【必見!】愛される理由は維持費にあり!?日産セレナの維持費を徹底検証

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ミニバン販売台数で常に上位に君臨する日産セレナ。ファミリーカーとして人気の秘密は、利便性を高めた装備だけでなく維持費にもあるといえるでしょう。

では、実際の維持費はいくらくらいかかるのでしょうか。そこで、セレナの維持費を調べてみました。セレナの魅力とともに、年間の維持費を詳しく紹介します。

セレナの特徴

ファミリーカーの定番モデルであるミニバンの中でも高い人気を誇る日産セレナ。2016年8月に登場した5代目セレナは、ミニバンとしての基本性能に先進の安全装備が採用されました。

先進運転安全システム<プロパイロット>を搭載

セレナの実力は高く評価され、2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいてイノベーション部門賞を受賞。受賞の理由となるのは、アクセルやブレーキ、ステアリングを自動で制御する<プロパイロット>の搭載でしょう。

プロパイロットというのは、高速道路などでドライバーが設定した上限速度で先行車との車間距離を一定に保つ機能です。それだけでなく、中央車線を走行するようにステアリングの操作支援を行い、運転をサポートします。

これは、ミニバンとして世界で初めてセレナが採用した先進運転安全システムであり、世界中からの注目が集まりました。また、プロパイロットは、前進車が止まると車を自動的停止させます。

先行車が発進するとそれに合わせて動き出すことも可能です。高速道路であれば多少のカーブであればステアリングが自動で作動。近未来を感じさせる走りが楽しめる機能です。

便利な機能が充実したセレナ

セレナは安全システムだけでなく、便利な機能にも徹底的にこだわりをみせています。狭い場所でも荷物の積み下ろしがしやすいデュアルバックドアを採用。足を動かすだけで開閉できるハンズフリーオートスライドドアは、子どもや荷物を抱きかかえたままでもドアが開けらると評判です。

セレナを購入するファミリー層の快適性を追求した装備によって、ファミリー層からの高い支持を集めているクルマであるといえるでしょう。

こだわりの内装でくつろぎの空間を実現

新型セレナは内装にもこだわり、ミニバンクラスの中でもナンバーワンの広さを実現。室内長を3,240mm、室内幅は1,545mmに設定し、開放的な空間の演出に成功しました。

3列目には特別なこだわりを見せ、シートに厚手のクッションを採用。3列目の座り心地を強化したことで、どこに乗っていてもくつろいで過ごせるクルマになりました。

予防安全性能も充実で安心!

セレナは平成28年度自動車アセスメントの予防安全性能評価では満点の評価を獲得しました。なかでもインテリジェントエマージェンシーブレーキは先進の安全装備として注目が集まっています。

これは、車や人の存在を検知し、ドライバーに衝突リスクを知らせる機能です。ドライバーがブレーキを踏めない場合には自動ブレーキが発動し、衝突を防止しダメージも軽減します。

ハイブリッド車のセレナは低燃費を実現

セレナにはガソリン車だけでなく、ハイブリッド車のSハイブリッドもラインナップされています。4気筒2.0リットルエンジンを搭載したセレナは、車内スペースを確保しつつ、JC08モード燃費の向上にも貢献しているクルマです。

バッテリーやモーター、エンジンなどのシステム部分をコンパクトにおさえることで、広い車内空間を実現しました。ハイブリッドならではの低燃費を実現したセレナはファミリーカーとしての魅力たっぷりの1台であるといえるでしょう。

さらに、アイドリングストップやエクストロニックCVTなどの採用により、無駄なエネルギーを徹底的に節約するのも人気の秘密です。パワフルでありながらも、維持費の節約に貢献するセレナは、安い維持費で楽しめるクルマに仕上がっています。

セレナのスペック

<ハイウェイスターGパック2WD>

  • 全長×全幅×全高(mm):4,560×1,695×1,825
  • ホイールベース(mm):2,695
  • 燃料消費率:10・15モード(国土交通省審査値)(km/L):12.0

セレナでかかる維持費は年間どのくらい?

