ヴォクシーは、ライトエース・ノアの後継車として同じトヨタのミニバン・ノアと同時に2001年から販売されている8人乗りのミニバンです。兄弟車のノアがファミリー向けに対して、ヴォクシーは男性的でどちらかと言うと若者向けと言った感じの印象があります。
今回は、トヨタのミニバンの筆頭格・ヴォクシーの最新買取相場情報を紹介します!
目次
ヴォクシーの特徴
トヨタ・ヴォクシーは、2017年7月にマイナーチェンジが行われて、現在販売されているモデルが初代から数えて3代目になります。
トヨタは、ミドルクラスのミニバンの販売力が強く、トヨタミニバン3兄弟「エクスクァイア」「ノア」「ヴォクシー」で、2018年度ミニバン販売台数No.1にトヨタは輝いています。トヨタミニバン3兄弟の中で、1番販売台数を稼いで人気があるのがヴォクシーで、ファミリー層の多いミニバンでは珍しく若い男性からも高い支持を受けています。
ヴォクシーは一見大きなボディに見えるのですが実は5ナンバーサイズで、ホンダ・ステップワゴンや日産セレナなどと良く比較をされます。
全体的にエクステリアが男性的で精悍な顔つきのフロントマスクで、重厚感とスポーティ感の両方を兼ね備えたデザインが印象的です。「ZS」には専用エアロパーツが装着されているので、より高級感が増すと同時により迫力のある外観になっています。
基本的なサイズは5ナンバーサイズですが、ZSはエアロパーツを装着するため5ナンバーサイズに収まらず、3ナンバーサイズになっています。ヴォクシーのエンジンは、「2,000cc 直列4気筒DOHCエンジン」のガソリン車と、「1,800cc 直列4気筒DOHCエンジン+電気モーター」のハイブリッド車の2種類のタイプが用意されています。
室内空間も5ナンバーサイズとは思えないほど広く、2列目シートを大きくスライドすることで、高級セダン車以上の広々とした足元空間。また、3列目シートも畳めるため、荷室を一段と広く使うこともできます。少人数から8人の大人数まで、ドライブやアウトドアもヴォクシーが1台あれば、何役もこなすことができます。
サイズスペック
- 全長 :4,695mm~4,710mm
- 全幅 :1,695mm~1,735mm
- 全高 :1,825mm~1,870mm
- ホイールベース:2,850mm
- 室内長さ :2,930mm
- 室内幅 :1,540mm
- 室内高さ :1,400mm
- 車両重量 :1,570kg~1,730kg
ヴォクシーは5ナンバーサイズのミニバンですが、全高・1,825mm~1,870mmと背の高いボディですが、低床設計で作られているため子供や女性でも楽に乗降することができます。ヴォクシーの室内の特徴は2列目シートで、最大810mmスライドできるので身長・180cmを超える人でもラクラク足を伸ばして座ることができます。
高級セダン車では味わうことのできない、快適なドライブがヴォクシーでは味わうことができます。ヴォクシーの3列目シートは、他のライバル車の3列目シートよりも座面が高く設計されているので、大人でも膝をたたむことなく座ることができます。また、3列目シートからの乗降も、2列目シートをチップアップするだけで簡単に乗降することが可能です。
エンジンスペック・燃費
●2,000cc 直列4気筒DOHCガソリンエンジン
- グレード :ガソリン車全グレード
- 最高出力 :152ps
- 最大トルク :19.7kgm
- 変速機 :Super CVT
- 駆動方式 :2WD/4WD
- 燃費 :14.8km/L~16.0km/L(JC08モード)
●1,800cc 直列4気筒DOHCガソリンエンジン+電気モーター
- グレード :ハイブリッド車全タイプ
- 最高出力 :99ps
- 最大トルク :14.5kgm
- モーター最高出力 :82ps
- モーター最大トルク:21.1kgm
- 変速機 :CVT
- 駆動方式 :2WD
- 燃費 :23.8km/L(JC08モード)
