通常ローン(マイカーローン)と残価設定型ローン(マイカーローン)での月々の支払い額の違いは?計算方法の解説

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マイカーローン(自動車ローン)を組んで車を購入するときに知りたいポイントが月々の返済額。
「気に入った車を購入できたのはいいものの、毎月の支払額が多くて家計に負担がかかっている」という結果になりたくないですよね。ローン(マイカーローン)によって異なる月々の支払額の違いやあらかじめ計画を立てるために知っておきたい計算方法を解説します。

車ローン月々の支払いについて

マイカーローン(自動車ローン)を組むときに必ず決めなければならないのが支払い回数や月々の支払い返済額。できるだけ毎月の負担を減らしたいがために長期ローンを組む方もおられます。

現在検討中のローンは何回払いまで対応しているのでしょうか。マイカーローン(自動車ローン)にもいろいろな種類があり、ローンの仕組みもさまざまです。種類別の最長支払期間と長期ローンのメリット・デメリットを紹介します。

最長で何回払いまで可能か

マイカーローン(自動車ローン)を組むときによく上がってくる質問が「何年で返済できますか」「最長何回払いまで対応してもらえますか」。ローンの最長期間や最大支払い回数はローン会社によって異なります。

一般的なローンの期間と支払い回数
最短半年~最長5、6年(60回払い・72回払い)
ほとんどのローン会社では月に1回の支払いとボーナス払いを採用しています。
ローンの種類によって機関や回数はどのように異なるのでしょうか。

ローン返済期間 最大支払い回数
ディーラーローン 3カ月から7年 84回払い
銀行ローン 半年から10年 120回払い
自社ローン 3か月から7年 84回払い

表で照会した最大支払い回数をどの会社でも対応しているわけではありません。ほとんどの場合24回~60回払いでローン返済を促されます。

長期ローンのメリット

車は車種にもよりますが高額な買い物であることに間違いありません。ローンを組むにあたって月々の支払額をできるだけ減らしたいと思うことでしょう。長期ローンを組めば組むほど毎月の支払額を少なくすることができます。

長期ローンのメリット
  • 毎月の支払いが安い
  • ローン滞納のリスクが低くなる
例えば1000万円の新車を購入したとします。金利を考えずに元金だけで計算すると36カ月払いなら月々約27万円ですが、120回払いにすれば月々約8万円の支払いで済むのです。このように考えると長期ローンは毎月の家系への負担を和らげてくれるといえます。

長期ローンのデメリット

長期ローンを組むことで支払額を抑えられると思ったら大間違いです。もちろん【月々の】支払額は少なくて済みますが金利を考慮しなければなりません。

長期ローンのデメリット
  • 総支払額が高くなる
長期ローンを組めば支払う利息が高くなるため、一括現金払いした場合はもちろん短期ローンで完済した場合と比べても総支払額の差が大きくなります。

例えば300万円の新車を150万円の頭金・ボーナス払いなしで購入したとしましょう。36回払いと120回払いで比較して総支払額を計算してみましょう。金利は年利率4%に設定します。

  • 36回払い:総支払額159万4296円
  • 120回払い:総支払額182万2440円

なんと22万8144円の差が生じています。このように長期ローンを組めば長期になればなるほど、そしてローン借入金額が大きいほど支払わなければならない利息が増えて最終的には総支払額に何十万という差額を生み出すことになるのです。

車ローンの月々の支払い目安

「月々の返済額を減らしたいけれども利息が高くなるのは困る」とお考えのことでしょう。マイカーローン(自動車ローン)の頭金や支払い回数を決めて月々の支払い計画を立てるときに是非意識しておいてほしいポイントを2つ紹介します。

  1. 生活に支障が出ない月々の支払額
  2. 頭金を見直して借入額を変更

2つのポイントを一つずつ解説するとともに月々の支払額の計算基準を紹介します。これからマイカーローン(自動車ローン)を組んで車を購入しようとしておられる方は是非参考になさってください。

生活に支障が出ないことが第一

まず一番重要なポイントとしてローン返済のために生活に支障がでるということがないようにすべきです。もちろん月々の支払額を最小にして支払い回数を増やせば利息が増えるので総支払額は割高になります。しかし、毎月の支払額を増やし過ぎて生活費すら賄えなくなるのはふさわしくありません。

支払回数を設定するときには次のポイントを意識しましょう。

  • 最低限の生活を賄っている費用を余裕を持って残せるか
  • 月々の返済金額は収入の20~25%以下か

いざというときのお金を貯金しながら、余裕を持って生活を送り出来るだけ借入金額を少なくすることが大切です。ローンを組んだとはいえ延滞していては車を取り上げられてしまう可能性があります。無理のない返済プランを立てるようにしてください。

例えば毎月30万円の給与所得があるのなら20~25%以内である6~7.5万円の月々返済額を設定すれば無理のない生活が遅れるでしょう。具体的にどれほどの返済金額が自分に見合っているのかわからないという方はローン会社や販売店の担当者に相談してみるといいですよ。

頭金と月々の支払額を見直す

頭金とは?
車を購入するときに最初に支払うお金(ローン借入金額に含まれない)
できるだけ自分の負担を減らすために頭金0円で長期ローンを組むことを検討しておられるでしょうか。しかし、その方法が絶対に負担が少ないとは言い切れません。場合によっては大きな損を被ることにもなりかねません。今一度頭金と月々の支払額を見直してみましょう。

