rpm |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック |
新車価格 | 3,870,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 スバル公式サイトより)
三菱 デリカD:5
デリカD:5は、ミニバンでありながらSUVと遜色ない走破性能を誇る人気車です。
最低地上高は、185mmとミニバンの中ではトップレベル。また、搭載されている4WDシステムは、ハンドル操作に対するエンジントルク、センサーからの情報をもとに電子制御を行うことで、あらゆる路面での走行安定性を高めるシステムとなっているのが特徴です。
さらに、2WD・4WD・4WDロックと走行シーンに合わせた3モードを用意。横滑り抑制を担うASC機能やヒルスタートアシストなど、雪道に限らずオフロード走破性能を高める機能が多く搭載されています。
エンジンには、2.2Lディーゼルターボエンジンが採用され、380N・mの高いトルクは、2,000回転と低回転域で発生することで力強いスタートを実現。スタック時においてもパワフルで心強いエンジンといえるでしょう。
また、ミニバンならではの広い室内空間、スライドドア、シートヒーターやハンドルヒーターなどの快適装備も充実しています。デリカD:5は、SUV顔負けの走破性を誇りながら、ミニバンであることで日常シーンでも重宝する車です。
【三菱 デリカD:5 G(8人乗り)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 8名 |
車両重量 | 1,950kg |
燃費 | 12.6km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | DOHC 16バルブ・4気筒 インタークーラー付ターボ 2,267cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/3,500rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速スポーツモード A/T |
新車価格 | 3,871,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 三菱公式サイトより)
日産 エクストレイル
2023年度グッドデザイン賞を受賞したエクストレイルは、「タフギアと洗練の融合」をテーマとしたSUVらしい力強さを感じさせながら、上質で高級感のあるプレミアムSUVです。
エクストレイルは、電気制御によるe-4ORCEが搭載されており、前後2つのモーター4輪ブレーキを瞬間的に制御する日産独自技術となっています。
滑りやすい路面において、駆動力の配分制御やタイヤが滑る前にトルクダウンを行いタイヤスリップによるトレース性悪化を抑えることにより、雪道においても安定した走行を可能にしています。
また、ドライブモードセレクターでスノーモードを選択することで、雪道に対する最適な駆動力、アクセル操作ができ、走行の安全性を高めてくれます。
パワートレインは、1.5L直列3気筒ターボエンジンにフロント150kW+リア100kWのハイパワーモーターを搭載。ターボは、日産が世界で初めて量産を成功させた、圧縮比を可変させる“VC-TORBO”が採用されています。
エクストレイルには、第2世代となったe-POWERが搭載されており、ワンペダル操作によりフットブレーキの使用回数を減らすことでドライバーへの負担を軽減するとともに、滑らかな加速・減速が特徴です。
雪道走行への強さだけでなく、ウィンターシーズンにおける快適装備も充実しており、ステアリングヒーターやシートヒーターをはじめ、電気で先行して発熱することで車内を素早く温めることのできるPTC素子ヒーターが設定されます。
日産の最新電気技術の詰まったエクストレイルは、雪道走行においても高いパフォーマンスを発揮するため安定した走行ができます。モーターによるパワフルな出力だけでなく、静粛性も高いため快適なクルージングとなることでしょう。
【日産 エクストレイル S e-4ORCE】スペック表
330N・m(33.7kgf・m)/0-3,505rpm
150kW(204ps)/4,501-7,422rpm
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,660mm×1,840mm×1,720mm |
ホイールベース | 2,705mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,840kg |
燃費 | 18.4km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 1,497cc |
エンジン最高出力 | 106kW(144ps)/4,400-5,000rpm |
エンジン最大トルク | 250N・m(25.5kgf・m)/2,400-4,000rpm |
フロントモーター種類 | 交流同期電動機 |
フロントモーター最高出力 | 150kW(204ps)/4,501-7,422rpm |
フロントモーター最大トルク | 330N・m(33.7kgf・m)/0-3,505rpm |
リヤモーター種類 | 交流同期電動機 |
リヤモーター最高出力 | 100kW(136ps)/4,897-9,504rpm |
リヤモーター最大トルク | 195N・m(19.9kgf・m)/0-4,897rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | – |
新車価格 | 3,418,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 日産公式サイトより)
トヨタ RAV4
RAV4は、SUVらしい力強いデザインが特徴的で、ガソリン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドと豊富なパワートレインも魅力です。