ヴォクシーの「2,000cc 直列4気筒DOHCガソリンエンジン」は、ハリアーにも搭載されているエンジンと同じで、低回転でのトルクを強くしているため、信号待ちで停止している状態からの加速は先代モデルよりもスムーズに加速することができます。
ただ、燃費を重視したエンジンなので、全体的には物足りなさを感じてしまうかもしれません。ヴォクシーのハイブリッドシステムは「THSⅡ」で、トヨタの殆どのハイブリッド車に搭載されているシステムです。
THSⅡは、電気モーターとガソリンエンジンの両方を利用して駆動させるため低速時には電気モーターが主導して動き、高速走行ではガソリンエンジンが主役となって動きます。THSⅡの働きによって、電気モーターとガソリンエンジンが絶妙に配分化されているため、ミニバンではトップクラスの23.8km/Lと言う低燃費を実現しています。
グレードとボディカラー
●ヴォクシーのグレード
ヴォクシーには、「ガソリン車」「ハイブリッド車」の2タイプのエンジンを選択することができますが、それぞれに標準ボディの「X」「V」と、エアロボディの「ZS」のグレードが用意されています。
まずは、ガソリン車かハイブリッド車を選び、その次に標準ボディかエアロボディを選択して、最後に標準ボディを選択した場合は「X」「V」のどちらのグレードにするのか?エアロボディを選択した場合は「ZS」「ZS 煌」のどちらのグレードにするのか?と言う手順で、希望のヴォクシーを選ぶことになります。
- X 2WD/4WD
- V 2WD/4WD
- ZS 2WD/4WD
- ZS 煌Ⅱ 2WD/4WD
- HYBRID X 2WD
- HYBRID V 2WD
- HYBRID ZS 2WD
- HYBRID ZS 煌Ⅱ 2WD
●ヴォクシーの人気グレード
- ZS 煌Ⅱ 2WD
- V 2WD
- HYBRID V 2WD
ヴォクシーの販売比率としては、「ガソリン車 約60%」で「ハイブリッド車 約40%」となっています。ヴォクシーで1番人気のあるグレードは、ガソリン車の「ZS 煌Ⅱ 2WD」で、2番目もガソリン車で「V 2WD」でガソリン車が上位を独占する形になっています。
1番価格の安い「X」は、装備が充実していないため、ガソリン車とハイブリッド車の両方で全く人気がありません。
ハイブリッド車よりもガソリン車に人気が集まる理由として最も大きいのは、ハイブリッド車には8人乗りの設定がないことも考えられます。5ナンバーサイズのヴォクシーで、8人乗りの設定がないことは致命的で、価格が安く同じ装備があるなら8人乗りのガソリン車に人気が集まるのも分かります。
●ヴォクシーのボディカラー
ヴォクシーには、全部で7色のボディカラーが用意されています。スポーティで高級感のあるデザインが特徴のヴォクシーには、明るめのボディカラーよりもシックな落ち着いたボディカラーが似合います。高価買取を狙う時にも重要なポイントとなるボディカラーを紹介するとともに、人気のボディカラーをご紹介します。
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- ブラック
- ブラキッシュアゲハガラスフレーク
- イナズマスパーキングブラックガラスフレーク
- ボルドーマイカメタリック
- シルバーメタリック
- アバンギャルドブロンズメタリック
●ヴォクシーの人気ボディカラー
- ブラック
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- ブラキッシュアゲハガラスフレーク
やはりヴォクシーで人気のボディカラーも、一般的に人気のある「ブラック」「ホワイトパールクリスタルシャイン」になっています。普通ならブラックよりもホワイトパールに人気が集まるのですが、男性的な精悍なエクステリアデザインのヴォクシーでは、シックなブラックが人気を集めています。
ただ、ブラックは遠目に見るとエクステリアが引き締まって良いのですが、洗車やボディ管理が不得手な人には向いていません。
