【2021年最新】ファイブスター賞を獲得した安全な車ランキング!

車は時代とともに進化し続けているため、最新の車が最も安全な車になるでしょう。しかし、最新の車でも安全性能には差があります。

事故を起こさないことが何よりですが、万が一事故を起越した場合、被害は最小限に抑えたいものです。そのためには最新の車の中から、最も安全性能が高い車を選ぶことが重要です。

今回の記事では、安全性能において最高評価にあたる「ファイブスター賞」を獲得した8車種をランキング形式でお伝えします。

車の安全性を評価する自動車アセスメント

日本には、車の安全性を客観的に評価する「自動車アセスメント」というものがあります。

「自動車アセスメント」とは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が一体となって行なっている事業で、新車販売されている現行車に対して、さまざまな安全性能に関する試験を行い、その結果を公表しているのです。

新車販売されている現行車は、国の定めた保安基準を全てクリアしているから市販されていますが、衝突被害の軽減や事故予防の性能には車種によって差があります。

自動車アセスメントは、ユーザーが安全な車を選ぶことができる環境を整え、自動車メーカー各社に安全な車づくりの開発を働きかけ、安全な車の普及を促進しているのです。

自動車アセスメントの車に対する安全性能評価は、以下の3つになります。

衝突安全性能評価

衝突安全性能評価は、「乗員保護性能評価」「歩行者保護性能評価」「シートベルトの着用警報装置」の3項目で評価します。また乗員保護性能評価と歩行者保護性能評価には、以下の試験が行われています。

乗員保護性能評価の試験内容

  1. フルラップ前面衝突試験
  2. オフセット前面衝突試験
  3. 側面衝突試験
  4. 後面衝突頚部保護性能試験
  5. 感電保護性能評価試験(電気自動車およびハイブリッド車のみ)

歩行者保護性能評価の試験内容

  1. 頭部保護性能試験
  2. 脚部保護性能試験

この各試験には点数が割り振らており、獲得した点数が高いほど衝突安全性能が高い車となるのです。

予防安全性能評価

予防安全性能評価は、以下の7項目において試験を行います。

  1. 被害軽減ブレーキ試験(対車両)
  2. 被害軽減ブレーキ試験(対歩行者昼間)
  3. 被害軽減ブレーキ試験(対歩行者夜間)
  4. 車線逸脱抑制試験
  5. 後方視界情報試験
  6. 高機能前照灯試験
  7. ペダル踏み間違い時加速抑制試験

近年では高齢ドライバーのペダル踏み間違いによる事故が多発しています。そのため自動車アセスメントでは、2018年から「ペダル踏み間違い時加速抑制試験」をはじめ「被害軽減ブレーキ試験(対歩行者夜間)」と「高機能前照灯試験」も追加されました。

こちらの試験にも点数が割り振らており、獲得した点数が高いほど予防安全性能が高い車となるのです。

事故自動緊急通報装置

事故自動緊急通報装置とは、エアバッグが展開するような大きな事故が発生した時、自動的にコールセンターへ通報するシステムのことです。自力で連絡することができなくなるような大きな事故を起こしても安心できます。

また事故発生の位置情報を迅速に通報してくれるため、救助・救急機関が事故を早期に覚知。そして、事故による負傷者の治療をいち早く開始できることから、命を救える可能性が高くなります。

そのため事故自動緊急通報装置は今後、多くの車に搭載され、いずれは標準装備されていくことでしょう。

ファイブスター賞を獲得するには

自動車アセスメントは2019年度まで、衝突安全性能や予防安全性能などを別々に評価していました。しかし2020年度からは「自動車安全性能2020」と呼ばれ、これらを総合的に評価する形に変更されました。

それぞれの評価得点は、衝突安全性能が100点満点、予防安全性能が82点満点、そして事故自動緊急通報装置が8点満点です。そして、衝突安全性能と予防安全性能は点数ごとにランク分けされています。

●衝突安全性能

評価結果 合計得点
A ランク 84.63点以上
B ランク 71.89点以上~84.63点未満
C ランク 59.07点以上~71.89点未満
D ランク 46.33点以上~59.07点未満
E ランク 46.33点未満

