「安全な車」とはどういった車でしょうか。
事故を防ぐためにはドライバーが法律を守って注意深く運転する事が第一です。しかし、いくら慎重に運転した所で人間はミスをしてしまうもの。そういった不測の事態に陥った時のために、安全装備・運転支援システムの充実した車種を選ぶ事が大切です。
今回の記事では、ボディタイプ別に最新の運転支援システムを搭載した車種のランキングを紹介します。
[myphp file=article-cta-parts-s]安全な車の基準とは
車の安全装備の充実度が分かる指標として、国と中立的な独立行政法人が定める<自動車アセスメント><セーフティー・サポートカー>という客観的な基準があります。
車の安全性を評価する自動車アセスメント
<自動車アセスメント>とは、国土交通省と<独立行政法人自動車事故対策機構>が共同で発表している自動車の安全性能評価です。
市販されている自動車はすべて国の定めた保安基準をクリアしていますが、事故予防や衝突の被害を軽減するための性能は車種によって差があります。自動車アセスメントは自動車メーカーに車の安全性能をアップさせる事を働きかけると共に、ユーザーが安全な車を選ぶための指標としての役割も果たしているのです。
自動車アセスメントでは、以下の3つの安全性評価を行っています。
予防安全性能評価
<被害軽減ブレーキ><車線逸脱抑制><後方視界情報><高機能前照灯>などの7つの項目で、車の安全性能を126点満点で評価します。
高齢運転者による急発進やペダルの踏み間違いが原因の事故が多発しているため、自動車アセスメントでは平成30年度の評価から新たに<踏み間違い加速抑制><対歩行者衝突被害軽減ブレーキ(夜間街灯あり)等>の項目が追加されました。
自動車アセスメントはメーカーの公式サイトでは得られない、車の安全性能に関する客観的な評価が分かる貴重な資料です。
衝突安全性能評価
車の衝突時の安全性能を、<歩行者保護性能評価><乗員保護性能評価><シートベルトの着用警報装置>の3つの項目で評価。この数値が高いほうが事故を起こしてしまった時の被害軽減が期待出来ます。
その他の評価
自動車アセスメントでは上記2つの他にも<チャイルドシート性能評価><事故自動通報システム>の評価を行っています。
セーフティー・サポートカーとは
<セーフティー・サポートカー(サポカー)>とは、政府が交通事故防止の対策として被害軽減(自動)ブレーキを普及推進させるために設けている基準です。
<セーフティー・サポートカー>は、すべてのドライバーに推奨される<サポカー>と特に高齢者に推奨される<サポカーS>の2つに分けられています。<サポカーS>はさらに3つに区分されていて、装備の充実している順に<ワイド><ベーシック+><ベーシック>となります。
サポカーS ワイド
<被害軽減(自動)ブレーキ(対歩行者)><ペダル踏み間違い時加速抑制装置><車線逸脱警報><先進ライト>の4つを装備している車に与えられる、最も安全性能の高い区分が<サポカーSワイド>です。
<サポカーSワイド>の適合車は歩行者に対しても被害軽減ブレーキが作動する確率が高く、高齢者にありがちなアクセルとブレーキの踏み間違いにも対応していて安心です。
サポカー Sベーシック+
<サポカー Sベーシック+>は、<被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)><ペダル踏み間違い時加速抑制装置>の装備が条件です。<被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)>は歩行者に対応しているものではないので、<サポカーSワイド>より安全に対する期待度は少し落ちます。
サポカー Sベーシック
<ペダル踏み間違い時加速抑制装置>は上記2つと同じですが、被害軽減ブレーキが<低速被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)>となっており、低速走行時の対車両にしか作動しない仕様になっています。
車の安全装備の種類
安全装備・運転補助機能は運転をサポートしてくれる存在で、運転の主体はあくまでドライバーです。運転補助機能はどんどん進化していますが路面状況や天候の状態によっては作動しない状況もあるため、自分で充分に注意して運転する事が1番の安全対策になります。
以下に主な運転支援機能を紹介します。
被害軽減(自動)ブレーキ
自動車にカメラを設置して車両に近づく物体を検知し、衝突しそうになるとドライバーに警告音などで知らせ、さらに接近した場合は自動でブレーキを作動させるシステム。