税金

セレナにかかる税金には2種類があります。<自動車税>と<重量税>であり、これらの税金は車の排気量や重さで異なります。セレナの自動車税や重量税は年間いくらくらいかかるのでしょうか。

ここからは、セレナの税金について詳しく紹介していきます。

自動車税

毎年4月1日の時点で自動車を所有している全ての人に課せられる税金が自動車税です。自動車税は自動車の用途や排気量によって税額が決められています。

2019年10月以降に新車登録された車は、自動車税が引き下げられているので、セレナの自動車税は新車登録のタイミングによって税額が異なります。セレナの排気量は2000ccです。セレナの自動車税は次のようになります。

2019年9月までに登録 2019年10月以降に登録
39,500円 36,000円

セレナは環境に配慮された自動車ですので、自動車税にエコカー減税が適用されます。

グリーン化特例とは
環境性能の優れた自動車を普及させるための減税制度。取得した翌年度分までの自動車税が軽減されます。

 e-power −75%
ハイウェイスターG 減税なし
ハイウェイスター VセレクションⅡ
ハイウェイスター
G
X  VセレクションⅡ
X

セレナ e-power車はグリーン化特例が適用されるため自動車税は次のようになります。

2019年9月までに登録 2019年10月以降に登録
10,000円 9,000円

重量税

自動車にかかる税金のうち、新車登録時と車検時に支払うものが重量税です。乗用車は車両の重さによって税額が決められています。0.5トンごとに4,100円がプラスされます。

セレナの重量は1.5トン以上2トン未満ですから、重量税は次のように計算されます。

4,100円×4=16,400円

車検は初回以外なら2年ごとにやってきますので、一度に支払う自動車重量税は32,800円です。

しかし、環境性能に優れているエコカーはエコカー減税を受けられるので、新車購入時と初回車検時は燃費基準の達成度合いによって25〜100%の減税を受けられます。

セレナのエコカー減税対象車は次の通りです。

 e-power 全額免除 0円
ハイウェイスターG −25% 22,500円
ハイウェイスター VセレクションⅡ
ハイウェイスター
G
X  VセレクションⅡ
X

セレナの自動車重量税は初回車検時までは0円または22,500円となります。2回目車検時以降は32,800円です。

保険

セレナの維持費として忘れてはいけないのが保険です。保険には、<自賠責保険>と<任意保険>の2種類があります。

自賠責保険

自動車を所有する際に加入が義務付けられているのが自賠責保険です。そのため、セレナを維持するためには自賠責保険は必要であると考えましょう。

自賠責保険は新車購入時に3年分をまとめて支払います。初回に支払う3年分の自賠責保険料は35,950円であり、その後、車検の度に2年分である25,830円をまとめて払う方法です。

新車購入時から5年分の自賠責保険料は

35,950+25,830=61,780円

これを年間あたりで考えると、61,780÷5=12,356となり、年間12,356円が自賠責保険としてかかります。

任意保険

自賠責保険は新車購入時と車検時に強制的に入ることになりますが、任意保険の加入は自分で決められます。しかし、自賠責保険だけでは事故をした際にカバーしきれません。そのため、任意保険に入っておくと安心だといえるでしょう。

任意保険料は加入する保険会社や保証内容などによって異なります。任意保険の条件として運転者は家族のみ、運転者の年齢を26歳以上、対人対物を無制限として設定すると保険料は以下の通りになります。

  • 車両保険なし:32,440円
  • 車両保険あり:101,550円

その他費用

セレナを維持していくには、税金や保険料の他にも、ガソリン代や駐車場代など、いくつかの費用がかかります。

ガソリン代

セレナの実燃費は12.0km/Lです。年間走行距離が5,000km、10,000kmの場合にかかるガソリン代を計算してみましょう。

レギュラー1Lあたりの全国平均は127.0円です。(2020年10月現在)

【1年間に必要なガソリン(L)】
・5000km走行の場合
5000km÷12.0km /L=約416L
・10000km走行の場合
10000km÷12.0km /L=約833L