2つの見直しポイントがあります。

  1. 車購入時に手元に用意できるお金
  2. 月々ローン返済に充てることのできるお金

車両価格全額を支払えるお金を持っているのであればわざわざローンを組む必要はないでしょう。車両価格の一部を用意できるのであれば頭金にすることができます。頭金を多めに設定すれば月々の支払額を少なくできるからです。ただし頭金を設定するときには万が一の事を考えて持っているお金の中から3~6か月分の生活費をぬいた残金にしましょう。

次に毎月どれくらいならローン返済のために支払えるかを確認してください。急な出費があったときに困らないように無理のない返済額を決めましょう。早く返済して利息を少なくするために生活費を削って無理をしてまで月々の支払額を増やすことはおすすめしません。

月々の支払額の計算基準

元利返済方式を採用しているマイカーローン(自動車ローン)では毎月の支払額を簡単に計算して長期ローンでも返済の見通しを立てやすいのでおすすめです。

元利均等返済方式とは?
毎月の返済金は変わらず元金と利息の割合が変化する返済方式
月々の支払額の計算に含めるものは借入金額・金利・返済期間です。

  • 利息金額=借入金額×金利×返済年数÷2
  • 月々返済金額=(借入金額+利息金額)÷返済回数

では、450万円の車を頭金200万円で金利4%のローンを組むとします。返済期間は5年です。上記の計算式に当てはめて計算してみましょう。

利息金額=450万円(車両価格)―200万円(頭金)×0.04×5÷2
月々返済金額=(250万円+25万円)÷60
このケースでの月々返済金額は4.5万円になります。

普通車と軽自動車の平均支払額

普通自動車と軽自動車では車両価格が異なるためローンの月々平均支払額も違ってきます。まだ購入する車の車種も決まっていない方は一つの目安として平均支払額を覚えておくと良いでしょう。

普通自動マイカーローン(車のローン)返済月々支払額
中型車:15,000~18,000円(月)
大型車:20,000~30,000円(月)
軽自動マイカーローン(車のローン)返済月々支払額
10,000~16,000円(月)
普通自動車をローンで購入する方は頭金有り長期ローンが多く、軽自動車をローンで購入する方は頭金なし低金利長期ローンを利用する方が多い傾向にあります。

通常ローンと残価設定型ローンの違い


マイカーローン(自動車ローン)には通常ローンと残価設定型ローンがあります。
通常ローンの場合は自動車の購入費用に応じて借入し、総借入金額+利息を月1回のペースで支払います。完済後は所有権が譲渡されるでしょう。

しかし、残価設定型ローンの場合は自動車の購入費用から何年か後の残価を設定し、残価を据え置いた金額で分割払いができます。最終支払回に据え置きした残価が設定されており完済するか返上するかを決定できるのです。

どちらのローンにもメリットとデメリットがありますのでご紹介します。

通常ローンのメリット・デメリット

通常のローンには銀行ローン・ディーラーローン・信販会社によるローン・自社ローンが含まれます。

通常ローンのメリット
  • 現金がなくても購入できる
  • 低金利または審査に通りやすいローンを選べる
  • 特典・キャンペーンあり
ローン全体にいえるメリットですが、ローンを組めば手元にお金がなくても車を購入できます。残価設定型ローンと異なり、通常ローンにはいろいろな種類があるので自分の用途や条件に合うローンを選べます。金利優遇キャンペーン時期に重なればかなり低金利でローンを組めることも。
通常ローンのデメリット
  • 車を乗り替えるにはローン一括返済が必要
  • 月々の支払額が高い
通常ローンを組めば完済するまでの車の所有権はディーラーまたは信販会社にあります。車を乗り替えたい、売却したいと思っても残債を一括返済しなければ出来ないのです。

残価設定型ローンのメリット・デメリット

残価設定型ローンは将来の残価を設定することによって月々の支払額を減らせる魅力的なローンの種類です。

残価設定型ローンのメリット
  • 月々の支払額が少なくなる
  • 3~5年おきの車の乗り換えがしやすい
  • 残価が保証されている
残価設定型ローンは3~5年後に設定した残価が保証されているので、実際に残価よりも市場価値が下がったとしても追加費用を求められることはなく売却できます。
残価設定型ローンのデメリット
  • 利息が多くなる可能性がある
  • 走行距離の制限がある
  • 追加料金を求められるリスクがある
残価を確実に残すために走行距離に制限が設けられカスタマイズは不可になっています。事故を起こしたりキズや凹みが生じた場合は追加費用が発生するリスクもあるので要注意です。

車ローンの月々の支払いを減らしたいなら中古車を検討

月々のローン返済額を減らしたいのであれば、借入れ金額そのものを減らすのが一番です。新車であることにこだわりがないのであれば中古車を検討なさるのはいかがでしょうか。中古車の最大のメリットは金額の安さ。頭金0円でも月々の支払額を抑えられます。

中古車業者によっては自社ローンを取り扱っているのでローン審査なし・金利0%でローンを組める可能性もあります。

お得な中古車業者の探し方
  1. 中古車検索WEBサービスの活用
  2. ディーラーの下取り車
  3. 地元の中古車販売店
  4. ネットオークション
  5. オークション代行業者

まとめ

マイカーローン(自動車ローン)の月々支払額は生活に負担のかからない程度に設定しましょう。頭金を設定したり残価設定型ローンを利用することで月々の支払額を減らせます。長期ローンを組むことも一つの手ですが、利息が高くなるのであまりおすすめしません。

自分の収入と貯蓄を良く考えて、無理のない返済回数と月々の支払金額を設定してください。

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