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ホンダ・シビックの維持費はコスパ良し?気になる年間維持費を徹底調査

2017年にフルモデルチェンジを行ったシビックは、10代目を迎えたホンダの人気車です。ホンダを代表する車といえば、やはりシビックと言えるでしょう。現行のシビックは3つのタイプがラインナップされており、新車でも中古車でも高い人気を誇っています。

これからシビックの購入を考えている方のために、シビックの維持費や諸費用についてまとめました。

目次

ホンダの歴史と共に歩むシビック


シビックは、アコードと並ぶホンダを代表する車種のひとつです。初代シビックは1972年に発売され、ホンダの現行車種の中でも特に長い歴史を誇ります。

モデルチェンジを重ね、2017年からは10代目のモデルが販売されています。新型シビックはハッチバック、セダン、タイプRの3つのモデルが用意されており、それぞれに魅力があります。

トランスミッションの設定も異なり、ハッチバックはCVTと6速MTの2種類が設定されていますが、セダンはCVTのみ、タイプRは6速MTのみ。ハッチバックとセダンにはホンダの誇る安全運転支援システムのHonda SENSINGが標準搭載されており、新型シビックの大きなセールスポイントとなっています。

シビックは年間どれくらいの維持費が必要?


シビックはハイブリッドカーではないため、燃費やガソリン代などの維持費が気になるところです。しかし、ホンダを代表する車種であるシビックは、長年改良を繰り返し、コストパフォーマンスの向上に努めてきました。シビックの持つ堅実でスマートな車というイメージはそのままに、新型シビックは安全性が高く、コスパの良さも上々です。実際にシビックの年間維持費がどの程度かかるかを調べてみました。

シビックの税金はどれくらい?

シビックの税金は、自動車購入時に支払う自動車取得税の他、毎年の自動車税と重量税がかかります。これらの2つの税金は定期的に支払う必要があるため、年間の維持費の中でも重要なポイントです。

シビックの所有者が支払う必要のある2種類の税金についてそれぞれ解説します。

自動車税

自動車税は排気量によってランク分けされており、毎年4月1日時点の所有者に発生する税金です。シビックの排気量は2000㏄なので、排気量1500cc超から2000cc以下のランクに当たります。年間の自動車税額は39,500円です。このランクに該当する車種は多く、シビックにかかる自動車税は平均的な金額といえるでしょう。

重量税

自動車税の金額は車体重量で決まります。エコカー減税対象車の場合は重量税が減額されますが、シビックの場合はエコカー減税対象にはなりません。

シビックの車体重量は約1400㎏で、1年あたりの重量税は12,300円です。さらに、エコカー減税対象外の車は、購入から13年と18年が経過した段階で自動車税が増加します。購入から13年以上が経過したシビックの場合、重量税は17,100円です。購入から18年が経過すると、18,900円となります。

同じ車を10年以上乗り続けるケースはそれほど多くないかもしれませんが、シビックの場合は長く乗れば乗るほど重量税が増えて維持費がかかるようになるというのは覚えておきましょう。

シビックの自動車保険

自動車保険には自賠責保険と任意保険の2種類があり、このうち加入が義務付けられているのは自賠責保険のみです。しかし、自賠責保険は補償範囲が限定的なので、任意保険に加入しておいた方が安心です。

自賠責保険

シビックは、新車購入時に3年分、4年目以降は車検ごとに2年分の自賠責保険料を納めます。

初回にかかる3年分の自賠責保険料は35,950円で、車検ごとに必要な2年分の自賠責保険料は25,830円です。1年あたりで計算すると、3年目までは13,040円、4年目以降は 13,920円です。

シビックの任意保険

口コミでシビックの保険料を調査したところ、平均的な年間の保険料は約5万円程度でした。補償内容や運転者の年齢によっても任意保険料は変わりますが、シビックの平均保険料はごく一般的な金額と言えるでしょう。

近年、ダイレクト型自動車保険の普及に伴い、それぞれの運転条件に合わせて細かく保険料を設定する保険会社が増えてきました。そのため、自動車の維持費を節約するなら、任意保険料の見直しをするのがオススメです。

シビックの年間維持費に含まれるその他の費用

自動車の年間維持費というと、税金や保険料だけと考えられがちですが、その他にも維持費にかかる費用はさまざまです。ガソリン代や車検代など、シビックの年間維持費に含まれる費用をまとめました。

ガソリン代

車の維持費にかかる費用の中でも、ガソリン代は生活に密接に関わる費用です。シビックのカタログ燃費は14.2km/lですが、実燃費は9.9km/l程度とされています。

シビックで年間1万km走った場合、どれくらいのガソリン代になるか計算してみました。ガソリン代は、年間1万キロ走った場合、ガソリン価格は、2019年5月の全国平均の145円で計算しています。