あくまで運転を補助するものであって状況によっては十分な効果が得られない事があるため、「自動で危険を回避してくれる」という認識は間違っています。以前は<自動ブレーキ>と呼ばれていましたが、誤解を避けるために<被害軽減(自動)ブレーキ>という呼称に変更されました。
ペダル踏み間違い時加速抑制装置(誤発進抑制制御機能)
停車時や低速での走行時に急激にアクセルを踏み込んでも、車両の周囲に他の物体を検知している状態ではエンジンの出力が自動的に制限されます。
車線逸脱警報装置
車載カメラの画像で走行している道路の車線を確認し、ウインカーを動かさないで車線からそれそうになると、警報音やディスプレイの表示でドライバーに警告します。
安全な車 ランキング
自動車の運転支援機能は急速に進歩していて、同じ種類の安全装備でも設計の新しいもののほうが高性能で、より安全性が高くなっています。安全装備の充実という面では、やはり設計の新しい車種のほうがおすすめです。
今回は<サポカーSワイド>の基準を満たし、なおかつ最新の平成30年度<自動車アセスメント>で高成績を獲得した車種をボディタイプごとに紹介します。
コンパクトカー 安全な車 ランキング
コンパクトカー 安全な車1位 日産 ノート
日産のコンパクトカー<ノート>は<サポカーSワイド>の基準を満たしているモデルです。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点中122.3点の評価を得て、最高の評価となる<ASV+++(トリプルプラス)>を獲得しました。(一部に安全装備を最小限にしたグレードがあります)
ノートは平成30年度登録車販売台数でNo.1になるなど、現在日本で一番売れている車です。運転支援機能も日本車の中でトップクラスで、安全装備の充実も人気の一因と言えるでしょう。
・日産<ノート>の主な仕様
全長 4,100mm
全幅 1,695mm
全高 1,520mm
車体重量 1,030~1,310kg
エンジン排気量 1,198cc
燃費 18.2~37.2km/L
最小回転半径 4.7~5.2m
車体価格 1,421,280~2,640,600円(税込)
乗車定員 5人
コンパクトカー 安全な車2位 スズキ ソリオ
スズキの<ソリオ>は一部グレードを除き<サポカーSワイド>のコンパクトカーです。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点中111.1点の評価を得て、評価対象となったコンパクトカーでは2番目に安全であると証明されました。
スズキの予防安全技術<SUZUKI Safty Support>は、デュアルカメラブレーキサポートや後退時ブレーキサポートの衝突被害軽減ブレーキをはじめ、ふらつき警告機能や全方位モニター用カメラなど10項目もの予防安全技術をパッケージ。
衝突時の衝撃を吸収するボディー<TECT>を採用することで、万一の衝突でも乗員のケガを最小限に抑える技術が盛り込まれています。
・スズキ<ソリオ>の主な仕様
全長 3,710mm
全幅 1,625mm
全高 1,745mm
車体重量 930~970kg
エンジン排気量 1,242cc
燃費 22.0~32.0km/L
最小回転半径 4.8m
車体価格 1,486,100~2,272,600円(税込)
乗車定員 5人
コンパクトカー 安全な車3位 マツダ CX-3
マツダのコンパクトカー<CX-3>も<サポカーSワイド>適合モデルで、平成30年度<自動車アセスメント>では99.8点(ASVトリプルプラス)を獲得しています。
衝突安全性能を充分に考慮して設計された<スカイアクティブ-ボディ>は、軽量・高剛性・安全を実現したボディで前面、側面、後面の各方向からの衝撃を軽減させる構造になっています。
・マツダ<CX-3>の主な仕様
全長 4,275mm
全幅 1,765mm
全高 1,550mm
車体重量 1,230~1,370kg
エンジン排気量 1,756cc
使用燃料 軽油
燃費 20km/L
最小回転半径 5.3m
車体価格 2,436,480~3,094,480円(税込)
乗車定員 5人
SUV 安全な車 ランキング
SUV 安全な車1位 スバル フォレスター
スバルのSUV<フォレスター>は<サポカーSワイド>の基準を満たしています。平成30年度<自動車アセスメント>でも126点満点中、122.3点という高得点を得ました。
<サポカーSワイド>の必須装備である<衝突被害軽減ブレーキ><ペダル踏み間違い時加速抑制装置>の他にも、<ツーリングアシスト><全車速追従機能付クルーズコントロール><定速クルーズコントロール><ふらつき警報>などの運転支援機能を全車に標準装備。
フォレスターは現時点ではSUVの中でトップクラスの安全性能を持っているモデルです。
<サポカーSワイド>
