車の中でも最上級に贅沢で、最高のパフォーマンスが楽しめる最高級車。ただ、どのような車が最高級車にあたり、最高級車だからこそ得られる喜びはどんなものがあるのでしょうか。そこで、最高級車の魅力をまとめてみました。また、最高級車の買取事情についてもメーカー別に紹介します。
目次
最高級車とは
最高級車と呼ばれる車は、1000万円をこえるものが多く、3000万円や4000万円というクラスの車も存在します。その雄大な外観や贅沢な内装から世界中の富裕層から愛され、国の公用車に使われることもめずらしくない車です。また、最高級車には、最高級車にしか味わえない楽しみがいくつも秘められています。そこで、最高級車を選ぶメリットを紹介していきましょう。
最高級車を選ぶメリット
最高級車を選ぶメリットには、優れたエンジン性能が挙げられます。また、高級車をはるかに凌ぐほどの乗り心地も魅力の1つです。さらに、ボディ剛性も高く、安全性にも優れているのが最高級車として扱われています。そのほかには、最高級車のブランドイメージが楽しめるといった点もあるでしょう。ここからは、これらのメリットについて詳しく紹介します。
優れたエンジン性能
最高級車は、排気量の大きいモデルが多く、高いエンジン性能を誇ります。エンジンの性能がいい車は高回転でエンジンを回す必要がないため、余裕のある運転ができるのが特徴です。エンジン性能が高いと、アクセルを頻繁に踏む必要もなくなり、ゆとりをもって運転できるのも魅力でしょう。
格段に違う乗り心地
メルセデス・ベンツやBMWといった高級車には、高い乗り心地があるといわれています。しかし、それらとは格段に異なる上質な乗り心地が得られるのが最高級車です。なぜなら、最高級車は安定性と静寂性が極めて高いからです。安定性の決め手となるステアリングの性能も非常に高く、操作時の剛性や応答性にも優れているといえるでしょう。
またエンジン性能が高いことでエンジンを高回転させる必要がなく、エンジン音を抑えることができるのが特徴です。
優れたボディ剛性
最高級車は非常に剛性が高く、外からの圧力に対して強い強度を誇ります。そのため、万が一の事故の際にも高いボディ剛性によって、安全性が守られるのです。高い安全性を誇るため、要人に使用されることも多くみられます。
確固たるブランドイメージ
最高級車は<最高級車>というコンセプトのもとに売り出され、そのレベルを下げることがありません。最高級車としての根に恥じないよう、エンジンや外観のデザインから走行性、安全性に至るまで、最高級のものを提供しています。常に最高級であり続けることこそがブランドイメージを守ることにつながるため、細部にまで贅が尽くされているのが特徴です。
最高級車の特徴
最高級車と呼ばれる車には、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、最高級車に特徴について紹介します。
3ナンバー
日本において排気量の大きい車には3ナンバーが与えられ、最高級車にももちろん3ナンバーがつけられています。よって、3ナンバーは最高級車であるともいえ、所有する喜びを満たしてくれるポイントです。
購入費だけでなく維持費も高い
最高級車と呼ばれる車は、購入金額が3000万円をこえる車も存在します。車1台がこれほどの金額ですので、一般家庭には手が届かない存在でもあるでしょう。それだけでなく、最高級車は維持費も高くなる傾向にあります。なぜなら、維持費のひとつとなる自動車税は車の排気量によって税率が異なるからです。よって、排気量の大きい最高級車は当然自動車税が高くなります。
また、最高級車の内装などには贅沢な素材が使用されていることも多く、洗車費用なども高くなることも考えられるでしょう。そのほかにも、燃費が悪いことから、ガソリン代が非常に高いのが特徴です。
最高級車は任意保険もアップ
最高級車は自動車税だけでなく、任意保険も高くなります。なぜなら、最高級車は盗難の被害も多いからです。そういった理由から、あらかじめ任意保険の料率クラスが高く設定され、所有者の負担を増加させています。
最高級車のランク
輸入車にはランクがあり、最高級車のランクは特ランクに設定されています。特ランクは価格が高く最も大きな車のセグメントにつけられ、特、Ⅰ、Ⅱが高級車です。その後、Ⅲは準高級車、Ⅳ、Ⅴは普通車、Ⅵは最低ランクに設定されています。
車のランク別車種
最高級車と呼ばれる特ランクの車には、ロールス・ロイスやベントレーのすべてのモデルが選ばれています。ランボルギーニのアヴェンタドールやムルシエラゴ、フェラーリの599、611などの特ランクです。Ⅰのランクにはランボルギーニのガヤルドやウラカンがその名を連ね、マセラティのスパイダーやグランスポーツ、フェラーリのカリフォルニアや360なども含まれています。
最高級自動車メーカー
