「<スズキ>のSUVでおすすめはどれ?」
とお探しの方のために、<スズキ>の人気SUVを5車種紹介します。スズキは軽自動車に限らずSUVにも注力していて、最近では優れたモデルを多数ラインアップしています。今回の記事を読んだ後には、<スズキ>のSUVに対する印象が変わるかもしれません。
目次
スズキ製SUVの特徴
スズキは軽自動車だけではない
<スズキ>と聞くと「軽乗用車のメーカー」というイメージがありますが、昨今ではSUVやコンパクトカー・ミニバンと様々なボディタイプを販売中です。
SUVでは軽自動車以外にも<イグニス><SX4 S-CROSS><エクスード><クロスビー><バレーノ><ジムニーシエラ>の6つの車種を投入していて、SUVへの本気度は他メーカーにも負けないものがあります。<スズキSUV>の実力を知ると「軽自動車の<スズキ>」という印象は一変するでしょう。
スズキの技術
スズキには運転サポートや燃費効率化の優れた先端技術があります。
クルーズコントロールシステム
高速道路などを一定スピードで長時間走行する時に、アクセルペダルを踏むのを止めてもスピードを自動で維持してくれる機能です。運転者の疲労を少なくする効果があります。
マイルドハイブリッド
<マイルドハイブリッド>を搭載した車種では、燃費効率が大幅にアップします。車両の減速時のエネルギーを使い、ISG(モーター機能付発電機)で発電して専用バッテリーに電気を充電。加速時にはその電力をモーターで使用してエンジンを手助けします。
誤発進抑制機能
前方に壁などの障害物があるのにアクセルペダルを強く踏み込んでしまった時に、エンジンの出力が出ないように自動制御してくれる機能。ペダルの踏み間違いによる衝突を防ぎます。
「ナノイー」搭載フルオートエアコン
水に包まれている電気を帯びたイオン<ナノイー>をフルオートエアコンから放出し、室内の空気をさわやかに保ちます。
スズキのSUV ジムニー
悪路に強いSUVの代表
<ジムニー>は圧倒的なオフロード走行性能を持つ4WD軽乗用車です。1970年の販売開始から「4WDを駆使した悪路走破性」を重視したコンセプトは一貫しており、その独特の個性ゆえに熱烈な固定ユーザーを抱える人気車種です。
雪の多い北国ではその高い走行性能が評価され、移動手段として重宝されています。<ジムニー>はその50年近くの歴史の中で、たった3回しかフルモデルチェンジが行われいません。それは<ジムニー>には流行にまったく左右されない、強固な存在意義があったからに他なりません。
2018年6月に3度目のフルモデルチェンジが行われ、初代モデルを思わせる直線的なデザインに回帰。走りだけではなく、エクステリアでもますます個性が際立つ様になりました。
ジムニーの参考データ
サイズ
非常にコンパクトな車体寸法で、どのような場面でも取り回しが楽々です。
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,725mm
燃費
マニュアル車とオートマティック車では燃費効率も違います。
・ 0.7L 4WDガソリンターボエンジン 5MT 16.2km/L
・ 0.7L 4WDガソリンターボエンジン 4AT 13.2km/L
車内空間
オフロード走行での車両の傾き具合を分かりやすくするために、水平なラインを意識したインストルメントパネルになっています。メーターなどの計器類は視認性を重視して徹底的にシンプルに作られています。
内装部材の表面には光の反射が起きにくい加工を施し、過酷な環境でのドライバーへの負担を徹底して軽減させています。リアシートは左右別々に12段階のリクライニングが可能で、長時間のドライブも疲れません。
デザイン
フロントマスクは、丸いヘッドライトに5つのスロットグリルが印象的。ボックス状で全体的に直線を意識した無駄のないデザインは、高いオフロード性能を感じさせます。<ジムニー>は雪国での使用も多いので、側面に雪が溜まりにくくする必要性もあり直線的な造形を取り入れているのです。
ホイールアーチはタイヤ交換などの整備がしやすいように、隙間を十分にとった台形になっています。