・スバル<フォレスター>の主な仕様
全長 4,625mm
全幅 1,815mm
全高 1,715~1,730mm
車体重量 1,520~1,640kg
エンジン排気量 1,995~2,498cc
燃費 14.6~18.6km/L
最小回転半径 5.4m
車体価格 2,808,000~3,099,600円(税込)
乗車定員 5人
SUV 安全な車2位 ホンダ CR-V
2018年8月にしばらくぶりに復活したホンダのSUV<CR-V>。最新車種だけに安全装備も高性能で、平成30年度<自動車アセスメント>では119点という高得点を獲得しました。
CR-Vはもちろん<サポカーSワイド>の適合車種で、設計が新しいだけに安全面では万全という所です。
CR-Vは全グレードにホンダの運転支援システム<ホンダセンシング>を搭載。走行中に斜め後方に車両があるとドアミラー上に警告マークが点灯し、その方向にウインカーを倒すと警告音とマーク点灯でドライバーに知らせてくれる安全装備<ブラインドスポットインフォメーション>が採用されています。
・ホンダ<CR-V>の主な仕様
全長 4,605mm
全幅 1,855mm
全高 1,680mm
車体重量 1,520~1,700kg
エンジン排気量 1,496~1,993cc
燃費 15~25.8km/L
最小回転半径 5.5m
車体価格 3,230,280~4,361,040円(税込)
乗車定員 5~7人
SUV 安全な車3位 スバル XV
フォレスターと同じスバルの<XV>は、ステアリング連動ヘッドランプ装着者が<サポカーSワイド>の基準を満たしています。平成30年度<自動車アセスメント>において126点満点中、118.8点という高い評価を得ました。
事故を起こしにくくするために、ピラーやドアミラーの位置を工夫して視界性能を高めたり、ドライバーが操作するスイッチ類の配置や形状を使いやすくするなど、安全に対する配慮が至るところに施されています。
・スバル<XV>の主な仕様
全長 4,485mm
全幅 1,800mm
全高 1,550mm
車体重量 1,410~1,550kg
エンジン排気量 1,599cc、1,995cc
燃費 15.8~19.2km/L
最小回転半径 5.4m
車体価格 2,200,000~2,926,000円(税込)
乗車定員 5人
SUV 安全な車4位 マツダ CX-5
マツダのミドルクラスSUV<CX-5>は、平成30年度<自動車アセスメント>において126点満点中、115.4点という高得点をマークしました。CX-5は全グレードが先進安全技術を標準装備し、<サポカーSワイド>に該当しているので、どのグレードを選択しても安心です。
CX-5には、事故につながる疲労や誤操作を減らすためにマツダ独自の視界性能を取り入れ、足を自然に延ばした位置にペダルを配置、オルガン式のアクセルペダルを採用することでアクセルとブレーキの踏み替えをしやすくしています。
・マツダ<CX-5>の主な仕様
全長 4,545mm
全幅 1,840mm
全高 1,690mm
車体重量 1,610~1,640kg
エンジン排気量 2,188cc
燃費 17.4~17.6km/L
最小回転半径 5.5m
車体価格 2,937,000~4,086,500円(税込)
乗車定員 5人
SUV 安全な車5位 マツダ CX-8
マツダのフラッグシップSUVとなる<CX-8>。平成30年度<自動車アセスメント>において126点満点中、115.0点を獲得し安全性の高さを証明しました。CX-8も先進安全技術を全グレードに標準装備し、<サポカーSワイド>に該当しています。
ドライバーのミスから生じる危険を抑えるために、先行車や前方の歩行者をカメラで検知しブレーキを自動抑制して衝突回避をサポートしたり誤発進の抑制など、先進安全技術が盛り込まれています。
・マツダ<CX-8>の主な仕様
全長 4,900mm
全幅 1,840mm
全高 1,730mm
車体重量 1,710~1,930kg
エンジン排気量 2,188cc、2,488
燃費 11.6~15.8km/L
最小回転半径 5.8m
車体価格 2,948,000~5,000,600円(税込)
乗車定員 6人、7人
軽自動車 安全な車 ランキング
軽自動車 安全な車1位 ホンダ N-VAN
軽自動車で一番売れているN-BOXのバンタイプにあたる<N-VAN>。グレード別にはなりますが、平成30年度<自動車アセスメント>において126点満点中、120.6点という満点に近い点数を獲得しました。最高評価の<ASV+++(トリプルプラス)>も獲得。
商業車のバンは、乗用車よりも走行距離が多くなるので、先進の安全技術がしっかりと装備されているのはとても安心です。
・ホンダ<N-VAN>の主な仕様
