車の購入を希望していても、一括で購入するはお金が足りないと感じる人もいるでしょう。そんなときに役に立つのがローンです。ローンにはたくさんの種類があり、それぞれにメリットが期待できます。
ただ、どのローンを選べばいいのかわからないという人も多いでしょう。また、ローン以外にも、安く車を乗り換える方法があれば知りたいですよね。そこで、マイカーローン(車のローン)について説明し、車を上手に乗り換える方法も紹介します。
[myphp file=article-cta-parts-s]マイカーローン(車のローン)について
車の購入費用は極めて高く、一括で購入できないという人がほとんどです。それでもお気に入りの車に乗りたいですよね。そこで便利なのがマイカーローン(車のローン)を利用する方法でしょう。
マイカーローン(車のローン)とは、ディーラーや金融機関に車の購入代金を借りることです。借りたお金は毎月一定金額を返済し、数年をかけて完済します。マイカーローン(車のローン)を利用すると、憧れの車を手にするチャンスも広がるでしょう。
しかし、マイカーローン(車のローン)には注意点もあり、知っておくことが大切です。ここからは、マイカーローン(車のローン)のメリットとデメリットを紹介していきます。
マイカーローン(車のローン)のメリット
マイカーローン(車のローン)を利用すると、まとまったお金を持っていなくても車が購入できます。ローンの初期費用をゼロにすることも可能で、全くお金がない状態でも車が手に入るのです。頭金を支払う場合でも、車の車体費用の1~3割程度で問題ないでしょう。
また、マイカーローン(車のローン)で借りられるのは車の車体費用だけでありません。車検の切れた中古車を購入する際には納車前に車検を受ける必要があり、自賠責保険料なども支払います。これらの費用もマイカーローン(車のローン)に含めることが可能です。
頭金を支払わずに全額ローンで車を購入すると金利が安くなるケースも多くみられます。そのため、全額ローンを組む人も多いでしょう。また、キャンペーンなどを利用すると低金利でローンが利用でき、一括と変わらない値段になることもあります。
マイカーローン(車のローン)のデメリット
マイカーローン(車のローン)は金利が発生することから、一括で購入するよりも多くお金を支払わなければなりません。低金利であっても金利が発生していることに変わりはなく、支払う金額が増えるのがデメリットです。
また、月々の支払金額は少なくても、数年にわたり毎月一定の金額が引き落とされることで支払いが苦しいと感じることもあるでしょう。もし、滞納が続くと、引き上げという最悪の事態に陥りかねません。
引き上げとは、車を取り上げられ、売却されてしまうことです。滞納が1カ月ほど続くと引き上げがおこるケースがみられます。引き上げにならなかった場合でも、ローン会社からの催促に追われてしまうのは避けられないでしょう。
そのほかにも、マイカーローン(車のローン)の返済中には車を乗り換えにくいといったデメリットもあります。なぜなら、ローン返済中の車の売却には、ローンを完済する必要があるからです。
さらに、ローン返済中はマンションやアパートの駐車場を契約できない場合もあるなど、さまざまなデメリットが考えられます。
マイカーローン(車のローン)はどんな人におすすめ?