セダン系よりも洗車をするだけでも大変なミニバンですが、マメに洗車を行うことはブラックを選択した場合には避けることができません。ブラックもホワイトパールもリセールバリューの高い人気ボディカラーですから、好みで選択をしても問題ありません。
手入れがどうも苦手と言う人には、ホワイトパールクリスタルシャインがオススメです。ブラックに比べて小傷は目立ちませんし、手入れもブラックほどではありません。ホワイトパールの良いところは、精悍ではありませんが美しいパールの輝きが特徴で、上品で高級感のある車に仕上がります。
ブラキッシュアゲハガラスフレークは、上位2色とは大きく離れた3番手ですが、ヴォクシー専用カラーとして採用されたボディカラーです。
アゲハ蝶のように、色々な顔を持ったカラーで、塗装面に塗り込められたガラス片が光を受けることによって色々な輝きを放ちます。見る角度や天候によってボディカラーが変化するので、存在感を求める人にはオススメのボディカラーです。
ヴォクシーの最新中古車相場
ヴォクシーを新車で購入してから初めての継続検査となる平成28年式のヴォクシーを各グレード別に最新の中古車相場を調べてみました。尚、平成28年式は新車購入から3年が経過する車のため、1年間で走る走行距離を10,000kmと想定して、30,000kmまでの車を対象に検索しました。
- 2016年 X 2WD :¥1,555,556-~¥2,018,519-
- 2016年 X 4WD :¥1,850,000-
- 2016年 V 2WD :¥1,935,185-~¥2,220,370-
- 2016年 V 4WD :¥2,498,148-
- 2016年 ZS 2WD :¥1,758,333-~¥2,583,333-
- 2016年 ZS 4WD :¥2,527,778-
- 2016年 ZS 煌Ⅱ 2WD :¥1,970,370-~¥2,683,333-
- 2016年 ZS 煌Ⅱ 4WD :¥2,388,889-~¥2,684,259-
- 2016年 HYBRID X :¥1,990,741-~¥2,555,556-
- 2016年 HYBRID V :¥1,850,926-~¥2,574,074-
- 2016年 HYBRID ZS :¥2,174,074-~¥2,851,852-
- 2016年 HYBRID ZS 煌Ⅱ:¥2,211,111-~¥2,564,815-
※上記の価格には消費税は含まれておりません。
ヴォクシーの中古車は殆どが2WDで、4WDはほとんど存在していません。そのため、4WDのデーターが少ないのであまり参考にはなりません。裏を返せば、4WDは希少性が高いため、4WDを求めているユーザーにとっては選択肢が少ないので、中古車市場では比較的高い価格で販売されています。
2WDの中でも【ZS 煌Ⅱ 2WD】の流通量が最も多く、逆に【X 2WD/4WD】は流通量が極端に少なくなっています。新車ではハイブリッド車の価格が高いのですが、中古車市場ではハイブリッド車の人気があまり高くないため、装備が充実している上級グレードのガソリン車とハイブリッド車との価格にはほとんど差がありません。
ヴォクシーの最新買取相場
新車を購入してから初めての継続検査を受ける時期の【3年落ち】、2回目の継続検査を受ける時期の【5年落ち】、買取としては最後とも言える【10年落ち】での、ヴォクシー最新買取相場を人気グレードを中心に調べてみましたので紹介します。
3年落ち買取相場
●2016年 V 2WD
- 型式 :DBA-ZRR80G
- 当時新車価格 :¥2,495,370-
- 最新買取相場 :¥1,520,000-~¥2,042,500-
- リセールバリュー:60.9%~81.9%
●2016年 ZS 煌Ⅱ 2WD
- 型式 :DBA-ZRR80W
- 当時新車価格 :¥2,592,593-
- 最新買取相場 :¥1,615,000-~¥2,289,500-
- リセールバリュー:62.3%~88.3%
●2016年 HYBRID ZS
- 型式 :DAA-ZWR80W
- 当時新車価格 :¥2,989,815-