【年間ガソリン代】
・5000km走行の場合
約416L×127.0円=約53,000円
・10000km走行の場合
約833L×127.0円=105,791円

1年間に走行する距離や住んでいる地域、利用するガソリンスタンド、グレード別の燃費性能によって変わりますが、年間ガソリン代の目安を計算しておくと維持費を把握しやすくなるのでおすすめです。

駐車場代

自宅に駐車スペースを確保できているのであれば問題ありませんが、マンションや集合住宅などに住んでいる場合には駐車場が必要になることが多いでしょう。

駐車場代は地域によって異なり、都市部では高く、郊外に行くほど安くなります。全国の駐車場代を平均すると、月当たりおよそ8,000円が相場です。

年間で考えると

8,000×12カ月=96,000円が必要です。

車検代

セレナの車検では、検査手数料としての印紙代が1,800円かかります。そのほかにも、車検基本料がかかると考えましょう。車検基本料の平均はおよそ40,000円です。

検査手数料と車検基本料をあわせると41,800円がかかると考えましょう。ただし、車検では走行距離などによって部品の交換などが必要となるケースが多くみられます。

さらに、手数料などもあわせると、100,000円程度かかることもめずらしくありません。新車登録後3年が経過すると車検を受ける必要があり、その後は2年ごとに車検を受けます。

セレナの購入時にかかる費用は?

車体価格

セレナは、グレードによって車体価格が異なります。

  • セレナ e-POWER ハイウェイスター V(2WD):3,404,160円
  • セレナ ハイウェイスター VセレクションⅡ(2WD):2,874,960円
  • セレナ e-POWER XV(2WD):3,128,760円

中古車で購入するとどれほどの費用がかかるのでしょうか。相場を簡単にご紹介します。

  • ハイウェイスターV(20年):254.9万円
  • X(20年):219.9万円
  • XV(20年):268.0万円

オプション

セレナには外観のグレードを高めるオプションや、快適性能を追求したものなど、さまざまなオプションが用意されています。

  • オートデュアルエアコン+寒冷地仕様(ヒーターダクト<サード足元>、PTC素子ヒーター、高濃度不凍液、ヒーター付きドアミラー):39,960 円
  • シーㇳ全カバー:52,745円
  • LEDフォグランプハイウェイスター用:47,952円

自動車重量税

自動車を新車登録する時には初回車検時までの3年分の自動車重量税を支払わなければなりません。自動車重量税は重量によって区分されて税額が決められています。

セレナは1.5トン以上2.0トン未満なの、3年分の自動車重量税は49,200円です。

しかし、環境性能の優れた車はエコカー減税が適用されます。そのため、セレナe-power車は新車登録時と初回車検時の自動車重量税が全額免除です。

そのほかのセレナのエコカー減税対象車の新車購入時に支払う自動車重量税は、エコカー税率30,000円から25%減税されて22,500円です。

自動車取得税

自動車取得税は2019年10月に消費税が10%になり廃止されました。その代わりに環境性能割という新しい制度が導入されました。

環境性能割は燃費性能によって税率が決められています。燃費基準の達成度によって変動し、自動車税に上乗せられる税金です。

環境性能割 税額
 e-power 0% 0円
ハイウェイスターV 1% 25,500円
XV 1% 23,000円

セレナはe-power車のみ環境性能割が0%で非課税となっています。

自賠責保険

セレナの購入時にかかる自賠責保険料は、3年分の一括払いで35,950円です。

リサイクル料金

セレナのリサイクル料金は発売時期によって異なります。

  • C27/2016年~:10,060円
  • C26/2010年~:11,680~12,030円
  • C25/2005年~:13,490~14,250円
  • C24/1999年~:13,450~13,790円
  • C23/1991年~:10,360~12,280円

ディーラー代行手数料

セレナを中古車として購入する際には、ディーラー代行手数料が発生することがあります。ディーラー代行手数料は業者によって違いがありますが、およそ15,000円が相場です。

壊れやすいところや注意するべき点は?