さまざまなメリットやデメリットがあるマイカーローン(車のローン)ですが、ローンに向いているという人はいます。それはどんな人なのでしょうか。マイカーローン(車のローン)がおすすめの人の特徴を紹介します。
まとまった資金がない
マイカーローン(車のローン)を組むというのは車の購入資金を借り入れることです。車の購入にはたくさんのお金がかかりますが、マイカーローン(車のローン)を利用するとお金がなくても車が購入できるようになります。
よって、まとまった資金がないけれども車が欲しいという人にはぴったりだといえるでしょう。
比較的収入が安定している
銀行やカードローン会社というのは、返済が可能な相手にしかお金を貸しません。よって、マイカーローン(車のローン)を利用する際には、銀行やローン会社から審査があり、継続して返済できるかどうかが確かめられます。
安定した仕事に就いているのか、その仕事ではどのくらいの収入が得られているのかなどが審査されますので、比較的収入が安定している人であればローンが利用しやすいでしょう。
長期的に車を乗り続ける予定がある
平均的なマイカーローン(車のローン)の返済期間は5年というのが多くみられます。しかし、新しい車は次々と登場することから、最初の車検を迎える3年のタイミングで車を乗り換えたいという人もいるでしょう。
マイカーローン(車のローン)は基本的に完済しないことには車が売却できません。よって、短期で車を乗り替えたい人は、車ローンに向いていないのです。
一方、5年をかけてマイカーローン(車のローン)を完済すると、その後はローンを支払うことなく車に乗れます。完済後には、ローンの支払いに充てていたお金を次の車の購入資金として貯めることもできるでしょう。
よって、長期的に車に乗り続ける人はマイカーローン(車のローン)を利用してもコストパフォーマンスが高くなるのです。そういった理由から、長期的に車に乗り続ける人は車ローンに向いているといえます。
車ローンの種類とおすすめポイント
マイカーローン(車のローン)にはディーラーローンや銀行ローン・残価設定型ローンなどさまざまな種類があります。これらはそれぞれに特徴があり、おすすめするポイントも異なるのが特徴です。ここからは、マイカーローン(車のローン)の種類を4つ紹介し、おすすめする点についても説明します。
ディーラーローン
ディーラーローンとは、自動車メーカーが行うローンをいいます。自社の新車の販売を促進する目的で行っているローンですが、購入者はディーラーで車の商談と同時に手続きができ非常に便利です。
おすすめポイント
ディーラーローンは、ディーラーでローンの申し込みが可能です。銀行や信販会社の窓口に出向いてローンの申請をする必要がないため、手間が省けます。
さらに、ディーラーローンは審査が厳しくないのも特徴で、審査でも年収や勤続年数といった条件が設けられていないことが多いでしょう。基本的には誰でも申し込みが可能で、即日審査が通るというのもめずらしくありません。よって、借りやすいローンでもあるのです。
ディーラーローンでは、ディーラーも信販会社から手数料収入が得られます。ディーラーにもメリットがあることから、ディーラーローンを積極的に勧めているのです。よって、ディーラーローンを利用すると、オプションが無料になるなどの特典が得られることがあるでしょう。
銀行ローン
銀行ローンは、銀行でお金を借りるローンです。融資のプロである銀行からの借入のため、審査が厳しいのが特徴でしょう。また、審査に日数がかかるケースも多く、融資までに時間を要します。
しかしながら、会社員などの一般的な仕事に就いている人であれば審査を通過することが可能です。そのほかに、その銀行に多額の預金がある人も審査に通りやすいといえるでしょう。
おすすめポイント
銀行のマイカーローン(車のローン)の金利は2.0~4.0%が一般的です。金利の高いディーラーローンでは10.0%というのもめずらしくないことから、銀行のローンであれば安く利用できるでしょう。
また、銀行の車ローンには減額という措置があります。審査において申込んだ満額は融資できない場合でも、減額して可決してもらえるのです。
ディーラーローンの審査では、落ちると1円も借りられないため、銀行のローンはお金を借りるチャンスがあるといえるでしょう。さらに、銀行では、車を購入する前でも申し込みが可能です。車を決める前に申込を済ませ、借りられ金る額がわかってから自分が購入できる車を選ぶことができます。
残価設定型ローン