その見た目どおり、オフロード性能の高いRAV4ですが、中でも、ガソリンモデルのAdventure/G“Z package”に搭載されるダイナミックベクタリングAWDシステムでは、前後トルク配分だけでなく後輪トルクを左右独立で制御する世界に先駆けたシステムが搭載されています。後輪左右のトルク制御によりさらに思い描いたラインを走行することが可能となり安定した走行を可能に。4WDを必要としない走行時には、ディスコネクト機構により後輪への動力を遮断し2WD走行とすることで燃費を向上させる高機能システムとなっています。
また、SNOWモードも搭載されており、雪道などの滑りやすい路面においてアクセル操作へのトルク制御を行うことでスムーズな走行とすることができます。
搭載されているエンジンは、ガソリンモデルでは2.0Lダイナミックフォースエンジン、ハイブリッドでは2.5Lエンジン+ハイブリッドとなっており、ハイブリッドモデル(E-Four)ではシステム最高出力163kW(222ps)とパワフルで高い動力性能を誇ります。
小回り性能も優れており、最小回転半径5.5mと狭い道や駐車においても操作しやすくなっています。日常シーンだけでなく、マルチテレインセレクトモードを備えていることで、悪路走破性も高くレジャーやオフロード走行を楽しむなど、幅広い用途に用いることができるでしょう。
オススメモデルは、ダイナミックベクタリングAWDシステムを備えたガソリンモデルですが、ハイブリッドモデルにも電気式4WDとなるE-Fourに加え、TRAILモードとよばれるスタック脱出モードが搭載されるなど、雪道でも安定した走行ができます。
オフロードを攻めたい方はガソリンモデルを、日常使いからレジャー、燃費面などを気にかける方はハイブリッドモデルを選択すると良いでしょう。
【トヨタ RAV4 Adventure(ガソリン車)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,610mm×1,865mm×1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,630kg |
燃費 | 15.2km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 直列4気筒 1,986cc |
エンジン最高出力 | 126kW(171ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 207N・m(21.1kgf・m)/4,800rpm |
駆動方式 | 4WD(4輪駆動方式) |
トランスミッション | Direct Shift-CVT (ギヤ機構付自動無段変速機) |
新車価格 | 3,349,091円(消費税抜) |
(2024年1月現在 トヨタ公式サイトより)
トヨタ ランドクルーザー プラド
数あるSUVの中でも悪路走破性能トップクラスを誇るのが、ランドクルーザー プラドです。重厚感あるボディに都会でも映える洗練されたフロントフェイスで、根強い人気を誇っています。
ランドクルーザー プラドは、フルタイム4WD(トルセンLSD付トランスファー)が採用し、路面状況、走行シーンに応じて前後のトルク配分を最適に制御しています。トランスファー機能は本格4駆機能で、ディーゼル車ではH4/L4、ガソリン車ではH4F/H4L/L4Lを選択することで路面状態に合わせて駆動力、センターデフをロックすることで高い走破力を発揮します。
また、マルチテレインセレクトによる路面状況に応じた走行支援、クロールコントロールによってオフロードや滑りやすい路面、急こう配の坂道においてアクセル操作をすることなく極低速走行を可能とすることで、スタック等の脱出能力を高めてくれます。
さらに、アクティブトラクションコントロール機能により雪道等でスリップした際、空転したタイヤにロックをかけ、他の駆動輪へトルクを配分することで安定した走行を可能とするなど、どんな道でも走破できる機能が搭載されています。
ランドクルーザー プラドは、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンを選ぶことができます。ディーゼルでは、1,600〜2,800rpmの低回転域より500N・mの高トルクが発生することで力強い発進による悪路での走破性の高さが伺えます。
オフロードや山道などの坂道を走行する機会が多いのであればパワーのあるディーゼルモデルを、オンロードや高速走行であれば高回転域で伸びるガソリンモデルを選択すると良いでしょう。
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【トヨタ ランドクルーザー プラド TX 2.8L クリーンディーゼル(5人乗り)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,825mm×1,885mm×1,850mm |
ホイールベース | 2,790mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,180kg |
燃費 | 11.2km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 直列4気筒 2,754cc |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,000-3,400rpm |
エンジン最大トルク | 500N・m(51kgf・m)/1,600-2,800rpm |
駆動方式 | 4輪駆動(フルタイム4WD) |
トランスミッション | フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック(6 Super ECT) |
新車価格 | 4,399,091円(消費税抜) |
(2024年1月現在 トヨタ公式サイトより)
スズキ クロスビー
クロスビーは、SUVとワゴンを融合させたクロスオーバーSUVです。丸目のヘッドランプが特徴的でかわいらしい見た目でありながら、雪道での走行性能も高い1台となっています。
