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重心の高いスポーツカーとも言えるBMWX3!維持費はお手頃?

デビューから約20年となるX3は、BMWのSUV車の中でもますます存在感が増した印象です。時代のトップランナーとして駆け抜けるX3の維持費は、どのくらいなのでしょうか。今回は、X3の維持費について、ご紹介します。

目次

X3の特徴

X3は走行性能に優れた特性を持ち、X1・X5とともに、BMWが開発するSUV車の価値を高めています。多目的に利用される車が求められていたことが、X3の開発の経緯となりますが、BMW車ならではの走行性能の高さを持ち、他のクロスオーバーSUVとは一線を画しています。
ヨーロッパの風土が感じられる、スタイリッシュなデザインは、所有しているだけでユーザーの満足度を高めてくれます。

そしてインテリアにおいても、気の利く機能が満載で、各パーツに使用されている素材は、厳選された上質感が伺えます。高級感の中にも、どこかスポーティさを持ったインテリアは、レジャーに出かけるひと時をより満足させてくれる仕上がりです。

さらに、モデルチェンジを経て、先進的なテクノロジーや驚きの機能など、ユーザーを飽きさせることはありません。ユーザーを楽しませる進化を続けるX3は、最も注目されるクロスオーバーSUVといっても過言ではないでしょう。

X3の快適性

X3は多目的な車というコンセプトで開発されましたが、多目的に車を仕上げることで、走行時の快適性が失われがちなデメリットもあります。しかしX3は、各モデルで一貫して、乗り心地や快適性に、強いこだわりを見せてきました。

まずX3のユーザーは、車内の静粛性に驚きます。X3に採用される高遮音性ガラスは、エンジン音や風切り音など、外部からの車内に侵入する音を大幅に軽減します。まるで森の中にいるかのような穏やかな時間をX3では堪能することができます。

またX3のシートは、まるで一流ホテルのラウンジにいるかのような、上質な座り心地を提供してくれます。程よいホールド感があるので、悪路であっても快適な乗り心地は変わりません。

さらに現行モデルには、BMWコネクテッドドライブが搭載されています。ドライブ中でも、独自のサービスや先進的なアプリなど、充実のエンターテインメントをじっくり楽しむことができるのです。

X3のボディサイズ

X3の現行モデルは、下記のボディサイズです。

  • 全長:4.72m~4.73m
  • 全幅:1.89m~1.9m
  • 全高:1.68m

走行性能に特化しているため、SUVながら全高は低めに設計されています。しかし空間を最大限に活かした車内設計により、開放的な室内に仕上がっているので、圧迫感は感じません。取り回しにも優れているので、日本の駐車場や狭い道でも、対応できるサイズ感だと言えるでしょう。

X3のユーザー評価

X3は、高い走行性能と環境性を両立したエンジンで、ユーザーに驚きを与えます。特に素晴らしいのがクリーンディーゼルエンジンで、ユーザー比率を見ても、ディーゼル車に人気が高いことが伺えます。

X3には、新世代の直列4気筒 BMWツインパワー・ターボディーゼルエンジンが採用されています。可変ジオメトリー・ターボチャージャー、コモンレール・ダイレクトインジェクションシステムといった、革新のテクノロジーが採用されています。

自動車業界では21世紀に入り、環境的な観点でディーゼル車の設計を根本から見直す必要に迫られていました。その結果、クリーンディーゼルという、大幅に環境性を高めたエンジン技術が誕生したのです。

X3のクリーンディーゼル車は、これまでのディーゼル車の概念を覆す走行性能と環境性で、ユーザーのカーライフを支えています。

X3にかかる維持費は年間どのくらい?

続いて、X3にかかる、年間の維持費についてご紹介します。

税金

X3を所有すると、定期的に自動車税や自動車重量税が発生します。

自動車税

自動車税は、排気量によって支払う基準が決まる税金です。毎年4月1日に課税され、自動車税を納めていない場合には、車検証の交付を受けることができません。

X3は、1,995cc~2,998ccという排気量です。多くのグレードは、2,000cc未満の税率に含まれるので、年間39,500円となり、唯一2,998ccの排気量を持つM40dというグレードは、年間51,000円の自動車税がかかります。

重量税

重量税は車重によって加算され、納付した税金は道路の維持管理に主に使用されます。X3の車重は、1,860kg~1,980kgとなります。X3には、2,000kg未満の税率が適用されるため、1年あたり16,400円の自動車重量税が発生します。

保険

X3を所有すると、加入が義務付けられている自賠責保険と、任意で加入を行う任意保険の支払いを想定しておかなければいけません。

自賠責保険

自賠責保険は、新車購入時と車検時に更新を行い、自賠責保険の加入がなければ、一般道や高速道路を走ることができません。自賠責保険は、民間の保険会社などで契約・更新を行いますが、保険料は法律により、一律で定められています。X3を自家用乗用自動車として使用する場合には、下記の金額と契約期間になります。