セレナを販売している日産の車は昔から電気系統が弱いと言われています。セレナも例外ではありません。維持費の中には故障した時の修理費や部品の交換費用も含めておく必要があります。

セレナの故障しやすい箇所や修理例について紹介しましょう。

CVT

CVTはセレナの泣き所とも言われています。エンジンの出力をタイヤに伝えるための無段変速機は非常に重要なポジションです。

CVTを採用していることで、スムーズな加速減や燃費向上、小型化が可能になっていますが、CVTの故障事例は多数上げられています。

CVTの交換・修理には30万円以上の費用が必要となります。

コンプレッサー

エアコンの核であるコンプレッサーが故障すると夏場は地獄です。コンプレッサーの動力はエンジンから供給されているため、コンプレッサーの故障はエンジンにも影響を与えます。

コンプレッサーの交換・修理には7〜10万円ほどの費用が必要です。交換対象となる前に、エアコンをつけた時の異音や違和感を早めに感じ取ってすぐに修理工場に相談することをおすすめします。

ハイマウントランプ

セレナの故障事例としてよく報告されている一つの部品がハイマウントランプです。故障していると車検に通らないことがありますので注意してください。

ハイマウントランプの交換には2〜4万円かかります。

ラジエーターファン

セレナのラジエーターファンは故障しやすい部分です。長時間アイドリングをしているとオーバーヒートを起こすこともあるようですから注意してください。

ラジエーターファンそのものと付随部品を交換するための費用は10万円程度です。

スライドドア

セレナが初代から採用しているスライドドア。セレナの魅力の一つでもありますが、オートスライドドア は非常に故障しやすい箇所です。

修理する際は故障しているドアだけではなくワイヤーの交換も必要ですので、5〜10万円かかります。

セレナのリセールバリュー

セレナを手放す時のことも考えてリセールバリューを把握しておくことはおすすめです。

現在のセレナのリセールバリュー全グレードの平均値をご紹介しましょう。

3年落ち:60.4%
5年落ち:41.8%

最もリセールバリューが高いのはハイウェイスターです。2年以上経過していなければe-power車は70%以上の価値が残っていますので高額買取を期待できるでしょう。

中古セレナを購入するときの注意点

セレナを中古車で購入するときには、後々の修理費や部品交換費で高い維持費をとられてしまわないように、注意深く選ぶことをおすすめします。

特に故障しやすく、購入前に念入りにチェックしておくべき2つのポイントを紹介しましょう。

スライドドアの滑らかさ

中古車を購入するときには車両全体をチェックしてください。歪みがなく部品一つ一つに不具合がないかを自分の目で実際に見て確かめましょう。

特にスライドドアの滑らかさは重要なポイントです。スライドドアが故障すると交換費用に5万円近くかかるので注意しましょう。

オプション装備の内容

セレナはグレードによって装備がかなり異なるため、自分が求めてる装備があるかどうかを確認してください。中古車であっても装備を追加すると高額になりますので、不要な装備をつけず必要な購入費だけで抑えられるようにしましょう。

維持費から考える「ハイブリッド VS e-power」

セレナの維持費が最も安く済むのはどのグレードでしょうか。ハイブリッドとe-power車は環境性能において優れているためエコカー減税対象車であり、税金やガソリン代を節約できます。

ハイブリッドとe-power車を比較したときに年間維持費が安く済むのは e-power車です。環境性能割は0%ですし、自動車重量税は0円、自動車税−75%です。

同クラス内で最高燃費を実現している、セレナのe-power車は維持費をできるだけ抑えたいと願っている方にとって非常に魅力的な車種であると言えます。

まとめ

セレナは排気量が大きいため、年間39,500円の自動車税がかかります。また、新車登録から3年後と、その後2年ごとに車検もありますので、費用を準備しておくのがいいでしょう。

ただし、ハイブリッド車のセレナの場合には、エコカー減税などの対象になることから維持費が抑えられます。お気に入りのセレナと長く付き合うためにも、購入時には維持費についてきちんとした知識を持っておきましょう。