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,850~1,960mm
車体重量 930~1,020kg
エンジン排気量 658cc
燃費 17.6~23.8km/L
最小回転半径 4.6~4.7m
車体価格 1,291,400~1,832,600円(税込)
乗車定員 2(4)人
軽自動車 安全な車2位 日産 デイズ ルークス ハイウェイスター/三菱 eKスペース カスタム
三菱が製造・販売する<eKスペース カスタム>と、三菱からOEM供給を受けて日産が販売する<デイズ ルークス ハイウェイスター>。販売チャネルが違うだけで同じ車なので、安全性も同じです。平成30年度<自動車アセスメント>において126点満点中、96.2点を獲得しました。
それぞれで予防安全装備の名称は異なりますが、どちらも同じ内容となっています。
・日産<デイズルークス/eKスペース>の主な仕様
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm、1,800mm
車体重量 940~1,020kg
エンジン排気量 659cc
燃費 21.2~27.2km/L
最小回転半径 4.5m
車体価格 1,399,200~2,066,900円(税込)
乗車定員 4人
軽自動車 安全な車3位 スズキ ジムニー
スズキの軽自動車<ジムニー>の<スズキセーフティサポート>装着車は、<サポカーSワイド>の基準を満たしています。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点のうち61.3点を獲得し、<ASVダブルプラス>の高い評価がなされています。
自動車の斜め前方はピラーにより視界が妨げられ、状況確認がしにくいものです。ジムニーではピラー断面とピラートリムの形を最適化して、車両の方向転換時の視認性を良くしています。
・スズキ <ジムニー>の主な仕様
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,725mm
車体重量 1,030~1,040kg
エンジン排気量 658cc
燃費 13.2~16.2km/L
最小回転半径 4.8m
車体価格 1,458,000~1,841,400円(税込)
乗車定員 4人
軽自動車 安全な車4位 ダイハツ ミラ トコット
ダイハツの<ミラ トコット>は<サポカーSワイド>(一部グレードは除く)に適合した軽自動車です。平成30年度<自動車アセスメント>では60.6点の評価を得るなど、軽自動車の中でも安全性の高いモデル。
ダイハツの運転支援システムである<スマートアシストⅢ>は、<サポカーSワイド>適合に必要な各装備を備えています。
<ミラ トコット>は欧州の衝突安全基準をクリアしたボディである<TAF(タフ)>を採用。急な上り坂での発進時に、ブレーキからアクセルに足を移動する際に車が後退するのを防ぐ<ヒルホールドシステム>を採用するなど、<ミラ トコット>は車を安全に運転するための補助機能が充実しています。
・ダイハツ<ミラ トコット>の主な仕様
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,530~1,540mm
車体重量 720~790kg
エンジン排気量 658cc
燃費 27~29.8km/L
最小回転半径 4.4m
車体価格 1,074,600~1,269,000円(税込)
乗車定員 4人
ミニバン 安全な車 ランキング
ミニバン 安全な車1位 トヨタ アルファード
トヨタのミニバン<アルファード>は平成30年度<自動車アセスメント>の126点満点の評価で、満点の126点を獲得し<予防安全性能評価大賞>を受賞しました。もちろん<サポカーSワイド>の基準も満たしていますので(グレードにより区分は違います)、現時点ではトップレベルの安全性能を有している自動車と言って良いでしょう。
衝突被害軽減ブレーキなどの定番の装備の他にも、<ハンドル操作サポート><標識読み取りディスプレイ>など最新の運転支援機能を装備しています。
アルファ―ドは7~8人乗車可能な3列シートのミニバンですが、サイド方向からの衝撃を緩和するために、3列目のシートまでカバーする7個のエアバックが標準装備されています。
・トヨタ<アルファード>の主な仕様
全長 4,945~4,950mm
全幅 1,850mm
全高 1,950mm
車体重量 1,940~2,240kg
エンジン排気量 2,493~3,456cc
燃費 10.4~19.4km/L
最小回転半径 5.6~5.8m
車体価格 3,376,080~7,502,760円(税込)
乗車定員 7~8人
