車を買い替えるサイクルはどれくらい?おすすめのタイミングとお得な方法

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車を買い替える理由は人それぞれですが、車検が来る前に買い替える、10万kmを目安に買い替える、新車で欲しい車種が出た、故障して動かなくなった、というのがよくある買い替えのタイミングです。

実際には、どのくらいの年数で買い替えるのが良いのでしょうか?この記事では、車を買い替える平均的なサイクルとおすすめの買い替えタイミングなどを解説します。

車を買い替える平均的なサイクル

車を買い替えるタイミングは、2回目の車検時期である5年、3回目の車検時期である7年、新車で購入してから10年、もしくは走行距離が10万kmになった時が一般的です。その他にも、各自動車メーカーからはモデルチェンジや新製品など、毎年新しい車が出てきますので欲しい車が出たから買い替えたいと思うこともあるでしょう。

一般社団法人日本自動車工業会の調査によると、車の平均保有期間は7年という調査結果が出ています。以前に比べると車を保有する期間は長くなってきているようです。

6年~9年が定番

車を所有するのには維持費が必要です。その維持費の中でも大きな負担となるのが車検です。車検は、一定の期間を過ぎた車の安全をチェックするために行われますが、不具合が出ていたり安全基準を満たさない場合には修理や部品の交換をする必要があります。

この車検というのは、多くの場合に車を買い替えるきっかけになります。新車で購入すると最初の車検までは3年、2回目の車検時期である5年で買い替えを考え始める人が多くなります。3回目の車検時期で7年になるとメーカーの保証がすでに終了し、いろいろな箇所の消耗品も交換の時期になるので、この3回目の車検の時期になる前に、買い替える人が多くなるという傾向になります。

また、新車と中古車では、新車を購入した場合の方が中古車を購入した場合よりも買い替えまでの保有期間が長くなっています。中古車を購入すると、新車登録からの年数や走行距離が初めから多くなりますので当然と言えば当然ですね。

年代や性別でサイクル時期が

車の買い替えサイクルは、年代や性別でもタイミングが異なります。一般的には、男性の方が女性よりも一台の車に長く乗る傾向があります。これは、ワンボックスカーなどのファミリーカーを新車で購入する男性と、買い物やお迎えなどの街乗りを目的として中古車を購入する女性の利用の差から来ているのが要因と言えます。

そして、29歳以下の世代では買い替えまでのサイクルが短い傾向にあります。これは、免許を取ったばかりの時はぶつけても良いように中古車を購入する人が多い事や、経済的に新車を購入する資金がないので中古車を購入し、20代の後半に新車なり中古車なりへの買い替えの時期が来ることが理由と言えるでしょう。

おすすめサイクル5年

まず最初におすすめする買い替えのサイクルは、5年です。新車の場合、基本的に3年以内・6万km未満の走行までに起きた不具合を無料で修理してくれるというメーカー保証があるのが普通です。さらに、ほとんどのメーカーで5年以内・10万km未満であれば同様の保証が受けられるというサービスを行っています。

新車で購入して5年以内であれば不具合が起こることも少ないので、5年で新車に買い替えるというのは修理代もそれほどかからず快適なカーライフを送るのにちょうど良い年数です。

また、下取りや買取の相場は5年以降にガクッと落ちることが多く、5年で売却すれば多少良い査定額が見込めるというのも5年で買い替えるメリットです。

2回目の車検時期で変える人が多い

車の買い替えを考える人が多くなるのが、2回目の車検時期である5年目です。車検の費用には、基本の整備費用、部品交換代金の他に、24か月法定点検費用、2年分の自動車重量税と自賠責保険料が含まれるので、普通車では10万円前後、軽自動車でも7万円前後の費用が必要になります。

新車購入から5年で買い替える人が多いのは、この車検費用を出す前に売却すればその分を次に購入する車の費用に充てられると考えるからです。車を売却する際に、次の車検までの期間がどのくらいあるかは、それほど査定に大きく響かないと言われています。

5年までには新車購入時のローンを完済していることが多いというのも、この時期に買い替えを考える人が多いひとつの理由です。

5年サイクルのデメリット

5年というのは、下取りや中古買取での査定額が大幅に下がるタイミングです。新車で購入してから3年以内であれば、走行距離にもよりますが、まだ新しい車という価値がありますが、5年になると部品交換が必要な部分もチラホラ見え始めるころです。査定に出して思ったよりも値段が高くつかない場合もあります。

おすすめサイクル3年

車を3年ごとに買い替えるというのは早い気もしますが、常に新しい車に乗りたいという人にはおすすめのサイクルです。一度も車検を受けることがないので、車検代を払う必要が無いというのが3年で買い替える一番のメリットです。

