飛び石で割れたフロントガラスを修理・補修する方法は?料金についても解説

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走行中に見舞われるフロントガラスへの飛び石。事前に察知できるものではないため、避けることは困難です。小さなキズ程度であれば視界を遮られることもないため、そのまま走行することも可能ですが突然のことでビックリするでしょう。

ひどい場合には大きなヒビが入ったり割れたりして、ケガをする恐れもあり大変危険です。当然そのままでは走行できませんので修理必要になります。

本記事では、飛び石によって割れたフロントガラスの修理や補修をする方法や料金、また飛び石からフロントガラスを守る方法などについて紹介します。

フロントガラスに飛び石があたる原因は?

フロントガラスに飛び石があたる原因はおもに走行中に発生します。飛び石は、前方の車が道路上のある小石をタイヤで跳ね上げたり、タイヤの溝に挟まっていた小石が外れたりすることで起こり、後続車の車体やフロントガラスに当たってしまうことがあるのです。

飛び石はどこの道路でも発生する可能性がありますが、走行している場所や状況によって被害の程度は異なります。速度域の高い高速道路では、跳ね上げられる小石の勢いも強くなるため、飛び石があたった後続車の被害は大きくなる傾向にあります。

またトラックやバスなどの大きな車体の車は、タイヤの溝や直径が大きく重量がある分、大きめの石を勢いよく後ろに飛ばす可能性が高いため、飛び石による被害の危険度は上がります。

飛び石がボディなどにあたった場合は、エクボのような小さな凹みや塗装剥がれなどの被害にとどまることがほとんどですが、フロントガラスに飛び石があたった場合は、小さなキズやヒビので済むこともありますが、ひどい時にはクモの巣状に割れて前が見えなくなり大変危険です。

飛び石からフロントガラスを守るには?

飛び石でフロントガラスが割れることはまれですが、完全に防ぐことも不可能です。しかし、運転のしかたで被害に遭う確率を下げたり、事前に対処することで被害を最小限に食い止めたりすることはできます。ここでは具体的な方法を紹介します。

車間距離を十分に取る

前方との車間距離が短いと、飛び石がフロントガラスにあたる可能性が高まります。前方の車との車間距離を十分に取ることは、衝突事故などを未然に防ぐためにも大切なことなので、すでに実践されているドライバーも多いでしょう。飛び石からフロントガラスを守るためにも有効な手段になります。

とくに速度域の高い高速道路では、飛び石が高い速度で遠くまで飛びます。また、山道や海沿いの道路、そして舗装されていない道は砂利が多く飛び石が発生しやすいので、このようなところを走行するときは車間距離を十分に取る意識をしましょう。

トラックやバスの後ろを避けて走行する

先述したように、溝や直径が大きいタイヤを装着しているトラックやバスなどの大型車両は、大きめの石を勢いよく後ろに飛ばす可能性が高いため、後ろを走行しないようにすることで、飛び石からフロントガラスを守るようにしましょう。

また、対向車線にトラックやバスなどがたくさん走行している場合も注意が必要です。トラックやバスが踏んだ石が横に飛び、反対車線に飛んでくる可能性もあります。このような道路では、中央線から距離を取って走行するようにしましょう。

保護フィルムを貼る

車間距離を十分に取り、トラックやバスの後ろを避けて走行しても、飛び石がフロントガラスにあたるかも知れません。飛び石の被害を最小限に抑える対策として、フロントガラスに保護フィルムを貼っておくとよいでしょう。

フロントガラスの保護フィルムは、ネット通販でも販売されているので自分で貼ることも可能ですが、自信がない人は専門のショップに依頼した方が安心です。

走行中に飛び石でフロントガラスが割れた時の対応

突然、走行中に飛び石でフロントガラスが割れると視界を遮られ大変危険です。事前に対応方法を理解しておき、被害に遭っても焦らず対応できるようにしておきましょう。

すぐに安全な場所に停車する

速やかにハザードランプを点滅させて、すぐに安全な場所に車を停車させます。高速道路ならサービスエリアやパーキングエリアへ入るのが安全ですが、自走が難しい場合は非常駐車帯や路側帯に停車させ、停止表示板を置いて安全を確保しましょう。

小さなキズやヒビ程度で視界が確保できる被害であっても、そのまま走行すると振動などで割れるなど被害が大きくなる可能性もありますので、必ず車を停車させてチェックするようにしてください。

破損状況の確認

車を安全な場所に停車できたら、フロントガラスの破損状況を確認します。少しのキズやヒビの場合は、そのまま自走しても問題はありませんが、気になる場合は速やかに修理もしくは交換するのが無難です。また、フロントガラスだけでなく、ボディやタイヤなどにもダメージがないか確認しましょう。

自走不能の場合はロードサービスに連絡

フロントガラスが蜘蛛の巣状に割れて、視界が確保できな状況であれば自走は困難となり危険です。また、キズやヒビがフロントガラスの端に近かったり、キズやヒビが2cm以上ある大きな損傷をしていたりする場合も、そのまま走行を続ければ割れる恐れがありますので、速やかにロードサービスに連絡しましょう。

ロードサービスは自動車保険に付帯されていることが多いので、事前に確認しておきましょう。もし、自動車保険に付帯されていなければJAFなどの会員になり、いつでもレッカー車を手配できるようにしておくことをおすすめします。

飛び石で割れたフロントガラスを修理してくれるところは?

