新車のオイル交換はすぐに必要?オイル交換の必要性と交換時期について解説!

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新車のオイル交換はすぐに必要なのでしょうか?オイル交換は、車の寿命に関わってくる重要なことです。この記事ではオイル交換の重要性や必要性、適切な交換時期とオイル交換の仕方まで解説していきます。

新車でもすぐにオイル交換は必要なのか?

新車を購入し、まだ自分では何もしていないすべてが新品の状態。それでもすぐにオイル交換が必要なのでしょうか。答えは、“購入後すぐには必要なし”です。以前は購入後初回は1ヶ月・走行距離1,000km程度で交換が必要といわれていたようですが、現在は新車時もそれ以降も、走行距離3,000km~5,000km、期間だと半年程度が交換の目安です。

オイル交換の必要性は?

車を走行させると、エンジンやエンジンオイルの劣化が進んでいきます。そのためエンジンを守り、安全に走行させるためには、定期的なオイル交換が必要です。エンジンオイルは潤滑・冷却・密封・防錆・清浄の役割がありますが、定期的に交換をしないと劣化が進み、それぞれの作用が落ちていきます。燃費の悪化やエンジン部品の摩耗、最悪の場合エンジンが焼き付いてしまって車が動かなくなってしまうケースも。

オイル交換の時期はどうやって調べるの?

ここからは、オイル交換時期の調べ方について解説します。

交換時期を調べるには、エンジン近くに設置されているオイルレベルゲージを使用します。

図1

図1のような取っ手がついた棒がオイルレベルゲージです。

図2

図2のように、取っ手を引き抜きます。

図3

車種によって異なりますが、基本的にはローレベル(L)とハイレベル(H)の印がついています(印のみや穴があいている場合も)。このオイルレベルゲージを使用してオイルの量と色を確認します。

エンジンからオイルレベルゲージを抜いてすぐの状態では正確なオイル量を確認できません。理由は、走行中などにオイルの油面が波打つため、正確なオイルの量(高さ)にオイルが付着していないためです。オイルレベルゲージを抜いた後に次に説明する作業を行って確認をします。

図4

図4のように、エンジンから引き抜いたオイルレベルゲージを一度拭いて落とします。オイルは洗濯では落ちないため、画像ようにウエスやいらない布を使って拭き取りましょう。

この時、エンジンオイルの色もチェックします。透明感があり黄色~赤茶色であれば良好な状態です。濁っていたり濃い茶色~黒色の場合には劣化していると判断していいでしょう。

図5

次に、図5のようにもう一度オイルレベルゲージを奥までしっかり戻します。

図6

最後にもう一度オイルレベルゲージを引き抜き、先端に付着しているオイルを見てオイル量を確認します。適正量は、LとHの間くらいが適正量です。図6の状態ではオイルが満タンより少ない状態で、適正量です。

オイル交換時期について

免許証返納とは

適正なオイル交換時期はエンジンの種類によって異なります。ここではエンジンの種類ごとに適正なオイル交換時期を解説していきます。

ガソリン車

ガソリンエンジンの車のオイル交換時期ですが、基本的には交換後から3,000kn〜5,000km、もしくは前回の交換から半年を目安にするといいでしょう。

ディーゼル車

ガソリンエンジンの車と違って、ディーゼルエンジンの車は軽油を使用しているために使用するオイルも異なります。一般的にはガソリン車より早めの交換がよいとされています。よって3,000km程度を目安として交換するといいでしょう。トラックやバスなどはエンジン自体が大きいため、オイル量や使用しているオイルも異なることに注意が必要です。ちなみに、トラックやバスのエンジンオイル交換の頻度は、8,000km程度とやや長めに設定されています。

ターボ車

ここではスーパーチャージャーも同じターボ車として解説します。ターボ車には、ガソリンエンジンのものとディーゼルエンジンのものがあり、交換頻度も同様です。

ハイブリッド車

ハイブリッド車の場合は、ガソリンを使用している場合はガソリンエンジン、ディーゼルを使用している場合はディーゼルエンジンと同じタイミングで交換することをおすすめします。
そのため、ガソリンの場合は3,000km〜5,000km、ディーゼルの場合は3,000km程度で交換するのがいいでしょう。

オイル交換の費用について

車のオイル交換は定期的なメンテナンスの一環であり、車のパフォーマンスと耐久性を維持するために重要です。しかし、オイル交換の費用は多くの要因に左右されます。車のメーカー、使用するオイルの種類、サービスプロバイダー、地域、さらには車の年式や走行距離によって価格が異なります。ここでは、オイル交換の費用について解説していきます。

カー用品店

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でのオイル交換の場合、車格やオイル量によって値段が設定されています。

オートバックス:交換工賃1,100円~、オイル価格2,000円~

イエローハット:交換工賃550円~、オイル価格3,000円~

また、会員割引があったり、キャンペーンなどでオイル交換をすると他のサービスが得られるなどがあるため、うまく活用するのがおすすめです。

ガソリンスタンド

カー用品店と同様に、車格やオイル量によって値段が設定されています。また、オイル交換をするとサービスでガソリンの割引券がもらえたり、こちらも会員割引やキャンペーンなどのサービスがあります。これもガソリンスタンドによって異なるため、利用している店舗を調べてみるといいでしょう。

