車の買い替えはいつがいい?適切な時期と抑えておくポイントを解説

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車を買い替えるのにも、適切な時期があるのをご存知でしょうか?なんでも欲しい時が買い時とは言いますが、車の場合は買い替える時期によって、お得になったり損をしたりすることがあります。欲しい車をお得に手に入れるために、買い替え時のポイントや注意点の他、ローンや保険などの手続きについても解説します。

車はいつ買い替えるべきか


車はいつ買い替えるのがベストなのでしょうか?パソコンやスマートフォン、家電なら、新製品が出たら即GET!と行きたいですが、車の場合はそうとも言えません。新型車が登場する直前は買い替え時の一つですが、発売後に人気が今一つだった時は、少し待った方が値引きが大きくてお得です。

その他にも、いろいろな理由で車の買い替えを検討するのが望ましい時期があり、それぞれの特徴について説明します。

抑えておきたいポイント

車の買い替え時に抑えておきたいポイントを挙げると、次のようになります。

  • 車検の日
  • メーカー新車保証の期間
  • メンテナンス費用が多くかかる
  • リセールバリュー
  • 生活の変化

車検の日

車検の時期は、車を買い替えるのに都合の良い時期です。車を所有すると、新車を買った場合は3年後に、それ以降は2年おきに車検を受けます。ディーラーで車検を受けた場合、自賠責保険や重量税といった法定費用だけでも、軽自動車で約3万3,000円、普通小型車では約4万8,000円必要です。

これに必要な整備や部品交換などを加えると、車検に必要な費用は軽自動車で約7万円、普通小型車で約10万円と決して安くありません。それなら、その分を新しい車へと買い替える費用に使ったらと、考えてしまいます。

ただ車検と同時に買い替えるのがお得だとは、一概には言えません。新しく買い替える車の購入代金や値引き額、ローンを組む場合は月々の返済額など、車検を受けた場合と比べてどちらがお得なのか、十分に検討すべきです。また車検を受けて乗り続ける場合に、年数と走行距離が増えることで、愛車の価値がどの位下がるのかも、忘れずにチェックしておきましょう。

メーカー新車保証の期間

次に考えられる買い替えのタイミングは、メーカーによる【保証期間】が終了した時です。新車を購入すると、故障などのトラブルの際に修理費用が掛からない、メンテナンス保証がついてきます。通常は3年6万km、特別プランでは5年10万kmの保証が受けられ、国産車よりもメンテナンス費用が高い輸入車では、さらに充実した保証プランが用意されています。

このメーカー保証の期間が終了すると、その後は自己負担となり、故障の種類によっては多額の修理費用が掛かるため、買い替えを考えるのによい時期です。国産車でも保証期間を過ぎたあたりから、エンジンやトランスミッションといった、大掛かりな整備を必要とするトラブルが発生しやすく、安心のために買い替えるのもおすすめです。

メンテナンス費

車は必要なメンテナンスをしなければ、必ず壊れます。走行距離や年数に応じて、多くの交換部品がある輸入車はもちろん、信頼性の高い日本車でも同じです。当然ですが、メンテナンスをするにはお金が掛かります。

走行10万kmでも大きな部品交換なしで走れる日本車ですが、その分、壊れると高くつくことが多いです。また一つ故障すると、次から次へと不具合が発生して、その都度修理に追われる羽目になります。

車に余程愛着がある場合は別ですが、やはり古くなるとメンテナンス費用がかさむことから、走行10万km前後は、ちょうど良い買い替え時期の一つです。

リセールバリュー

リセールバリューも、車の買い替えには注目すべきポイントの一つです。高いお金を出して買った車は、売る時も高く買取ってほしいと誰もが思うでしょう。リセールバリューは、購入した後に、新車価格の何%で売却できるのかという【残価率】のことです。リセールバリューは、年式が新しく、走行km数が少ないほど高くなります。また人気車種か否かでも、大きく違ってきます。

車の買い替えを考えた時は、自分の車にどのくらいの価値があるのかを、ネットの情報などでくわしくチェックしましょう。

生活の変化

人生にたびたび訪れる生活の変化も、車を買い替える大きなきっかけとなります。「子供が大きくなったので、現在乗っている軽自動車では手狭になってきた」「ファミリーカーに室内が広いミニバンを選んできたけれど、子供たちが独立して夫婦二人になったから、小回りが利く小さな車が欲しい」

