子育てをする時に「一番使い勝手の良い車とは何だろう」と考えておられる子育て世代のパパママに必見の情報を公開!子どもの年齢や家族のニーズなどによって、適している車の種類は異なります。
子育て世代に愛用されているおすすめの車ランキングとともに、子どもの年齢別におすすめの車を紹介します。
目次
子育て世代の車選びの方法とは?
子育て中のパパママにとって自家用車の存在はとても便利なものです。子どもを保育園や幼稚園へ送り迎えしたり、熱が出た時には病院に連れていったり、家族でお出かけしたり。荷物が多くなりがちな子育て世代の強い味方です。
子育て世代が車を選ぶときに考えるべきポイントは次の6つです。
- 安全装備が充実しているか
- 家族の人数に合わせたスペース
- チャイルドシートを考慮する
- シートアレンジが可能か
- 荷物の積載性
- 燃費は抑えられるか
最近では子育て世代のニーズを包含してくれる車がどんどん出てきています。選ぶ幅が広がり、逆にどのように選択したらよいのかが分からないと悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
まずは上記の6つのポイントを押さえたうえで、重要視するポイントを一つずつ考慮していくとよいでしょう。
子育て世代におすすめの車のタイプ
子育て世代におすすめの具体的な車種を紹介する前に、おすすめの車のタイプをまとめてみましょう。子育てに便利な車として何を求めるかによって、車のタイプ選びも異なります。
自由に動き回れる取り回しの良さを求めるのか、着替えが出来るほどの車内空間を求めるのか、ファミリーカーとしての一般性を求めるのか。または、家族でお出かけをするためのアウトドア向けタイプを求めるのか。こうした視点で考えてみましょう。
車内空間が広い軽ハイトワゴン
子育て世代に最近注目されているのは軽自動車のハイトワゴン。軽自動車の中でもキャビンの高さがあるので広々とした車内空間が快適な車です。
小回りが利く軽自動車で、ちょっとしたお買い物や送り迎えに最適。、全高が高く快適な広さのある車としても魅力があります。また、軽自動車は維持費が安く車内空間が広いため、子育て世代に人気です。
ハイトワゴンを選ぶ際の注意点は安全性。できるだけ車体剛性が高く、安全装備が充実している車種を選ぶようにしましょう。
ファミリーカーとして人気のミニバン
子育て世代のファミリーカーとして最も人気がある車のタイプがミニバンです。ミニバンは車内空間が広く高さもしっかりあるため車内で子どものお世話を楽に行えます。
おむつやベビーカーなどの荷物が増えがちな子育て世代には、積載性が高いミニバンがぴったり。家族で出かける時に、車内での食事や車内泊もストレスなく行えるのが特徴で、スライドドアが標準装備されており、乗降性が高いこともポイントです。
荷物が多くて両手がふさがっているときでもサッとドアを開けることができ、子どもをチャイルドシートにのせることも楽々。子どもの人数が多いほどミニバンの多彩なシートアレンジやボディサイズの大きさは利点です。
アウトドア好きな家族にはSUV
ファミリーカーといえば車高の高いミニバンやワゴンを思い浮かべるものですが、アウトドアが好きな家族にはSUVもおすすめ。最近のSUVはアウトドアやレジャーシーンに最適な装備があるだけではなく、街中でも目立つスタイリッシュなボディ形状になっています。
子育て世代にとって便利なだけではなく、装備と外装、内装すべてにうれしいポイントを見つけられるSUV。とくに撥水性シートが装備されているものは子育て世代にぴったりです。
ハイブリッドタイプのSUVも増え、燃費の良さも選ばれるポイントの一つに。子どもにとって乗りやすく過ごしやすいだけではなく、家族みんなで楽しめる車のタイプです。
子育て世代におすすめの車ランキングTOP10
子育て世代におすすめの車のタイプをご紹介しましたので、次は具体的な車種を紹介します。
室内の空間設計はもちろんのこと、子どものお世話が楽に行えるリーズナブルで快適な車をランキング形式で10車種紹介していきます。
①ホンダ N-BOX
2021年度、登録車を含む新車販売台数で第1位を獲得したホンダのN-BOXは、子育て世代に人気の一台。生活スタイルに合わせて3種類のシート仕様を活用できるN-BOXは車内環境が非常に快適で、使いやすい広さです。