エネオス:1,650円/L~(オイル価格と工賃込み)

コスモ石油:交換工賃550円、オイル価格1,100円/L~

出光シェル:880円/L~(オイル価格と工賃込み)

ディーラー

新車で購入した店舗の場合、購入時の保証にオイル交換が含まれていると、期間内であれば無料でオイル交換が受けられます。また、新車購入していない車両でも、オイル交換は可能なので、価格をネットで調べてみましょう。

トヨタ系ディーラー:交換工賃1,100円~、オイル価格2,000円~:4,065円~

ホンダ系ディーラー:4,160円~

整備工場

整備工場でのオイル交換の場合は、それぞれでオイルの単価が異なるため注意が必要です。また、整備工場によってはオイルの価格のみでオイル交換ができる店舗もあるようなので、事前に確認をしてみましょう。

自分でもオイル交換はできる?

<オイル交換の手順>

1.ジャッキで車体を上げる
車体をジャッキアップして作業ができる状態にしましょう。
オイルを抜く際に下に潜る必要があるので、作業ができる範囲でジャッキアップしてウマをかけておきましょう。

2.オイルを抜く
ジャッキアップした車体の下に潜ってエンジンオイルを抜きます。オイルを受ける容器をエンジン下に置き、エンジン下にあるオイルドレンというネジを外します。
ネジを外すとオイルが勢いよく出てくるので注意してください。走行後、時間がたっていないと高温になっている場合もあるため、火傷にも注意が必要です。
※エンジン下にカバーがある車両は外す必要があります。

3.オイルドレンを締める
オイルが完全に抜けきったら、先ほど外したオイルドレンを締め直します。オイルドレンにはドレンパッキンという消耗品がついています。オイル交換の度に交換するものなので、締め直す前に交換しておきましょう。
また、オイルドレンは、強く締めすぎるとネジ山が潰れてしまうことがあるので、規定トルクで締めることをおすすめします。
車のメーカーや車種によって規定トルクは異なりますが、おおよそ30~40N・m程度(片手で力いっぱい締めるくらい)です。

4.オイルを規定量入れる
ここでいよいよ新しいオイルを入れます。車種やエンジンによってオイルには規定量があります。これより少なくても多すぎてもよくないので、あらかじめ確認しておきましょう。
エンジンの上部にあるオイルフィラキャップを開けて、オイルジョッキに入れた新しいオイルを注ぎ入れます。
オイルジョッキには先の長い蛇腹のついた口があるので、口の先をオイルフィラキャップを開けたところに入れ、オイルを注ぎます。こうすることで、オイルがこぼれる心配がありません。

5.確認作業
オイルを入れ終わったら、オイルフィラキャップを締め、作業は完了です。最後にオイルで汚れている箇所がないか、外した部品はすべて戻したのかを確認しましょう。
エンジンを始動させ、異音や漏れがないかをチェックします。特にエンジン下のオイルドレンや上部のオイルフィラーを確認しましょう。1分ほどエンジンを動かして漏れがなければ確認は完了です。

<おすすめのオイル>

オイルにはメーカーによって様々な種類があります。ここでは、おすすめのオイルを紹介します。

・純正オイル

自動車メーカーの純正オイルで、ディーラーでオイル交換を依頼した際に使用されることが多いオイルです。設計開発をしている段階で使用されているオイルのため、一番問題が起きにくいオイルといえます。

・ワコーズエンジンオイル

ガソリンスタンドやカー用品店で使用されることが多いオイルです。純正オイルより単価は上がりますが、エンジン保護のための特殊な物質を含んでいます。

・HKSプレミアムオイル

一部のオートバックスや整備工場の一部で使用されているオイルになります。こちらも純正とは異なるサードパーティ製のため、単価は純正より高くなっています。スポーツ志向の車や高性能エンジンを搭載している車におすすめのオイルです。

まとめ

オイル交換の頻度や方法について解説してきました。自動車に使用されているオイルは定期的な交換が必要な消耗品です。交換を怠った場合、エンジンが始動できなくなったり、高額な修理費用が発生する故障につながる場合があります。定期的な交換を怠らずに行うことで、不具合を防ぐことができます。

安心安全な運転を楽しむためにも、定期的にオイルを交換するようにしましょう。

よくある質問

オイル交換をしないとどうなるの?

劣化していくとエンジン内部を保護する機能が失われていき、エンジン内部で摩耗が発生し、エンジンを動かすうえで大切な部品が損傷していきます。損傷が進むと、エンジンが急に止まったり、再始動ができなくなります。こうなってしまった場合は、エンジンそのものを交換するといった大きな修理が必要となり、修理費用も高額になります。

オイル交換時期は車のタイプによって違うの?

オイル交換の時期は、車に搭載されているエンジンによって異なります。前述の通り、ガソリンエンジンの場合は3,000km~5,000km、ディーゼルエンジンの場合は3,000km程度、ハイブリッド車の場合はガソリンエンジンと同様に3,000km~5,000kmとなっています。
また、走行距離だけでなく、交換から半年経過していた場合には新たにオイル交換をする時期となります。