「都心から地方へと引っ越したのをきっかけに、アウトドアにハマってしまい、今乗っているセダンは荷室が狭くて使い勝手が悪い」このように、ライフスタイルの変化で車選びの見方が大きく違ってきます。

車は生活に必要な便利な道具として、また旅行やレジャーといった趣味を楽しむ相棒として魅力的な存在です。こうした生活の変化こそが、車を買い替えるのにもっとも望ましい時期と言えますね。

買い替える狙い目

どうせ車を買い替えるのなら、少しでもお得な方法を考えたいところです。そこで、どのようにすればよい条件で新しい車を手に入れられるのか、車を買い替える狙い目について説明します。

決算期中に納車を

買い替えの狙い目でまず注目すべきなのが、決算の時期です。ディーラーや販売店にとって、決算は営業成績を示すための区切りの時期で、一台でも多く車を売りたいことから、通常よりも大きな値引きが期待できます。ポイントは、決算期中に納車を終えることで、その理由は、車が登録された時点で営業実績がつくためです。

より安く買うには、決算月よりも前にお店に行き、値引き交渉を進めるのがおすすめです。お店に行くのが遅く、注文しても納車が決算期中に間に合わない場合は、販売店側も思うような値引きに応じてくれません。お得に車を買い替えるなら、決算期中の納車が間に合うように早めに行動する。これが鉄則です。

決算月は通常、9月の半期決算と3月の年度末決算で、いずれもその前の月には足を運んでおくことです。特に、一年のうちでもっとも車が売れる3月決算は購入する人が殺到し、希望する色やグレードによって納車が間に合わないケースも考えられ、とにかく早めに動くことをおすすめします。

税金に関して

年間に収める自動車税や、車検の時に必要な自動車重量税も、買い替えを狙うポイントとして重要な要素です。なぜなら、車を下取りや買取に出して手放しても、すでに支払った税金は返ってこないからです。自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に納税が課せられ、3月中に買い替えることでムダがなくなります。

自動車重量税は、車検の前に車を買い変えれば、損をすることはありません。ですが、買取り専門業者では、こうした支払い済みの税金分を含めて査定を行うため、それほど気にしなくても良いでしょう。

売ると決めたら早めに

車の買い替えには、確かに狙い目の時期がありますが、もし売ることを決めたのなら、少しでも早めにするのがベストです。基本的に、車は日数が経つほどその価値が下がっていきます。お得に買い替えをしたいなら、一日も早く車を買取に出して、より高値で買取をしてもらいましょう。

また車を売る時は、高値がつくようにディーラーの下取りを含めて、複数の業者に査定をしてもらうことも、忘れずに実行してくださいね。

車の買い替えに必要な書類など


車を買い替えるには、新しい車を購入するのと、現在乗っている車を売却するための必要書類を用意しなければなりません。主に次のような書類が必要となります。

自動車検査証

車を売却するには、まず自動車検査証(車検証)が必要です。検査証は、その車が公道を走行可能な検査にパスしたという証明書で、車に積んでおくよう法律で義務付けられています。もし失くした場合は、車を売ることができないため、住んでいる地域の運輸支局で再発行してもらいましょう。

印鑑登録証明書

車を買い替えるには、【印鑑登録証明書】が必要です。ディーラーや販売店などに、新しく購入する車の登録や、売却する車の名義変更などの手続きを代行してもらうための、【委任状】を作成します。委任状には、役所に登録された実印を押す必要があり、それが本人のものであると証明する書類が印鑑証明です。印鑑証明は、発行後3カ月以内のものが有効となります。

自賠責保険証明書

車を売る時には、自賠責保険の名義を買取業者などに引き継がなければなりません。自賠責保険の証明書も車検証と同じで、車に積んでおくように義務づけられています。

自動車納税証明書

年間の自動車税をキチンと納めていることを示す、納税証明書も車を売却時に必要です。納税していない車は公道を走ることができないため、もし忘れていた場合は、買い替えの前に支払いを済ませておきましょう。