飛び石で割れたりキズやヒビが入ったりしたフロントガラスは、どこに修理や交換の依頼をすればよいのでしょうか。具体的なところの特徴と費用の目安を紹介します。

ディーラー

車を購入したディーラーの場合、販売した車のことを熟知しているので安心して修理を任せることができます。交換する場合は使用されるフロントガラスも純正品なので、購入した時と同じ状態に戻ります。しかし、フロントガラスの修理自体はディーラーでは行われません。

ディーラーは、フロントガラスを修理・交換できる修理工場や専門店に依頼します。そのため、中間マージンが入ることで費用が割高となります。また、フロントガラスも純正品を使用するため、安い社外品を使用して修理するよりも高くなります。

ただし、ディーラーが用意している保険に入っているなら、無償もしくは安くで対応してもらえるので、その場合はディーラーに依頼すべきです。また、最近の車はフロントガラスにカメラやレーダーなどが装着されているので、割高でもディーラーにしか依頼できない場合もあります。

修理費用は500円硬貨大までの大きさで約1万円~とリーズナブルなディーラーもありますが、交換費用は純正品のフロントガラスを使用するため工賃込みで約10万円以上~となります。

整備工場

整備工場でもフロントガラスの修理・交換に対応してくれるところはあります。普段から親しくしている整備工場があれば、先に確認することをおすすめします。また、整備工場によっては純正品より価格が安い社外品のフロントガラスで対応してくれるので、費用も安く抑えることが可能です。

ただし、車種によっては対応してもらえない場合があります。また、親しくしている整備工場が無い場合は自分で探す手間もかかります。

修理費用は500円硬貨大までの大きさで約15,000円ほどですが、交換は社外品の安いフロントガラスが使用できれば工賃込みで約5万円からでも可能です。

ガラス専門業者

ガラス専門業者はフロントガラスをはじめ、車のあらゆるガラスを修理・交換している業者なので、安心して任せることができます。費用もディーラーより安く済むことが多いです。また業者によっては、自宅まで出張し交換対応してくれるところもあります。

修理費用は500円硬貨大までの大きさで約15,000円ほどですが、交換は安い海外製の社外品フロントガラスにすれば工賃込みで、軽自動車で約3万円~、大型車でも約4万円~とかなり安く済みます。ただし、出張交換の場合は、出張費用がプラスされるので注意が必要です。

カー用品専門店

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも、フロントガラスの修理・交換に対応してくれます。しかし、修理・交換費用については各店舗で違うので、対応してもらう店舗へ事前の確認が必要です。

オートバックスは自社のフロントガラスを用意しており、価格は純正品よりも約3万円ほど安くなっていますので、ディーラーで交換するよりも安くなるでしょう。

飛び石で割れたフロントガラスを自分で修理・交換できるか?

飛び石でキズやヒビが入ったフロントガラスの修理や、割れたフロントガラスの交換をどこかに依頼するのは費用が高いため、自分で修理・交換して安く上げたいと思う人もいるでしょう。

小さなキズやヒビ程度であれば、市販されているリペア商品で修理することは可能です。リペア商品はだいたい2,000円~1万円程度で購入可能なので、どこかに依頼するよりも安く済みます。

修理できないようなキズ・ヒビや割れた場合は、フロントガラスを交換しなければなりません。フロントガラスは大きなもので、持ち上げる工具などがなければ交換は難しいので、車に詳しくない人や自身が無い人は無理をせず、どこかに依頼する方が無難でしょう。

飛び石によるフロントガラスの修理に車両保険は使える?