また、通常フルモデルチェンジをした車種というのは、古いモデルの査定額が下がる傾向にあります。しかし、フルモデルチェンジが3年以内に行われるということはあまりないので、タイミングにもよりますが3年で買い替えるとフルモデルチェンジ前に高額で売り抜けることができます。

新車に乗りたい人に最適

新車に乗りたいという人は、3年で買い替えるというのは良いサイクルです。購入してから3年であれば、故障もほとんどなく快適に運転することができます。3年で買い替えれば、いろいろな車に乗れて常に新車に乗れるので、車が好きな人には魅力的なサイクルでしょう。

新車で購入してから3年は、走行距離がけた違いに多くなければ新車とそれほど変わらないくらいの高額で売却することができます。ディーラーや中古買取業者での下取りよりも、オークションで売却するのが高額で売却するためのコツです。

任意保険も、新車の場合は<初年度登録から25カ月以内>に加入すると適用される新車保険の対象になり、割引価格で加入できます。3年で買い替えれば、常にこの新車保険の割引を利用することができるということです。

3年サイクルのデメリット

3年で買い替えるデメリットは、新車購入のためのお金がかかるということです。車検の費用や維持費がかからないというのはメリットですが、やはり大きな買い物をすることには違いが無く、新車を購入する費用やさまざまな手数料などがかかります。生活するのに困らないだけの収入があり、車を買い替えるのに十分な資金があるのであれば、常に新車に乗れるメリットに比べて小さなデメリットかもしれません。

また、新車購入時に組んだローンが残っている場合には、そのローンの変更や新しく組むローンの手続きが煩雑になることがあります。

おすすめサイクル7年

10年落ち・走行距離10万km超だとほとんど値段がつかないのが今の中古車市場です。多くの人が買い替えを考える7年目は、下取りや売却をするのにギリギリで値段がつく最後のチャンスと言えそうです。

メンテナンス費が上がる前に

最近の車は5年位ではそれほど不具合が出ることはありませんが、5年を過ぎたあたりからブレーキの効きが悪くなったり足回りの不調が出てきたりと、修理やメンテナンスが必要になってきます。

新車で購入してから7年経ちメーカーの保証もなくなったと同時に、修理をしたり部品を交換したりすることが多くなってくるので、3回目の車検に出す前に買い替える人が一番多いのではないでしょうか。

7年サイクルのデメリット

一見すると問題の無い車でも、査定に出してみると修理や部品交換が必要な箇所が多く、査定額が思ったよりも低くなったりほとんどつかないという可能性もあります。また、1年で1万kmが査定基準になるので、8万kmを超える車は査定額が大幅に低くなります。

乗り潰してから買い替えもあり

自動車の耐久性は年々良くなってきています。以前は10年10万kmというのが車の寿命と言われていましたが、それを過ぎても問題なく走っている車はたくさんあります。そのため、乗り潰すというのがどの時点のことを指すのかというハッキリした基準はありませんが、中古車市場では、いまだに10年10万kmというのはひとつの基準となっています。

中古車の下取り査定に使われるイエローブックには、10年以上の車の値段は記載されておらず、10年落ちの車はほぼ値段がつかないということです。また、走行距離10万kmを超える車も、査定額はほとんどつきません。たとえば、7年でも10万kmを超えてしまった車は査定額はほぼ0円ということになります。

一番節約できる方法

実は、大事に長く乗るというのが短いスパンで買い替えるよりも、費用の面だけで言えば一番節約できる方法です。新車を購入するというのはやはりある程度の資金が必要ですし、下取りや買い取りに出すとしても3年落ちの車で購入価格の約半分というのが平均の価格です。高額な新車購入費用が数年のメンテナンス費用を下回るという可能性はほとんどないので、乗り潰すほうが結果的には安くなります。

乗り潰すデメリット

年々自動車の性能は良くなっていますので、古い車は新しい車に比べて環境に悪いとみなされています。環境に良い車に乗ることを推進するため、新車で購入してから13年が経った自動車には、高い自動車税と自動車重量税が課せられます。税金は18年を過ぎると、さらに高くなります。

メンテナンスをしながら乗り潰すのが経済的とはいえ、故障の箇所や程度によっては修理するよりも買い替えを考えた方が良いケースもあります。エンジンの乗せ替えが必要なオイル系統の不調やミッション系統の故障の場合は費用が高額になるので、そういった場合は買い替えを検討すると良いでしょう。

まとめ

自動車の買い替えのサイクルは、車を持つ目的によっても最適なタイミングは違ってきます。多くの人が買い替えを考えるのは3年、5年、7年です。常に新車に乗りたい人は3年、コストと快適さのバランスが良いのが5年、本格的にメンテナンス費用がかかる前に買い替えるなら7年を目安にして、買い替えの参考にしていただければ幸いです。