走行距離 (1万km) ÷ 実燃費× ガソリン価格(145円/l )で割りだすと、シビックの年間のガソリン代は約146,000円です。

同クラスの車種で10万円前後のガソリン代で済む車も増えている中、シビックの燃費はあまりいいとは言えないでしょう。シビックを運転するなら、日常生活の中でなるべくガソリン代を節約することが大切です。

駐車場代

駐車場代は地域によってかなり幅がありますが、全国平均で見ると月々8,000円が相場です。年間だと96,000円になり、それなりに大きな負担となります。

大都市だと駐車場代はさらに高くなり、都内であれば月額2,3万円も珍しくありません。駐車場を借りるなら、できるだけ賃料の安い駐車場を契約するのが維持費を抑える鍵となります。

車検代

車検代は毎年かかる費用ではありませんが、車の維持費としては大きな割合を占める部分です。

車検に関する費用は、どの業者で車検を受けるかで大きく変わります。補償の手厚さや点検の細かさなどではディーラー車検が安心ですが、その分費用はかかります。車検代を節約するなら、民間の整備工場に依頼するのもオススメです。

一般的に、毎回の車検にかかる費用の平均は4万円です。ただし、修理や大幅なメンテナンスが必要な場合、もちろん費用は大きくかさむので注意が必要です。

シビックの購入時にかかる費用は?


シビックを購入するにあたり、どれくらいの費用がかかるのか、車体価格や税金、オプションなどの価格を調べました。

車体価格

現行のシビックは、セダン、ハッチバック、タイプRの3種類が発売されています。それぞれの新車車体価格は以下の通りです。

セダン 2,650,320円
ハッチバック2,800,440円
タイプR 4,500,360円

新型シビックは2017年9月に発売されたばかりという事もあり、中古車価格もほとんど値下がりしていません。今後の価格推移が注目されますが、まだしばらくは大幅な値下がりは期待できないでしょう。

オプション

シビックには豊富なオプションがありますが、全体の印象をスポーティーに変えられるオレンジのフロントグリルガーニッシュは人気のオプションです。価格は32,400円(税込)となっています。

ブラックとオレンジ塗装の18インチ アルミホイールと併せて装着すると、見た目の印象が大きく変わります。シビックの18インチ アルミホイールは1本45,360円(税込)です。

インテリアの印象を変えるなら、フルタイプのシートカバーがおすすめです。合皮の落ち着いた印象で、室内がグレードアップします。シートカバーの価格は59,400円(税込)です。

自動車重量税

新型シビックにはセダン、ハッチバック、タイプRの3種類がありますが、全てエコカー減税対象外です。シビックの購入時にかかる重量税は以下の通りです。

新型シビックセダン/ハッチバック 22,500円
新型シビックタイプR  36,900円

自動車取得税

エコカー減税対象外のシビックは、自動車取得税が全額かかります。新型シビック各タイプの自動車取得税は以下の通りです。

シビックハッチバック
5人乗り(6MT)   69,900円
5人乗り(CVT)   68,200円

シビックセダン
5人乗り(2WD)   64,500円

シビックタイプR 112,500円

自賠責保険

新車購入時にかかる自賠責保険は自家用乗用車であれば金額は一律です。一般的に新車購入時には37か月分の36,780円を支払います。中古の場合、次の車検までの自賠責保険料を支払うケースが多いです。中古でシビックを購入する際は、自賠責保険の有無を確認しましょう。

リサイクル料金

リサイクル料金は、エアコンのコンプレッサーやエアバッグをリサイクルするための供託金です。シビックのリサイクル料はグレードによって異なりますが、大体1万円前後となっています。

ディーラー代行手数料

ディーラー代行手数料は、シビックを購入する際の手続きを代行してもらった際にかかる費用です。1つの手続きにつき5,000円~20,000円程度かかるのが一般的で、代行してもらう手続きが多ければ、その分費用がかかります。

手続きを自分で行えば代行手数料をカットすることができるので、購入時の費用を抑えたい方は、自分で手続きするのがオススメです。

シビックの壊れやすいところや注意するべき点


シビックは初期不良でエンジンヘッド部分のひび割れが報告されているほか、ゴム系パーツの反りや劣化も報告されています。

新車でシビックを購入した後の1カ月点検で不具合が発見されるというケースもあり、少しでも気になるところがあれば保証期間内にディーラーに確認する事を強くお勧めします。

シビックは国産車ですが、生産は海外で行っているため、造りが荒い部分があります。中古でシビックを購入する際も、過去の修理歴や交換対応の有無を確認しましょう。

まとめ


シビックはホンダの中でも歴史が長く、根強い人気がある車種です。しかし、エコカー減税対象外で、燃費がそれほど良くないため、年間の維持費は意外とかかります。

維持費を節約するためには任意保険の契約内容を見直すなど、細かい部分をカットするのが大切です。

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