●予防安全性能

評価結果 合計得点
A ランク 66.40点以上
B ランク 47.92点以上~66.40点未満
C ランク 31.68点以上~47.92点未満
D ランク 15.76点以上~31.68点未満
E ランク 15.76点未満

そして予防安全性能と衝突安全性能の総合得点によりスター(★)の数が決まり、★の数(最大5つ)が多いほど総合的な安全性能が高いことになります。

自動車安全性能2020の最高評価であるファイブスター賞を獲得するには、衝突安全性能および予防安全性能が最高評価のAランクを取得し、事故自動緊急通報装置を備えていることが条件です。ちなみにAランク取得には、衝突安全性能で84.63点以上、予防安全性能で66.40点以上を獲得する必要があります。

ファイブスター賞を獲得した安全な車ランキング

2021年10月27日現在、市販されている車の中でファイブスター賞を獲得している車は8車種です。それでは、この8車種を上位から順番にご紹介していきます。

第1位 スバル・レヴォーグ(186.91点)

衝突安全性能 96% 96.91/100点 Aランク
予防安全性能 100% 82.00/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 98% 186.91/190点 ★★★★★

スバル・レヴォーグは、自動車安全性能2020において最高得点を獲得し、ファイブスター大賞に輝きました。スバルといえば「アイサイト」が有名です。

アイサイトはレヴォーグの全グレードに標準装備されています。また「GT EX」と「GT-H EX」には、「高度運転支援システム」を搭載した最新の「アイサイトX」を標準装備。

その他には、衝突安全ボディ、8つの乗員保護エアバッグ、歩行者保護エアバッグ、ロッキングタング付シートベルトなど、万が一に衝突事故を起こしても被害を最小限に抑える装備が充実しています。

レヴォーグはステーションワゴンなので、立体駐車場にも駐車できるボディサイズでありながら、荷物がたくさん積めるという特徴を持っています。レヴォーグは街中でもアウトドアでも、どこでも活躍できる車です。

第2位 トヨタ・ハリアー(177.68点)

衝突安全性能 87% 87.68/100点 Aランク
予防安全性能 100% 82.00/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 93% 177.68/190点 ★★★★★

トヨタ・ハリアーは、予防安全性能においてレヴォーグと同じ満点でしたが、衝突安全性能での得点に負けたため2位となりました。

予防安全性能では、最新となる第二世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。ミリ波レーダー+単眼カメラ方式のプリクラッシュセーフティをはじめ、レーントレーシングアシスト(LTA)やレーダークルーズコントロールなどの予防安全装備がパッケージされています。

衝突安全性能では、歩行者傷害軽減ボディや複数のエアバッグを搭載し、乗員に対しても歩行者に対しても安全性を高めています。

ハリアーは高級感を兼ね備えたSUVです。アウトドアも楽しめてスーツが似合う車が欲しい人には、おすすめの一台でしょう。

第3位 日産・ノート/ノート オーラ(176.73点)

衝突安全性能 86% 86.79/100点 Aランク
予防安全性能 99% 81.95/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 93% 176.73/190点 ★★★★★

日産・ノートおよびノート オーラは、ボディが比較的小さいコンパクトカーでありながら、ファイブスター賞を獲得し、総合得点では堂々の3位となりました。

試験に使用された車は「ノートX 2WD」で、アダプティブLEDヘッドライトシステム、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)、Nissan Connectナビゲーション、SOSコールが装着されていました。

ノートは全グレードに「e-POWER」を採用したハイブリッド仕様となっています。低燃費であり快適な加速を味わえる車が欲しい人にはおすすめです。

第4位 日産・ルークス/ルークス ハイウェイスター(176.54点)

衝突安全性能 86% 86.54/100点 Aランク
予防安全性能 100% 82.00/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 92% 176.54/190点 ★★★★★

日産・ルークスおよびルークス ハイウェイスターは、軽自動車でありながら予防安全性能は満点の82点、衝突安全性能でも86.54点と高得点をマーク。

試験に使用された車は「ハイウェイスターX 2WD」と「ハイウェイスターX プロパイロットエディション 2WD」で日産オリジナルナビゲーションが装着されていました。