基本スペック
- 新車価格:144.87~211.97万円(税込)
- 車体重量:890~1,030kg
- 車体サイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,790/1,815㎜
- エンジン排気量:658cc
- 燃費:19.0~21.2㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- 先進安全運転支援システム<Honda SENSING>標準装備で安全性が高い
- i-VTECエンジン搭載グレードは力強い低速&高次元な低燃費性能
- 軽最大級のくつろげる室内空間(室内高140㎝)で子供の着替えも楽々
②日産 セレナ
ファミリーカータイプミニバンの人気車種が日産セレナ。2016年8月にフルモデルチェンジをしており、今では室内空間と燃費性能、走行性能などにおいてスペックの高い車種として愛されています。
基本スペック
- 新車価格:257.62~419.21万円(税込)
- 車体重量:1,650~1,790kg
- 車体サイズ:全長4,685/4,770㎜×全幅1,695/1,740㎜×全高1,865/1,875㎜
- エンジン排気量:1,997cc
- 燃費:11.8~18.0㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- 最大8人乗りが可能なシートアレンジにより家族人数が多い家庭にぴったり
- 足で開くハンズフリーオートスライドドアで乗降が楽々
- 運転支援システム<プロパイロット>の採用により安全運転を自動制御
③トヨタ シエンタ
2003年に販売開始したシエンタはコンパクトカーミニバンとして子育て世代におすすめです。新車発売から12年後にフルモデルチェンジし、燃費性能が高く小回りの利くミニバンとして人気を集めています。
基本スペック
- 新車価格:1818.5~2580.0万円(税込)
- 車体重量:1,320~1,380kg
- 車体サイズ:全長4,260㎜×全幅1,695㎜×全高1,675/1,695㎜
- エンジン排気量:1,496cc
- 燃費:14.0~22.8㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- 小柄なボディからは想像できない3列シート搭載で7人乗りの広い室内空間
- 乗り込み位置が330㎜と低いため子供も乗り降りしやすいフラット設計
- ミニバントップクラスの22.8㎞/Lという燃費性能の高さで経済的
④ダイハツ タント
ダイハツタントはホンダ N-BOXと対抗する乗り心地と室内空間を備えた軽自動車です。歴代モデルからのモデルチェンジによりスライドドアを採用し、ボディ剛性もアップ。より安心できる車としておすすめです。
基本スペック
- 新車価格:124.3~166.5万円(税込)
- 車体重量:900~1,000kg
- 車体サイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,755㎜/1,775㎜
- エンジン排気量:658cc
- 燃費:18.8~21.0㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- 自動でドアがオープンする機能を搭載し、手がふさがっている子育て世代を応援
- 紫外線99%カットUVフロントガラスにより子どもを守る
- スマートアシスト機能搭載により危険回避が可能な安全装備が充実
⑤スズキ スペーシア
子育て世代に人気の車タイプである軽自動車ハイトワゴンがさらに便利になった軽スーパーハイトワゴンのスズキスペーシア。2017年12月にフルモデルチェンジでエクステリアが魅力的になり、お出かけを楽しめる車に。子育てとともにドライブを楽しめます。
基本スペック
- 新車価格:131.23~165.66万円(税込)
- 車体重量:850~920kg
- 車体サイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,785㎜
