車を売却するにあたって、自分で信頼できる情報があれば何かと便利です。今回は、車の売却相場表が欲しい!という人向けに、車の売却相場の調べ方やおすすめのサイトをご紹介します。
また、車の買取相場の決まり方など、車の売却時の査定に役立つ情報も併せて解説します。
[myphp file=article-cta-parts-s]車の売却相場の調べ方
車の売却相場の調べ方は、大きく分けて2つあります。1つはインターネットを利用してサイトでシミュレーションする方法、もう1つは実際に車を査定に出す方法です。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、それぞれの特徴を知ることで、自分の状況に合わせた方法を選ぶのがおすすめです。
サイトでシミュレーションする
オンラインのでシミュレーション方法は、最も手軽な相場の調べ方です。インターネット上には査定ができるサイトがたくさんあります。
ディーラーの公式サイトや中古車買取業者のサイトなど種類もさまざまで、下取り相場や中古車相場、ユーザーの口コミをもとにした買取データなど、あらゆる視点から相場を調べることができます。
多くのサイトは相場の見積もりからそのまま買取申し込みができるため、納得いく価格が算出されたら、そのまま買取手続きをすればスムーズです。
サイトでシミュレーションするメリット
サイトでのシミュレーションは、時間や場所に関係なくいつでも利用できます。スマホ対応のサイトも多く、思いついた時にすぐに相場を調べられる手軽さは非常に便利です。
車種や年式などの簡単な入力で大体の相場がすぐにわかるので、まずは大まかな値段を知りたいという場合は、サイトでのシミュレーションがおすすめです。
また、複数の業者を比較できるので、一番高値で買取してくれる業者を見つけやすいという大きなメリットがあります。
車の売却には、業者とのやり取りが必須です。そこで、実際に業者と交渉する際は、相場の情報を知っておけば交渉が有利になります。
サイトのシミュレーションを利用して、どれだけ高く買い取ってもらえる可能性があるかを知って、交渉材料にするのがいいでしょう。
サイトでシミュレーションするデメリット
サイトを利用したシミュレーションは、実車そのものを査定するわけではありません。表示されるのは、車種や年式から割り出した一般的な相場になります。
自分の車そのものの価値を知りたいという場合は、サイトでのシミュレーションはあまり役に立たないでしょう。
また、情報を登録する際、個人情報の入力を求められる場合があります。電話番号やメールアドレスを入力することで、買取業者から営業連絡が来るかもしれません。
実際に査定に出す
実際に査定に出す方法は、中古車買取業者に出張査定を申し込んだり、車を直接買取店に持ち込んで行います。
車を売却する際には必ず実車査定が必要になるので、車を売りたいという意思が明確なら、最初から実車査定に申し込んでしまうという手もあります。
オンライン査定より手間はかかりますが、プロの査定士が実際に車をチェックし、リアルタイムの中古車相場を元に価格を出してくれるので、精度の高い見積もりが期待できるのが特徴です。
実車査定のメリット
実際に車を査定してもらい、もし希望通りの査定金額が出ればすぐに売却手続きが可能になります。売却完了までのタイムラグが少なく、すぐに売りたい方におすすめです。
車の状態を直接見るため査定方法もサイトでのシミュレーションと比べて正確なので、信頼度の高い査定が期待できます。
また、基本的に対面でのやり取りになるので、サイトのシミュレーションで得た情報や、他の業者の見積もりなどを材料に、交渉がしやすいというのもメリットです。
実車査定のデメリット
実車査定をするためには、業者と日程を合わせなくてはいけません。見積もりを取るのに1社だけでは物足りないので、高額査定を狙うには複数の業者に査定してもらう必要があります。
査定を依頼する業者の数だけ予定を合わせなくてはならず、忙しい人にとっては大きな負担になります。
また、ひとつひとつの業者とやり取りをする手間も面倒です。査定結果に納得いかない業者は断らなくてはいけませんが、交渉事が苦手という人にとってはストレスになるでしょう。
車を売却するためには実車査定は必ず必要ですが、逆に言えば確実に売るタイミングまで、わざわざ実際に車を見てもらう必要はないといえます。
車の買取相場はどうやって決まる?