  • 12ヶ月:15,520円
  • 13ヶ月:16,380円
  • 24ヶ月:25,830円
  • 25ヶ月:26,680円
  • 36ヶ月:35,950円
  • 37ヶ月:36,780円

任意保険

任意保険は、X3に関する様々な補償を比較的自由に決めることができる保険です。保険会社やプランによって、保険料は異なります。さらにユーザーが事故を起こすリスクや車の安全性なども、保険料を算出する要素になりますので、任意保険料は一概にいくらとは言えないのが、現状です。

使用環境に応じた保険料を、シミュレーションできるサイトなどで、保険料は参考にすると良いでしょう。

その他費用

税金や保険料以外にも、様々な維持費が発生します。

ガソリン代

X3は、ガソリン車とクリーンディーゼル車が販売されています。X3のカタログ燃費は、ガソリン車で13.5km/L、クリーンディーゼル車が14.9km/L~17.0km/Lです。

現在のガソリン平均価格は、レギュラー142円、ハイオク152円、軽油119円です。この平均価格を参考に、年間10,000km走行すると仮定すると、ガソリン車で約113,000円、ディーゼル車で約80,000円ガソリン代としてかかる計算です。

実燃費とカタログ燃費は異なるので、概算値として参考にしてください。

駐車場代

管理人付きの駐車場だとコストも高く、地域によって相場も異なりますが、全国の月極駐車場平均相場は、8,288円です。新たにX3の駐車場を契約する際には、年間100,000円程かかる計算となります。

都市部に多い機械式駐車場などは、幅や高さによって、一部車種は駐車できない場合がありますが、X3のサイズ感であれば、平均的な規格の駐車場では問題ありません。

車検代

車検は、安全にX3に乗るためにも、欠かすことのできない点検です。車検代には、法定費、車検基本費、部品交換費の3つがあります。

法定費とは、自動車重量税・自賠責保険のことを指し、1,800円の印紙代も含まれます。

続いて車検基本費は、定期点検費、検査費、代行手数費が含まれます。X3の車検基本費用の相場は、70,000円となっています。

車検を受けている中で、X3に不具合が見つかった場合には、整備や部品交換が必要になります。この内容によっては、車検代が高額になってしまう可能性もあるので、事前に概算見積もりを取っておきましょう。

X3の車検代は、ディーラーの平均相場では160,000円となっています。

X3の購入時にかかる費用は?

ここでは、X3の購入時に発生する費用をご紹介します。

車体価格

X3は、6,570,000円~8,780,000円という、車体価格です。排気量が2,992ccのM40dというディーゼル車のグレードが、最も高い価格設定になっています。

オプション

新車購入時には、メーカーオプションとディーラーオプションの中から、必要なオプション品を追加で搭載することができます。オプション品の費用は、パーツによって異なりますが、車体価格の5%~10%が相場です。

自動車重量税

X3はどのグレードも同じ税率です。新車購入時には3年間有効で49,200円の重量税が発生します。

自動車取得税

X3には、税抜き車体価格×0.9の3%で算出される、自動車取得税が発生します。

自賠責保険

X3には、37ヶ月契約の場合、36,780円の自賠責保険が発生します。

リサイクル料金

シュレッダーダスト、エアバック、フロン類などは、廃車時にリサイクルされますが、リサイクルするための費用となります。公式データのないグレードもありましたが、X3には22,010円程度のリサイクル料金が発生するようです。

ディーラー代行手数料

X3の購入・登録に関する諸手続きを販売店に代行してもらう場合に、発生する費用です。主に、納車費・車庫証明代行費(印紙代)・検査登録代行費などが発生します。また、下取り車がある場合には、そちらの代行費が加算されることもあります。

壊れやすいところや注意するべき点

X3には、エンジンからのオイル漏れという不具合が非常に目立ちます。定期的にメンテナンスすることで、エンジンへの不具合などを防ぐことはできますが、オイル漏れを発見した場合には、早急に処置しましょう。X3のオイル漏れは、主に下記の部位の劣化が原因となるようです。

  • ヘッドカバーガスケット
  • オイルパンガスケット
  • オイルフィルターハウジング
  • ノスソレノイド Oリング

中古車の購入を検討している際には、特にこの箇所を入念にチェックした方が良さそうです。

まとめ

今回は、X3の維持費をご紹介しました。維持費として考えておかなければいけない項目は、多岐に渡ります。またユーザーの使用環境によって支払額が異なる維持費もありますので、ユーザーレビューなどを参考にしつつ、実際の使用環境を加味した上で、X3の購入を検討することをお勧めします。

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