ルークスは背が高く後席はスライドドアとなっているため、ミニバンのように使い勝手が良く、コンパクトで街中でも楽に走行できるところがおすすめポイントです。

第5位 日産・デイズ/デイズ ハイウェイスター(175.72点)

衝突安全性能 88% 88.60/100点 Aランク
予防安全性能 96% 79.12/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 92% 175.72/190点 ★★★★★

日産・デイズおよびデイズ ハイウェイスターも、ルークスと同じく日産の軽自動車です。予防安全性能はルークスに負けましたが、衝突安全性能では上回っています。

試験に使用された車は「ハイウェイスター X 2WD」と「ハイウェイスター X プロパイロットエディション 2WD」で、日産オリジナルナビゲーションが装着されていました。

デイズはルークスよりも少し背が低い軽自動車です。それでもハイトワゴンと呼ばれる部類なので、普通の軽自動車よりは車高が高く運転席からの視界は良好。ボディもコンパクトなので初心者にはおすすめの軽自動車でしょう。

第6位 トヨタ・ヤリス クロス(175.70点)

衝突安全性能 86% 86.30/100点 Aランク
予防安全性能 99% 81.40/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 100% 8/8点
総合 92% 175.70/190点 ★★★★★

トヨタ・ヤリス クロスは、大人気コンパクトカー「ヤリス」をベースにつくられたコンパクトSUVです。総合得点175.70を獲得し、ファイブスター賞の中では6位となりました。

ハリアーと同じく、第二世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載しています。プラットフォームには新開発の「TNGA」を採用。高強度骨格&高剛性ボディにより、万が一の衝突時にはキャビンの変形を抑制し乗員を守ります。

ヤリス クロスはコンパクトなボディで車高も高く、ドライバーの視認性が良好な車となっているので、初心者の人や運転が苦手な人にはおすすめの普通車です。

第7位 ホンダ・フィット(174.40点)

衝突安全性能 87% 87.28/100点 Aランク
予防安全性能 96% 79.12/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 8/8点
総合 91% 174.40/190点 ★★★★★

ホンダ・フィットは、20年以上も販売され続けているホンダを代表するコンパクトカーです。今回ファイブスター賞を獲得した現行型は2020年に登場した4代目になります。

全グレードに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、予防安全性能においてAランクを見事に獲得。広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後のソナーセンサーを搭載し、夜間での検知や、自転車も検知して安全運転をサポートしてくれます。

フィットのラインアップは「e:HEV」と呼ばれるハイブリッド仕様とガソリン仕様の2タイプがあり、またボディタイプもSUVタイプの「CROSSTAR」やスポーツタイプの「Modulo X」などがあり種類が豊富です。

第8位 トヨタ・ヤリス(173.41点)

衝突安全性能 87% 87.35/100点 Aランク
予防安全性能 95% 78.06/82点 Aランク
事故自動緊急通報装置 8/8点
総合 91% 173.41/190点 ★★★★★

トヨタ・ヤリスは先代まで「ヴィッツ」という車名で販売されていたトヨタを代表するコンパクトカーです。海外ではヤリスという車名で販売されており、現行モデルから車名をグローバル名のヤリスに統一しました。

ハリヤーやヤリス クロスと同じく「Toyota Safety Sense」を搭載し、予防安全性能において高得点を獲得。衝突安全性能では、全方位コンパティビリティボディ構造や歩行者傷害軽減ボディの採用、6つのエアバッグを装備することで高得点を獲得しました。

ヤリスには、今では数少ないマニュアルトランスミッションの設定があります。シフト操作は自分の手で行い車を操りたいという人にはおすすめです。

まとめ

昔は軽自動車やコンパクトカーなど、ボディサイズの小さい車は危険だと言われていました。しかし今では、軽自動車やコンパクトカーでも安全性能が高く、自動車安全性能2020の最高評価であるファイブスター賞を獲得しています。

今回ご紹介したファイブスター賞を獲得した8車種は、軽自動車、コンパクトカー、SUV、ステーションワゴンとボディタイプやサイズが豊富でしたので、安全を考えて車を購入するなら、このファイブスター賞を獲得した車の中から選ぶことをおすすめします。