リセールバリュー
<ジムニー>は中古車市場での人気が非常に高い車種になっています。特に雪の降る北国での需要が高いので、地域や時期によって売却価格に差が出てくる車です。
マニュアル車で白か黒のボディカラーがリセールバリューでは好条件。<ジムニー>でのカラー名は<ブルーイッシュブラックパール3><ピュアホワイトパール>です。
スズキのSUV クロスビー
用途を選ばない万能SUV
<クロスビー>は5ナンバー登録のコンパクトなクロスオーバーSUVです。<クロスビー>は小型自動車ですが、軽自動車とプラットフォームを共有しています。ボディサイズはかなり小さめですが、小型自動車なので成人の5人乗車が可能です。
<クロスビー>は全グレードがハイブリッド仕様で、搭載されている排気量1Lの<水冷4サイクル直列3気筒直噴ターボ>は非常に高い走行性能を持っています。コンパクトで取り回しの良い車体に高いオフロード性能を持ち、ボディデザインもおしゃれ。街乗りがメイン使用のユーザーにも人気が高い汎用性のあるコンパクトSUVです。
クロスビーの参考データ
サイズ
軽自動車を少し大きくしたサイズ感。最小回転半径が4.7mと、扱いやすさは抜群です。
全長 3,760mm
全幅 1,670mm
全高 1,705mm
燃費
エンジンには<マイルドハイブリッドシステム>を採用。高い燃費効率を誇ります。
・ 1L ハイブリッドエンジン2WD 22km/L
・ 1L ハイブリッドエンジン4WD 20.6km/L
車内空間
全長 3,760mmの車としては、広大な室内空間を持ちます。リアシートのスライド量は165mmで成人でも余裕を持って乗車可能。全高も高めなので室内は解放感があります。ラゲッジスペース下には、4WDで37L、2WDで81Lのアンダーボックスがあり、多くの荷物を収納できるので便利です。
デザイン
<クロスビー>は丸みのあるフォルムに、2トーン、3トーンのカラーデザインも用意された、欧州車の雰囲気も感じられるファッショナブルなボディデザインになっています。
リセールバリュー
<クロスビー>は2017年に販売が開始された新しい車種のために、中古車の流通量はまだ多くありません。状態の良い車体ならば、高額リセールが期待できる車種です。リセールバリューを気にするなら、装備が充実している<MZ>がおすすめ。雪国では4WD、それ以外の地域では2WDの買取価格が高くなります。
スズキのSUV SX4 S-CROSS
家族に嬉しいスズキ最大のSUV
<SX4 S-CROSS>はミドルサイズSUVの車格ですが、<スズキ>のSUVの中ではボディサイズが最も大きい車種になっています。大きめの車体の恩恵としてリアシートの居住性が高く、リアシートを頻繁に利用するユーザーにおすすめで、ファミリーにも使い勝手が良いでしょう。
SUV的雰囲気の強い押し出し感のあるフロントマスクに、SUVとしての走行性能も十分に持っていますので、ファミリー使用のSUVとしておすすめの車種です。
SX4 S-CROSS の参考データ
サイズ
車幅は1,780mmと大きめですが、駐車場や狭い路地でも十分に取り回しの良いボディサイズ。ホンダの<ヴェゼル>とほぼ同等の大きさです。
全長 4,300mm
全幅 1,785mm
全高 1,595mm
燃費
<1.6Lガソリンエンジン>を搭載。トランスミッションは6速オートマチックになります。
・1.6L ガソリンエンジン2WD 16.2km/L
・ 1.6Lガソリンエンジン4WD 15.2km/L
車内空間
ステアリングの位置は、上下だけではなく前後にも調節可能。シートも細かに調整できてベストなドライビングポジションに設定する事が出来ます。後部シートでは足元にも十分なスペースが確保されていてセンター部分にアームレストを装備、リクライニングも可能で快適な空間になっています。
デザイン
精悍なフロントグリルを持ち、全体的に非常にアクティブな雰囲気のするエクステリアとなっています。
リセールバリュー
<SX4 S-CROSS>は優れたSUVですが市場での人気はあまり高くなく、中古車市場での流通台数も少ない状況です。リセールバリューも低めになることを覚悟しましょう。