最高級車と呼ばれるのは、そのほとんどが輸入車です。マセラティやロールス・ロイス、ランボルギーニやベントレーが最高級車として知られ、マクラーレンもその名を連ねています。ここからは、これらの最高級車集の特徴と魅力についてそれぞれ紹介していきましょう。
マセラティとは
マセラティは、イタリアで誕生した自動車メーカーです。最高級車として位置づけられるマセラティは、1914年にアルフィエーリ・マセラティと彼の弟たちであるエットーレ、エルネストの三兄弟によって創業されました。エンブレムに三つ又の鉾を使用し、戦前はレーシングカーを作ることを目標にしてきた企業です。
そのため、走行性能の高い車が多く、走りに特化した車を製造しているのが特徴でしょう。その後、マセラティ株を取得した実業家アドルフ・オルシにより、現在のような乗用車の製造が始められます。
マセラティの魅力
マセラティの人気の秘密は、上品で官能的な流線型のスタイリングにあるでしょう。エレガントで高貴な姿はマセラティにしか生み出せない魅力の1つです。そんな外観の美しさに反し、驚くほどの馬力を持つマセラティは、荒々しいまでの動力性能を見せつけてきます。
現行で販売されている車種はいずれもFRであり、最低でも400馬力といったハイパワーを誇る車です。さらに、重量比は48:52とやや後ろ寄りに配分。スポーツ志向のサスペションなどを採用したことで本格的なスポーツが楽しめる車に仕上がっています。
セダンのような見た目ながらも、スーパーカーならではの走りが楽しめるのがマセラティの魅力です。中古車市場でも人気があり、高価買取が期待できます。
ロールス・ロイスとは
イギリスの最高級自動車メーカーとして知られるのがロールス・ロイスです。1906年にチャールズ・ロールスとフレデリック・ヘンリー・ロイスの2人によって設立され、設立当初は航空機用エンジンや乗用自動車の製造を行っていました。
1906年にロイスが作り上げたのは<40/50HP>というモデルです。当時の車にはめずらしく非常に静かでスムースな乗り心地が特徴であり、世界中の注目を集めました。その後、過酷な連続耐久テストをクリアし、そのクオリティの高さから、世界中の富裕層から愛される車となります。
日本では大正天皇の御料車にも採用され、注目を集めた1台です。40/50HPはシルヴァーゴーストという愛称で親しまれ、その後、後継者としてファントムが誕生しています。ロールス・ロイスは贅をつくした内装でも知られ、運転手を雇って運転させるショーファードリブンの代名詞ともなっている車です。
ロールス・ロイスの魅力
最高級車として位置づけられるロールス・ロイスは数多くのこだわりが詰め込まれた車です。ロールス・ロイスの最大のこだわりは何といっても静寂性にあるでしょう。ロールス・ロイスの静寂性には逸話があり、ボンネットの上に建てておいたコインがエンジンをかけても倒れなかったといわれています。
高排出量のエンジンを搭載しているにもかかわらず、エンジンの回転にすら気づかせないほどの静寂性は最高級車ならではといえるでしょう。さらに、>インテリアにもこだわり、ゴーストでは9頭分、ファントムでは11等分もの牛皮をシートに使用しています。
インテリアにも本物の木を使用した木製パネルを採用するなど、細部にまでこだわり、贅を尽くしているといえるでしょう。そのほかにも、ロールス・ロイスの車はイギリスの工場で1台1台作りで組み立てられています。職人の手によって作られたからこそ楽しめる高級感を持つ車がロールス・ロイスであり、買取でも人気です。
ランボルギーニの特徴
ランボルギーニはイタリアのスーパーカーメーカーです。スタイリッシュでありながらも荒々しいサウンドが楽しめるランボルギーニは、トラクターメーカーとして誕生しました。トラクター事業が成功したフェルッチオ・ランボルギーニは、かねてから憧れを抱いていたフェラーリを購入します。
しかし、彼の購入したフェラーリは何度も故障がに見舞われました。そこで、エンツォ・フェラーリに苦情を申し立てたところ門前払いされてしまうのです。それに腹を立てたフェルッチオ・ランボルギーニは、トラクターの製造技術を活かして自動車業界に参入したといわれています。
ランボルギーニの車には跳ね上がるドアが採用され、フェルッチオ・ランボルギーニが憧れてきたスーパーカーならではの姿が再現されています。
ランボルギーニの魅力
ランボルギーニの魅力は何といっても希少なことにあるでしょう。スーパーカーらしい価格帯で販売されていることから購入できる人が少なく、日本では数台しかないランボルギーニも存在します。ランボルギーニを永遠の憧れと考える人も多く、ランボルギーニに乗っているだけで、羨望の的となることも多いでしょう。