ミニバン安全な車2位 ホンダ オデッセイ
ホンダのミニバン<オデッセイ>も<サポカーSワイド>の基準を満たすモデルです(グレードにより違いがあります)。平成30年度<自動車アセスメント>では62.7点の評価を得ました。
運転補助機能として、走行中に急ブレーキをかけるとブレーキランプの点灯と共にハザードランプが自動で高速点滅する<エマージェンシーストップシグナル>、コーナーリングで車両が道路を逸脱しそうになると、姿勢を立て直すためにステアリングにかかる抵抗を加減してくれる<Motion Adaptive EPS>などを装備。
<ホンダ・センシング>搭載のオデッセイは、ミニバンの中でも安全性能の高いモデルと言えるでしょう。
・ホンダ<オデッセイ>の主な仕様
全長 4,840mm
全幅 1,820mm
全高 1,685~1.715mm
車体重量 1,750~1,890kg
エンジン排気量 1,993~2,356cc
燃費 12.6~26km/L
最小回転半径 5.4m
車体価格 3,066,400~4,150,000円(税込)
乗車定員 7~8人
セダン 安全な車 ランキング
セダン 安全な車1位 トヨタ クラウン
トヨタのフラッグシップセダン<クラウン>。トヨタの最高級セダンらしく安全装備にも抜かりはありません。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点中、124.5点と非常に高い点数を獲得し、最高評価の<ASV+++(トリプルプラス)>も獲得。
100点満点で採点される衝突安全性能評価では最高得点の96.5点を獲得し、衝突安全性能評価大賞を受賞しています。
・トヨタ<クラウン>の主な仕様
全長 4,910mm
全幅 1,800mm
全高 1,455mm、1,465mm
車体重量 1,690~1,900kg
エンジン排気量 1,998~3,456cc
燃費 12.8~24.0km/L
最小回転半径 5.3~5.7m
車体価格 4,695,000~7,431,000円(税込)
乗車定員 5人
セダン 安全な車2位 ホンダ インサイト
ホンダのハイブリッドセダン<インサイト>。全タイプに先進の安全運転支援システム
「Honda SENSING」を標準装備し、<サポカーSワイド>の基準を満たしています。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点中、121.4点とトップクラスの点数を獲得しています。
とても燃費の良いハイブリッドカーで、サポカー補助金(10万円)の対象車でもあるので、イニシャルコストもランニングコストも経済的になっています。
・ホンダ<インサイト>の主な仕様
全長 4,675mm
全幅 1,820mm
全高 1,410mm
車体重量 1,370~1,400kg
エンジン排気量 1,496cc
燃費 29.6~34.2km/L
最小回転半径 5.3m、5.5m
車体価格 3,355,000~3,729,000円(税込)
乗車定員 5人
セダン 安全な車3位 マツダ MAZDA6 セダン(アテンザ)
アテンザから改名したマツダのフラッグシップセダン<MAZDA6 セダン>。平成30年度<自動車アセスメント>では126点満点中、113.3点を獲得しています。MAZDA6 セダンも全てのグレードが先進安全技術を標準装備し、<サポカーS・ワイド>に該当しています。
マツダの先進安全技術<i-ACTIVSENSE>は、走行中の衝突回避をサポートする<アドバンス・スマート・シティ・ブレーキ・サポート>や後方の障害物を検知する<リアパーキングセンサー>、夜間のカーブ走行時に進行方向の視界を確保する<アダプティブ・フロントライティング・システム>など多数の先進安全技術をパッケージしています。
・マツダ<MAZDA6 セダン>の主な仕様
全長 4,865mm
全幅 1,840mm
全高 1,450mm
車体重量 1,510~1,680kg
エンジン排気量 1,997~2,488cc
燃費 12.4~19.6km/L
最小回転半径 5.6m
車体価格 2,893,000~4,482,500円(税込)
乗車定員 5人
まとめ
今回はボディタイプごとの<安全な車ランキング>を紹介しました。<被害軽減(自動)ブレーキ>や<ペダル踏み間違い時加速抑制装置>などの運転支援機能は事故を起こさない事を保証するものではありませんので、それに頼った運転をしてはいけません。
しかし、これらの先進安全技術を搭載した車両では事故を起こす確率が低くなっている傾向がありますので、今から自動車を購入するなら<サポカーSワイド>の適合車種をおすすめします。
[myphp file=article-cta-parts]