本体価格からあらかじめ設定した残価を引いた額に対して組むのが残価設定ローンです。残価とは購入した車を数年後に下取りしてもらった場合の価値をいいます。
400万円の車を購入し、この車を5年後に下取りに出すと150万円がつくとしましょう。この場合、400万円から150万円を差し引いた250万円で5年のローンを組みます。
車を所有できるのはローンを払い続けている間の5年間であり、5年後には購入店に車を返却しなくてはなりません。また、購入店で新しい車への乗りかえも可能です。さらに、車をもう少し長く乗り続けたいという場合には、残価を支払うことで買取もできます。
おすすめポイント
残価設定型ローンを利用すると、満額を支払う必要がないことから月々の支払額を抑えて車が購入できます。よって、定期的に車の乗りかえをする人にはぴったりのローンです。
また、下取り価格はあらかじめ保証されています。よって、ローンの返済期間が終了したときに中古車市場での需要が減少していても、下取り価格が下がることがありません。
自社ローン
自社ローンとは、中古車販売店が独自で行っているローンです。また、ディーラーや代理店が信販会社を通さずに独自に提供しているローンも自社ローンと呼ばれます。
自社ローンの特徴は、金融機関からの融資ではないことにあるでしょう。中古車販売店の独自の審査により融資が可能かどうかを決定します。
ただし、金融機関でないために信頼性が低く、金利や車両代が高くなることもあるでしょう。さらに、万が一の場合には車を取られてしまうこともあり、リスクが高いともいえます。
おすすめポイント
リスクの高い自社ローンですが、メリットもあります。まず、手続きは中古車販売店で行いますので、銀行などの窓口に手向く必要がありません。また、自社で審査を行うことから、審査に通りやすいのもメリットです。
中古車販売店は確実に車を売りたいと考えていますので、審査なしでローンを通してくれることも多いでしょう。さらに、個人商店のような中古車販売店などでは、お客さまとの信頼関係を大切にしているため金利を0%に設定しているケースもみられます。
これは、地域に根付いた中古車販売店などに多くみられ、その家族をよく知っているといった理由でローンを通してくれるのです。金利や審査の通りやすさで比較すると自社ローンは非常にお得だといえるでしょう。
カーリースで購入する選択肢もおすすめ
マイカーローン(車のローン)では、手数料や金利などが発生することから一括購入よりも支払総額が高くなります。また、ローンを組んでいるというのは借金をしているのと同じであることから、心理的な不安を感じる人もいるでしょう。
一括購入をするほどの資金はないけれど、借金をせずに車を手にしたいというのであれば、カーリースを選ぶという方法があります。
カーリースは自分が選んだ車を一定期間、月々の定額払いで乗ることができるプランです。住宅に例えると賃貸住宅に住むようなものであり、毎月決まった家賃を払うのと同じだと考えましょう。
賃貸住宅では維持費や管理費も毎月の支払金額に含まれていますよね。カーリースでも同様で、契約期間中の税金や諸費用も料金に含まれているのです。したがって、余分な費用を考えることなく車に乗れます。
カーリースのメリット
カーリースにはたくさんのメリットがあり、利用しやすいのが特徴です。ここからは、カーリースのメリットについて紹介していきましょう。
費用を抑えて車が所有できる
車をローンで購入する際でも頭金などの初期費用が必要となることが多いでしょう。子育てなどでたくさんのお金が出ていくときに数十万円という頭金を捻出するのは苦しいという人も見られます。
そのような場合でも、カーリースであれば頭金なしで車に乗れるようになるのです。さらに、月々の料金も定額であるため、家計の見通しも立てやすいでしょう。
車を購入すると税金や車検のタイミングでは出費がかさんでしまいますが、カーリースは月々の料金に税金やメンテナンスの費用が含まれています。
新車も選べる!車種の選択肢が豊富
カーリースで利用できる車は、車種が限られているのではないかと考える人も多いでしょう。しかし、カーリースで用意される車は現行モデルの新車というケースがほとんどです。
なぜなら、中古車には故障のなどのトラブルやリスクが多いからです。これらの問題を避けるためにも、リース会社では新車をメインとして扱っています。さらに、国産メーカーのほとんどの車種を扱っている会社が多く、自分の乗りたい車が選べる可能性が高いでしょう。
法人や個人事業主の場合には節税効果も期待できる