ランボルギーニが街中を走ると、そのサウンドで人々の注目を集める車でもあります。スタイリングも独特であり、スーパーカーとしての圧倒的な存在感が得られる車です。ただ、ランボルギーニの魅力は外観だけではなく、見事なまでのドライビングパフォーマンスも実現しています。車の美しさドライビング性能の両方を追い求める富裕層から愛され、高額査定が期待できる1台です。
ベントレーの特徴
ベントレーはウォルター・オーウェン・ベントレーによってイギリスで設立された高級自動車メーカーです。ウォルター・オーウェン・ベントレーの哲学は、【よい車、早い車、クラス最高の車を作る】であり、その哲学は現在でも息づき、すべてのベントレー車に生かされています。
また、伝統的なスタイルを保ち、エレガントで美しいベントレーですが、耐久性が高いのも特徴でしょう。車の耐久性を証明するためにル・マン24時間耐久レースに挑み、5回もの優勝を誇るスポーツカーブランドでもあります。フラッグシップとなるミュルザンヌをはじめ、4ドアセダンのフライングスパー、さらにSUVのベンテイガなど、豊富なラインアップを揃えている自動車メーカーです。
ベントレーの魅力
ベントレーの魅力には、重厚感があるでしょう。ベントレーの車には大小2つの丸目ヘッドライトが設置され、ベントレーの象徴ともいえるマトリックスグリルによって、重厚感に磨きをかけています。さらに、すべてのモデルで2トンを超える車両重量を持つこともベントレー特徴でしょう。車両の重量がどっしりとした印象を際立たせ、高級感を生み出しているのです。
また、ラグジュアリーな内装もベントレーの魅力です。上質なハンドメイド仕上げのレザーは熟練した職人によって1台1台手作りで加工され、まるで高級ホテルにいるかのような感覚が楽しめます。それでいてスポーツカー並みのパフォーマンスを実現するのもベントレーの魅力でしょう。
ベントレーのSUV車となるベンテイガは、0-100kphの加速がわずか4.1秒と速く、驚くほどの走行性能を見せつけます。買取でも変わらぬ人気を誇り、車の高価買取が可能です。
マクラーレンの特徴
マクラーレンは、イギリスの高級自動車メーカーの1つです。マクラーレンはF1のレーシング・チームとして活躍していたため、マクラーレンという名前からF1レースを思い浮かべる人も多いでしょう。ただ、自動車メーカーとしのマクラーレンは、1990年に設立されたマクラーレン・カーズが母体です。
2009年にはマクラーレン・オートモーティブが設立され、超高性能市販車の製造や販売が行われるようになりました。マクラーレンのシンボルカラーとなるのはオレンジであり、ランボルギーニやフェラーリと並ぶ>高級スーパーカーメーカーとして知られています。
マクラーレンの魅力
マクラーレンの魅力の1つ目には、エレガントなデザインが挙げられるでしょう。マクラーレンのスタイリングには、ほかのスーパーカーには感じられないエキゾチックさがあると高く評価されています。また、車のパフォーマンスも高く、どのモデルであっても速く、快適な乗り心地を追求して作られているのも特徴です。
ただ、速さだけを求めた車は、ドライバーの快適さを損なうことがめずらしくありません。そこに着目したマクラーレンは、ハイパフォーマンスとドライバーの快適さを両方兼ね備えた車を作り続けています。
さらに、マクラーレンは日本では知名度が低く、登録台数が少ないのも魅力でしょう。希少性が高いことから自分だけのスーパーカーを手に入れたいというユーザーの高い支持を獲得し、中古車市場でも人気があります。
最高級車の買取事情
最高級車は扱っている買取店が少なく、買取事例がない買取店に査定を依頼すると安い査定価格が提示されることがあります。買取店によって価格に差がつきやすいため、最高級車の買取店選びは非常に重要だといえるでしょう。なぜなら、買取では、自社の販売店やオークションでの転売を目的としているとい理由で、売れる車に価格がつきやすくなるからです。
スーパーカーなどは特殊な車両であることから一般的な中古車業者では売るのが難しいと考えられるでしょう。高額な価格で買取った車を在庫として長い間眠らせてしまうと、買取業者のリスクは高くなります。そのため、最高級車を得意としている買取業者を選ぶ必要があるのです。
最高級車は海外での需要が高いため、海外への販売ルートを持っているお店に車 査定を依頼すると、高額査定も期待できるでしょう。また、スーパーカーばかりを販売している買取店は車の価値通りの価格がつきやすくなります。
まとめ
最高級車には一般的な車には得られない高級感やこだわりが詰め込まれています。また、車としての走行性能が高く、驚くようなパフォーマンスが楽しめるのも特徴です。ただ、もともとが高い車ですので、最高級車を専門に扱っている買取業者を選ばないことには高額査定が期待できないこともあるでしょう。
車の売却では買取店選ぶが非常に重要です。最高級車を専門的に取り扱う買取店を選び、損をしない車 買取を行ってください。