クロスビーの4WDシステムでは、路面状況に合わせてモードを選択することができます。雪道走行であれば、スノーモードをONにすることでエンジントルクを抑制することでタイヤの空転を防止し、雪道や凍結路でのスムーズな発進や加速をサポートしてくれます。
また、空転したタイヤをブレーキで制御し、空転していないタイヤに駆動力をかけることで、滑りやすい路面での発進を支援する“グリップコントロール”も搭載されており、安定した走行を実現しています。
最低地上高も180mmを確保されているため、積雪路や轍の続く道でも下回りがあたる心配が少なく、走破性が高くなっています。
クロスビーにはマイルドハイブリッドが搭載されており、燃費の良さだけでなくモーターアシストによる力強い走行性能となっています。
エンジンは1.0L直噴ターボを搭載し、その出力は1.5L自然吸気並とパワフルなダウンサイジングエンジンとなっています。そこにISG(モーター機能付発電機)、6ATを組み合わせることで加速時のアシスト、発進時の力強い加速や登坂性能を高めています。
クロスビーには寒い冬でも快適なシートヒーターの装備、撥水加工シートの採用などレジャーシーンにおいても活躍する機能も多く使い勝手に優れています。
コンパクトなボディや最小回転半径4.7mの取り回しの良さから、運転しやすく女性からの人気も得ています。
雪道でも安心して運転することのできるコンパクトカーを探しているのであれば、クロスビーはオススメできる1台といえます。
【スズキ クロスビー HYBRID MV(4WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,760mm×1,670mm×1,705mm |
ホイールベース | 2,435mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,000kg |
燃費 | 17.0km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒直噴ターボ 996cc |
エンジン最高出力 | 73kW(99ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 150N・m(15.3kgf・m)/ 1,700-4,000rpm |
モーター種類 | 直流同期電動機 |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm |
モーター最大トルク | 50N・m(5.1kgf・m)/100rpm |
駆動方式 | フルタイム4WD |
トランスミッション | 6AT |
新車価格 | 2,027,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 スズキ公式サイトより)
トヨタ ヤリス クロス
ヤリス クロスはトヨタのラインナップの中でも人気のコンパクトSUVです。大型のグリルに樹脂フェンダーといったSUVらしいルックス、最低地上高も170mm(GR SPORT除く)を確保しています。
ヤリス クロスには、ガソリンモデル、ハイブリッドモデルがラインナップされておりそれぞれ4WDを選択可能です。4WDシステムには、電気式4WD(E-Four)が搭載され、路面状態によって2WDと4WDを切り替えられるだけでなく、燃費性能も向上させています。
発進時には4WDモードとなり、後輪へ最適なトルク配分をすることで安定した走行を支援、通常走行では2WDとすることで燃費に貢献、雪道などにおいてスリップを検知すると4WDモードへ移行といった制御が行われます。
また、ガソリンモデルでは悪路において4WD性能を最大限に活用するマルチテレインセレクト機能を搭載、ハイブリッドではスタック時の脱出における駆動制御を行うTRAILモードが搭載されています。どちらのモデルにも、雪道において最適なトルク制御を行うSNOWモードも搭載されていることで、多くのシーンにおける走破性の高さを感じられるでしょう。
燃費性能も秀逸で、ガソリンモデルではWLTCモードで17.6〜19.8km/L、ハイブリッドモデルでは25.0〜30.8km/Lの低燃費となっています。コンパクトボディで扱いやすく、SUVならではのアイポイントの高さによる運転のしやすさも魅力です。
雪道などの走破性の高さだけでなく、燃費性能も高いヤリス クロスだからこそ、コンパクトSUVにおいて最も販売台数の多い人気車となっています。
【トヨタ ヤリス クロス G(ガソリン車・4WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,180mm×1,765mm×1,590mm |
ホイールベース | 2,560mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,210kg |
燃費 | 18.1km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 直列3気筒 1,490cc |
エンジン最高出力 | 88kW(120ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 145N・m(14.8kgf・m)/4,800-5,200rpm |
駆動方式 | 4WD(4輪駆動方式) |
トランスミッション | ギヤ機構付自動無段変速機 (Direct Shift-CVT) |
新車価格 | 2,164,545円(消費税抜) |
(2024年1月現在 トヨタ公式サイトより)
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルは、でSUVらしい力強い見た目でありながらアーバンクロスオーバーのようなスタイリッシュなデザイン、一文字テールランプを備えた先進的なライトデザインが特徴的な見た目のコンパクトSUVです。
2モーターハイブリッドシステムからなるe:HEVにリアルタイム4WDを組み合わせることによる高い走破性を持ち、雪道においても安定した走行ができます。