カーリースは法人や個人事業主にとって節税というメリットもあります。普通車の新車を現金で一括購入した場合には、6年かけて減価償却する必要があり、その年の経費としてすべてが計上できません。
しかし、カーリースであれば月々のリース料金を経費として全て計上できます。よって、大きな節税効果が期待できるでしょう。さらに、経理の手続きや処理も楽になります。
カーリースのデメリット
カーリースのデメリットには、トータルコストが目安であるという点が挙げられます。カーリースの契約は、リース終了時の車両売却価格を予想したうえで行われるのが特徴です。
売却金額を頭金の代わりとして支払いから免除し、月々の支払額を安く抑えています。しかしながら、車の使い方によっては車体に傷やへこみが付くこともあるでしょう。車の状態により車両売却価格が残価に満たない場合には不足分を現金で支払わなくてはなりません。
また、この車両売却価格はあくまでも予測です。よって、最初に予想できるトータルのコストは目安であり、リース終了時には精算する可能性があることを知っておきましょう。
そのほかにも、契約した車の改造やドレスアップなどは禁止されていることが多くみられます。自分好みのオーディオを設置することも契約違反となることがありますので注意が必要です。
毎月一定のリース料金を支払うカーリースでは、リース期間中の走行距離も契約時に決定しています。もし、月間走行距離を超えてしまうと、追加料金を求められることもデメリットの1つです。
車をお得に乗り換えるおすすめの方法
車を手に入れるにはさまざまな方法があることがわかりました。しかし、現在乗っている車から乗り換える場合にはどのようにすればお得なのでしょうか。
また、手持ちの車を少しでも高く売るにはどのような方法を選ぶといいのかも気になりますよね。そこで、車をお得に乗り換える方法を調べてみました。
下取りよりも買取業者に依頼した方がお得
車を乗り換える際には、ディーラーで下取りをしてもらう人も多いでしょう。しかし、ディーラーでは、下取り金額が次の車の購入金額から差し引かれるケースがほとんどです。
値引き金額と混同されてしまい、いくらで下取りをしてもらったのかが分からないことがよくみられます。その点、買取であれば、車を現金化できますので、どのくらいの価格がついたのかが分かりやすいといえるでしょう。
買取では、車の装備や状態が総合的に判断されることから、人気の車種やオプションによっては高値がつくこともあります。また、買取でオークション価格を基準としているため、オークションで人気の車には高額査定が期待できるでしょう。
一方、下取りでは下取り基本価格表をもとに減額して下取り額を算出していますので、安く下取られるケースが多くみられます。
複数の買取業者に依頼した方がお得
買取では、1社だけに見積を依頼するのではなく複数の業者に依頼することでより高く買ってもらえる買取店がみつかります。なぜなら、買取店には得意分野があり、手持ちの車とマッチする買取店であれば高値がつきやすくなるからです。
買取店というのは、買取った車を転売して利益を得ています。よって、高く転売できる車には高値をつけているのです。例を挙げると、日本では売れない車であっても、海外に転売ルートを持っている買取店であれば高額査定がつけられることもあります。
そういった買取店をみつけるためにも、複数の買取店に査定を依頼するのがいいでしょう。
車買取一括査定サイトがおすすめ
複数の買取店に連絡をとり、査定を依頼するのは非常に手間がかかります。しかし、車買取一括査定サイトを利用すると、1度の操作で複数の買取業者に査定を依頼することが可能です。
車の型式や年式・走行距離などを入力するだけである程度の最低額が提示されることから、簡単にいくつもの買取業者が比較できるといえるでしょう。手間をかけずに高く買ってくれる買取店が見つかるため、極めて手軽な方法です。
まとめ
一括で車が購入ができない場合には、ローンを利用する、カーリースを活用するなどの方法があります。また、車を乗り換える際には、買取に出すと高値がつきやすくなるでしょう。
ただし、どの方法を選ぶのがいいかは、自分の状況や考え方次第です。カーリースを利用して次々に新しい車へと乗り換えるのか、マイカーローン(車のローン)で長期的に乗り続けて得をするのか、まずは自分がどのような乗り方をしたいのか考えてみましょう。
そうすることで、自分にとって最適な車の乗り換え方法が見つかります。
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