スズキのSUV エスクード
予防安全技術満載のSUV
<エスクード>は<スズキ>のSUVの中でも予防安全技術<スズキ セーフティ サポート>を多く積み込んだ小型自動車です。
車線変更時に後方の車両を検知し警告してくれる<ブラインドスポットモニター>、後退時に後方に接近する車両を自動検知してドライバーに伝達する<リヤクロストラフィックアラート>、車両や歩行者と衝突の恐れがある場合にドライバーに警告をし、さらに危険が差し迫ると自動ブレーキが発動する<デュアルセンサーブレーキサポート>。
このような安全を確保するための最新技術が<エクスード>には詰まっています。また、<<1.4Lターボエンジン>により軽快な走りを体感できるSUVでもあります。
エスクードの参考データ
サイズ
全高が少し高めなため、立体駐車場を使用する場合は確認が必要です。
全長 4,175mm
全幅 1,775mm
全高 1,610mm
燃費
<水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ>を搭載。ターボエンジンとしてはまずまずの燃費効率です。
・ 1.4L ガソリンターボエンジン4WD 16km/L
車内空間
コクピットには金属調の素材が多く使用され、高級感を味わえます。本革とスエードを併用したシートは上質そのものです。
デザイン
<SX4 S-CROSS>は落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるボディデザインです。特に3種類用意されている2トーンのカラーは、車をワンランク上に見せる効果があります。
リセールバリュー
<スズキ>のSUVはあまり知名度が高くない車種が多いため、リセールバリューも苦戦する傾向にあり、<エスクード>も例外ではありません。あらかじめ買取価格は低めに想定しておきましょう。
スズキのSUV ハスラー
スズキの大人気SUV
<ハスラー>は<スズキ>の得意なボディタイプである、軽トールワゴンとSUVの特性を合わせ持つ、<軽クロスオーバー車>として大ヒットしました。<ハスラー>は高いオフロード走行性能と広い室内空間を持ち、ボディカラーも含めスタイリングがとてもキュートで、女性にも大変人気のある車種です。
<ハスラー>にはハイブリッドエンジン搭載グレードもあり、燃費効率も上々。外観の魅力とスペックの実力を兼ね備えた、隙のないSUV軽自動車と言えるでしょう。
ハスラーの参考データ
サイズ
軽自動車ですので、あらゆる場面で楽に扱う事が出来ます。
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,665mm
燃費
<ハスラー>には5つのグレードがありますが、ここでは<Gターボ>の燃費を紹介します。<Gターボ>はハイブリッドエンジン搭載の人気グレードです。
・ 0.7L ハイブリッドガソリンエンジン2WD 27.8km/L
・ 0.7L ハイブリッドガソリンエンジン4WD 26.2km/L
車内空間
インパネ部分などにカラーパネルを使用していて、とてもおしゃれな室内空間になっています。<A>を除くグレードでは、左右別々にリアシートのリクライニングが可能で、多彩なシートアレンジが楽しめます。
<A>を除くグレードではラゲッジスペースに汚れが付きにくい素材を使用していて、レジャーやスポーツでの荷物積載も安心。
デザイン
典型的なトールワゴンの雰囲気を持つエクステリアではありますが、丸いヘッドライトと3種類用意されている2トーンのカラーはとても愛らしく、女性にも好評です。
リセールバリュー
<ハスラー>は女性を中心に幅広い人気のある軽自動車で、高額のリセールバリューが望める車種です。リセールバリューを考慮するなら、人気の<G><Gターボ>がおすすめのグレードです。
まとめ
今回は<スズキ>のおすすめSUVについてお伝えしました。スズキのSUVにはあまり知られていない実力のある車種も複数あります。特に悪路走行を重視してSUVをお探しの方は、ぜひオフロードに強い<スズキ>のSUVを検討してみてください。