フロントガラスの修理・交換の費用を車両保険で対応できるかですが、自身が加入している自動車保険の車両保険の補償内容を確認する必要があります。また、使用できたとしても注意すべき点があります。

だいたいの自動車保険では車両保険が使える

保険会社によって呼び方が異なりますが、だいたい2種類の車両保険が用意されています。ひとつは補償内容が限定されるが保険料が安いタイプ、もうひとつは補償内容が広く安心できるが保険料が高いタイプです。

大手の自動車保険会社を確認すると、だいたいの保険会社の車両保険では、どちらのタイプでも飛び石による損害は補償対象となっているため、車両保険でフロントガラスの修理・交換費用は補償されます。しかし、保険会社により異なる場合がありますので、必ず自身の自動車保険を確認してください。

修理費用と免責金額を確認すること

車両保険によっては、免責金額という自己負担額が設定されています。また、この金額はすでに決まっていたり、自分で設定できたりします。例えば免責金額が5万円の場合、修理代が20万円なら、そのうちの5万円を自己負担しなければなりません。

フロントガラスの修理・交換費用が免責金額を下回っている場合、車両保険を使うと損をします。修理・交換費用が同額の場合も手続きをするだけ面倒です。また、修理・交換費用が免責金額を上回ったとしても大きな差がない場合、使わない方がいいこともあります。

飛び石によるフロントガラスの破損に車両保険を使うかどうかの判断は、自身の車両保険の免責金額をよく確認して決めるようにしましょう。

車両保険を使うと等級が下がる

車両保険を使えばフロントガラスの修理代が保証されますが、大手の自動車保険会社を確認すると、だいたいの保険会社では1等級ダウンの対象となっています。自動車保険は等級が下がれば保険料が上がる仕組みになっています。

そのため、フロントガラスの修理・交換で車両保険を使う場合は、免責金額だけでなく翌年から保険料が上がる金額も加味して決める必要があります。保険会社によっては、免責金額とその後3年間の保険料の差額を教えてくれるので、車両保険を使う前に保険会社に確認してみましょう。

フロントガラスに飛び石のキズやヒビがあっても車検は通せる?

割れたフロントガラスでは、安全な視界が確保できないため車検に通らないことはわかりますが、キズやヒビ程度なら車検に通るのでしょうか。

車検に通るための基準

フロントガラスには車検に通るための基準が以下のようにあります。

  • ヒビや傷があってもドライバーの視界がしっかり確保できること
  • 簡単に貫通できない強度を維持していること
  • 透明であること
  • 視界を遮る歪みがないこと

運転席の正面付近に目立つキズやヒビがある場合は、安全な視界が十分に確保できないと判断され車検は通らないでしょう。また、フロントガラスのキズやヒビが1cmを超えている場合は、強度面においても車検は通りません。

このような状態のフロントガラスの場合は、車検前に修理・交換を行うことが必要です。

まとめ

飛び石によるフロントガラスの破損は避けたいですが、確実に避ける方法はありません。しかし、ドライバーの注意と意識で飛び石の被害を受ける確率を下げることは可能です。

また、飛び石によってフロントガラスが割れてしまった場合はすぐに交換しなければなりません。また、キズやヒビの場合でも、場合によっては放置すると危険な場合がありますので、修理もしくは交換するようにしましょう。

小さなキズやヒビ程度であれば、リペア商品で安く自分で修理することも可能ですが、自信がない人はプロに依頼するのが賢明です。費用を抑えたいのであれば、ガラス専門業者など安く対応してくれるところに依頼し、車両保険の使用も検討しましょう。

よくある質問

フロントガラスの飛び石について、よくある質問をまとめました。

フロントガラスの飛び石はどこまで大丈夫?

キズやヒビの場合、大きさが1cm以内であれば車検に通ることがあります。ただし、キズやヒビの場所が運転席にある場合は、安全な視界が十分に確保できないという理由で車検に通らない可能性があります。

キズやヒビの修理は、大きさが直径が1.5cm以内であり、ガラス上部と左右の外側から4cm以上、ガラス下部から8cm以上離れた内側の場所であれば可能です。

よって、飛び石によるキズやヒビの大きさが1cm以下で、ドライバーの視界を妨げない程度であれば大丈夫といえるでしょう。

フロントガラスへの飛び石の直し方は?

小さなキズやヒビであれば、市販のリペア商品で修理することも可能です。自分で修理する自信がない人は、ディーラーやガラス専門業者に依頼すれば、すぐに修理してくれます。

割れてしまった場合でも、自分自身で行えなくもないですが、場所や工具など環境が整っていないと難しいでしょう。割れた場合は、速やかにディーラーやガラス専門業者に依頼することをおすすめします。

飛び石によるフロントガラスの修理・交換に車両保険は使える?

大手自動車保険の車両保険では、飛び石によるフロントガラスの修理費用は補償されています。しかし、保険会社によって異なりますので、必ず自身の車両保険内容を確認してください。

また、免責金額が設定されている場合、その金額を自己負担する必要があり、車両保険を使うと1等級ダウンし翌年の保険料がアップするので、車両保険を使っても損がないか必ず確認しましょう。

飛び石によるフロントガラスの修理・交換を安くするには?

小さなヒビやキズであれば、だいたい2,000円~1万円程度で購入できる市販のリペア商品を使って修理することで安くできます。

業者に依頼する場合は、純正品のフロントガラスを使用するディーラーよりも、安い社外品を使用するガラス専門業者に依頼すれば安くすることが可能です。