車の買取相場は、さまざまな要素によって決まります。車の買取相場を決める上で、特に重要なポイントをまとめました。
自分の車の市場価値がどれくらいあるかのセルフチェックをするために、是非参考にしてみて下さい。
モデル
基本的に、新車で人気があるモデルは中古車市場でも人気が高いと考えて間違いありません。やはり最新モデルは買取金額も高く、安定した高値で相場が推移する傾向にあります。
また、お得な値段で買えるという点では、現行の1世代前のモデルも人気です。モデルチェンジの時期にもよりますが、性能やデザインに大きな違いがなければ、コストパフォーマンスは高いです。
最新モデルでなくても、安くお得に手に入れたいという需要があるため、モデルチェンジからそれほど期間が空いていなければ、1世代前のモデルでも十分高額査定が期待できます。
モデルが古くなればなるほど市場価値が下がっていくので、息の長い車種ほど過去のモデルは安くなります。
ただし、期間限定モデルなどの特殊仕様は、古いモデルでもプレミア的な価値が付く場合もあります。特殊仕様の車は買取データが少ないため、希少価値をアピールするといいでしょう。
年式
車の年式は、走行距離と共に中古車市場の需要を左右する大きなポイントです。年式とは車の製造年のことで、年式を見ればその車の古さがわかります。
年式が古くなるほど車の価値は下がっていきますが、目安となるのは3年落ち、5年落ち、そして10年落ちのタイミングです。
3年落ちの中古車は比較的新しいと判断されるため、相場も高めです。そして、多くの人が車の乗り換えを考えるタイミングが大体5年程度なので、5年落ちの車が中古車の平均的な相場となります。
10年落ちになると、ガクッと相場が下がるタイミングです。そのため、査定価格が大幅に下がるのを回避するために、7年落ちの段階で売却するというケースも多いです。
車の売却を考えているなら、査定価格と年式のバランスを考えて、自分にとってベストなタイミングを見つけましょう。
走行距離
年式と並んで重要なポイントとなるのが走行距離です。走行距離を見れば、どれだけ車が使われていたかがわかります。
中古車の価格を決める上で、年式と走行距離のバランスが大きなウエイトを占めます。年式が若く、走行距離が短いほど、中古車相場での価値は高くなります。
大体の目安としては、1年につき1万km以下の走行距離であれば、走行距離が短いと判断され、プラス査定が期待できます。
また、走行距離が10万kmを超えるものになると過走行として扱われ、相場がぐっと下がります。
海外では10万kmを超えた車でも十分需要がありますが、国内では過走行の車は人気がないため、ほとんど値段が付かない場合もあります。
ボディカラー
ボディーカラーが人気色とそうでない色の場合、買取価格に数十万の差が出ることもあり、意外と見逃せないポイントです。
ボディカラーの人気色は、白もしくは黒です。無難すぎて物足りないと思うかもしれませんが、やはり多くの人が選ぶ定番の色なので、それだけ需要も高いです。
シルバーもシンプルなので需要が高いと思われがちですが、社用車のイメージが強いため、あえて避ける人も多い色です。白や黒の圧倒的な人気と比べて、相場は一段階下がります。
また、車種特有のイメージカラーも人気が出やすい傾向です。たとえば、赤がイメージカラーのマツダの車は、白や黒のほか、赤の車も高額査定が期待できます。
事故歴
事故歴がある車は、マイナス査定になるため価格が下がります。事故歴とは、事故や災害で車の骨格部を修復した経歴がある事を指します。
傷やへこみなどで外装などを修理した場合は事故歴ではなく、修理歴となり、マイナス査定の幅は少なくなります。
事故歴として相場に影響するのは、あくまで車の骨格(フレーム)部分です。それ以外の部分の修理や交換は、それほど大きな影響はありません。
オプション
車買取が初めての人は、オプションがたくさんついているほど相場が高くなると考えがちです。しかし、実際はオプションが付いていないノーマルの状態の方が相場は安定する傾向があります。
オプションの有無は人によって好みが異なります。何もついていない状態の方が、購入した人が自分でアレンジできるため、オプションがない方が査定に有利になるケースが多いです。