- 最新買取相場 :¥1,909,500-~¥2,441,500-
- リセールバリュー:63.9%~81.7%
●2016年 HYBRID ZS 煌Ⅱ
- 型式 :DAA-ZWR80W
- 当時新車価格 :¥3,075,000-
- 最新買取相場 :¥2,023,500-~¥2,650,500-
- リセールバリュー:65.8%~86.2%
※上記の価格には消費税は含まれておりません。
※オークション相場情報の価格が、一般的な相場よりも5%ほど高く設定されているため、5%ほど価格を下げて最新買取相場を記載しています。
※車両の状態は、業者オークション査定で標準評価点でもある4点以上を対象にしています。
5年落ち買取相場
●2014年 ZS 2WD
- 型式 :DBA-ZRR80W
- 当時新車価格 :¥2,447,222-
- 最新買取相場 :¥1,320,500-~¥2,042,500-
- リセールバリュー:54.0%~83.5%
●2014年 ZS 煌 2WD
- 型式 :DBA-ZRR80W
- 当時新車価格 :¥2,523,148-
- 最新買取相場 :¥1,567,500-~¥2,251,500-
- リセールバリュー:62.1%~89.2%
●2014年 HYBRID X
- 型式 :DAA-ZWR80G
- 当時新車価格 :¥2,713,889-
- 最新買取相場 :¥1,244,500-~¥2,109,000-
- リセールバリュー:45.9%~77.7%
●2014年 HYBRID V
- 型式 :DAA-ZWR80G
- 当時新車価格 :¥2,828,704-
- 最新買取相場 :¥1,216,000-~¥2,128,000-
- リセールバリュー:43.0%~75.2%
※上記の価格には消費税は含まれておりません。
※オークション相場情報の価格が、一般的な相場よりも5%ほど高く設定されているため、5%ほど価格を下げて最新買取相場を記載しています。
※車両の状態は、業者オークション査定で標準評価点でもある4点以上を対象にしています。
10年落ち買取相場
●2009年 Z 2WD
- 型式 :DBA-ZRR70W
- 当時新車価格 :¥2,158,333-
- 最新買取相場 :¥399,000-~¥484,500-
- リセールバリュー:18.5%~22.5%
●2009年 ZS 2WD
- 型式 :DBA-ZRR70W
- 当時新車価格 :¥2,275,000-
- 最新買取相場 :¥275,500-~¥731,500-
- リセールバリュー:12.1%~32.2%
●2009年 ZS 煌 2WD
- 型式 :DBA-ZRR70W
- 当時新車価格 :¥2,410,185-
- 最新買取相場 :¥275,500-~¥836,000-
- リセールバリュー:11.4%~34.7%
●2009年 ZS 煌 4WD
- 型式 :DBA-ZRR75W
- 当時新車価格 :¥2,610,185-
- 最新買取相場 :¥874,000-~¥1,187,500-
- リセールバリュー:33.5%~45.5%
※上記の価格には消費税は含まれておりません。
※オークション相場情報の価格が、一般的な相場よりも5%ほど高く設定されているため、5%ほど価格を下げて最新買取相場を記載しています。
※車両の状態は、業者オークション査定で標準評価点でもある4点以上を対象にしています。
ヴォクシーの買取相場の分析
新車から3年落ちのヴォクシーは、ガソリン車とハイブリッド車ともにエアロボディの「ZS」や、ZSをベースで両側パワースライドドアやメッキパーツが豊富に装着された特別仕様車・ZS煌Ⅱの買取相場が高くなっています。標準ボディでは、装備が充実している「X」の買取相場が高いのですが、「ZS系」と比べると少しランクが下がる印象があります。
ガソリン車とハイブリッド車では、買取相場としては新車価格の高いハイブリッド車に軍配があがりますが、8人乗りの設定があるガソリン車の方がリセールバリューは高いのが特徴です。