軽自動車納税証明書

現在乗っている車が軽自動車の場合は、軽自動車税を収めたことを記した、軽自動車税納税証明書が必要です。

リサイクル券

自動車リサイクル法により、新車を購入した時にはリサイクル料を納める決まりです。リサイクル券は、それを証明するための書類で、正しくは【リサイクル料の預託証明書】と言います。こちらも車検証と一緒に車に積んであります。

その他

他に必要な書類として挙げられるのは、住民票と戸籍謄本です。こちらは引っ越しや結婚などで、車検証に記載された住所や氏名が、印鑑証明と異なっている場合にのみ用意します。

車の買い替え時にローンが残っている場合


車を購入するのに現金ではなく、銀行や信販会社が提供するオートローンを利用している人も多いです。車の買い替えを決めた時に、ローンの返済がまだ残っていたら、どうすればよいのでしょうか?

所有者の確認

ローンで車を購入している人は、車検証をチェックして、車の所有者が自分名義になっているかを確認しましょう。銀行や信用金庫などが提供するマイカーローンは、無担保で資金を借り入れできるため、ローンで買っても車の所有者は本人になっています。

ですが、ディーラーや販売店が取り扱う信販会社のクレジットでは、購入した車を担保にしてローンを組みます。つまり、返済が終了するまで車の所有者は信販会社の名義になっており、勝手に売却することはできません。基本的には、ローンの残高をすべて返済してからになりますが、車の買取り金額をそのまま返済にあてることも可能です。

所有権解除について

車の所有権が信販会社にある場合は、ローンを完済した時点で必ず【所有権の解除】を行いましょう。そうしないと、車の所有者がずっと信販会社のままで、買い替えをしたくてもできなくなります。

所有権解除をするには、まず車検証に記載されている信販会社に電話をしてその旨を告げ、氏名と住所、車の登録番号やクレジットの契約番号などを伝えます。そうすれば、信販会社が必要な書類を教えてくれるので、用意して郵送すれば、後日所有権解除の書類が届いてとりあえずは終了です。

後は、その書類を車を売却する買取業者などに渡せば、運輸支局での所有権変更を代行してくれます。

車の買い替え時の保険に関する手続き


車を買い帰る時に大切なことがもう一つあり、それは任意保険の手続きです。任意保険は、契約した車両での事故が補償の対象となります。買い替え後に事故を起こした場合は、契約車両の入れ替えをしていないと補償が受けられません。

入れ替え手続き

車を買い替えたら、すぐ保険会社に連絡をして、契約車両の【入れ替え手続き】をしましょう。手続きは簡単で、保険会社に電話をして、入れ替えをしたい旨と納車予定日を伝え、新しい車の車検証のコピーを送ればOKです。任意保険の保険料は車種によって変わるため、差額分を清算します。

新しい車が納車された直後に事故を起こし、入れ替え手続きをしていなかった場合も、車検証が自分名義になった日から30日以内までなら、補償が受けられます。

自賠責保険の名義

自賠責保険については、車の使用者ではなく車そのものに掛けられているため、名義変更などは必要ありません。

等級の引き継ぎについて

任意保険の等級については、車を買い替えても、そのまま前の等級を引き継ぐことができます。

その他車の買い替え時に必要なこと


その他、買い替え時に必要なETCのセットアップ、車庫証明の申請について説明します。

ETCセットアップ手続き

今や車に搭載されるのが常識となった【ETC車載器】ですが、車の買い替え時には必ずセットアップの作業が必要です。セットアップは、前の車で使っていた車載器を乗せ換える(車が変わる)時も、新しく買った車にETCが装備されている場合にもしなければなりません。ですが、ETCカードはそのまま使えるため、販売店に任せておけば大丈夫です。

車庫証明の申請について

車を買い替える際には、新しい車のための車庫証明を申請します。ディーラーではほぼすべて代行してくれますが、中古車販売店の場合は自分で書類に記入して、住んでいる地域の警察署に行って手続きをする必要があります。もし、中古車販売店に代行してもらう場合は、約2万円の手数料を取られるため、自分でする方がお得です。

まとめ


車を買い替えるのにも時期があり、よい時期を選ぶことで、新しい車をお得に手に入れることができます。注目すべきは、ディーラーや販売店の決算月で、とにかく早めに行動を起こすことで、大きな値引きが期待できます。車は古くなるほど価値が下がり、またメンテナンスにお金が掛かるため、適切な時期での買い替えがおすすめです。