- エンジン排気量:658cc
- 燃費:20.2~22.2㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- BOX型のボディーよりゆとりが生まれ開放感のある室内スペース
- パワースライドドアを搭載し動作中のドアロック予約も可能
- 大きな開口と低床設計のラゲッジルームはベビーカーの収容にぴったり
⑥スズキ ソリオ
ガソリン車・マイルドハイブリッド車・ハイブリッド車というエンジンスタイルの3タイプを設定しているコンパクトカーのソリオ。コンパクトカーの中でも最小クラスで、軽量化されているため機動性が高く乗りこなしやすいのが魅力。
コンパクトではありますが車高は1,700㎜を上回り、子育て世代にとって便利な室内空間を実現させています。
基本スペック
- 新車価格:151.58~214.83万円(税込)
- 車体重量:960~1040kg
- 車体サイズ:全長3,790㎜×全幅1,645㎜×全高1,745㎜
- エンジン排気量:1,242cc
- 燃費:17.8~19.6㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- スズキオリジナルの軽量高剛性プラットフォームを採用し車内スペースが広々
- 振動が少なく静粛性に優れたデュアルジェットエンジン
- <スズキセーフティサポート>&<衝突安全性能>強化により子どもを安全に守る
⑦ホンダ フリード
2008年から販売されているホンダのフリードは、ファミリーカーとして人気のミニバンです。コンパクトなボディサイズとミニバンならではの走行性能や車内空間は子育て世代のニーズを満たしてくれるでしょう。シートを荷室に変更できる積載性も魅力の一つです。
基本スペック
- 新車価格:199.76~327.8万円(WLTCモード)
- 車体重量:1,340~1,510kg
- 車体サイズ:全長4,265/4,295㎜×全幅1,695㎜×全高1,710/1,735㎜
- エンジン排気量:1,496cc
- 燃費:15.6~20.8㎞/L
3つの魅力
- 多彩なシートアレンジにより、暮らしに合わせた使いかたを幅広くカバー
- 全高1,710㎜のわりに低床設計×スライドドアで子どもの乗り降りも楽々
- <Honda SENSING>で9つの安全装備が充実している
⑧トヨタ ノア
2022年1月にフルモデルチェンジした4代目のノアは、初代からファミリーカーとして親しまれている車です。
5ナンバークラスの存在感のあるボディサイズで車内空間が非常に広く、子育て世代にとって快適な車といえるでしょう。万人受けするエクステリアも、年代を問わずファミリーカーに選ばれやすい特徴です。
基本スペック
- 新車価格:267.0~389.0万円(税込)
- 車体重量:1,600~1,670kg
- 車体サイズ:全長4,695㎜×全幅1,730㎜×全高1,895㎜
- エンジン排気量:1,797/1,986cc
- 燃費:15.0~23.4㎞/L
3つの魅力
- ロングスライド機能付きのセカンドシートで子どもと一緒に車内食も楽々
- 静粛性と燃費性能の優れたハイブリッドモデルは燃費20.0㎞/L超えで経済的
- 跳ね上げ式収納が出来るシート部分はラゲッジスペースの確保ができる
⑨ダイハツ ウェイク
軽自動車とは思わせない圧迫感のない快適な空間を提供してくれるウェイク。2014年に発売されて以降、幅広い年齢層の方に親しまれてきましたが、室内高1,835㎜は子育て世代にとっての魅力の一つです。
基本スペック
- 新車価格:137.72~187.55万円(税込)
- 車体重量:990~1,060kg
- 車体サイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,835㎜
- エンジン排気量:658cc
- 燃費:16.1~17.4㎞/L(WLTCモード)
3つの魅力
- エコアイドル搭載による自動エンジン停止は低燃費を実現させ経済的
- 90Lの大容量アンダートラック+広いラゲッジスペースでかさばる荷物も楽々収納
- 5パターンのモードで状況に合わせたシートアレンジが可能
⑩フォルクスワーゲン up!