ヴォクシーに限らずトヨタ車全般に言えることですが、ハイブリッドよりもガソリン車の方が、リセールバリューが高い車種が多く、お買い得感を求めるならガソリン車を選択するようにして下さい。
買取相場が高く、リセールバリューが安定しているのは「ZS」「ZS 煌Ⅱ」です。新車から5年落ちのヴォクシーも、3年落ちと同じでハイブリッド車よりもガソリン車の人気が高くなっています。
標準ボディよりも、エアロボディの「ZS」の買取相場が高く、特に「ZS 煌」が買取相場とリセールバリューともに高くなっています。
3年落ちと比べても5年落ちではガソリン車とハイブリッド車の人気が顕著の現れ、ハイブリッド車のリセールバリューが急激に下がっていることが良く分かります。買取価格として5年落ちが1つの目安にもなりますが、ガソリン車でZS系であればまず大きく損をすることはありません。
新車から10年落ちとなる2009年式のヴォクシーは、人気の「ZS系」でも当時の新車価格の約20%くらいで、買取ができれば良いと言う数字です。
最近のヴォクシーとは装備面や機能面で大きく落ちるため、10年落ち以上のヴォクシーでは過度な期待は禁物です。中古車市場でも10年落ちのヴォクシーの需要は少なく、よっぽど綺麗な状態を保っていないと高価買取の望みはできません。
ヴォクシーを高く売る方法
ヴォクシーを高く売る方法には、「買取相場を知ること」「売却する時期」「日常メンテナンス」「車買取専門業者の見極め」などがあります。
買取相場を知ること
ヴォクシーに限ったことではありませんが、自分の車がどれくらいで売却することができるのか?買取相場が分からなければ、買取業者に言われるがままに買取商談が進んでしまいます。
特に型の古くなってしまったヴォクシーでは、どれくらいの価値があるのか分からなくなってしまいます。ヴォクシーを買取に出す場合には、参考程度の知識で構いませんので、買取相場価格を事前に調べておく必要があります。
売却する時期
ヴォクシーは、年式が古くなると買取相場も大きく下がっていく傾向にあります。当然ですが高く売却したのであれば、できるだけ早い時期に売却する必要があります。年式が古くなると走行距離も延びますし、故障のリスクも増えていくので安くなるのは当然です。高価買取を期待するのであれば、最低でも新車から5年以内には売却しなければ条件が厳しくなっていきます。
日常メンテナンス
ヴォクシーを高く売却する方法で、1番の基本となるのが日常のメンテナンスです。洗車を定期的に行うのはもちろんですが、故障をしていなくても定期的に車の点検を行う必要もあります。車検とは関係なく年に1度は、12ヶ月定期点検を実施するようにして下さい。
12ヶ月定期点検を行うことで、記録簿にも残りますから車を大切にしていたことがそれだけでも分かります。買取査定に出した時に、内装外装が綺麗でしっかりと定期的に整備を行っていた車であれば査定員の印象も良いですし、査定評価も大幅にあがります。
車買取専門業者の見極め
高年式のヴォクシーだと、カスタマイズされた車以外では、どこで買取査定を行っても大きく差が出ることはありません。しかし、少し年式が古くなったヴォクシーでは査定員や営業マンによって買取価格もバラバラです。
複数の買取専門業者を自分の足で回って買取査定見積書を集めるのも方法としては良いのですが、時間や労力を使うこと以外にも1つ大きな欠点があります。
それは、2つ目以降の買取業者で査定を行った場合に「1件目ではいくらと言われましたか?」とか、1件目の買取査定見積書を見せることで買取価格の目安ができてしまいます。
例えば、1件目で10万円の買取査定が出たとします。2件目の買取店では30万円と思っていても、1件目で10万円しか出ていないので、少し高めで「15万円で如何ですか?」と言う感じで商談が始まってしまいます。
3件目、4件目となると1件目で10万円、2件目でも15万円しか出ていない車を40万円で買い取ることはまずありません。