リアルタイム4WDシステムでは、リヤタイヤをプロペラシャフトで直結することで大トルクを伝達可能とし、高い走破性を実現しています。また、車に備えられたセンサーによりリアルタイムに状況を把握、先手を打つように駆動力配分を行うことで、雪道などの滑りやすい路面においても安定した走行を可能としています。
特に滑りやすいコーナリングにおいては、減速時にアクセルペダルがOFFとなった時点で後輪へのトルク配分をやめ、2輪駆動とすることで車両の向きを変えやすくする制御が行われます。さらに、ステアリング操作に応じて前輪に軽いブレーキをかけることで、滑らかで安定したコーナリングを可能とする“アジャイルハンドリングシステム”を搭載することで雪道における高い走破性を感じることができるでしょう。
都会派SUVのようなスタイリッシュな見た目だけでなく、SUVとしての走破性を兼ね備えたヴェゼルは、雪道においても安心して運転することができます。
【ホンダ ヴェゼル e:HEV Z(4WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,330mm×1,790mm×1,590mm |
ホイールベース | 2,610mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,450kg |
燃費 | 22.0km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 1,496cc |
エンジン最高出力 | 78kW(106ps)6,000-6,400rpm |
エンジン最大トルク | 127N・m(13.0kgf・m)/4.500-5,000rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 96kW(131ps)/4,000-8,000rpm |
モーター最大トルク | 253N・m(25.8kgf・m)/0-3,500rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格 | 2,929,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 ホンダ公式サイトより)
スズキ ジムニー
ジムニーは、ラダーフレームをプラットフォームとした本格SUVとして高い走破性を誇る軽SUVです。SUVらしい無骨なスタイルに、丸いヘッドライトが特徴で、多くの方に長年支持されています。
ジムニーは、初代からパートタイム4WDを採用し、シンプルな構造で前輪と後輪を直結することで、空転時の駆動力を確保するのと同時に過酷な環境においても信頼性の高いシステムとなっています。パートタイム4WDは、主に市街地を走行する2H(2WD)、雪道など2WD走行が困難な場所を走行する4H(4WD)、そして、駆動力を必要とする急斜面やぬかるんだ道などを走行、脱出する4L(4WD低速)を路面状況に応じてモードを切り替えることで、あらゆる道に対して性能を発揮します。
さらに、4Lモードにおいて空転したタイヤにブレーキをかけ脱出性能を高める“ブレーキLSDトラクションコントロール”や、下り坂などを一定の車速を保ち走行する“ヒルディセントコントロール”などの機能により、高い走破性に加え安心感のある運転をすることができるでしょう。
ジムニーは、最低地上高も205mmあるため、悪路でも下回りを心配する機会はさほどないでしょう。本格SUVとしての高い走破性も持ち合わせているため、降雪地域でも安心して乗ることのできる軽SUVです。
【スズキ ジムニー XL 5MT】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,725mm |
ホイールベース | 2,250mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,040kg |
燃費 | 16.6km/L(WLTCモード) |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 インタークーラーターボ 658cc |
エンジン最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 96N・m(9.8kgf・m)/3,500rpm |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 5MT |
新車価格 | 1,529,000円(消費税抜) |
(2024年1月現在 スズキ公式サイトより)
まとめ
雪道では、4WD車が安定した走行性能を発揮します。近年特に人気のSUVは、スタイルだけでなく雪道における高い走破性も持ち合わせています。
しかし、スタッドレスタイヤやチェーンの携行・装備も大切です。雪道では、車の性能や自信の運転技術を過信せず、滑り止め装置の装備、速度を落とした安全運転を心掛けるようにしましょう。
よくある質問
4WD以外の駆動方式は雪道に弱い?
4WDが雪道に強い理由は、駆動力を前後またはそれぞれのタイヤに配分することで安定した走行を可能とするからです。
2WD車では、前輪または後輪駆動となりますが、駆動輪がスリップしてしまった場合に制御が効かなくなります。特に坂道や深い積雪路に足を取られたときには発進することが困難となる可能性があります。
雪道に強い車ならスタッドレスタイヤは不要?
雪道において高い走破性を持つ車でも、スタッドレスタイヤは必須です。どれだけその車の走行性能が高くても、タイヤがグリップしなければ車は進むことができません。
雪道に適した装備をすることでその車の性能を発揮することができることに加え、車の性能を過信しすぎないことも事故を防ぐ大切な心構えといえます。
また、現在では沖縄を除く都道府県で、雪道や凍結路においてスタッドレスタイヤを装着するなど、滑り止めの措置をとることが道交法によって定められ、違反した場合には反則金が科せられます。雪道を走行する場合は、必ずスタッドレスタイヤを装着しましょう。