2012年に日本に上陸したドイツ製の人気コンパクトカー「フォルクスワーゲンのup!」。フォルクスワーゲンの中では唯一の5ナンバースモールカーです。子育て世代と外車は結び付けにくく感じるかもしれませんが、国産軽自動車と同じく快適な室内空間とストレスの少ない走行性が魅力です。
基本スペック
- 新車価格:199.9~229.9円
- 車体重量:930~950kg
- 車体サイズ:全長3,610㎜×全幅1,650㎜×全高1,495㎜
- エンジン排気量:999cc
- 燃費:22.0㎞/L
3つの魅力
- ロングホイールベース設計で軽ハイトワゴン並みに室内空間が広々
- 低速対徳回避ブレーキ・レインセンサー・タイヤ空気圧警告灯などの安全装備が充実
- 3気筒エンジンの軽やかな回転とカジュアルな内装で子育て世代もドライブを楽しめる
<子どもの年齢別>子育て世代におすすめの車
子育て世代におすすめの車のタイプや人気車種を紹介してきましたが、子どもの年齢によって最適な車の装備というものは異なります。子どもの年齢別での車の選び方やおすすめ車種を紹介します。
<乳児~幼児>の子どものいるパパママにおすすめの車
乳児や幼児は自分の力でシートに着席していることはできませんので、パパやママが抱きかかえている必要があるでしょう。チャイルドシートを用いるのであればそれなりの室内空間が必要です。
長距離の移動になれば車の中でおしめを代えたり、授乳をする機会も多くなります。ママが動きやすい便利で広い車を選ぶのがおすすめです。
その点でおすすめなのは次の3車種です。
- ホンダ N-BOX
- ダイハツ タント
- スズキ ソリオ
<6~12歳>の子どものいるパパママにおすすめの車
6歳になって小学校へ入学する年になると、子どもを連れて行く範囲も広がるため、ドライブの時間も長くなります。走行性能や快適な車内空間・装備が車を選ぶときの重要なポイントです。
子どもだけではなく、祖父母も加わっても快適であるために、次のようなミニバンがよいでしょう。
- トヨタ シエンタ
- ホンダ ステップワゴン
- トヨタ ヴォクシー
<13~18歳>の子どものいるパパママにおすすめの車
子どもが中学生、高校生になってくると車を選ぶときに考えなければならないポイントは車内空間から外装に変わります。
ただ車内が広いだけではなく、家族でのお出かけや、冠婚葬祭に呼ばれたときに見栄えが良いような外装の車を選ぶようになることでしょう。子育てにも外観にも気を使える車は次の3車種です。
- 日産 セレナ
- マツダ CX-5
- スバル BRZ
装備しておくと良い子育て世代向けの車オプション
子育てをしながら車を運転し、お買い物やドライブに出かける子育て世代が必要としている車のオプションとは何でしょうか。子どもとパパママにぴったりのおすすめ装備を紹介します。
乗降性の高いパワースライドドア
今回紹介したおすすめの車のほとんどについていた装備でもありますが、パワースライドドアは子育て世代にとって非常に便利です。
狭いスペースでも乗り降りが楽なことに加えて、子どもが誤ってドアを勢い良く開けて隣に駐車していた車に傷をつけるという心配もありません。たくさん荷物があるときにも便利でしょう。また、ドアで指を挟むという怪我の防止にも有効です。
掃除のしやすい防水・防汚シート
乳児であっても小学生になっても、子どもが車を汚してしまうこともあるでしょう。アウトドアに出かければ体が汚れることもありますし、車内で食事をすれば食べかすが落ちてしまうことも。車のシートに防水・防汚加工が施されていれば、後の片づけや掃除がとても簡単です。
子どもを日差しから守るサンシェード
紫外線から子どもの肌を守るための美容グッズも増えてきています。車に乗っているときもロールサンシェードを付けることで熱中症や熱射病の防止に役立ちます。子どもの健康を守るための装備としておすすめです。
車内での食事に便利なシートテーブル
座席の後ろについているシートテーブルは車内で食事をする時にとても便利です。子どもは食べ物や飲み物でシートを汚してしまうこともありますので、滑り止めのシートを引いてシートテーブルで食事をするようにすれば、掃除の手間を増やすこともありません。
まとめ
子育て世代にとって車選びは非常に重要です。購入してからやはりこのポイントの方が重要だった・・・と後悔してしまわないように、自分のニーズの優先順位を見極めましょう。
子どもにとってもママにとっても快適な車が今はたくさんあります。スペックや魅力ポイントを比較しながら最適な車を選んでください。