できるだけ安く買取をするように「この価格が限界です」「今日決めてくれるなら25万円で買取ます」と、最終的には高価買取ではなく、この辺りでそろそろ決めて下さいと言う買取価格になっていきます。20万円にすこしだけ色を付けて、最終的には30万円に遠く及ばない金額で手放すはめになってしまいます。
そこで、複数業者で買取査定を行うなら、買取価格を競わせる「一括査定」の利用をオススメします。
一括査定の場合は、ヴォクシーが欲しいと言う買取業者間での競争になるため、他店の買取価格の様子を見ながらではなく、自分が欲しい明確な買取価格を持って参加してくるので、自然と買取価格が上がります。一括査定で買取査定を依頼すると、想像以上の高価買取が実現するかもしれません。
ヴォクシーのモデルチェンジ情報
ヴォクシーのモデルチェンジですが、2020年にフルモデルチェンジが行われる予定です。新型ヴォクシーに搭載予定のエンジンは、新型レクサス・UXなどにも搭載予定だった「2,000cc ダイナミックフォースエンジン」で、従来のエンジンよりも燃費が約20%向上すると言われています。
また、トランスミッションもベルト駆動ではなく、効率を重視した新開発ダイレクトシフトCVTが採用されるので、ダイナミックフォースエンジン+ダイレクトシフトCVTによって、動力性能と燃費性能の両方を向上させることができます。
●2,000cc ダイナミックフォースエンジン
・最高出力 :171ps
・最大トルク:20.9kgm
・変速機 :新開発ダイレクトシフトCVT
新型ヴォクシーでは、ハイブリッド車も大きく進化して販売される予定です。ハイブリッド専用ダイナミックフォースエンジンと電気モーターが組み合わさることで、252psを発揮することになります。高燃費と圧倒的なパワーでヴォクシーの主力タイプになるでしょう。
●2,000cc ダイナミックフォースエンジン+トランスアクスルタイプ・2モーター
・最高出力 :143ps
・最大トルク :180Nm
・モーター最高出力 :109ps
・モーター最大トルク:20.6kgf・m
新型ヴォクシーのサイズスペックは、5ナンバーサイズのままなので大きく変わることはありません。また、新型ヴォクシーのプラットフォームは、現在トヨタで主流になっている新TNGAプラットフォームをミニバン用に改良したバージョンが採用されます。
●新型ヴォクシーサイズスペック
・全長 :4,695mm
・全幅 :1,695mm
・全高 :1,820mm
・シャーシ:ミニバン用・TNGAプラットフォーム
安全面では、夜間の歩行者や自転車などを感知できる「プリクラッシュセーフティシステム」が採用されます。現在、トヨタの先進安全技術「第2世代セーフティセンス」や、本格的にサービスがスタートしている「コネクティッド」などがヴォクシーにも搭載されます。
●第2世代セーフティセンス
・歩行者検知機能付衝突回避支援(プリクラッシュセーフティシステム)
・レーントレーシングアシスト(LTA)
・ロードサインアシスト(RSA)
・レーンディパーチャーアラート
・アダプティブハイビームシステム
・レーダークルーズコントロール
・先行者発進告知
●コネクティッド
・eケアサービス
・オペレーターサービス
・マップオンデマンド
・エアバッグ連動タイプ・ヘルプネット
・マイカーSecurity
・Lineマイカーアカウント
まとめ
ヴォクシーの最新買取相場情報を紹介してきましたが、年式や型を問わず圧倒的に【ZSシリーズ】の人気があります。その中でも装備が充実している【ZS 煌シリーズ】の人気が高く、ガソリン車でもハイブリッド車でも高価買取を狙うなら必須グレードと言えます。また、人気のボディカラーもヴォクシーでは分かりやすく、高価買取が狙えるボディカラーは【ブラック】【ホワイトパール】のどちらかに限ります。
ヴォクシーは、買取専門業者によって買取価格に大きな差が出る傾向があるので、複数の車買取専門業者で買取査定を行うのは絶対条件です。購入した店舗へそのまま買取や下取りに出すのではなく、一括査定などを上手に利用して複数の車買取業者と競わせて高価買取を目指して下さい。