ただし、最近の車は純正の安全装備がオプションとして搭載されるケースも多く、後付けできないオプションに関してはプラス査定として評価されます。
今後も車が高性能化することが予想されるため、安全装備や自動運転システムなどの純正オプションは、購入時に付けておくといいでしょう。
それ以外の市販のオプション品などは、査定の際には外してノーマルな状態にしておく方が査定額は高くなります。最低でも、車検が通る状態にしておかないと、マイナス査定になる可能性も高いです。
買取相場が調べられるサイト
オンラインで買取相場が調べられるサイトの中から、おすすめのサイトをピックアップしました。一括査定や匿名で利用できるサイトなど、目的に合わせて使い分けましょう。
ガリバー
中古車買取の最大手であるガリバーは、年間買取台数ナンバーワンのノウハウを活かし、膨大な買取データの中から最高価格を算出してくれます。
全国にある中古車オークションの最新相場を元に、ガリバーが誇る経験豊かな査定士が車の価格を決定します。
ガリバーは全国展開しているため販路も広く、コストを削減した分を買取価格に還元できるので高価買取が可能です。
無料オンライン査定では、申し込みから24時間以内に概算の買取金額を知らせてくれます。中古車の買取を考えているなら、まずは最大手のガリバーの査定を受けてみるのがおすすめです。
グー買取
グー買取は、個人情報不要で相場を調べられるサイトです。匿名で利用できるため、個人情報を業者に知られたくないという人におすすめです。
中古車の査定サイトを利用する際、大きなデメリットとなるのが個人情報の入力です。多くのサイトでは、相場を調べる際に電話番号などの個人情報を求められます。
しかし、買取業者からしつこい営業電話がかかってくることも多いため、あえて匿名のサイトを使いたいという需要は多いです。
グー買取は郵便番号とメールアドレスのみ必要ですが、詳細な個人情報は不要なので、業者からの営業活動に煩わされる心配がありません。
査定額は大まかですが、半年先の相場予想も表示してくれるので、とりあえず愛車の相場を知りたいという場合には十分役立ちます。
ズバット車買取
ズバット車買取は、匿名で利用できるサイトの中ではかなり精度が高く、信頼できる相場を調べることができます。
サイトの見やすさも抜群で、初めて査定見積もりをするという人も、直感的にクリックするだけで簡単に相場を調べることができます。
現在の相場と併せて、半年前と半年後の相場をグラフで表示してくれるので、車の相場推移がわかりやすいのもメリットです。
自分でも相場を把握しよう!
中古車の売却で損しないためには、愛車の相場を自分で把握しておくことが何より大切です。買取業者は、なるべく利益を多く上げるため、できるだけ買取価格を抑えようとします。
「これ以上の査定額は出せません」
「うちより高い価格で買い取るところはないです」
などという言葉は、買取業者の決まり文句です。もしも相場を知らなければこうした業者の言葉に惑わされて、相場以下で買いたたかれてしまう可能性もあるのです。
事前に調べて相場を知っていれば、不当に安い査定額を付けられても、安値で手放す失敗を避けることができます。
また、複数の業者で査定をしていれば、交渉材料として有利に情報を使えます。自分で相場を把握しておくことは、大きなメリットになるのです。
まとめ
車を売却するための相場表は、自分である程度調べないと把握できません。買取業者の査定に出す前に、ある程度相場表を知っておきたいところです。
中古車の買取に慣れていないと、つい業者の情報をうのみにしてしまいがちですが、中古車買取で失敗しないためには、自分でしっかり相場を調べることが大切です。
相場の調べ方はさまざまですが、まずは自宅で手軽にできるオンラインのシミュレーションや一括査定の申し込みが便利です。
大事な愛車の買取で損しないためにも、相場表を調べる手間は惜しまず、しっかり最新の相場を確認しておきましょう。
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